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第九章
372 今思い出しても
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三人が驚くのも当然だ。アムラナを飲んだ自分達の変化は、神子としての力を少しばかり強め、寿命を倍以上伸ばすというもの。若返る効果など聞いたことがない。
まさか、今はまた眠りについている、かつて共に世界の平定のために駆けた神子仲間たちの中にも居るのかと顔を見合わせる。
その疑問を察して、ジンクは首を横に振った。
「他には多分いないんじゃないかな~。これは推測だけど、飲んだ時に周りが神域状態になってたから、それも原因だと思うんだ」
「……聖域ではなく……神域ですか……」
ソラがあえて、その違いを指摘する。
「そうそう。だから、あそこにドワーフ達は、持てる技術の全てを使って、大神殿を建てた」
「あそこって……っ、まさかっ」
ミナが顔をしかめながら、神教国の大神殿に目を向けた。同じようにギュッと眉根を寄せて、ユミとソラが見つめる。
「あそこはさ、はじめて教会っていうのを建てた場所らしい。神々にとっても、特別な場所だ。長く人々の想いを集めたあの場所は、聖域としての状態も安定していた。刻印術での固定化もできていて……で、俺が更にそれに手を加えたことで、一時的に神域になったんだと思う」
刻印術とは、術式を柱や壁に彫ることで、その場所に力を与える。教会にあるそれには、様々な効果があった。
教会内では心穏やかにいられること。治癒力が少なからず高まること。神の加護が増幅されることなどだ。しかし、欠点もある。術を発動させるには、当然魔力が必須だ。
神官達によって、ほんの少しずつその刻印術に魔力を注ぎ込む。それは祈りの時間に付随し、神に捧げるように行われていた。
規則正しい神官達の生活の中に織り込まれたため、魔力切れになることもなく、刻印術は永遠に稼働し続けていた。だが、物は劣化する。魔力を込めるものなので、保護のための魔術はかけられない。
だから、こちらの手入れも定期的に行わなくてはならなかった。時に入れ替える必要もあるのだ。それを手入れできる者は少なかった。
彫刻などを行う彫りもの師としての技術も必要になるのがこの刻印術。その上、神々が与える力ではなく、これは人が知恵を絞り、創り出した、唯一の技だった。だから、神が手を出すことはしないし、人によって管理されるべき技術だった。
「神域……ですか……」
「確かに、それは私たちの力でも、簡単に出来るものではないですね……」
「ジンクって、本当にすごかったんだ?」
ジンクは、なぜか三人に懐疑的な目で見られた。
「……お前らが、俺をどう見てるか、なんか分かった気がする……」
人当たりは良い。だが、ジンクは長く生きる。それは、エルフや獣人、ドワーフよりも遥かに長生きだ。そして、寿命が尽きる気配は未だにない。
人にしか見えないジンクが、何十年、何百年と見た目が変わらないのは、おかしなことだ。だから、誰とも深い関係を築こうとは思えなかった。
だが、それが寂しいとか、辛いと思ったことはない。それは、敬愛するコウルリーヤの存在が大きいだろう。
人々の中に混ざり、世界の秩序を整えるためにひと所に留まらず、深い関係の者を作らずに旅をし続けていたかつてのコウルリーヤの姿。それを、ジンク自身で体験していると思えば、幸福感さえあった。
それはきっと、他の神子達の身に起きたとしても、同じように考えるだろう。その証拠に、彼らがジンクに向ける目には、少しの嫉妬や羨望が見られる。
「でもいいなー。寿命も気にせず、長い時間を世界を見聞して回るなんて……コウルリーヤ様みたい……」
「そうですね……私達は、神子としてアムラナを飲み、本来の寿命よりは長く生きられますが……それでも、人の身。三百年が限界です……」
「だから私たちは眠ることを選んだ……んですよね……」
それはまさに苦肉の策だった。コウルリーヤへの暴挙を止めることが出来なかったことは、神子達にとっては、何よりの失態。けれど、優しいコウルリーヤが、自分が消えたことでゼストラーク達の怒りによって、この世界が消えることは望んではいないはず。
その時のゼストラーク達は、怒りで我を忘れていた。だが、もしその怒りが晴れた時、目の前にコウルリーヤが愛した世界の壊れた様子があったら、ゼストラーク達はどう思うだろうか。
そんな神の想いを理解していた神子達は、立ち上がるしかなかった。けれど、それでも神子達は神ではない。たった数人で、それも神の力によって荒れた一つの世界を平定するには、全力を出す必要がある。力を使うことで、寿命がその分削られることになった。
もう大丈夫だろうと判断した時には、自分達には後数十年の命しか残っていないことに気付いた。
けれど、再びゼストラーク達が地上に目を向ける日は、いつになるかわからない。コウルリーヤが完全に消滅するなど信じていない神子達は、当然のように復活することを信じた。
自分達の死を今まで以上に近く感じて、神子達は願った。
『もう一度お会いしたい』
『声を聞きたい』
『あの笑顔を見たい』
嘆く神子達は、だんだんとそれぞれの地で病んでいった。
そこに救いの手を差し伸べたのがジンクだった。
深く仮死状態で眠りにつくこと。それは封印のようなもの。時を止め、時を越える。
ジンクも神子だからこそ、彼らの気持ちが分かった。頑張ったことを神達に褒めてもらいたい。きっとこの地に再び目を向けたなら、ゼストラーク達は褒めてくれるだろう。
神子は神の子ども。親に褒められることが何よりも嬉しく、心から望むことなのだから。
そして、時は来た。
「お前らをいつ起こすか……すげえ迷った。ゼスト様達が落ち着いた時……コウルリーヤ様が生まれ変わったと知った時……けど、なんか違うなと思ったんだ。今じゃないって」
「「「………」」」
どれだけ早く起こして欲しかったと文句を言っていても、三人は分かっていた。
ジンクと揃って目を向けた先にあるのは、膠着状態の続く神教国の中心。
「ずっと、俺やベニちゃん達は気になってた。いくら不満があったからって……その不満が多くの人の賛同を得たからって、あんなことにはならなかったはずだ。神に弓引くなんて……この世界に生きる者なら、必ずその考えに嫌悪感を覚える。殺人より、何より嫌な感覚が生まれるはずだ」
それが、神が近い世界の理。神の加護が存在する世界では、神に反発する思いさえも禁忌となり得るもの。
「神との距離がある今なら分からん。けど、あの頃では考えられないんだ。反発する心もコウルリーヤ様は育てておられたけど、あれは異常だった」
だからその原因を見極めようと思ったのだ。
「それに……だいたいさあ、あのコウルリーヤ様を見て、悪者扱いとか、何考えてんだって思うでしょ! その目は節穴っつてか、付いてねえだろって!」
「っ、ほんとそれよ! 目を少し伏せられただけでも美しくて、カッコいいのよ!? 美しくてカッコいいって何よ!」
ユミがジンクに釣られるように、一気に興奮する。多分、自分で何を言っているかも分かっていないだろう。
彼女だけではなかった。大人しめの青年ソラも、頬を染めている。
「はにかむように笑われた時の、あの周りがふわりと暖かくなる感覚……今思い出しても、感動で涙が出ますっ」
「絵で表すことも出来ない……ですが、それを出来ていたらっ……あのお方のお姿を誰もが目にしていたらっ……っ、悔しくてなりませんっ」
ミナは胸を押さえ、握りしめ、思い出したコウルリーヤの姿に顔を真っ赤にして頭を横に振る。
「そうだよ! 今のコウヤくんの可愛ささえ表せないんだよ!? あの子、大きくなったらどうなるんだ!? 今から可愛くて頼りになって、もう最高じゃない!? コウヤくん最こっ……」
「俺がどうかしました?」
