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第九章
371 また行きたいよ
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ジンクは未だ後ろから向けられている痛い視線には気付いていない。
彼がずっと大神殿を眺めているのは、気になる気配があるからだ。だが、今は何よりもコウヤがまだ幼い頃の、出会った時を思い出すのに忙しかった。デレデレしてしまうのも仕方がない。
「もうねっ。ほんと可愛いんだよ。『ジンクおじさ~ん』って、抱っこをねだってきた時なんて震えたねっ。記憶はゆっくり思い出してるみたいだけど、それでも、昔みたいに好奇心旺盛でねえ」
まさか、ベニが保護した聖女から、求めてやまなかったコウルリーヤの生まれ変わりが産まれるなんて、思ってもみなかったことだ。
だからジンクも、久しぶりにベニに会いに行った時、幼いコウヤを見て仰天した。それはもう、何が起きたか分からないほど興奮して、体が震えて立っていられなくなった。
「なんでもっと早くベニちゃんに会いに行かなかったのかって、めちゃくちゃ後悔したな~。そうしたら、初めてのお喋りも、お座りも、ハイハイもっ、タッチもっ、全部見えたのに!!」
それだけは、本当に後悔したのだ。滞在した初日の夜は、悔しくてまったく眠れなかった。
「でもな~。『おしえて、おしえて~』って抱きついてくるのがもうっ……可愛すぎ! 悶え死にってあるかもって思ったなあ」
幸せで死ぬこともあるんじゃないかと思うほど衝撃で、ずっと心臓が高鳴りっぱなしだった。
「あのまま大きくなってるんだもんな~。あそこでずっと暮らしたかったな~」
冒険者ギルド職員となったコウヤも見ている。多くの者に頼りにされ、町の人々に愛されているのが痛いほどわかった。
「そうだ! これ見てよ! すっごいこと書いてあるからっ」
少し振り向いて、胸ポケットに入れていた手紙を見せる。素早くそれをジンクの手から抜き取ったユミが、不審に思いながらも手紙を開いた。
そして、覗き込んで一緒に読んだミナとソラも衝撃で固まった。そんな様子には気付かず、また視線を固定したジンクは少し体をゆらゆらと揺らしながら口を開く。
「いやあ。まさかだよね~。コウヤくんがギルド職員やってるから、おかしくはないんだけど。でも、エリス様やリクト様までとかね~。それを受け入れるユースールの町の人たちもすごいよね~。ゼスト様は大工だし? もうね。早くユースールにまた行きたいよっ」
「「「………」」」
つい先日回収したその手紙には、エリスリリア達が人々と一緒に働いているということが書かれていた。
「……ゼストラーク様が……大工……」
「エリスリリア様が冒険者ギルドに……」
「……リクトルス様の稽古……」
理解の限界を越えたらしい。放心していた。しかし、神のために存在すると自負する神子達は、現実に返るのは早かった。
「……ちょっとジンク……」
「ん? え……っと……」
声の低さにに驚いて振り向いたジンクは、目を瞬かせた。近付いてきた三人は、屈んでいる彼を目を細めて見下ろしていたのだ。その目にあるのは、苛立ちだった。
「な……なんかおかしなこと言ったっけ……?」
ちょっと過去にトリップしていた所もあるので、ジンクは自分が何を言ったかなと、目を泳がせる。そんなジンクの方に、ユミがグッと身を乗り出した。その表情は、路地裏で恐喝するガラの悪い者たちもびっくりな凶悪な顔だ。
「ッ、あんただけ、何ノコノコと会ってんのよ!! それが分かった時点で私達を起こさないって、どうゆう了見よ!!」
「ひっ……」
「あんたがいくら最古の、それも四神全ての特別な神子だとしても!! この抜け駆けは許されないわよ!!」
「っ、ちょっ、だ、だって……」
「言い訳するな!!」
「ッ、はい!!」
ジンクは、ゼストラークとコウルリーヤの神子として生まれた。普通、神子の指名は一柱。だが、彼の父母が、それぞれゼストラークとコウルリーヤの神子だったことで、意図せず、そのまま加護が強まり、二柱の神子として生まれてしまったのだ。
