4 / 53
3 兄side
しおりを挟む
俺はリデル ブライアンと言う。
公爵家の長男で次期公爵となる為に日々鍛錬を積んでいる。
俺には弟が二人いるが一人は不細工でもう一人は天使と言う極端な弟たちだ。
天使の弟に兄たんなんて言われたらメロメロになってしまいついついかまい倒してしまうんだ。
もう一人の不細工はそれなりに努力はしているがはっきり言って才能がない。
こんなのが弟だと思うと虫唾が走る。
なんで天使だけが弟じゃないんだと何度思ったことか、不細工は何を思ったか俺に好かれていると思っているみたいだけどそんなことあり得ない!!!!
こんなやつ早く死ねばいいとさえ思っているんだからな。
それに性格も災厄だ。
天使を虐めるし、天使の物を奪おうとする嘘つきだ。
そんなある日不細工は毒を飲んで苦しみだした。のたうち回る姿が笑えるし滑稽だとも思う。
どうせ心配してもらいたくって自分で飲んだんだろうと誰もが思った。
だから治癒魔法で楽にするのではなく長く苦しめばいいと解毒剤だけの治療にさせた。
あの日までは本当に誰しも思った。俺宛にSOSの言霊が来るまでは……
言霊を受け取った後、両親を連れて不細工の部屋に入ると、不細工を罵りながら暴行を加えているではないか、流石の両親も侍女を取り押さえた後兵を呼び取り押さえた侍女を連れだしてもらった。
その侍女の顔を見れば天使の侍女ではないか!!!!
不細工には最低限の侍女と従者しかいない。それも弟に付きたかったと平気で言う様な奴らだ。
そんなことはどうでもいい、不細工はこれでも公爵家の人間だそれを侍女ごときが足蹴にし罵るなど言語道断!
侍女は私兵に連れて行かれているさなかでも何かをわめいている。
丸まって身を守っている不細工を俺はベッドに寝かせる為に抱き上げた時あまりの軽さにびっくりした。天使ちゃんでももう少し体重があるのに、よく見れば体には今回つけられたあざだけでなく古いあざもあった。
部屋を見渡せばガランとした部屋で天使ちゃんから奪った物は何もなかった。
医師は古いあざを見てこれは日常的に暴行が行われているのだろうと言っていた。
考えてみればこいつが俺たちの前で一緒にご飯を食べることはなかった。
こんな不細工な顔を見たら食欲が失せると思っていたので来ないことに何とも思っていなかった。
「私が言うのもなんですが……リリシャ様の食事は一日一回でしたのでリデア様たちご兄弟でやっているお茶会は毎回楽しみにしていたんですよ。
お茶会の後はお腹いっぱい食べれて幸せだと言ってました。
そんな方がわざわざ毒を盛った食べ物を食べたりはしません」
不細工付きの従者は信じられないことを言ってのけた。そうなるとこいつのことを任されていた執事がわざと食事を与えなかったのだろう。
俺はこいつの何を見ていたんだ。
懐かれて嫌だったがそんなことおくびにも出さずに演じていた。
別れた後触られた洋服はすべて処分していたぐらいばい菌だとさえ思っていた。
目を閉じ痛みの為か顔をしかめて声さえ出さずに苦しんでいる姿を見て胸が苦しくなった。
本当に俺は何を見てきたんだろう。目をつむり寝ている姿を見て何で不細工だと思ったのか不思議なくらいあどけない寝顔だった。
手に何か握りしめているのに気づいた俺は不細工の手から握りしめている物を取り出すとそれは水晶だった。
録音出来るものだと思ったので魔力で再生させるよ日常にあった事や嬉しかった事など様々なことが録音されていた。
その中で1番多いのは俺との事だ。はっきりいってキモイとしか言いようがない。
「これは証拠になるから持っていくが……こいつキモ過ぎだろ」
「確かにばい菌と言って触られた洋服は処分してましたものね」
「当然だ!!!!
手など何十回と洗うからな」
寝ているので大丈夫だろうと思って本音をぶちまけてしまった。
俺はその証拠の水晶を持って部屋をでたが、怪我が治っても不細工は俺にまとわりつくことがなくなり姿も見ることがなかったのだ。
胸糞悪い兄の本音でした。
公爵家の長男で次期公爵となる為に日々鍛錬を積んでいる。
俺には弟が二人いるが一人は不細工でもう一人は天使と言う極端な弟たちだ。
天使の弟に兄たんなんて言われたらメロメロになってしまいついついかまい倒してしまうんだ。
もう一人の不細工はそれなりに努力はしているがはっきり言って才能がない。
こんなのが弟だと思うと虫唾が走る。
なんで天使だけが弟じゃないんだと何度思ったことか、不細工は何を思ったか俺に好かれていると思っているみたいだけどそんなことあり得ない!!!!
こんなやつ早く死ねばいいとさえ思っているんだからな。
それに性格も災厄だ。
天使を虐めるし、天使の物を奪おうとする嘘つきだ。
そんなある日不細工は毒を飲んで苦しみだした。のたうち回る姿が笑えるし滑稽だとも思う。
どうせ心配してもらいたくって自分で飲んだんだろうと誰もが思った。
だから治癒魔法で楽にするのではなく長く苦しめばいいと解毒剤だけの治療にさせた。
あの日までは本当に誰しも思った。俺宛にSOSの言霊が来るまでは……
言霊を受け取った後、両親を連れて不細工の部屋に入ると、不細工を罵りながら暴行を加えているではないか、流石の両親も侍女を取り押さえた後兵を呼び取り押さえた侍女を連れだしてもらった。
その侍女の顔を見れば天使の侍女ではないか!!!!
