潤 閉ざされた楽園

リリーブルー

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第二章 森にて

放尿

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「いろんな所からよだれを垂らして、獣並みの欲だな」
譲青年が煽るように潤の姿を評して言った。
「殺してもいいから、だから気持ちよくして」
強烈な欲望に憑かれた潤が気が触れたように僕と譲に訴えた。僕は、根元を握ったまま、潤の耳の穴を片方ずつ舌で犯してやった。
「いやあぁっ!   あぁっ!」
僕の愛撫に反応して潤は喘いだ。僕は、ぐちゃぐちゃと潤の耳の殻をねぶり、唾液の音を存分に響かせて、存分に欲情させてやってから、舌先を、中へ突っ込んだ。
「いかせて!  もう、もうダメ!」
潤が、叫んだ。潤は、もう、ほんの一突きでも挿れられたらいきそうなくらい、身体中が熟れきっていた。僕の雄は、さっきから先走りにまみれビクビクしていた。ヌルヌルと滑るそれを潤の入り口に当てて、ぐいと突き上げた。ああっ狭い!
「アアーッ!」
潤の叫び声が夜の雑木林に木霊した。同時に僕も、潤の狭い所を抜け、中に入ったと思ったとたん、ドクドクとこみ上げてくるものを抑えきれず、潤の中へ放出し、注ぎ込んでしまった。
「潤! 潤!」
僕は、初めての経験に、前後不覚になりながら、強烈な快感に耐えた。潤の、毛を毟られた鳥のような、哀れな身体を、肋骨よ砕けんとばかりに、いだきしめた。潤の手と僕の腕がからんでいた。その僕らの腕や手に、そして顔の方まで、生暖かいものがドロリとかかるのを感じた。どちらの腕が誰のものか僕にはわからなくなった。潤と一つになっている、という深い喜びに満たされた。まるでいくつもの腕や頭を持つ仏像のように、僕らは一体化していた。僕らの身長や体つきに、ほとんど差がなかったので、余計にそう思えた。
 僕の手に、潤の手が優しく重ねられた。僕の手についた自分の体液を潤は、ぺろぺろと美味しそうに舌で舐めた。
「気持ちいい」
僕は、もう、その場に倒れて、ここで死んでもいいと思った。譲が、ピシッピシッと小枝の折れる音を立てながら、僕らの方へ、一歩一歩歩み寄ってきた。
「瑤、もう抜いてくれる? 液、出さないとお腹が痛くなっちゃうから」
潤が言った。
「あ、うん」
僕は、いつまでも、潤と繋がっていたかったけれど、名残惜しさを感じながら、潤の体から自分のモノを引き抜いた。せっかく潤と一つになっていたのに。僕は、ひやっとした寂しさを感じた。

 譲が、しゃがんで、潤の穴を、覗き込んで、また動画を撮っているようだった。僕もしゃがんで、覗き込んだ。
「記念すべき、初めての交接だね。君の出したものが、ほら」
収縮した潤の穴から、ドロリとした液体が出てきて、潤の内腿を伝った。僕の息が荒くなった。
「舐めてごらん?」
僕は、潤の穴という穴を制覇するつもりでいたので、鼻息荒く、穴に舌先を突っ込んだ。
「ひぃやぁぁ」
潤が、嬌声をあげた。
「うわっ、大胆だね、いきなり」
と譲も驚いていた。僕は、タガが外れてしまっていたので、潤のアヌスに唇をつけて、じゅじゅっと音をたてて吸うことさえした。潤は、内腿を震わせて快感をこらえているようだった。それから、僕は潤の腿に流れ出るテラテラした液体を、くまなく舐めとった。脳が、ジンジン痺れていて、苦い味も、異常なことをしているという高ぶりで気にならなかった。むしろ、不味い味覚が、潤に対して、変態的な奉仕をしているという喜びを、より実感させた。僕は、立ち上がって、潤と向かい合わせになった。
「瑤ったら、あんなところまで」
潤が、恥ずかしそうにした。
「潤のなら、なんでも舐められるよ」
僕が陶酔して言うと、
「もう、瑤ったら」
と潤は、嬉しそうなような、困ったような顔で、また言った。潤は、僕のをつかんで、残っているものを、しごき出した。
「あぁ」
僕は、快感に呻いた。
 正面で互いのモノを見比べると、ほとんど似たような大きさだった。
「そんなに大きいわけじゃないのに、気持ちよかったよ」
潤が言った。
「大きさのことは、余計だよ」
「ごめん。だけど、どんぐりの背比べだろう?」
潤は、笑った。
「というか、生でさせちゃってごめんね。一応、スキン持ってたんだけど。常時携帯してるから」
潤の常時携帯には、納得した。
「家行ったら、先にシャワー浴びたほうがいいね。お腹すいちゃったけど」
僕は、性的快感で、空腹すら感じなかった。けれど、全身がだるかった。
「気休めかもしれないけど、放尿でもしとく?」
「ホーニョー?」
「やったあとって、トイレいかない?」
「あ、尿。って、えっ、ここで?」
僕は、うろたえた。
「そんな、立ち小便なんて、つかまっちゃうよ」
潤が笑った。
「その前に、全裸でいる俺が、不審者だな」
「僕とかも、共犯でしょ。実際」
「いいよ。ここ、うちだから」
「うち?」
「ここで寝泊まりするわけじゃないけどね」
「あたりまえだよ」
「俺のこと、魔性の何かかと思われてると困るからさ」
「それいいね。白狐とか、そういう神の使いみたいな?」
「森の精霊とか、堕天使とか」
「なの?」
僕は本気で疑った。
「違うよ、人間だよ、一応」
潤は微笑んだ。
「信じそうだった」
「うそだろ」
「だって、全裸が板についてるんだもの」
潤は笑った。
「だから、しよ、ホーニョー」
遊ぼう、みたいなノリで潤は言った。
「恥ずかしいよ」
「別に、いつも連れションしてるだろう?」
「普段は意識してないもん」
「ねえ、せっかくだから、かけあおうよ。瑤、濡れないように、脱いで。っていうか、なんで、脱がなかったの?」
「だって、外だし。野外で全裸な人の方が珍しいって」
僕は、タジタジだった。
「だから、別に、ここ、うちだからいいの」
僕は、尿意を感じたのもあり、半ば、やけになってズボンとパンツを脱ぎ裸足になった。潤の服が掛けてある木からは、少し離れたところに二人で行って、向き合って脚にかけあった。僕の方は、恥ずかしくて、何も考えられなかった。
「気持ちいい」
潤は言った。そう言われると、もっと気持ちよくしてあげたくて、いっぱいかけてあげたくなって、潤のお尻のあたりまでかけてしまった。潤は腰から下を、びしょ濡れにして恍惚としていた。潤は、その場に膝をつくと自慰をしながら、いってしまった。
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