これが知られれば、他の神子達も子を作るべきだと考えるようになるだろう。それを危惧して、神子ということ自体を隠した。神子であった父母達にとっては、それは難しいことではなかったのだ。
この頃は、教会もそれほど腐ってはいなかった。神子としての務めのある父母について、幼い頃は問題なく教会に出入りしていたのだ。
そこで、教会独自に生まれた、柱や壁などに施す刻印術に興味を持ち、いつか彫りもの師になるのだと夢を持った。
ジンク自身が自分の特異さを理解する頃。身を守るためにと、剣を習い始めた。教会に寄る旅の剣士達に教えを請い、戦う術を磨いた。これがリクトルスの琴線に触れ、いつの間にかリクトルスの神子にもなっていた。普通は加護となる所が、二柱の神子であったことが作用してか、神子になったのだ。
後天的に神子となる者は少なく、それに気付くのに数年かかった。
「ったく、何でも出来るのに、そういう気遣いが抜けてるのよねっ」
「それ、ユミにそのまま戻ってこない?」
「え? どこ?」
「……私も人のこと言えませんけどね……」
ミナは反省するようにふうと肩の力を抜いた。神子としてあった彼らは、早くから親元を離れたり、外に出ることが稀な生き方をする。だから、家族や友達との付き合い方がわからない者が多い。
多くの人々の悩みを聞き、心の内を察せられる力を持っていても、近しい存在への対応の仕方が不器用になるのだ。彼らにとっては、それがジンク達だ。
遠慮のない関係というのは理解できるようになったが、未だズレる時はある。だから今回も、ちょっと言うのが遅いよねということで許せるものではあったが、羨ましいことには変わらない。
「ですが、確かにコウルリーヤ様にお会いしてすぐにでも、私たちを起こすべきでした」
「はい。すみません……」
「同じ神子としての気持ちは分かるでしょうに……何年生きてるんですか」
「え……六……七百……?」
「……」
覚えていられるはずがなかった。
三柱の神子として、多くの才能を開花させたジンクだったが、一部の者に、その特異性を恐れられていることを知り、神子に与えられるアムラナを口にしようとは思わなかった。
神薬であるアムラナを神子が口にすれば、寿命が延びる。だが、それ以前に、普通の人よりも丈夫だ。だから、それで十分だと考えていた。何より、三柱の神子などという特別な存在として長く生きたなら、それは他の神子達の存在さえ脅かす者だと思われかねない。
そこで、ジンクはボロが出る前に生まれた地から離れようと考えた。コウルリーヤの負担が少しでも減るように、世界を巡ろうと思ったことも大きい。その頃、父母が亡くなった。神子として長く生き、晩年に子どもを産んだのだ。それほど時間は残っていないことを、二人も分かっていた。
これを機にジンクは旅に出た。神子であることを隠し、何十年と世界を回った。その際、教会のない場所を中心に足を運んだ。治癒魔法の使い手は、この頃にはもう教会に召し上げられているため、人の少ない辺境などには、病人や怪我人達が多かった。
だから、コウルリーヤの神子として薬学でもってそれらを救った。その過程で、エリスリリアの神子にもなったのだ。
ジンクは、薬学だけでなく、魔導具や魔法、武術などの素質ある者を見つけ、それを教えたりもした。それが旅に出て五十年ほどの生き方だった。
「……ジンクさんは、アムラナを飲んだのはいくつの時なのですか?」
ソラの問いかけに、ジンクは少し考えてから答える。
「え~……確か、八十過ぎ」
「はちっ……それにしては、今の姿はお若いですが……」
「ん? だって、アレ飲んだら若返ったんだ」
「……」
「「若返る……」」
そんなことあるかと、信じられない様子で三人はジンクを見返した。
この時、三人はもちろん、ジンクさえもベニ達が若返っていることを知らない。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
お気付きの方もいると思いますが
第2巻発売記念のSSキャラ投票におきまして
ジンクについての票が複数ありました。
これによりジンクさんについての
話を混ぜました本編です。
まだもう少し続きます。
三日空きます。
よろしくお願いします!
彼がずっと大神殿を眺めているのは、気になる気配があるからだ。だが、今は何よりもコウヤがまだ幼い頃の、出会った時を思い出すのに忙しかった。デレデレしてしまうのも仕方がない。
「もうねっ。ほんと可愛いんだよ。『ジンクおじさ~ん』って、抱っこをねだってきた時なんて震えたねっ。記憶はゆっくり思い出してるみたいだけど、それでも、昔みたいに好奇心旺盛でねえ」
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だからジンクも、久しぶりにベニに会いに行った時、幼いコウヤを見て仰天した。それはもう、何が起きたか分からないほど興奮して、体が震えて立っていられなくなった。
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それだけは、本当に後悔したのだ。滞在した初日の夜は、悔しくてまったく眠れなかった。
「でもな~。『おしえて、おしえて~』って抱きついてくるのがもうっ……可愛すぎ! 悶え死にってあるかもって思ったなあ」
幸せで死ぬこともあるんじゃないかと思うほど衝撃で、ずっと心臓が高鳴りっぱなしだった。
「あのまま大きくなってるんだもんな~。あそこでずっと暮らしたかったな~」
冒険者ギルド職員となったコウヤも見ている。多くの者に頼りにされ、町の人々に愛されているのが痛いほどわかった。
「そうだ! これ見てよ! すっごいこと書いてあるからっ」
少し振り向いて、胸ポケットに入れていた手紙を見せる。素早くそれをジンクの手から抜き取ったユミが、不審に思いながらも手紙を開いた。
そして、覗き込んで一緒に読んだミナとソラも衝撃で固まった。そんな様子には気付かず、また視線を固定したジンクは少し体をゆらゆらと揺らしながら口を開く。
「いやあ。まさかだよね~。コウヤくんがギルド職員やってるから、おかしくはないんだけど。でも、エリス様やリクト様までとかね~。それを受け入れるユースールの町の人たちもすごいよね~。ゼスト様は大工だし? もうね。早くユースールにまた行きたいよっ」
「「「………」」」
つい先日回収したその手紙には、エリスリリア達が人々と一緒に働いているということが書かれていた。
「……ゼストラーク様が……大工……」
「エリスリリア様が冒険者ギルドに……」
「……リクトルス様の稽古……」
理解の限界を越えたらしい。放心していた。しかし、神のために存在すると自負する神子達は、現実に返るのは早かった。
「……ちょっとジンク……」
「ん? え……っと……」
声の低さにに驚いて振り向いたジンクは、目を瞬かせた。近付いてきた三人は、屈んでいる彼を目を細めて見下ろしていたのだ。その目にあるのは、苛立ちだった。
「な……なんかおかしなこと言ったっけ……?」
ちょっと過去にトリップしていた所もあるので、ジンクは自分が何を言ったかなと、目を泳がせる。そんなジンクの方に、ユミがグッと身を乗り出した。その表情は、路地裏で恐喝するガラの悪い者たちもびっくりな凶悪な顔だ。
「ッ、あんただけ、何ノコノコと会ってんのよ!! それが分かった時点で私達を起こさないって、どうゆう了見よ!!」
「ひっ……」
「あんたがいくら最古の、それも四神全ての特別な神子だとしても!! この抜け駆けは許されないわよ!!」
「っ、ちょっ、だ、だって……」
「言い訳するな!!」
「ッ、はい!!」
ジンクは、ゼストラークとコウルリーヤの神子として生まれた。普通、神子の指名は一柱。だが、彼の父母が、それぞれゼストラークとコウルリーヤの神子だったことで、意図せず、そのまま加護が強まり、二柱の神子として生まれてしまったのだ。
これが知られれば、他の神子達も子を作るべきだと考えるようになるだろう。それを危惧して、神子ということ自体を隠した。神子であった父母達にとっては、それは難しいことではなかったのだ。
この頃は、教会もそれほど腐ってはいなかった。神子としての務めのある父母について、幼い頃は問題なく教会に出入りしていたのだ。
そこで、教会独自に生まれた、柱や壁などに施す刻印術に興味を持ち、いつか彫りもの師になるのだと夢を持った。
ジンク自身が自分の特異さを理解する頃。身を守るためにと、剣を習い始めた。教会に寄る旅の剣士達に教えを請い、戦う術を磨いた。これがリクトルスの琴線に触れ、いつの間にかリクトルスの神子にもなっていた。普通は加護となる所が、二柱の神子であったことが作用してか、神子になったのだ。
後天的に神子となる者は少なく、それに気付くのに数年かかった。
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「はい。すみません……」
「同じ神子としての気持ちは分かるでしょうに……何年生きてるんですか」
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「……」
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三柱の神子として、多くの才能を開花させたジンクだったが、一部の者に、その特異性を恐れられていることを知り、神子に与えられるアムラナを口にしようとは思わなかった。
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だから、コウルリーヤの神子として薬学でもってそれらを救った。その過程で、エリスリリアの神子にもなったのだ。
ジンクは、薬学だけでなく、魔導具や魔法、武術などの素質ある者を見つけ、それを教えたりもした。それが旅に出て五十年ほどの生き方だった。
「……ジンクさんは、アムラナを飲んだのはいくつの時なのですか?」
ソラの問いかけに、ジンクは少し考えてから答える。
「え~……確か、八十過ぎ」
「はちっ……それにしては、今の姿はお若いですが……」
「ん? だって、アレ飲んだら若返ったんだ」
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