背後から唐突に聞こえた声に、ジンクは悲鳴を上げた。
「ッ、ぎゃぁぁっ」
「「「ひいっ!!」」」
「ん?」
振り返った神子達の視線の先には、目を瞬かせ、首を傾げるコウヤが居たのだ。
************
読んでくださりありがとうございます◎
二日空きます。
よろしくお願いします◎
まさか、今はまた眠りについている、かつて共に世界の平定のために駆けた神子仲間たちの中にも居るのかと顔を見合わせる。
その疑問を察して、ジンクは首を横に振った。
「他には多分いないんじゃないかな~。これは推測だけど、飲んだ時に周りが神域状態になってたから、それも原因だと思うんだ」
「……聖域ではなく……神域ですか……」
ソラがあえて、その違いを指摘する。
「そうそう。だから、あそこにドワーフ達は、持てる技術の全てを使って、大神殿を建てた」
「あそこって……っ、まさかっ」
ミナが顔をしかめながら、神教国の大神殿に目を向けた。同じようにギュッと眉根を寄せて、ユミとソラが見つめる。
「あそこはさ、はじめて教会っていうのを建てた場所らしい。神々にとっても、特別な場所だ。長く人々の想いを集めたあの場所は、聖域としての状態も安定していた。刻印術での固定化もできていて……で、俺が更にそれに手を加えたことで、一時的に神域になったんだと思う」
刻印術とは、術式を柱や壁に彫ることで、その場所に力を与える。教会にあるそれには、様々な効果があった。
教会内では心穏やかにいられること。治癒力が少なからず高まること。神の加護が増幅されることなどだ。しかし、欠点もある。術を発動させるには、当然魔力が必須だ。
神官達によって、ほんの少しずつその刻印術に魔力を注ぎ込む。それは祈りの時間に付随し、神に捧げるように行われていた。
規則正しい神官達の生活の中に織り込まれたため、魔力切れになることもなく、刻印術は永遠に稼働し続けていた。だが、物は劣化する。魔力を込めるものなので、保護のための魔術はかけられない。
だから、こちらの手入れも定期的に行わなくてはならなかった。時に入れ替える必要もあるのだ。それを手入れできる者は少なかった。
彫刻などを行う彫りもの師としての技術も必要になるのがこの刻印術。その上、神々が与える力ではなく、これは人が知恵を絞り、創り出した、唯一の技だった。だから、神が手を出すことはしないし、人によって管理されるべき技術だった。
「神域……ですか……」
「確かに、それは私たちの力でも、簡単に出来るものではないですね……」
「ジンクって、本当にすごかったんだ?」
ジンクは、なぜか三人に懐疑的な目で見られた。
「……お前らが、俺をどう見てるか、なんか分かった気がする……」
人当たりは良い。だが、ジンクは長く生きる。それは、エルフや獣人、ドワーフよりも遥かに長生きだ。そして、寿命が尽きる気配は未だにない。
人にしか見えないジンクが、何十年、何百年と見た目が変わらないのは、おかしなことだ。だから、誰とも深い関係を築こうとは思えなかった。
だが、それが寂しいとか、辛いと思ったことはない。それは、敬愛するコウルリーヤの存在が大きいだろう。
人々の中に混ざり、世界の秩序を整えるためにひと所に留まらず、深い関係の者を作らずに旅をし続けていたかつてのコウルリーヤの姿。それを、ジンク自身で体験していると思えば、幸福感さえあった。
それはきっと、他の神子達の身に起きたとしても、同じように考えるだろう。その証拠に、彼らがジンクに向ける目には、少しの嫉妬や羨望が見られる。
「でもいいなー。寿命も気にせず、長い時間を世界を見聞して回るなんて……コウルリーヤ様みたい……」
「そうですね……私達は、神子としてアムラナを飲み、本来の寿命よりは長く生きられますが……それでも、人の身。三百年が限界です……」
「だから私たちは眠ることを選んだ……んですよね……」
