【完結】嫌われ者の僕はひっそりと暮らしたい

りまり

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43 ギルド長3

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 身体の傷は癒えているはずなのにリリーは目を覚まさなかった。

 時折うなされているようで寝言で「許してください、許してくださいもういたしません」と涙を流しながら訴えていると報告があった。

 それなので辺境伯に報告していいのかどうか迷っているのだ。

 それでも身内なのだから言ったほうがいいのは分かっているが、なぜか報告はもう少し先延ばししたほうがいいと言っているようで怖いのだ。

 暴行事件から三か月たつが未だに辺境伯たちはリリーを血眼になって探している。

 散々放置していたのにいざいなくなれば大慌てで探すなどおかしな話だが、あのリアムと言うリリーの弟が来てからおかしくなったと思う。

 この状況は昔あった気がするが俺たちは詳しくは聞いてないのでいまいちわからないが、魅了と言った魔法が使われているはずだ。対処法はまだできていないので見つかり次第塔に幽閉される。

 あそこには公爵家の三男がいるはずだけど……まさか……血縁者だったら魅了の魔法が使えてもおかしくない。

 どうやってそれを証明すればいいのかだ。

 どうすればいいんだ。

 あれはまだ辺境伯の所にいるはずだが……あれが王都に帰ってくれなければリリーのことを言うことが出来ないのにどうしてあれはまだここにいるんだ。

 悶々とした日々を過ごしていたのだがようやくあれが王都に行くことになった。

 王都では特別な部屋を用意したとかでこれでじしつあれは出てこれない。

 俺はあれが辺境伯邸を出ていったと報告が来たので早速リリーのことを報告するために手紙を書いた。

 二・三日はかかると思っていたので気が緩んでいると速攻で来たからびっくりだよ。

 ついついこいつら暇人かよとツッコミを入れたくなった俺はけして悪くないと思う。


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