738 / 1,656
速攻で逃げるけどね!!
しおりを挟む「【ドラクーン】の活動を支える【カグヤ商会】って商会に行くからダラスの街の物資関係も仕入れてこようかなと思ったんだけど・・・・・i
「よろしくお願いいたします!!」
秒で頭を下げてきたよナジェークさん。
「後でお金を預かるよ、それとラッチさん」
「はい」
今度はラッチさんの方を見ながら口を開く。
「情報収集をしたい、人選を任せるからあたしがエルスさんに会いに行っている間に頼みたい」
「判りました」
あたしを見ながら頷くので追加で口にする。
「欲しい情報は王都とレッタの街だ王都の方は特に注意してね、もしあたしが居ない時にこっちに進軍してくることがあれば指揮はラッチさんが執って」
ラッチさんが指揮を執ってくれるなら安心できる。
「判りました」
・・・・・・・後何かあるかな?
「あと何か気になる事はある?」
あたしの質問にガラムが手を上げる。
「捕らえてある領主様はどうするので?」
「暫く牢と言う名の宿に泊まっていてもらって、彼は国からあたし達を殺すように言われて行動を起こしたからねのんびりと部屋で休んでもらうべ」
やっぱり罰は必要だと思うんですよ!別に怒ってる訳じゃないよ?許すためにもチョットお泊まりしてもらうべ。
「それともう一ついいですかい」
ガラムが言ってきたので頷く。
「大将に会いたがってる奴がいます、会ってもらえませんか?」
「え?誰さ?」
「会えば解りますって言うか外に待たせています」
「は?」
おいおい!!この話し合いが始まって1時間はすぎてんだよ?その間ずっと待たせてたって事?
「あいつらに会ってもらうより、【ドラクーン】の活動に関しての話し合いの方が大事ですから」
まあそうなんだけどさ、なんか1時間も待ってもらってるなんて悪い気がするじゃん?
「今連れてきます」
ガラムが部屋を出て暫くして10人ほど連れて戻って来た。
「あれ?」
その10人の中に見覚えのある人が一人いて、その人があたしを見て深々と頭を下げた。
「えっと・・・・確かリックだったっけか?」
確か物資部隊を狙った討伐者だった・・・・・・・はず!!
「そうです。貴女のお陰で妹が助かった、ありがとうございます」
なるほど・・・・・・あたしに会いたがったのはお礼を言いたかったのね。
「無事でよかったね、王都方面はもう少しドタバタするから南部方面に行くといい、南部方面はもう落ち着いてるからね」
これからあたし達と王国でドンパチやるんだ、もう巻き込みたくはないからね。
「貴女に会いに来たのはそれに関しての事なんだ、俺を・・・・俺達を仲間に入れてはくれないだろうか?」
リックがそう言うと同行していた他の9人も頷いた後口を開く。
「「「「「「「「「お願いします」」」」」」」」」
え?お礼を言いに来たんじゃないの?
「あんた等巻き込まれて嫌な目にあったんあろう?それなのになんで関わろうとするの?」
あたしだったら速攻で逃げるけどね!!
「この国が信じられなくなった」
リックがそう言うと残りの奴らがその言葉に頷く。
「それに・・・・やり返さないと気が済まない」
まあ大切な人が人質に取られたらそうなるよね、けどね!
「この街の領主様は牢屋でお泊りしてるよ」
その言葉に固まる10人・・・・やっぱり聞かされてなかったか。
「あんた等の人質解放作戦と並行してでっぷりさん捕縛作戦もして、とっ捕まえて牢屋にご案内しておいた」
リックが何かを言おうとする所にかぶせるように続ける。
「けど悪いけどあんた等にでっぷりさんを会わせる事はしない」
「何でだよ!!」
「あたし達が王都を落とし政権を取った後に新たな法で裁くためだ」
悪党は纏めて裁きを下す!新しい政権の下でね、そうすれば新しい政権の権威を示すこともできるし被害者も少しは納得してくれるだろう。
まあ悪党の寿命が少し伸びるだけだよ。
112
あなたにおすすめの小説
公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。
【完結】魔法大戦 〜失われた古代魔法で無双する!〜
加瀬 一葉
ファンタジー
王立魔法学校。高等部に編入してきた冴えない生徒ラフィト。エリートが集うこの学校で、辺境出身のラフィトは落ちこぼれの劣等生なのだが……。
実は彼は、失われたはずの古代魔法を操る一族の末裔。魔族の脅威が増す時代に、ラフィトは人類を救うことができるのか?
過去と現在が交錯する、魔法ファンタジー。
魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密
藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。
そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。
しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。
過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜
月城 蓮桜音
ファンタジー
仕事に日々全力を注ぎ、モフモフのぬいぐるみ達に癒されつつ、趣味の読書を生き甲斐にしていたハードワーカーの神木莉央は、過労死寸前に女神に頼まれて異世界へ。魔法のある世界に召喚された莉央は、魔力量の少なさから無能扱いされるが、持ち前のマイペースさと素直さで、王子と王子の幼馴染達に愛され無双して行く物語です。
※この作品は、カクヨムでも掲載しています。
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる