232 / 475
第九章
337 俺と同じくらい?
しおりを挟む
騎士は、コウヤの姿を確認して、何故か酷く納得したような表情を見せて頷く。それから、姿勢を正し、王達に向けて報告した。
「申し上げます! 城門前に『聖女と王子の子だ』という少年を連れた者がまた参りました!」
「……」
今度はコウヤが困惑する方だった。
「……ん? また?」
「はい! 昨日に五組、今朝早くに三組、別の少年を連れた者が、外門や城門の門番に訴えてきております!」
「……へ?」
コウヤは振り向いて、王達に確認する。すると、伝えるのを忘れていたという表情で頷かれた。
「いや……絶対に違うからどうでもいいかと思っていたのだ……」
「私がファムとの子を間違えるはずがないだろう? 偽物と分かりきっているし、いいかなと……」
アビリス王とジルファスが目を合わせてうんうんと頷き合う。このような些事にコウヤを関わらせてたまるかと確認しあったことで、再びコウヤへ目を向けた二人の目には、教えなかったことに後悔はないという自信に満ちた光が宿っていた。
これに小さくため息を吐き、一応納得して見せる。
「ほとんどの神官さん達が出払っているとはいえ、ルー君達が気付かないはずないし、害はないと思いますけどね……」
こういうのは、やっばり早めに教えて欲しかったなと思う。
その間に、ジルファスが騎士へ指示を出す。
「対応は昨日と同じで構わない」
「はっ!」
素早く身を翻し、騎士が部屋を出て行った。
「まったく呆れるわね~。あの国も何がやりたいのかしら」
呆れた様子のミラルファに、アビリス王も同意する。送り付けて来たのは神教国としか思えないのだ。
「確かになあ……何人も来るということは、嘘がバレていると分かっているはずだろうに……」
次から次にと送り込んでくるのだから、前が失敗したと分かっているはず。なぜ諦めないのかと王達は首を傾げる。
「その人たち、今は牢に?」
数人の知らない気配を探りながら尋ねると、ジルファスが答えた。
「ああ。一応、軽く尋問もしているんだが、牢に入ってから、誰も喋らないらしい。もちろん、持ち物も全て調べているんだが……酷く怯えているようなんだ」
「う~ん……変な物は確かにないですね……あれば、オスローが気付きますし……」
変な物が持ち込まれている気配はなさそうだとコウヤは確認し、彼らの目的を考える。
コウヤ達の知る神教国の性質から考えると、ただ送り込むだけで済むはずがない。
「……ちょっと人数が気になりますね」
今朝の段階で三組、今また一組。時間的な間隔も短い。
「今朝来られた三組が来たのは、違う門かな……」
考えながら口に出すコウヤに、ニールが詳細をまとめる。必要と思い、報告書を確認してくれたようだ。こういう判断がニールは本当に早い。
「今朝のは三組とも外門です。一組目が南門、二組目が西門、三組目が南門です。今朝方王都に着いてすぐのようです。ちなみに、昨日の五組は、一組目から城門南、城門西、外門南、城門西、外門西です。それと……恐らく先程伝令に来た騎士の担当から、今回は城門西だと思われます」
「バラバラだね……」
騎士の配置までニールは覚えているのだろうか。ニールならできそうだと、それに感心するコウヤとは別に、ジルファスや他の補佐官達は、ニールを驚きの表情で見ていた。ベルナディオだけは満足そうだ。恐らく、普通は知らないことなのだろう。
一方、コウヤは更に考える。城門の南は正面。城に用があるならば、まずここを目指すだろう。後ろめたいことがなければ、堂々と正面に立てる。
城門の西側は平民街に面している。東側は貴族の屋敷の建ち並ぶ貴族街が近いので、近寄り難いかもしれない。北は離宮や演習場があるため、ほとんど使われない。
「その少年の年齢は全員、俺と同じくらい?」
「いいえ。幼い者が多いようです。鑑定した結果、一番下が五、上が少し飛んで十五となっています」
「五歳? でも、そうなると……あとは、連れてきた人はどんな人?」
「老人です。八人中五人は、子どもを兵や騎士に預けると、疲労のために倒れてしまったようですね。かなり衰弱しているとのことです。現在、宮廷薬師がついております」
「……」
恐らく、この王都に入らなかったら、命はなかっただろう。オスロリーリェの加護が強く出ているこの土地だからこそ、生き延びたのだ。それを察して、コウヤは顔を上げた。
「会おうかな」
「っ、コウヤ?」
ジルファスが慌てたように声を上げる。しかし、次に聞こえたニールの声は冷静だった。
「ベルナディオ様。少々席を外させていただいてもよろしいでしょうか」
「あ、ああ。そうですね。君なら大丈夫でしょう」
「はい。では、コウヤ様。ご案内いたします。怯えているようですから、騎士をお連れになるのは良くないかと」
ニールは正しくコウヤの意図を感じ取っていた。怯えている彼らと話が出来るよう、本当は一人で行くつもりだったと。
「え、ちょっ!? 彼だけでは危ないよ! 行くなら近衛も連れて……っ」
ジルファスが止めようとする。それに苦笑し、コウヤが弁明する前に、ミラルファが間に入った。
「彼ならコウヤちゃんを危ないめに合わせたりしないわよ」
「いや、ですが、彼は文官で、いざと言う時に……」
ジルファスはもちろん、アビリス王や他の二人の補佐官達も困惑気味だ。彼らはニールの実力を知らなかった。
「あら。もしかして、知らないの? 彼、聖魔教の神官さんも認める実力者よ?」
「え……?」
ニールは、聖魔教の神官達との訓練には混ざるが、城の騎士達の訓練に混ざったことはない。よって、ジルファス達は彼の強さを認識できていなかった。しかし、ジルファス付きの近衛騎士達は当然のように知っている。
「我々も敵わないと話していませんでしたか?」
「あっ、話してないかも。それに結局、コウヤ様の侍従長に立候補してたし」
「あ~、それな。みんなめっちゃほっとしたもん。そっか、それも知らないんですね~」
「……お前たち……」
近衛騎士達が言ってないなと頷き合うのを、ジルファスは恨めしげに睨み付けた。それにしっかり目を逸らして、近衛騎士達はどこへともなく目を向けて姿勢を正してから告げた。
「ニール殿なら問題ありません!」
「むしろ、我々は邪魔になります!」
「ニール殿こそが、コウヤ様を真に護る騎士だと、認識しております!」
ニールは薄く笑みを浮かべ、一礼するとコウヤを先導するため、歩き出す。
あの顔は満足な回答が返ってきた時の顔だと、コウヤは知っている。それを微笑ましく思いながらニールを追うべく一歩踏み出した。
「では、少し行ってきます」
「っ……気をつけて」
「はい」
まだ納得したとは言い難い表情で、ジルファスが見送ってくれた。
廊下に出て、しばらくしてから、ニールが口を開いた。彼もやって来た少年と老人について、考えていたらしい。
「……あの国の関係者ではないかもしれませんね……」
「うん。今の時期、怪しいって思うのも当然だけど、もしかしたら、逆にあの国の手から逃げて来たのかもしれない」
「……話すでしょうか」
「どうだろう……ばばさま達みたいにはいかないからね……けど、この予想が正しいとなると……これを考えた人も確かにいる」
同じ手で来るのだから、提案した者は確実に居るはずだ。
「それがあの国に関係ある者かどうかですね……手配は……」
「証言を取ってからでもいいよ。予想通りなら、こっちに害はない。こんな事を考えるくらいだから、自分の身は自分でどうにか出来るんじゃないかな」
「そう……ですね。では、そちらは後で、手が空きましたら」
「うん。今は、ばばさま達も含めて、あの国に特攻かけていく所だからね。邪魔する方が怖いよ」
「なるほど」
ルディエをはじめとした白夜部隊は特に、あの国に恨みを持っているのだ。参加出来なくなるとなれば、逆に恨まれそうだった。
そして、コウヤとニールは、地下牢へ足を踏み入れた。そこには、憔悴しきった表情の少年と老人が身を寄せ合っていたのだ。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
三日空きます。
よろしくお願いします◎
「申し上げます! 城門前に『聖女と王子の子だ』という少年を連れた者がまた参りました!」
「……」
今度はコウヤが困惑する方だった。
「……ん? また?」
「はい! 昨日に五組、今朝早くに三組、別の少年を連れた者が、外門や城門の門番に訴えてきております!」
「……へ?」
コウヤは振り向いて、王達に確認する。すると、伝えるのを忘れていたという表情で頷かれた。
「いや……絶対に違うからどうでもいいかと思っていたのだ……」
「私がファムとの子を間違えるはずがないだろう? 偽物と分かりきっているし、いいかなと……」
アビリス王とジルファスが目を合わせてうんうんと頷き合う。このような些事にコウヤを関わらせてたまるかと確認しあったことで、再びコウヤへ目を向けた二人の目には、教えなかったことに後悔はないという自信に満ちた光が宿っていた。
これに小さくため息を吐き、一応納得して見せる。
「ほとんどの神官さん達が出払っているとはいえ、ルー君達が気付かないはずないし、害はないと思いますけどね……」
こういうのは、やっばり早めに教えて欲しかったなと思う。
その間に、ジルファスが騎士へ指示を出す。
「対応は昨日と同じで構わない」
「はっ!」
素早く身を翻し、騎士が部屋を出て行った。
「まったく呆れるわね~。あの国も何がやりたいのかしら」
呆れた様子のミラルファに、アビリス王も同意する。送り付けて来たのは神教国としか思えないのだ。
「確かになあ……何人も来るということは、嘘がバレていると分かっているはずだろうに……」
次から次にと送り込んでくるのだから、前が失敗したと分かっているはず。なぜ諦めないのかと王達は首を傾げる。
「その人たち、今は牢に?」
数人の知らない気配を探りながら尋ねると、ジルファスが答えた。
「ああ。一応、軽く尋問もしているんだが、牢に入ってから、誰も喋らないらしい。もちろん、持ち物も全て調べているんだが……酷く怯えているようなんだ」
「う~ん……変な物は確かにないですね……あれば、オスローが気付きますし……」
変な物が持ち込まれている気配はなさそうだとコウヤは確認し、彼らの目的を考える。
コウヤ達の知る神教国の性質から考えると、ただ送り込むだけで済むはずがない。
「……ちょっと人数が気になりますね」
今朝の段階で三組、今また一組。時間的な間隔も短い。
「今朝来られた三組が来たのは、違う門かな……」
考えながら口に出すコウヤに、ニールが詳細をまとめる。必要と思い、報告書を確認してくれたようだ。こういう判断がニールは本当に早い。
「今朝のは三組とも外門です。一組目が南門、二組目が西門、三組目が南門です。今朝方王都に着いてすぐのようです。ちなみに、昨日の五組は、一組目から城門南、城門西、外門南、城門西、外門西です。それと……恐らく先程伝令に来た騎士の担当から、今回は城門西だと思われます」
「バラバラだね……」
騎士の配置までニールは覚えているのだろうか。ニールならできそうだと、それに感心するコウヤとは別に、ジルファスや他の補佐官達は、ニールを驚きの表情で見ていた。ベルナディオだけは満足そうだ。恐らく、普通は知らないことなのだろう。
一方、コウヤは更に考える。城門の南は正面。城に用があるならば、まずここを目指すだろう。後ろめたいことがなければ、堂々と正面に立てる。
城門の西側は平民街に面している。東側は貴族の屋敷の建ち並ぶ貴族街が近いので、近寄り難いかもしれない。北は離宮や演習場があるため、ほとんど使われない。
「その少年の年齢は全員、俺と同じくらい?」
「いいえ。幼い者が多いようです。鑑定した結果、一番下が五、上が少し飛んで十五となっています」
「五歳? でも、そうなると……あとは、連れてきた人はどんな人?」
「老人です。八人中五人は、子どもを兵や騎士に預けると、疲労のために倒れてしまったようですね。かなり衰弱しているとのことです。現在、宮廷薬師がついております」
「……」
恐らく、この王都に入らなかったら、命はなかっただろう。オスロリーリェの加護が強く出ているこの土地だからこそ、生き延びたのだ。それを察して、コウヤは顔を上げた。
「会おうかな」
「っ、コウヤ?」
ジルファスが慌てたように声を上げる。しかし、次に聞こえたニールの声は冷静だった。
「ベルナディオ様。少々席を外させていただいてもよろしいでしょうか」
「あ、ああ。そうですね。君なら大丈夫でしょう」
「はい。では、コウヤ様。ご案内いたします。怯えているようですから、騎士をお連れになるのは良くないかと」
ニールは正しくコウヤの意図を感じ取っていた。怯えている彼らと話が出来るよう、本当は一人で行くつもりだったと。
「え、ちょっ!? 彼だけでは危ないよ! 行くなら近衛も連れて……っ」
ジルファスが止めようとする。それに苦笑し、コウヤが弁明する前に、ミラルファが間に入った。
「彼ならコウヤちゃんを危ないめに合わせたりしないわよ」
「いや、ですが、彼は文官で、いざと言う時に……」
ジルファスはもちろん、アビリス王や他の二人の補佐官達も困惑気味だ。彼らはニールの実力を知らなかった。
「あら。もしかして、知らないの? 彼、聖魔教の神官さんも認める実力者よ?」
「え……?」
ニールは、聖魔教の神官達との訓練には混ざるが、城の騎士達の訓練に混ざったことはない。よって、ジルファス達は彼の強さを認識できていなかった。しかし、ジルファス付きの近衛騎士達は当然のように知っている。
「我々も敵わないと話していませんでしたか?」
「あっ、話してないかも。それに結局、コウヤ様の侍従長に立候補してたし」
「あ~、それな。みんなめっちゃほっとしたもん。そっか、それも知らないんですね~」
「……お前たち……」
近衛騎士達が言ってないなと頷き合うのを、ジルファスは恨めしげに睨み付けた。それにしっかり目を逸らして、近衛騎士達はどこへともなく目を向けて姿勢を正してから告げた。
「ニール殿なら問題ありません!」
「むしろ、我々は邪魔になります!」
「ニール殿こそが、コウヤ様を真に護る騎士だと、認識しております!」
ニールは薄く笑みを浮かべ、一礼するとコウヤを先導するため、歩き出す。
あの顔は満足な回答が返ってきた時の顔だと、コウヤは知っている。それを微笑ましく思いながらニールを追うべく一歩踏み出した。
「では、少し行ってきます」
「っ……気をつけて」
「はい」
まだ納得したとは言い難い表情で、ジルファスが見送ってくれた。
廊下に出て、しばらくしてから、ニールが口を開いた。彼もやって来た少年と老人について、考えていたらしい。
「……あの国の関係者ではないかもしれませんね……」
「うん。今の時期、怪しいって思うのも当然だけど、もしかしたら、逆にあの国の手から逃げて来たのかもしれない」
「……話すでしょうか」
「どうだろう……ばばさま達みたいにはいかないからね……けど、この予想が正しいとなると……これを考えた人も確かにいる」
同じ手で来るのだから、提案した者は確実に居るはずだ。
「それがあの国に関係ある者かどうかですね……手配は……」
「証言を取ってからでもいいよ。予想通りなら、こっちに害はない。こんな事を考えるくらいだから、自分の身は自分でどうにか出来るんじゃないかな」
「そう……ですね。では、そちらは後で、手が空きましたら」
「うん。今は、ばばさま達も含めて、あの国に特攻かけていく所だからね。邪魔する方が怖いよ」
「なるほど」
ルディエをはじめとした白夜部隊は特に、あの国に恨みを持っているのだ。参加出来なくなるとなれば、逆に恨まれそうだった。
そして、コウヤとニールは、地下牢へ足を踏み入れた。そこには、憔悴しきった表情の少年と老人が身を寄せ合っていたのだ。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
三日空きます。
よろしくお願いします◎
257
お気に入りに追加
11,119
あなたにおすすめの小説


【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】お花畑ヒロインの義母でした〜連座はご勘弁!可愛い息子を連れて逃亡します〜+おまけSS
himahima
恋愛
夫が少女を連れ帰ってきた日、ここは前世で読んだweb小説の世界で、私はざまぁされるお花畑ヒロインの義母に転生したと気付く。
えっ?!遅くない!!せめてくそ旦那と結婚する10年前に思い出したかった…。
ざまぁされて取り潰される男爵家の泥舟に一緒に乗る気はありませんわ!
アルファポリス恋愛ランキング入りしました!
読んでくれた皆様ありがとうございます。
連載希望のコメントをいただきましたので、
連載に向け準備中です。
*他サイトでも公開中
なろう日間総合ランキング2位に入りました!

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

聖女の私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
重田いの
ファンタジー
聖女である私が追放されたらお父さんも一緒についてきちゃいました。
あのお、私はともかくお父さんがいなくなるのは国としてマズイと思うのですが……。
よくある聖女追放ものです。
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。