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 昨年暮れから目の病のため、お休みしておりました。今は徐々に回復していっておりますが、当分の間不定期更新となります。

 m(_ _;)m


 ***


「小林さんはついさっき嵯峨さんと両思いになったばかりのΩだ。嵯峨さんの気質は優しくて穏やかな人とは言え、嵯峨さんにとって大事な小林さんが居る空間にαの俺達が小林さんと三人で居たりしたらどう思うか、わかるだろう?しかも店内ではなく自宅の方に居ると知られたら、嵯峨さんに嫉妬で焼き尽くされるぞ」


 赤面をし、焦っている京夏君の行動を慈しむ様な眼差しで眺めつつ、理由を話す落合君。落合君、京夏君のことを可愛いと思っているよね。

 …もしくは京夏君を弄っているのを心底楽しんで居る状態?

 後者な気がするのは恐らく、普段お茶目で悪戯っ子な京夏さんが素直な反応をしていて、見ている此方まで可愛らしいと思えるからだろう。


「た、確かにそ、そうだよね」


 どもりつつ、真っ赤な顔のまま頷く京夏さん。
 京夏さんってほんと落合君のことを好きだよね。
 時折惚けた表情で落合君のことを眺めているし、可愛い。

 こういう男性って滅多に見たことが無いから…否、嵯峨さんが時折そんな顔付きになっている事がある。嵯峨さんの場合はポ~としているという訳では無く、俺のことをじっと眺めているという訳で。

 …あーええと、なんだ。
 つまり俺のことを、その、うん、何を一人で考え込んでいるのやら。
 照れちゃうじゃないかぁ!
 やめやめ!今は照れている場合じゃないし!


「兎に角~!店長ちゃん!嵯峨さんにメールなり何なりで連絡をしたほうが良いよ。嵯峨さんも告白したてで尚更店長ちゃんのことを気にしているだろうし~!」

 ん?
 スマホが震えている。


「あれ、店長ちゃんのスマホの音?もしかして嵯峨さんから?」

「うん」


 スマホ画面を見ると大家さんの文字。
 そう言えば俺、嵯峨さんのことスマホの登録では大家さんにしていた。

 …後で名前変えておこう。
 嵯峨さんって変更しようかな。それとも憲真に変更しようかな。

 ……嵯峨さんの名前だけだと恥ずかしい気がするから素直に[嵯峨さん]にしておこう。恥ずかしいからね!


 ※



 短いのでちょっとだけ閑話的なモノ

 京夏「そ~いえばさ、店長ちゃんってスマホの嵯峨さんの名前はなんて登録しているの?」
 小林「大家さん」
 京夏「え」
 落合「そのままだな」
 小林「だって、借りている店舗の大家さんだし…」
 京夏「それ、つまんなーい!」
 小林「つまんないって言われても、出会った当初の肩書そのままで登録したからなぁ…(後で嵯峨さんと変更するけど)」
 京夏「え~!それじゃーね、ダーリンっていれてみない!?」
 小林「ぶっ!!」
 京夏「そうしようよ~!ね、ね!」
 小林「ん?と言うことは、京夏君は落合君のことをダーリンって登録しているの?」
 京夏「~~~~~!!」
 小林「(あ、顔真っ赤。結構照れ屋だよなぁ)」
 落合「(ヤバ、可愛い!かわいいカワイイ可愛いが過ぎる!!このまま拉致して押し倒したい!!)」
 京夏「あの、ひろ」
 小林「ん?」
 落合「どうした(ぐぅ、押し倒したい!押し倒したい!押し倒したい!!×∞)」
 京夏「ひろって登録している…って、え!?ひろ??」
 落合「すまん店長!急用が出来たので失礼する!!」
 小林「え、あ、ハイ(あ~京夏君の腕掴んで落合君猛ダッシュで行っちゃった。多分我慢出来なかったのだろうなぁ~色々と。)」

 裏ではこんなことがありました(*´。`*)

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