65 / 75
第12章
5.
しおりを挟む
翌日、昼を過ぎたぐらいにカルロスは思い立ったように出かけて来る、と言い出した。
「何処へ行くんだ?」
そう尋ねると、カルロスは微笑みながら、問いに答える事なく家を出て行った。
カルロスは嘘はつかないが、平気で隠し事はするらしい。もしかしたら、リリの所へ向かったのかも知れない。そう思ったクレイズは、ドーズに連絡すべく携帯を取り出した。その時、不意にリビングの扉が開き、1人の女が入って来た。昨日来た愛人達とはまた違う美しさで、まるで人形のようだった。
「カルロスの愛人か?だったら奴は出かけていない」
そう言うと、女はひっそりと笑った。
「カルロスはいないの?なのに何故貴女はここにいるの?」
落ち着いた丁寧な物言いに、クレイズは疑いながら女を見遣った。もしかしたら特別な愛人なのかも知れない。そう思い、ノートパソコンを開いた。
「カルロスが、ここにいろと言ったんだ。押しかけて来た訳じゃない」
そう言うと、女はゆっくりと瞬きをした。動作がいちいち仰々しい。まるでお嬢様、と言ったたたずまいだった。
「違うの?」
女は不思議そうに首を傾げた。
そう言えば昨日来た愛人達は、一様にクレイズを淫乱だと罵った。自分達は、愛人になっても抱いてくれないと、歎きにも似た訴えをしていた。そんな事、自分に言われても仕方がない。クレイズはそう思っていた。だが、この人形のような女は、そんな事は口にしなかった。ならば、と思い、クレイズは逆に嫌味を言ってみる事にした。
「お前も愛人だったら、カルロスと寝たのか?」
そう意地悪く聞いてみたが、女は微笑んだままだった。
パソコン画面に、女の写真がゆっくりと開いて行く。名はダリア。そしてその経歴には、どこかのマフィアの娘だった、と言う事と、現在はカルロスの妻、と言う事が書かれてあった。
「お前、カルロスの妻か」
そう尋ねると、ダリアは優しい微笑みを見せた。
「えぇ、そうよ。貴女、クレイズね?愛人達から、貴女の噂は聞いているわ」
ダリアは、ゆったりと歩み寄って来た。クレイズは僅かに警戒し、ダリアを見ていた。
「どうせ、ろくでもない噂なんだろう」
そう言って、ダリアと距離を取ろうとソファから立ち上がった時、ダリアはふと窓の外を眺めた。
「ここへは滅多に呼んでくれないの。どうしてかしら?」
「さぁ?知らないな」
そうクレイズが答えた途端、ダリアはそっと隠し持っていた手の平ぐらいの銃を取り出し、クレイズへその銃口を向けた。
「撃てるのか?」
試すつもりはなかったが、きっとこの女は撃てないだろうと思い込んでいた。
ダリアはすっと笑顔をどこかにやると、手早く安全装置を外した。クレイズは息を飲みながらダリアから目を逸らさないでいた。
「私が貴女を撃てない筈がないでしょう?」
そう言うと、ダリアは躊躇なく引き金を引いた。銃口から放たれた弾丸はクレイズの右肩を掠め、壁に減り込んだ。
「ぐっ……!」
熱い痛みに肩を押さえながら睨むと、ダリアは2発目を撃つ事はなく、銃を床に放り出した。そしておもむろに懐から刃渡りの長いナイフを取り出すと──柄を強く握りしめ──クレイズへと更に近付いて来た。
クレイズは慌てて後方に逃げようと体を翻したが、それは遅く、ダリアに足を引っかけられ、ぶざまに床へ倒れ込んだ。
俯せに倒れたクレイズを仰向けに転がすと、ダリアはそのまま馬乗りに跨がった。
「さっきの質問だけど、何回も寝た、よ」
そう言うと、ダリアは勢いよくクレイズの腹部へナイフを振り下ろした。刃が腹部へ深く刺し込まれると、クレイズは痛みに顔を歪ませた。以前はどれだけ殴られようと、何ともなかった筈だった。だが今は銃で撃たれても、ナイフで刺されても、激しい痛みがクレイズを襲った。
「ぐぁっ……!あっ……!」
