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315話
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流石に公爵子息令嬢という立場にいると言っても、次期陛下と次期王妃の2人に対して言い返すことなど出来るわけもなく、私に対して敵対心を向けていた人たちは都合の悪そうな顔をして下を向いてしまいましたわ。
そんな中、カイン様もエリザベート様も、そんな人たちに気付いているはずなのに、気付いていないふりをしていますわね。
それだけ不愉快に思っていた、ということなんでしょうか。
ただ、流石に言いすぎのような気がしますわ。
だって、この2人は優しくて誰にでも平等で.....と言われていますのよ?
それなのに、私を贔屓しているということになってしまったらせっかくの良い評価が下がってしまいますわ。
なんて思っていると、2人は都合が悪そうに黙り込んだ公爵子息令嬢たちのことを見て満足したのか
「早く教室に行きましょうか」
そう言いながら、くるっと私の方を見たエリザベート様は上機嫌になっていますわ。
そして、上機嫌のまま私の腕を掴むと、子息令嬢たちが空けてくれた道の真ん中を慣れた足取りで歩いて行くんですが......当然私はこのような状況に慣れているわけもなく
「え、エリザベート様!?カイン様!?1人で行きますわよ!?」
腕をグイグイ引っ張られている中、必死にそう伝えましたわ。
ただ、そんな言葉でエリザベート様を止められるわけもなく
「せっかくここまで一緒だったですし、教室まで一緒に行きますわよ」
そう言うと、片目をパチッと瞑り、お茶目な表情で私を見てきましたわ。
その表情は、綺麗で清楚な顔立ちからは想像が出来ないくらい子供っぽくて、私の近くにいた人たちなんて赤面するくらい可愛らしくて、そんなエリザベート様に何か言えるわけもなく
「そ、そうですか.......」
と間抜けな返事を返すのがやっとでしたわよ。
もう......その顔は卑怯ですわよね。
エリザベート様がそのような顔を出来るなんて知りませんでしたし、完全に油断していましたわ。
そんなことを思いながら、引きずられるように再び子息令嬢たちの作った道を歩いていると、今まで黙って私たちの少し後ろをついて来ていたカイン様が、ふと思い出したかのように
「あぁ、その前に先生たちに話をしに行くのが先じゃないか?隣国に行く前、何も話さずに国を出ただろう?」
と言ったのが聞こえてきましたわ。
確かに、学園をお休みする、ということも話していませんでしたし、謝罪と今までの話も含めてお話をするべきだ、と思った私は、
「そ、そういえばそうでしたわね」
とカイン様の言葉に頷くと
「まぁ、事情は話してあるし、納得もしているから問題はないが、戻ってきたんだから現状を報告するべきだと思う」
と付け足すようにカイン様がそう言って、私の腕を掴むエリザベート様をそっと引き剥がしてくれましたわ。
そのおかげで、ピッタリと私にくっ付いていたエリザベート様は不服そうにしていたものの、私から離れてくれましたわね。
こう言うのはエリザベート様には悪いですが、少し歩きにくかったので助かりましたわ。
それに、教員室に行く、ということはこの注目の的状態から抜け出すことも出来ますし.......。
そう思った私は、早速と言わんばかりに
「そうですわね.......では教員室に行って......」
と言って2人の元から離れようとしましたが、私が最後まで言い終える前に
「もちろん、私も行きますわよ!」
そう言ってエリザベート様が再び私の腕をガシっと掴んできましたわ。
あぁ.......どうやら今日はエリザベート様から離れることが出来ないみたいですわね。
そんな中、カイン様もエリザベート様も、そんな人たちに気付いているはずなのに、気付いていないふりをしていますわね。
それだけ不愉快に思っていた、ということなんでしょうか。
ただ、流石に言いすぎのような気がしますわ。
だって、この2人は優しくて誰にでも平等で.....と言われていますのよ?
それなのに、私を贔屓しているということになってしまったらせっかくの良い評価が下がってしまいますわ。
なんて思っていると、2人は都合が悪そうに黙り込んだ公爵子息令嬢たちのことを見て満足したのか
「早く教室に行きましょうか」
そう言いながら、くるっと私の方を見たエリザベート様は上機嫌になっていますわ。
そして、上機嫌のまま私の腕を掴むと、子息令嬢たちが空けてくれた道の真ん中を慣れた足取りで歩いて行くんですが......当然私はこのような状況に慣れているわけもなく
「え、エリザベート様!?カイン様!?1人で行きますわよ!?」
腕をグイグイ引っ張られている中、必死にそう伝えましたわ。
ただ、そんな言葉でエリザベート様を止められるわけもなく
「せっかくここまで一緒だったですし、教室まで一緒に行きますわよ」
そう言うと、片目をパチッと瞑り、お茶目な表情で私を見てきましたわ。
その表情は、綺麗で清楚な顔立ちからは想像が出来ないくらい子供っぽくて、私の近くにいた人たちなんて赤面するくらい可愛らしくて、そんなエリザベート様に何か言えるわけもなく
「そ、そうですか.......」
と間抜けな返事を返すのがやっとでしたわよ。
もう......その顔は卑怯ですわよね。
エリザベート様がそのような顔を出来るなんて知りませんでしたし、完全に油断していましたわ。
そんなことを思いながら、引きずられるように再び子息令嬢たちの作った道を歩いていると、今まで黙って私たちの少し後ろをついて来ていたカイン様が、ふと思い出したかのように
「あぁ、その前に先生たちに話をしに行くのが先じゃないか?隣国に行く前、何も話さずに国を出ただろう?」
と言ったのが聞こえてきましたわ。
確かに、学園をお休みする、ということも話していませんでしたし、謝罪と今までの話も含めてお話をするべきだ、と思った私は、
「そ、そういえばそうでしたわね」
とカイン様の言葉に頷くと
「まぁ、事情は話してあるし、納得もしているから問題はないが、戻ってきたんだから現状を報告するべきだと思う」
と付け足すようにカイン様がそう言って、私の腕を掴むエリザベート様をそっと引き剥がしてくれましたわ。
そのおかげで、ピッタリと私にくっ付いていたエリザベート様は不服そうにしていたものの、私から離れてくれましたわね。
こう言うのはエリザベート様には悪いですが、少し歩きにくかったので助かりましたわ。
それに、教員室に行く、ということはこの注目の的状態から抜け出すことも出来ますし.......。
そう思った私は、早速と言わんばかりに
「そうですわね.......では教員室に行って......」
と言って2人の元から離れようとしましたが、私が最後まで言い終える前に
「もちろん、私も行きますわよ!」
そう言ってエリザベート様が再び私の腕をガシっと掴んできましたわ。
あぁ.......どうやら今日はエリザベート様から離れることが出来ないみたいですわね。
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