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一章
5.痴話喧嘩
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懲罰房にいる間は、ずっとランタンを作っていた。なるべく無心で作ろうと思ったのだが、先日の光景が目に焼き付いて離れない…。ローレンが涙にくれるマリクを抱いて、泣き止ませたこと…。彼らはアルファとオメガだ。ひょっとして二人は将来…、いつか番になる可能性もある。それを想像しただけで勝手に涙が溢れた。
良かった、懲罰房にいて。薄暗くほぼだれもやってこない懲罰房ならこの酷い顔を見られずにすむ…。
そう思って過ごしていたのだが、二日目の夕方、俺は懲罰房を出ることになった。
懲罰房を出た先…応接室で俺を待っていたのはローレンだった。
「今日から修道院で過ごされる。ローレン・エドガー様だ。知っているな?」
「は、はあ… 」
ウルク司祭はローレンを前に俺に尋ねた。知ってはいる。知ってはいるが…。何故、ローレンがここに?
「ローレン様。修道院は今、部屋が埋まっておりまして。こちらの下働きの…ノア!お前の部屋、寝台が一つ空いていたな?」
「は、はあ… 」
たしかに空いてはいるが、あんな粗末な部屋でいいのだろうか?それより、どうしてここにローレンがいるのか訳を教えてほしい…!しかしウルク司祭は面倒ごとはごめんとばかりにさっさと出て行ってしまう。
「よろしく、ノア!」
つい二日前、あんな気まずい別れ方をした俺に、ローレンは眩しすぎる笑顔を向けた。
しかもローレンは、大きめの鞄を持っている。一体何日くらい過ごすつもりなのだ?流石に俺の部屋は、直ぐ出ていくよな?
とりあえず、荷物を置くために俺の部屋へ行こうということになり、俺とローレンは応接室を出る。応接室を出ると、応接室の外でマリクが腕を組み、不機嫌な様子で俺たちを待ち構えていた。
「おい!ローレン!俺に謝らないってどういうことだよ!」
「謝る理由がないからです 」
「何だと!い、いいのか?!俺に謝らなければずっと、修道院での生活が続くんだぞ!」
「…結構です。行こう、ノア 」
「ローレン!」
ローレンはマリクを振り向きもせず行ってしまう。俺は赤くなって頬を膨らませているマリクに一礼をして、ローレンを追いかけた。ええと、つまり先日の…ローレンがマリクを羽交い絞めにしたことを謝れと、マリクは要求している…?それは誤った行動ではないから、ローレンは謝罪できないと突っぱねて、修道院に送られた、そういうこと?
マリクはローレンに謝らせたいということだけど…謝らせて、それでローレンと仲直りしたいとか?先日もマリクはローレンに抱きしめられて大人しくなっていた。ツンツンしているけれど…ひょっとして、お互いが謝らせたいという二人の壮大な痴話喧嘩に巻き込まれてるんじゃないか、俺!?だったら嫌すぎるんだけど…。しかもローレンと同室なんて…。俺はこっそりため息を吐いた。
「すまないな、巻き込んでしまって 」
「いえ… 」
俺は部屋に行って、ベットはあるがローレンの分の寝具がないことに気が付いた。ローレンを部屋に残して寝具を調達にいく。ローレンが使うと話すと、ウルク司祭から一番上等な寝具を借りることができた。
寝具を借り部屋に戻る途中で、夜の祈りの鐘がなる。しまった。食堂が閉まる時間だ。夕飯…!ローレンは食事、してきたのだろうか?
俺が部屋に戻ると、ローレンは窓辺で静かに祈っていた。窓の外は夜。月明かりに照らされた美しいローレンをみて俺は息を呑んだ。見惚れて立ち尽くしていた俺にローレンは気が付いて、微笑む。
「ありがとう 」
ローレンは俺に近付いて寝具を受け取るとベットに置いた。
「ノア、夕食はどうする?」
「あ、それなんだけど…もう、食堂が終わってしまって。ごめんなさい。先に食堂に行けばよかった 」
「そうか。いや、気にしないでくれ。俺は一食くらい平気…。俺より、ノアは大丈夫なのか?」
ローレンは俺の段取りの悪さを責めたりしなかった。やっぱりローレンは優しい。俺はローレンに何か、食べるものをと思い先日焼いたクッキーがまだ残っていることを思い出した。二日くらいなら、大丈夫だろう、そう思って、ローレンに手渡したのだが…。
「これ、人が食べるもの?」
「え?」
「いやこれ…全然味がないから猫用に作られてるのかなって。初めに貰った時”猫に餌をあげてくれて”って言ってたし、ひょっとして猫に餌としてあげてくれってことなのかと迷って…。しかもそのあと、猫のところに無造作に置いてあって、猫は美味しそうに食べてたから…猫の餌なのかもしれないと思ってた 」
「全然味がない?!俺なりに味付けしたはず…特にこれは果物の実を乾燥させたものを入れて…!」
「あ、それ…!その実、めちゃくちゃ酸っぱいよな?その実は猫も食べなかったから、なんなんだろうと思ってた。果物だったんだ?」
ローレンは本当に不思議に思っていたようで、嫌味で言っていないことが見て取れる。しかし…その素直かつ正直過ぎるローレンの反応に俺は絶句した。とりあえず気力だけで「そっか… 」と呟く。するとさすがに、ローレンも察したらしい。
「ノア…!ごめん。違ったんだな?!怒った?怒ったよな?流石に…。ノア、お前あんまり感情が顔にでないな?…俺、言ってもらわないと気付けないかも。一緒に生活するんだから何でも言ってくれよ!」
ローレンは正直な性格なんだろう。だから隠さず言ってくれと、そう言うが…。いうわけにはいかない。だって、貴方が好きだから大抵のことは許せる、なんて…まさか、言えるわけがない。
「あと、もうひとつ聞いていい?この、猫の手紙、“つれてって、あなたが”のあとなんて書いてある?」
「……!」
「『す』…?それとも『し』?…そのあとは『く』?」
すきです、ってかいたつもりだったけど…スペルが、間違えてるんだ…!でも今となっては間違えていて良かった。俺は思わず赤面した。
「…今度、エリーに聞いてみる… 」
「エリー?あの猫の名前?…いや、これはノアが書いたんだろ?」
ローレンは俺の隣に座って、それを解読しようとする。探るように順番にスペルを言われて、とうとう俺は観念した。
「これはその、エリーが言いそうなことを書いたんだ 」
「うん?」
「うちの子になるって聞かれたから、それで 」
「それで?」
「つれてって、す…です…って…エリーなら言うかなって… 」
俺は余りの恥ずかしさに『好き』は口に出せなかった。手をもじもじさせて、手のひらに指でハートの形を描いた。たぶんこれで、伝わったはず。
「…… 」
ほら、聞いておいて無言になるじゃないか…。俺はもう、怖くてローレンの方を向けなかった。しばらく黙って俯いていると、ローレンはくす、と笑った。
「エリーが…。ねえ… 」
「そう、エリーが。…あの、字、下手でごめん 」
「…謝ることじゃない。文字、苦手?」
「というか、ほとんど読めなくて。最近すこしだけ勉強したんだけど、独学だから単語とかスペルが全然… 」
「…俺が教えようか?わかる範囲で 」
「え?!ありがとう!うれしい!じゃあ早速聞いてもいい?!」
「いいよ。でも、その前に… 」
ローレンは先ほどのクッキーを半分に割った。片方を俺に差し出す。
「半分こしよう 」
「うん… 」
俺たちは隣り合って座って、クッキーを齧りながらローレンに絵本の読み方を習った。何度か繰り返すうちにローレンはオリジナルの話を始めた。ローレンは運命に導かれる番、というのに納得がいかないらしい。
「俺の運命を勝手に決めるな。俺は運命を切り開きたい派…!王子はそう言いました 」
「ローレン、それだと、スペルが分からなくなるんだけど… 」
「じゃ、ここに書いといてやるよ 」
「あっ…でもまだ初めの単語が完璧じゃないから…ややこしくなる!」
「大丈夫だって!」
ローレンは思ったより強引な男だった。でも、スペルも丁寧に書いてくれて、発音しながら俺に優しく教えてくれる。そんなローレンを見てマリクが心の底から羨ましくなった。オメガが嫌なら、変わってほしい。でも、できない…。
そんなことを考えながら食べたクッキーはいつも以上に甘酸っぱかった。
良かった、懲罰房にいて。薄暗くほぼだれもやってこない懲罰房ならこの酷い顔を見られずにすむ…。
そう思って過ごしていたのだが、二日目の夕方、俺は懲罰房を出ることになった。
懲罰房を出た先…応接室で俺を待っていたのはローレンだった。
「今日から修道院で過ごされる。ローレン・エドガー様だ。知っているな?」
「は、はあ… 」
ウルク司祭はローレンを前に俺に尋ねた。知ってはいる。知ってはいるが…。何故、ローレンがここに?
「ローレン様。修道院は今、部屋が埋まっておりまして。こちらの下働きの…ノア!お前の部屋、寝台が一つ空いていたな?」
「は、はあ… 」
たしかに空いてはいるが、あんな粗末な部屋でいいのだろうか?それより、どうしてここにローレンがいるのか訳を教えてほしい…!しかしウルク司祭は面倒ごとはごめんとばかりにさっさと出て行ってしまう。
「よろしく、ノア!」
つい二日前、あんな気まずい別れ方をした俺に、ローレンは眩しすぎる笑顔を向けた。
しかもローレンは、大きめの鞄を持っている。一体何日くらい過ごすつもりなのだ?流石に俺の部屋は、直ぐ出ていくよな?
とりあえず、荷物を置くために俺の部屋へ行こうということになり、俺とローレンは応接室を出る。応接室を出ると、応接室の外でマリクが腕を組み、不機嫌な様子で俺たちを待ち構えていた。
「おい!ローレン!俺に謝らないってどういうことだよ!」
「謝る理由がないからです 」
「何だと!い、いいのか?!俺に謝らなければずっと、修道院での生活が続くんだぞ!」
「…結構です。行こう、ノア 」
「ローレン!」
ローレンはマリクを振り向きもせず行ってしまう。俺は赤くなって頬を膨らませているマリクに一礼をして、ローレンを追いかけた。ええと、つまり先日の…ローレンがマリクを羽交い絞めにしたことを謝れと、マリクは要求している…?それは誤った行動ではないから、ローレンは謝罪できないと突っぱねて、修道院に送られた、そういうこと?
マリクはローレンに謝らせたいということだけど…謝らせて、それでローレンと仲直りしたいとか?先日もマリクはローレンに抱きしめられて大人しくなっていた。ツンツンしているけれど…ひょっとして、お互いが謝らせたいという二人の壮大な痴話喧嘩に巻き込まれてるんじゃないか、俺!?だったら嫌すぎるんだけど…。しかもローレンと同室なんて…。俺はこっそりため息を吐いた。
「すまないな、巻き込んでしまって 」
「いえ… 」
俺は部屋に行って、ベットはあるがローレンの分の寝具がないことに気が付いた。ローレンを部屋に残して寝具を調達にいく。ローレンが使うと話すと、ウルク司祭から一番上等な寝具を借りることができた。
寝具を借り部屋に戻る途中で、夜の祈りの鐘がなる。しまった。食堂が閉まる時間だ。夕飯…!ローレンは食事、してきたのだろうか?
俺が部屋に戻ると、ローレンは窓辺で静かに祈っていた。窓の外は夜。月明かりに照らされた美しいローレンをみて俺は息を呑んだ。見惚れて立ち尽くしていた俺にローレンは気が付いて、微笑む。
「ありがとう 」
ローレンは俺に近付いて寝具を受け取るとベットに置いた。
「ノア、夕食はどうする?」
「あ、それなんだけど…もう、食堂が終わってしまって。ごめんなさい。先に食堂に行けばよかった 」
「そうか。いや、気にしないでくれ。俺は一食くらい平気…。俺より、ノアは大丈夫なのか?」
ローレンは俺の段取りの悪さを責めたりしなかった。やっぱりローレンは優しい。俺はローレンに何か、食べるものをと思い先日焼いたクッキーがまだ残っていることを思い出した。二日くらいなら、大丈夫だろう、そう思って、ローレンに手渡したのだが…。
「これ、人が食べるもの?」
「え?」
「いやこれ…全然味がないから猫用に作られてるのかなって。初めに貰った時”猫に餌をあげてくれて”って言ってたし、ひょっとして猫に餌としてあげてくれってことなのかと迷って…。しかもそのあと、猫のところに無造作に置いてあって、猫は美味しそうに食べてたから…猫の餌なのかもしれないと思ってた 」
「全然味がない?!俺なりに味付けしたはず…特にこれは果物の実を乾燥させたものを入れて…!」
「あ、それ…!その実、めちゃくちゃ酸っぱいよな?その実は猫も食べなかったから、なんなんだろうと思ってた。果物だったんだ?」
ローレンは本当に不思議に思っていたようで、嫌味で言っていないことが見て取れる。しかし…その素直かつ正直過ぎるローレンの反応に俺は絶句した。とりあえず気力だけで「そっか… 」と呟く。するとさすがに、ローレンも察したらしい。
「ノア…!ごめん。違ったんだな?!怒った?怒ったよな?流石に…。ノア、お前あんまり感情が顔にでないな?…俺、言ってもらわないと気付けないかも。一緒に生活するんだから何でも言ってくれよ!」
ローレンは正直な性格なんだろう。だから隠さず言ってくれと、そう言うが…。いうわけにはいかない。だって、貴方が好きだから大抵のことは許せる、なんて…まさか、言えるわけがない。
「あと、もうひとつ聞いていい?この、猫の手紙、“つれてって、あなたが”のあとなんて書いてある?」
「……!」
「『す』…?それとも『し』?…そのあとは『く』?」
すきです、ってかいたつもりだったけど…スペルが、間違えてるんだ…!でも今となっては間違えていて良かった。俺は思わず赤面した。
「…今度、エリーに聞いてみる… 」
「エリー?あの猫の名前?…いや、これはノアが書いたんだろ?」
ローレンは俺の隣に座って、それを解読しようとする。探るように順番にスペルを言われて、とうとう俺は観念した。
「これはその、エリーが言いそうなことを書いたんだ 」
「うん?」
「うちの子になるって聞かれたから、それで 」
「それで?」
「つれてって、す…です…って…エリーなら言うかなって… 」
俺は余りの恥ずかしさに『好き』は口に出せなかった。手をもじもじさせて、手のひらに指でハートの形を描いた。たぶんこれで、伝わったはず。
「…… 」
ほら、聞いておいて無言になるじゃないか…。俺はもう、怖くてローレンの方を向けなかった。しばらく黙って俯いていると、ローレンはくす、と笑った。
「エリーが…。ねえ… 」
「そう、エリーが。…あの、字、下手でごめん 」
「…謝ることじゃない。文字、苦手?」
「というか、ほとんど読めなくて。最近すこしだけ勉強したんだけど、独学だから単語とかスペルが全然… 」
「…俺が教えようか?わかる範囲で 」
「え?!ありがとう!うれしい!じゃあ早速聞いてもいい?!」
「いいよ。でも、その前に… 」
ローレンは先ほどのクッキーを半分に割った。片方を俺に差し出す。
「半分こしよう 」
「うん… 」
俺たちは隣り合って座って、クッキーを齧りながらローレンに絵本の読み方を習った。何度か繰り返すうちにローレンはオリジナルの話を始めた。ローレンは運命に導かれる番、というのに納得がいかないらしい。
「俺の運命を勝手に決めるな。俺は運命を切り開きたい派…!王子はそう言いました 」
「ローレン、それだと、スペルが分からなくなるんだけど… 」
「じゃ、ここに書いといてやるよ 」
「あっ…でもまだ初めの単語が完璧じゃないから…ややこしくなる!」
「大丈夫だって!」
ローレンは思ったより強引な男だった。でも、スペルも丁寧に書いてくれて、発音しながら俺に優しく教えてくれる。そんなローレンを見てマリクが心の底から羨ましくなった。オメガが嫌なら、変わってほしい。でも、できない…。
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