【完結】嫌われ者の僕はひっそりと暮らしたい

りまり

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3 兄side

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 俺はリデル ブライアンと言う。

 公爵家の長男で次期公爵となる為に日々鍛錬を積んでいる。

 俺には弟が二人いるが一人は不細工でもう一人は天使と言う極端な弟たちだ。

 天使の弟に兄たんなんて言われたらメロメロになってしまいついついかまい倒してしまうんだ。

 もう一人の不細工はそれなりに努力はしているがはっきり言って才能がない。

 こんなのが弟だと思うと虫唾が走る。

 なんで天使だけが弟じゃないんだと何度思ったことか、不細工は何を思ったか俺に好かれていると思っているみたいだけどそんなことあり得ない!!!!

 こんなやつ早く死ねばいいとさえ思っているんだからな。

 それに性格も災厄だ。

 天使を虐めるし、天使の物を奪おうとする嘘つきだ。

 そんなある日不細工は毒を飲んで苦しみだした。のたうち回る姿が笑えるし滑稽だとも思う。

 どうせ心配してもらいたくって自分で飲んだんだろうと誰もが思った。

 だから治癒魔法で楽にするのではなく長く苦しめばいいと解毒剤だけの治療にさせた。

 あの日までは本当に誰しも思った。俺宛にSOSの言霊が来るまでは……

 言霊を受け取った後、両親を連れて不細工の部屋に入ると、不細工を罵りながら暴行を加えているではないか、流石の両親も侍女を取り押さえた後兵を呼び取り押さえた侍女を連れだしてもらった。

 その侍女の顔を見れば天使の侍女ではないか!!!!

 不細工には最低限の侍女と従者しかいない。それも弟に付きたかったと平気で言う様な奴らだ。

 そんなことはどうでもいい、不細工はこれでも公爵家の人間だそれを侍女ごときが足蹴にし罵るなど言語道断!

 侍女は私兵に連れて行かれているさなかでも何かをわめいている。

 丸まって身を守っている不細工を俺はベッドに寝かせる為に抱き上げた時あまりの軽さにびっくりした。天使ちゃんでももう少し体重があるのに、よく見れば体には今回つけられたあざだけでなく古いあざもあった。

 部屋を見渡せばガランとした部屋で天使ちゃんから奪った物は何もなかった。

 医師は古いあざを見てこれは日常的に暴行が行われているのだろうと言っていた。

 考えてみればこいつが俺たちの前で一緒にご飯を食べることはなかった。

 こんな不細工な顔を見たら食欲が失せると思っていたので来ないことに何とも思っていなかった。

 「私が言うのもなんですが……リリシャ様の食事は一日一回でしたのでリデア様たちご兄弟でやっているお茶会は毎回楽しみにしていたんですよ。
 お茶会の後はお腹いっぱい食べれて幸せだと言ってました。
 そんな方がわざわざ毒を盛った食べ物を食べたりはしません」

 不細工付きの従者は信じられないことを言ってのけた。そうなるとこいつのことを任されていた執事がわざと食事を与えなかったのだろう。

 俺はこいつの何を見ていたんだ。

 懐かれて嫌だったがそんなことおくびにも出さずに演じていた。

 別れた後触られた洋服はすべて処分していたぐらいばい菌だとさえ思っていた。

 目を閉じ痛みの為か顔をしかめて声さえ出さずに苦しんでいる姿を見て胸が苦しくなった。

 本当に俺は何を見てきたんだろう。目をつむり寝ている姿を見て何で不細工だと思ったのか不思議なくらいあどけない寝顔だった。

 手に何か握りしめているのに気づいた俺は不細工の手から握りしめている物を取り出すとそれは水晶だった。

   録音出来るものだと思ったので魔力で再生させるよ日常にあった事や嬉しかった事など様々なことが録音されていた。

   その中で1番多いのは俺との事だ。はっきりいってキモイとしか言いようがない。

 「これは証拠になるから持っていくが……こいつキモ過ぎだろ」

 「確かにばい菌と言って触られた洋服は処分してましたものね」

 「当然だ!!!!
 手など何十回と洗うからな」

 寝ているので大丈夫だろうと思って本音をぶちまけてしまった。

   俺はその証拠の水晶を持って部屋をでたが、怪我が治っても不細工は俺にまとわりつくことがなくなり姿も見ることがなかったのだ。











 胸糞悪い兄の本音でした。   

 
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