何度も何度も突き立てられるナイフは、赤黒い液体で妖しく光り、それでも尚、ダリアは腹部を刺している。
あまりにも回数が多いので、クレイズは子供でも出来ていると、ダリアが勘違いをしているのではないか、と、疑った。
「子供なぞ、出来て……ないぞ……?ぐぁっ!」
ダリアは無言だった。だがその刃には、明らかな憎しみが篭っている。
やがて疲れたのか、ダリアはナイフを床へ放り出すと、すっと立ち上がった。そしてクレイズに一瞥をくれると、そのまま部屋を出て行った。
残されたクレイズは、自身の血の海に倒れたまま、天井を見つめていた。息が上がっている。迂闊だったのかも知れない。まさかカルロスの妻が、あのような行動に出ようとは予想もしていなかった。
小さく舌打ちをすると、車が家の前で停車する音がした。
どうやらカルロスが帰宅したらしい。ドーズからは連絡がなかったから、取り敢えずリリは無事なんだろうと思う。
「く……そ」
余力を振り絞ってなんとか体を起こすと、クレイズは血の海をテーブルにあったタオルで綺麗に拭いた。そして立ち上がり、震える足で汚れたタオルをキッチンのごみ箱に捨てると、今度は自分の怪我を治療しようと、救急箱を探した。
その時、玄関の扉が開く音が聞こえた。
タイムアウトだ。
間に合わない。そう思ったクレイズは、咄嗟に腹ばいになって床に倒れた。そして、目の前にノートパソコンを引き寄せると、急いでダリアの映っていた画面の上に新たな画面を開いた。
「何だ、床に転がって」
そう言って、リビングへとカルロスが入って来た。間一髪だった。
何故、自分が怪我の事を隠そうとしているのか、今のクレイズには自己分析する事は出来なかった。刺された腹部が痛み、カルロスに顔さえ向けられないでいた。嫌な汗が額を流れ、それがいつカルロスにバレやしないかと、そればかりが気になっている。まるで、悪戯を見つかるのを恐れている子供のような心境だ。クレイズはそう思った。
だがそんな気持ちとは裏腹に、カルロスは異変に気付いたのか、部屋を見回した。
「誰か、怪我でもしたのか?」
ひやりとする。
「どうしてだ?」
「血の臭いがする」
クレイズは唇を噛んだ。
「気の、せいじゃないのか?オレには、ちっとも、臭わない」
痛い。痛い。苦しい。
「何だ、顔色が悪いな。どこか悪いのか?」
カルロスが近付いて来る。もう隠しては、いられない。
「クレイズ?」
カルロスがそっとクレイズの腕に触れた。手に、べっとりと血がつき、カルロスは目を丸くする。
「怪我をしているのは、お前じゃないか」
そう言ってクレイズを抱き起こすと、無数に刺され、血が溢れている腹部に目を細めた。
「誰にやられたんだ?」
クレイズを小脇に抱いたまま家を出ると、カルロスは手早く後部座席にクレイズを寝かせた。
「女が……また、来たんだ」
クレイズの隣にカルロスも乗り込むと、車は勢いよく発進した。運転しているのは、部下の1人らしい。
「女……?肩も撃たれてる」
そう言ってクレイズを見遣ったカルロスは、妻が来たのか?と尋ねて来た。
「さ……あ、知らない」
何故か隠した。それを察知したのか、カルロスは不敵な笑みを浮かべた。
「そうか、妻が……な」
「何処へ行くんだ?」
そう尋ねると、カルロスは微笑みながら、問いに答える事なく家を出て行った。
カルロスは嘘はつかないが、平気で隠し事はするらしい。もしかしたら、リリの所へ向かったのかも知れない。そう思ったクレイズは、ドーズに連絡すべく携帯を取り出した。その時、不意にリビングの扉が開き、1人の女が入って来た。昨日来た愛人達とはまた違う美しさで、まるで人形のようだった。
「カルロスの愛人か?だったら奴は出かけていない」
そう言うと、女はひっそりと笑った。
「カルロスはいないの?なのに何故貴女はここにいるの?」