それはまさに苦肉の策だった。コウルリーヤへの暴挙を止めることが出来なかったことは、神子達にとっては、何よりの失態。けれど、優しいコウルリーヤが、自分が消えたことでゼストラーク達の怒りによって、この世界が消えることは望んではいないはず。
その時のゼストラーク達は、怒りで我を忘れていた。だが、もしその怒りが晴れた時、目の前にコウルリーヤが愛した世界の壊れた様子があったら、ゼストラーク達はどう思うだろうか。
そんな神の想いを理解していた神子達は、立ち上がるしかなかった。けれど、それでも神子達は神ではない。たった数人で、それも神の力によって荒れた一つの世界を平定するには、全力を出す必要がある。力を使うことで、寿命がその分削られることになった。
もう大丈夫だろうと判断した時には、自分達には後数十年の命しか残っていないことに気付いた。
けれど、再びゼストラーク達が地上に目を向ける日は、いつになるかわからない。コウルリーヤが完全に消滅するなど信じていない神子達は、当然のように復活することを信じた。
自分達の死を今まで以上に近く感じて、神子達は願った。
『もう一度お会いしたい』
『声を聞きたい』
『あの笑顔を見たい』
嘆く神子達は、だんだんとそれぞれの地で病んでいった。
そこに救いの手を差し伸べたのがジンクだった。
深く仮死状態で眠りにつくこと。それは封印のようなもの。時を止め、時を越える。
ジンクも神子だからこそ、彼らの気持ちが分かった。頑張ったことを神達に褒めてもらいたい。きっとこの地に再び目を向けたなら、ゼストラーク達は褒めてくれるだろう。
神子は神の子ども。親に褒められることが何よりも嬉しく、心から望むことなのだから。
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「「「………」」」
どれだけ早く起こして欲しかったと文句を言っていても、三人は分かっていた。
ジンクと揃って目を向けた先にあるのは、膠着状態の続く神教国の中心。
「ずっと、俺やベニちゃん達は気になってた。いくら不満があったからって……その不満が多くの人の賛同を得たからって、あんなことにはならなかったはずだ。神に弓引くなんて……この世界に生きる者なら、必ずその考えに嫌悪感を覚える。殺人より、何より嫌な感覚が生まれるはずだ」
それが、神が近い世界の理。神の加護が存在する世界では、神に反発する思いさえも禁忌となり得るもの。
「神との距離がある今なら分からん。けど、あの頃では考えられないんだ。反発する心もコウルリーヤ様は育てておられたけど、あれは異常だった」
だからその原因を見極めようと思ったのだ。
「それに……だいたいさあ、あのコウルリーヤ様を見て、悪者扱いとか、何考えてんだって思うでしょ! その目は節穴っつてか、付いてねえだろって!」
「っ、ほんとそれよ! 目を少し伏せられただけでも美しくて、カッコいいのよ!? 美しくてカッコいいって何よ!」
ユミがジンクに釣られるように、一気に興奮する。多分、自分で何を言っているかも分かっていないだろう。
彼女だけではなかった。大人しめの青年ソラも、頬を染めている。
「はにかむように笑われた時の、あの周りがふわりと暖かくなる感覚……今思い出しても、感動で涙が出ますっ」
「絵で表すことも出来ない……ですが、それを出来ていたらっ……あのお方のお姿を誰もが目にしていたらっ……っ、悔しくてなりませんっ」
ミナは胸を押さえ、握りしめ、思い出したコウルリーヤの姿に顔を真っ赤にして頭を横に振る。
「そうだよ! 今のコウヤくんの可愛ささえ表せないんだよ!? あの子、大きくなったらどうなるんだ!? 今から可愛くて頼りになって、もう最高じゃない!? コウヤくん最こっ……」
「俺がどうかしました?」
背後から唐突に聞こえた声に、ジンクは悲鳴を上げた。
「ッ、ぎゃぁぁっ」
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