俺の異世界スローライフ生活！を脅かす愉快な仲間たち？

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　目を覚ますとそこは知らない場所だった。

　俺の名前は「りくと」と言う。

　今年２５歳になる社会人三年目のサラリーマンだ。

　社会人になってそれなりに忙しい日々を過ごし久々に大学時代の友達と朝から映画を見たり買い物したりと充実した時間を過ごしていたはずなのだ。

　突っ込みたいのはわかる！

　デートかと突っ込まれそうだが、そいつと出かける時はまるで恋人同士のようなコースをたどるのだ。

　俺だっておかしいと思って言った。

　言ったけどそいつに「嫌か？」と可愛らしく言われてしまい「嫌じゃない」と答えるしかない状況まで追い込まれてしまうんだよ。

　なまじイケメンなだけにそんな仕草が様になってしまうし、シュンとした態度は犬耳が見え怒られて垂れ耳になっている姿が見えるぐらいだ。

　毒されていると言われてしまえばそれまでだけど、どうしても逆らえないのだ。

　その日も最終的にはそいつの家にお泊りしていたはずだ。

　そいつの家には俺の私物の洋服や寝間着も置いてあるぐらい頻繁に出入りしていたんだけど、その日も同じだと思った。本当に体の関係もなくただあまりにもうるさいのでキスやヌク行為はしていた。

　馬鹿だと思うかもしれないけど、一度許してしまうと後はズルズル芋づる方式で続けてしまうのだ。

　大声で叫びたいよ。

　あの時の俺の馬鹿野郎！！！！！！！

　叫んだところで後戻りできず、その日もそいつのマンションに行きスッキリとさせられてしまったのだ。

　それもお尻の穴に指まで突っ込まれて前立腺なるものを刺激されいきすぎて気絶してしまったのだ。

　次の日は日曜日と言うこともありまた出掛けるかと外に出た時、そいつのことが大好きだと言う女に階段から突き落とされたんだった。

　ならなんで今ここにいるんだ？

　……これがいわゆる異世界転移と言う奴か！！！！！！

　俺こう見えてもラノベ大好きで読み漁っていたんだよな、まさかこの年で転移するとは思わなかったぜ、もちろん目指せスローライフだよな！！！！

　俺はホクホクしながら森を抜けるべく歩き出したのだ。