落ち着いた丁寧な物言いに、クレイズは疑いながら女を見遣った。もしかしたら特別な愛人なのかも知れない。そう思い、ノートパソコンを開いた。
「カルロスが、ここにいろと言ったんだ。押しかけて来た訳じゃない」
そう言うと、女はゆっくりと瞬きをした。動作がいちいち仰々しい。まるでお嬢様、と言ったたたずまいだった。
「違うの?」
女は不思議そうに首を傾げた。
そう言えば昨日来た愛人達は、一様にクレイズを淫乱だと罵った。自分達は、愛人になっても抱いてくれないと、歎きにも似た訴えをしていた。そんな事、自分に言われても仕方がない。クレイズはそう思っていた。だが、この人形のような女は、そんな事は口にしなかった。ならば、と思い、クレイズは逆に嫌味を言ってみる事にした。
「お前も愛人だったら、カルロスと寝たのか?」
そう意地悪く聞いてみたが、女は微笑んだままだった。
パソコン画面に、女の写真がゆっくりと開いて行く。名はダリア。そしてその経歴には、どこかのマフィアの娘だった、と言う事と、現在はカルロスの妻、と言う事が書かれてあった。
「お前、カルロスの妻か」
そう尋ねると、ダリアは優しい微笑みを見せた。
「えぇ、そうよ。貴女、クレイズね?愛人達から、貴女の噂は聞いているわ」
ダリアは、ゆったりと歩み寄って来た。クレイズは僅かに警戒し、ダリアを見ていた。
「どうせ、ろくでもない噂なんだろう」
そう言って、ダリアと距離を取ろうとソファから立ち上がった時、ダリアはふと窓の外を眺めた。
「ここへは滅多に呼んでくれないの。どうしてかしら?」
「さぁ?知らないな」
そうクレイズが答えた途端、ダリアはそっと隠し持っていた手の平ぐらいの銃を取り出し、クレイズへその銃口を向けた。
「撃てるのか?」
試すつもりはなかったが、きっとこの女は撃てないだろうと思い込んでいた。
ダリアはすっと笑顔をどこかにやると、手早く安全装置を外した。クレイズは息を飲みながらダリアから目を逸らさないでいた。
「私が貴女を撃てない筈がないでしょう?」
そう言うと、ダリアは躊躇なく引き金を引いた。銃口から放たれた弾丸はクレイズの右肩を掠め、壁に減り込んだ。
「ぐっ……!」
熱い痛みに肩を押さえながら睨むと、ダリアは2発目を撃つ事はなく、銃を床に放り出した。そしておもむろに懐から刃渡りの長いナイフを取り出すと──柄を強く握りしめ──クレイズへと更に近付いて来た。
クレイズは慌てて後方に逃げようと体を翻したが、それは遅く、ダリアに足を引っかけられ、ぶざまに床へ倒れ込んだ。
俯せに倒れたクレイズを仰向けに転がすと、ダリアはそのまま馬乗りに跨がった。
「さっきの質問だけど、何回も寝た、よ」
そう言うと、ダリアは勢いよくクレイズの腹部へナイフを振り下ろした。刃が腹部へ深く刺し込まれると、クレイズは痛みに顔を歪ませた。以前はどれだけ殴られようと、何ともなかった筈だった。だが今は銃で撃たれても、ナイフで刺されても、激しい痛みがクレイズを襲った。
「ぐぁっ……!あっ……!」
何度も何度も突き立てられるナイフは、赤黒い液体で妖しく光り、それでも尚、ダリアは腹部を刺している。
あまりにも回数が多いので、クレイズは子供でも出来ていると、ダリアが勘違いをしているのではないか、と、疑った。
「子供なぞ、出来て……ないぞ……?ぐぁっ!」
ダリアは無言だった。だがその刃には、明らかな憎しみが篭っている。
やがて疲れたのか、ダリアはナイフを床へ放り出すと、すっと立ち上がった。そしてクレイズに一瞥をくれると、そのまま部屋を出て行った。
残されたクレイズは、自身の血の海に倒れたまま、天井を見つめていた。息が上がっている。迂闊だったのかも知れない。まさかカルロスの妻が、あのような行動に出ようとは予想もしていなかった。
小さく舌打ちをすると、車が家の前で停車する音がした。