不細工には最低限の侍女と従者しかいない。それも弟に付きたかったと平気で言う様な奴らだ。
そんなことはどうでもいい、不細工はこれでも公爵家の人間だそれを侍女ごときが足蹴にし罵るなど言語道断!
侍女は私兵に連れて行かれているさなかでも何かをわめいている。
丸まって身を守っている不細工を俺はベッドに寝かせる為に抱き上げた時あまりの軽さにびっくりした。天使ちゃんでももう少し体重があるのに、よく見れば体には今回つけられたあざだけでなく古いあざもあった。
部屋を見渡せばガランとした部屋で天使ちゃんから奪った物は何もなかった。
医師は古いあざを見てこれは日常的に暴行が行われているのだろうと言っていた。
考えてみればこいつが俺たちの前で一緒にご飯を食べることはなかった。
こんな不細工な顔を見たら食欲が失せると思っていたので来ないことに何とも思っていなかった。
「私が言うのもなんですが……リリシャ様の食事は一日一回でしたのでリデア様たちご兄弟でやっているお茶会は毎回楽しみにしていたんですよ。
お茶会の後はお腹いっぱい食べれて幸せだと言ってました。
そんな方がわざわざ毒を盛った食べ物を食べたりはしません」
不細工付きの従者は信じられないことを言ってのけた。そうなるとこいつのことを任されていた執事がわざと食事を与えなかったのだろう。
俺はこいつの何を見ていたんだ。
懐かれて嫌だったがそんなことおくびにも出さずに演じていた。
別れた後触られた洋服はすべて処分していたぐらいばい菌だとさえ思っていた。
目を閉じ痛みの為か顔をしかめて声さえ出さずに苦しんでいる姿を見て胸が苦しくなった。
本当に俺は何を見てきたんだろう。目をつむり寝ている姿を見て何で不細工だと思ったのか不思議なくらいあどけない寝顔だった。
手に何か握りしめているのに気づいた俺は不細工の手から握りしめている物を取り出すとそれは水晶だった。
録音出来るものだと思ったので魔力で再生させるよ日常にあった事や嬉しかった事など様々なことが録音されていた。
その中で1番多いのは俺との事だ。はっきりいってキモイとしか言いようがない。
「これは証拠になるから持っていくが……こいつキモ過ぎだろ」
「確かにばい菌と言って触られた洋服は処分してましたものね」
「当然だ!!!!
手など何十回と洗うからな」
寝ているので大丈夫だろうと思って本音をぶちまけてしまった。
俺はその証拠の水晶を持って部屋をでたが、怪我が治っても不細工は俺にまとわりつくことがなくなり姿も見ることがなかったのだ。
胸糞悪い兄の本音でした。
588
あなたにおすすめの小説
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
大好きな婚約者を僕から自由にしてあげようと思った
こたま
BL
オメガの岡山智晴(ちはる)には婚約者がいる。祖父が友人同士であるアルファの香川大輝(だいき)だ。格好良くて優しい大輝には祖父同士が勝手に決めた相手より、自らで選んだ人と幸せになって欲しい。自分との婚約から解放して自由にしてあげようと思ったのだが…。ハッピーエンドオメガバースBLです。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
運命の番は僕に振り向かない
ゆうに
BL
大好きだったアルファの恋人が旅先で運命の番と出会ってしまい、泣く泣く別れた経験があるオメガの千遥。
それ以来、ずっと自分の前にも運命の番があらわれることを切に願っていた。
オメガひとりの生活は苦しく、千遥は仕方なく身体を売って稼ぐことを決心する。
ネットで知り合った相手と待ち合わせ、雑踏の中を歩いている時、千遥は自分の運命の番を見つけた。
ところが視線が確かに合ったのに運命の番は千遥を避けるように去っていく。彼の隣には美しいオメガがいた。
ベータのような平凡な見た目のオメガが主人公です。
ふんわり現代、ふんわりオメガバース、設定がふんわりしてます。
もう一度君に会えたなら、愛してると言わせてくれるだろうか
まんまる
BL
王太子であるテオバルトは、婚約者の公爵家三男のリアンを蔑ろにして、男爵令嬢のミランジュと常に行動を共にしている。
そんな時、ミランジュがリアンの差し金で酷い目にあったと泣きついて来た。
テオバルトはリアンの弁解も聞かず、一方的に責めてしまう。
そしてその日の夜、テオバルトの元に訃報が届く。
大人になりきれない王太子テオバルト×無口で一途な公爵家三男リアン
ハッピーエンドかどうかは読んでからのお楽しみという事で。
テオバルドとリアンの息子の第一王子のお話を《もう一度君に会えたなら~2》として上げました。
※画像は男の子メーカーpicrewさんよりお借りしました。
殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?
krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」
突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。
なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!?
全力すれ違いラブコメファンタジーBL!
支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。
優秀な婚約者が去った後の世界
月樹《つき》
BL
公爵令嬢パトリシアは婚約者である王太子ラファエル様に会った瞬間、前世の記憶を思い出した。そして、ここが前世の自分が読んでいた小説『光溢れる国であなたと…』の世界で、自分は光の聖女と王太子ラファエルの恋を邪魔する悪役令嬢パトリシアだと…。
パトリシアは前世の知識もフル活用し、幼い頃からいつでも逃げ出せるよう腕を磨き、そして準備が整ったところでこちらから婚約破棄を告げ、母国を捨てた…。
このお話は捨てられた後の王太子ラファエルのお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる