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第3部(終章)
草見
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花鶏殿下。末草は確かにそう呼んだ。人外魔境のような場所から地上へ戻れてほっとしていた蘇芳は、目を丸くした。
「てっきりお前が<睡蓮>と関係ある輩かと思ったんだが」
なんなら<睡蓮>本人の擬態かと思っていた。勘ぐりすぎていた己の言動が、ちょっと恥ずかしい。だってあんな、それっぽい偽名を名乗るもんだから。一見ひ弱そうな優男なんて、有力容疑者と相場が決まっているじゃないか。
末草は首を横に振った。
「関係ないとは言えません。でも、やって来たのが貴方だったのは予想外だったんです。俺の知る由のないことだったから」
そう言った末草の視線は花鶏に向けられていた。
(……こいつ、のんちゃんを見ても平静だな)
花鶏は怪訝な顔で末草を見返した。敵意があるのかないのか判然としないからだろう。
「信じてもらえないかもしれませんが、貴方を傷つける気はありませんでした」
貴方……花鶏に対する態度が、いよいよ分からない。まるで面識があるような言い方だ。
「殿下」
「知りません、この男とは初対面です」
予想どおりの答えだった。包帯を取った顔は、怪我も痣もない。つるりとすべらかな肌だ。
「帆世、と聞いて何か思い出しますか?」
驚いて反応したのは花鶏だった。
「江雪の屋敷で下女をしていた女の名前だ、なぜお前がそれを」
「良かった、覚えていてくださったのですね。彼女も喜びますよ、貴方を心配してましたから」
「生きているのか?」
「ええ。あれは私の遠縁の娘で、姉のような人なんです。殿下の待遇があまりに酷いと聞き及んで、下女として潜り込ませました。殿下はご自分で帆世を味方に引き込んだと思ったかもしれませんが、あれはもともと、殿下の味方だったんですよ」
蘇芳は混乱して口を挟んだ。
「待て、帆世の遠縁で……顔を隠していたというのは、つまり」
人相を隠していたということは、面識のある人間がいるということだ。この場合、年齢的に可能性があるのは波瀬か、もしくは。
「草見、か?」
帆世と関係がある人物。かつ、波瀬か自分が過去に関わった人物は限られる。末草、もとい草見は苦笑した。
「蘇芳殿、貴方と私が会ったのはほんの一瞬だけでした。私が偽の<蟲札>を使って捕縛された時です。覚えていますか?貴方は私が聞いていないと思って独り言を言ったんです。『これで花鶏殿下を救う口実が出来るかもしれない』と」
蘇芳は記憶を手繰った。そうだ、花鶏と会ったばかりの頃だ。
毒見をする名目に、帆世の一件を使ったのだ。その後、草見のことはすっかり記憶から無くしていた。
「驚きました。蘇芳は花鶏殿下を虐待している張本人だと、帆世から聞いていましたから。できるなら手に掛けてやりたい人間の一人でした」
花鶏のまとう空気が張りつめた。盾となるように東雲が前に出る。草見はそれを見て目を細めた。
「どういうわけか、突然改心したように殿下に優しくなったのは知っています。過去はどうであれ、今や蘇芳殿が一番の庇護者なのは間違いない。害そうとは思っていません」
「何故そこまで花鶏殿下を……」
蘇芳が日向から花鶏を守っていたように、草見は日陰から見守っていたとでもいうのか?
草見はふと、穏やかな微笑を浮かべて花鶏を見つめた。懐かしむような、そんな眼差しだった。
「昔、殿下のお母上には良くしてもらいました。その御恩返しとでも思っていただければ」
「母上が……?」
花鶏が抱いている母親の記憶と、草見の話す多々良たたら姫が噛み合わないのだろう。
蘇芳にはわかる。江雪は多々良姫ではなく、朝月夜のことを言っているのだ。
(なんでこいつが、花鶏の産みの親のことを知ってるんだ? 原作でもそこは触れられてなかったはずなのに)
何かが引っかかった。昔、同じようなことを誰かが……あれはいつだった?
草見は「話し過ぎました」と、持っていた松明で南を示した。
「都と反対の方角へ逃げてください。逃げ切れるか分かりませんが、なるべく都から遠ざかり……そうですね、時間はかかりますが、カデンルラを目指すのはどうでしょうか。新しい国主様は、殿下と親交があると伺いました」
「待て、花鶏殿下を逃がすって、一体……これから何が起こるんだ」
「これは個人的な私怨なので、お二人を巻き込まず済むならそうしたいんです。それに、上手くいってもすぐに国が滅ぶわけではない。ただ人によっては多くを失います。だからそれが始まる前に、遠くへ逃げてください」
空を掴むような言い方だ。それでも、蘇芳には断片的な言葉から、これから起こることが予想できた。
それは蘇芳の知る限り、ゲームの中で起こるBAD ENDのひとつだったから。
「いや、不可能だ。だって<水蟲>は人間が従属させるような代物じゃないはずだ。それができるのは、よっぽどの」
蘇芳はその先を口にしなかった。おいそれ口にできなかったのだ。
ゲームの中で、それは起こった。いわゆる<闇落ち>した主人公によって、この世界で最も高貴な人物の命を贄とし<水蟲>を従属させることが出来る禁忌の蟲術。
「驚いた……本当に何でもよくご存じなんですね。だったら話が早いです。花鶏殿下を守ってください。俺が言うまでもなく、貴方ならそうするでしょうが」
草見はくるりと踵を返した。すぐそばの木の下で待つ馬に飛び乗った。思い出した様に、馬上で蘇芳たちを振り返った。
「俺から馬を盗ろうとは思わないでください。よく躾てあるので、俺以外の命令を聞きません。それと、蘇芳殿の部下は仲間が保護しています。先に調査に来た所員たちもね。さすがに<秘跡の巫女姫>を都に入れて計画を邪魔されたくないので。命は取りませんから、ご安心を」
「待て!この方法はお前の発案か?」
「ええ、そうです。この方法は、ずっと前から決めていました。誰から聞いたのか、もしかしてそれも大方の予想が?」
「……朝月夜だな。彼女の生まれ故郷は、月代の里だったのか。彼女は沙羅の家系に連なる縁者なんだな」
「もっと正確に言えば、直系です。沙羅の遺した遺児は女の子でした。それと生まれた時、名前はなかったそうですよ」
名前のない沙羅の家系の子供。朝月夜の境遇が浮かび上がってくる。
「……そうか。十五年前、沙羅の子孫たちが里を逃げた。何か理由があったはずだ。もしかして、お前はなにか知ってるんじゃないのか」
草見は今度こそ、表情をそぎ落とした。探るように蘇芳を見つめ、花鶏を見遣り、何か言いかけたが、そのまま手綱を振って馬を走らせた。夜の闇に松明が遠ざかっていった。
花鶏は静かに蘇芳を見つめて待った。
「花鶏」
はい、と返事をする。
「きっと聞きたいことがたくさんあると思いますが」
「はい。でも今は……きっと先生はやりたいことがあるんですよね?」
蘇芳が何か言う前に、花鶏は駄目押しをした。
「先生と一緒に行って、手伝います。俺だけカデンルラに行っても、先生がいないんじゃ意味ないし。それに俺、イルファーンの奴が苦手なんですよね」
蘇芳の頬に触れて、揺らがない目で見つめる。
「道中に先生の知っていることを話してください。話せることだけでいいから」
「てっきりお前が<睡蓮>と関係ある輩かと思ったんだが」
なんなら<睡蓮>本人の擬態かと思っていた。勘ぐりすぎていた己の言動が、ちょっと恥ずかしい。だってあんな、それっぽい偽名を名乗るもんだから。一見ひ弱そうな優男なんて、有力容疑者と相場が決まっているじゃないか。
末草は首を横に振った。
「関係ないとは言えません。でも、やって来たのが貴方だったのは予想外だったんです。俺の知る由のないことだったから」
そう言った末草の視線は花鶏に向けられていた。
(……こいつ、のんちゃんを見ても平静だな)
花鶏は怪訝な顔で末草を見返した。敵意があるのかないのか判然としないからだろう。
「信じてもらえないかもしれませんが、貴方を傷つける気はありませんでした」
貴方……花鶏に対する態度が、いよいよ分からない。まるで面識があるような言い方だ。
「殿下」
「知りません、この男とは初対面です」
予想どおりの答えだった。包帯を取った顔は、怪我も痣もない。つるりとすべらかな肌だ。
「帆世、と聞いて何か思い出しますか?」
驚いて反応したのは花鶏だった。
「江雪の屋敷で下女をしていた女の名前だ、なぜお前がそれを」
「良かった、覚えていてくださったのですね。彼女も喜びますよ、貴方を心配してましたから」
「生きているのか?」
「ええ。あれは私の遠縁の娘で、姉のような人なんです。殿下の待遇があまりに酷いと聞き及んで、下女として潜り込ませました。殿下はご自分で帆世を味方に引き込んだと思ったかもしれませんが、あれはもともと、殿下の味方だったんですよ」
蘇芳は混乱して口を挟んだ。
「待て、帆世の遠縁で……顔を隠していたというのは、つまり」
人相を隠していたということは、面識のある人間がいるということだ。この場合、年齢的に可能性があるのは波瀬か、もしくは。
「草見、か?」
帆世と関係がある人物。かつ、波瀬か自分が過去に関わった人物は限られる。末草、もとい草見は苦笑した。
「蘇芳殿、貴方と私が会ったのはほんの一瞬だけでした。私が偽の<蟲札>を使って捕縛された時です。覚えていますか?貴方は私が聞いていないと思って独り言を言ったんです。『これで花鶏殿下を救う口実が出来るかもしれない』と」
蘇芳は記憶を手繰った。そうだ、花鶏と会ったばかりの頃だ。
毒見をする名目に、帆世の一件を使ったのだ。その後、草見のことはすっかり記憶から無くしていた。
「驚きました。蘇芳は花鶏殿下を虐待している張本人だと、帆世から聞いていましたから。できるなら手に掛けてやりたい人間の一人でした」
花鶏のまとう空気が張りつめた。盾となるように東雲が前に出る。草見はそれを見て目を細めた。
「どういうわけか、突然改心したように殿下に優しくなったのは知っています。過去はどうであれ、今や蘇芳殿が一番の庇護者なのは間違いない。害そうとは思っていません」
「何故そこまで花鶏殿下を……」
蘇芳が日向から花鶏を守っていたように、草見は日陰から見守っていたとでもいうのか?
草見はふと、穏やかな微笑を浮かべて花鶏を見つめた。懐かしむような、そんな眼差しだった。
「昔、殿下のお母上には良くしてもらいました。その御恩返しとでも思っていただければ」
「母上が……?」
花鶏が抱いている母親の記憶と、草見の話す多々良たたら姫が噛み合わないのだろう。
蘇芳にはわかる。江雪は多々良姫ではなく、朝月夜のことを言っているのだ。
(なんでこいつが、花鶏の産みの親のことを知ってるんだ? 原作でもそこは触れられてなかったはずなのに)
何かが引っかかった。昔、同じようなことを誰かが……あれはいつだった?
草見は「話し過ぎました」と、持っていた松明で南を示した。
「都と反対の方角へ逃げてください。逃げ切れるか分かりませんが、なるべく都から遠ざかり……そうですね、時間はかかりますが、カデンルラを目指すのはどうでしょうか。新しい国主様は、殿下と親交があると伺いました」
「待て、花鶏殿下を逃がすって、一体……これから何が起こるんだ」
「これは個人的な私怨なので、お二人を巻き込まず済むならそうしたいんです。それに、上手くいってもすぐに国が滅ぶわけではない。ただ人によっては多くを失います。だからそれが始まる前に、遠くへ逃げてください」
空を掴むような言い方だ。それでも、蘇芳には断片的な言葉から、これから起こることが予想できた。
それは蘇芳の知る限り、ゲームの中で起こるBAD ENDのひとつだったから。
「いや、不可能だ。だって<水蟲>は人間が従属させるような代物じゃないはずだ。それができるのは、よっぽどの」
蘇芳はその先を口にしなかった。おいそれ口にできなかったのだ。
ゲームの中で、それは起こった。いわゆる<闇落ち>した主人公によって、この世界で最も高貴な人物の命を贄とし<水蟲>を従属させることが出来る禁忌の蟲術。
「驚いた……本当に何でもよくご存じなんですね。だったら話が早いです。花鶏殿下を守ってください。俺が言うまでもなく、貴方ならそうするでしょうが」
草見はくるりと踵を返した。すぐそばの木の下で待つ馬に飛び乗った。思い出した様に、馬上で蘇芳たちを振り返った。
「俺から馬を盗ろうとは思わないでください。よく躾てあるので、俺以外の命令を聞きません。それと、蘇芳殿の部下は仲間が保護しています。先に調査に来た所員たちもね。さすがに<秘跡の巫女姫>を都に入れて計画を邪魔されたくないので。命は取りませんから、ご安心を」
「待て!この方法はお前の発案か?」
「ええ、そうです。この方法は、ずっと前から決めていました。誰から聞いたのか、もしかしてそれも大方の予想が?」
「……朝月夜だな。彼女の生まれ故郷は、月代の里だったのか。彼女は沙羅の家系に連なる縁者なんだな」
「もっと正確に言えば、直系です。沙羅の遺した遺児は女の子でした。それと生まれた時、名前はなかったそうですよ」
名前のない沙羅の家系の子供。朝月夜の境遇が浮かび上がってくる。
「……そうか。十五年前、沙羅の子孫たちが里を逃げた。何か理由があったはずだ。もしかして、お前はなにか知ってるんじゃないのか」
草見は今度こそ、表情をそぎ落とした。探るように蘇芳を見つめ、花鶏を見遣り、何か言いかけたが、そのまま手綱を振って馬を走らせた。夜の闇に松明が遠ざかっていった。
花鶏は静かに蘇芳を見つめて待った。
「花鶏」
はい、と返事をする。
「きっと聞きたいことがたくさんあると思いますが」
「はい。でも今は……きっと先生はやりたいことがあるんですよね?」
蘇芳が何か言う前に、花鶏は駄目押しをした。
「先生と一緒に行って、手伝います。俺だけカデンルラに行っても、先生がいないんじゃ意味ないし。それに俺、イルファーンの奴が苦手なんですよね」
蘇芳の頬に触れて、揺らがない目で見つめる。
「道中に先生の知っていることを話してください。話せることだけでいいから」
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