どうやらカルロスが帰宅したらしい。ドーズからは連絡がなかったから、取り敢えずリリは無事なんだろうと思う。
「く……そ」
余力を振り絞ってなんとか体を起こすと、クレイズは血の海をテーブルにあったタオルで綺麗に拭いた。そして立ち上がり、震える足で汚れたタオルをキッチンのごみ箱に捨てると、今度は自分の怪我を治療しようと、救急箱を探した。
その時、玄関の扉が開く音が聞こえた。
タイムアウトだ。
間に合わない。そう思ったクレイズは、咄嗟に腹ばいになって床に倒れた。そして、目の前にノートパソコンを引き寄せると、急いでダリアの映っていた画面の上に新たな画面を開いた。
「何だ、床に転がって」
そう言って、リビングへとカルロスが入って来た。間一髪だった。
何故、自分が怪我の事を隠そうとしているのか、今のクレイズには自己分析する事は出来なかった。刺された腹部が痛み、カルロスに顔さえ向けられないでいた。嫌な汗が額を流れ、それがいつカルロスにバレやしないかと、そればかりが気になっている。まるで、悪戯を見つかるのを恐れている子供のような心境だ。クレイズはそう思った。
だがそんな気持ちとは裏腹に、カルロスは異変に気付いたのか、部屋を見回した。
「誰か、怪我でもしたのか?」
ひやりとする。
「どうしてだ?」
「血の臭いがする」
クレイズは唇を噛んだ。
「気の、せいじゃないのか?オレには、ちっとも、臭わない」
痛い。痛い。苦しい。
「何だ、顔色が悪いな。どこか悪いのか?」
カルロスが近付いて来る。もう隠しては、いられない。
「クレイズ?」
カルロスがそっとクレイズの腕に触れた。手に、べっとりと血がつき、カルロスは目を丸くする。
「怪我をしているのは、お前じゃないか」
そう言ってクレイズを抱き起こすと、無数に刺され、血が溢れている腹部に目を細めた。
「誰にやられたんだ?」
クレイズを小脇に抱いたまま家を出ると、カルロスは手早く後部座席にクレイズを寝かせた。
「女が……また、来たんだ」
クレイズの隣にカルロスも乗り込むと、車は勢いよく発進した。運転しているのは、部下の1人らしい。
「女……?肩も撃たれてる」
そう言ってクレイズを見遣ったカルロスは、妻が来たのか?と尋ねて来た。
「さ……あ、知らない」
何故か隠した。それを察知したのか、カルロスは不敵な笑みを浮かべた。
「そうか、妻が……な」
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
八年間の恋を捨てて結婚します
abang
恋愛
八年間愛した婚約者との婚約解消の書類を紛れ込ませた。
無関心な彼はサインしたことにも気づかなかった。
そして、アルベルトはずっと婚約者だった筈のルージュの婚約パーティーの記事で気付く。
彼女がアルベルトの元を去ったことをーー。
八年もの間ずっと自分だけを盲目的に愛していたはずのルージュ。
なのに彼女はもうすぐ別の男と婚約する。
正式な結婚の日取りまで記された記事にアルベルトは憤る。
「今度はそうやって気を引くつもりか!?」
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
二度目の子育て~我が子を可愛がったら溺愛されました
三園 七詩
恋愛
私は一人娘の優里亜の母親だった。
優里亜は幼い頃から体が弱く病院でほとんどの時間を過ごしていた。
優里亜は本が好きでよく私にも本の話をしてくれた。
そんな優里亜の病状が悪化して幼くして亡くなってしまう。
絶望に打ちひしがれている時事件に巻き込まれ私も命を落とした。
そして気がつくと娘の優里亜が大好きだった本の世界に入り込んでいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる