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第3部(終章)
蔓延する異変
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蘇芳にとって、何より怖いのは秘密を知られることだ。でも一方で、ここに来て知って欲しい相反する気持ちも沸いてくる。
特に朝月夜のこと、それにまつわる自分の推測……これらは花鶏にも関係することだ。
(このまま、本当にカデンルラに逃げるのもありなんじゃないか……?)
放っておけばゲーム世界のBAD ENDを迎えるだろうが、そもそも蘇芳も花鶏も、今日まで生きていないはずの二人だった。
元から世界に悪役として用意された二人だ。逃げてしまって不都合があるだろうか。
(花鶏とふたりで暮らしていけるなら、それもいい結末かもしれないな)
早蕨や花浴の顔が浮かんだ。甥っ子姪っ子のような彼女の子供たちも。それに波瀬、青葉、はつり、凱将軍、雨月ー
駄目だ。元の蘇芳なら持たなかったはずの人間関係は、すでに蘇芳の一部になっている。
花鶏を一番大事に想っているが、自分達さえ良ければいいで片付けられない。
(せめて花鶏だけでも安全圏に逃がしたいんだけどなあ)
ちら、と花鶏を伺った。花鶏はすぐに視線に気付いて、じっと見返してくる。
(この子が言うことを聞くとは思えないし、離れるよう言ったら何をするか分かったもんじゃない)
花鶏の執着心を舐めていたかもしれない。まさかそんな幼い時から、監禁だの誘拐だの妄想していたなんて予想外すぎる。
当時のかわいい花鶏を思うと、蘇芳はちょっとだけショックだった。
そんな蘇芳の心情を知らず、花鶏は月代の里へ戻ると、二の里の厩から、二頭の馬を調達してきた。
二の里に人の気配はなく、宵闇なのも都合が良かった。
「家畜がまだ残っていて、運が良かったですね」
「<蟲>の害が起こった場所は清めるまでは穢れた土地ですから。そこで実る作物も、飼っていた動物も余所へは移さないんです」
この馬たちも最低限の世話だけされていたのか、普通よりも痩せていた。
花鶏が馬の背に跨ると、蘇芳もそれに倣った。
「里長はどうしますか?あいつらもさっきの草見とかいう男とグルだったんでしょうか」
蘇芳は少し考えてから首を横に振った。
「いえ、多分違うと思います。口裏は合わせていたかもしれませんが、お互い利用していただけでしょう。月代の里は中央に目を付けられたくなかった。それなのに、二の里のことで誰かが訴状を用意し、役人が視察に来てしまった。助けに入ったのが草見……仲間がいると言ってましたね。彼が首領なのか、裏に別の誰かがいるのか……」
「先生、はつりと波瀬は大丈夫でしょうか」
(花鶏が他人を心配してる……!)
馬上でなければ頭を撫でて褒めてやりたかった。
「草見の口ぶりは嘘ではないと思います。これから起こる事の中心が都なら、かえって離れた場所に隔離されていた方が安全でしょう」
はつりに神力が覚醒していたら、話はまた違ってくるが、それは今当てにできない。
「この馬たちでは夜通し走るのは無理ですね。来た時にあった別の村で馬を調達しなくては」
花鶏は頷いて、馬の首を叩いて「悪いが頼むぞ」と労った。
二人は草見の後を追うようにして、月代の里を後にした。一路、紫雲城のある都へと馬を走らせる。
◇
予想した通り、痩せ弱っていた二頭の馬は、少しずつ走りを緩めるようになった。
そこで来る途中に馬車から見かけた小さな村に立ち寄る。
真夜中、シンと寝静まった村の境界を超えると、花鶏が立ち止まった。
「殿下?」
「先生、何か変だ。俺から離れないで」
木材と石壁で組んだ家屋の中に、人の気配はある。しかし、蘇芳も異変に気付いた。
村の中に立ち込めている甘い香気。地下洞窟で嗅いだそれと同じだが、もっと濃くなっている。
村の奥に行くにつれて、それは袖で鼻と口を覆うほどの強い毒気のある香りになった。
頭がくらくらしてくる。花鶏は袖の下で浅く呼吸しながら、洞窟で<睡蓮>と対峙したときを思い出した。
あの時も意識が混濁して、身体の自由が利かなくなったのだ。
花鶏は扉の開いた民家の前で立ち止まった。中途半端に開いた気の扉が、きぃ、と軋んだ。中に何かが見える。それは麻の服から伸びた腕だった。
駆け寄ろうとする蘇芳を止めて、花鶏は扉を開けた。
住人らしき男と、奥に家族と思しき女と子供が床に倒れ伏している。
男は何とか這って外に出ようとして、途中で力尽きたようだ。
「まさか死んで……」
「いえ、眠っているだけです」
即座の返答に、花鶏が蘇芳を振り向いた。蘇芳の顔に驚きはなかった。予想した光景だったように、固い表情で倒れた住人を見下ろしている。
念のため脈を取ると、蘇芳の言う通りだった。呼吸も乱れていない。苦しんだ形跡もなかった。
「……ここにいて出来ることはありません。殿下、代わりの馬を探しましょう。農耕馬でも何でもいい。それと食料も」
蘇芳は振り切るようにすたすたと村を歩き始めた。
花鶏は住民を見て、もう一度蘇芳の背中を見た。
(やっぱり、先生は何が起こってるか見当がついてるんだ)
村の家々を見て回ると、どれも同じように住民が意識を失くして倒れていたり、寝台の上で就寝中と見まがう者も多いが、揺すっても声をかけても起きなかった。
蘇芳が馬を探すので、花鶏は民家の中で食料を漁った。少し迷って、机の上に路銀を置いておく。
見つけた馬は一頭だけで、花鶏はまず自分が乗り、鞍のある方へ蘇芳を座らせて手綱を取った。
蘇芳が落ちないよう、腹に手を回して手綱を繰る。馬が嘶いて駆けだしても、蘇芳はじっと黙ったままで、花鶏もあえて急かすような真似はしなかった。
考えているのはきっとこれからのこと。そして花鶏に何をどこまで話すかだろう。
(先生はどこまで俺に話すつもりだろう)
何を言われようと、二人の関係が変わることはない。花鶏は道の先だけを見つめて馬を走らせた。
都へいたる道の半分まで来た辺りで、蘇芳は馬を止めるように花鶏に言った。
街道のわき道に逸れて、馬から降りる。蘇芳に手を貸して下ろすと、さすがに疲れたのか、足が地面について途端ふらついていた。
「先生、大丈夫?」
「いや、こんなに長時間馬で駆けたことがなくて。殿下はよく、鞍もないのに平気そうですね」
いざとなれば裸馬でも乗りこなせる。
山をひとつ狩り場として行う宮中行事がある。花鶏にとって楽しい行楽だった。剣術はさっぱりだったが、弓と馬術は得意で、蘇芳に褒めて貰うために鍛錬して臨んだ。
そんなことが役に立って良かった。
街道をもう少し行けば関所がある。朝になれば、蘇芳の所持している巫監術府のしるしで中に入れてもらえるだろう。
そこからなら、歩いて紫雲城までたどり着ける。
「殿下、気付いていると思いますが」
「はい。ここに来るまでの村も街も、最初の村と同じ、でしたよね」
蘇芳が頷いて、とぼとぼと叢の上に腰を下ろした。
花鶏は馬を適当に木につないでから、蘇芳のそばに座って乾燥させたた干し肉と砂糖漬けの木の実を包みの上に出した。
「食べてください。俺はさっき食べたから。先生はずっと考え事をしていてお腹がすいたでしょう」
「いえ、私は」
ぐぅ、と蘇芳の腹の虫が鳴り、花鶏は苦笑して包みごと押し付けた。
「ほら、食べて。空腹で倒れたら俺が先生を運んで行かないと」
蘇芳は塩気のある固い干し肉をもそもそと噛んだ。
「夜風が気持ち良くて、こんな状況でなかったらもっと楽しいのに。えっと、なんでしたっけ……ぴくにっく?」
「ああ、貴方が子供の頃、黒曜宮の庭でしましたね。花浴と子供たちも呼んで」
「わざわざ菓子を焼いて、日向ぼっこっしながら碁をしたり、昼寝したり。楽しかったですね。帰ったらまたやりましょうね」
花鶏が笑いかけると、やっと蘇芳の表情も柔らかくなった。
砂糖漬けの甘い実をかみ砕いてから、少しの間迷って、口を開く。
「話をする前に、これだけは信じてください」
「はい」
蘇芳が呆れた。
「まだ話してませんよ、返事が早い」
「だって、俺が先生を信じないことなんて今まであった?」
「貴方はもう少し人を、いえ、私を疑うことを覚えなくてはね」
蘇芳が指でつまんだ木の実を花鶏の口に入れた。指についた砂糖を舐めて嘆息する。
「……どこから話せばいいのか。まずあなたの家族のことからにしましょうか。花鶏……たぶん貴方の姉君は……花雲は、今も生きて別の場所で暮らしていると思います」
「……は?」
蘇芳の言葉は花鶏の予想の斜め上から降ってきた。
特に朝月夜のこと、それにまつわる自分の推測……これらは花鶏にも関係することだ。
(このまま、本当にカデンルラに逃げるのもありなんじゃないか……?)
放っておけばゲーム世界のBAD ENDを迎えるだろうが、そもそも蘇芳も花鶏も、今日まで生きていないはずの二人だった。
元から世界に悪役として用意された二人だ。逃げてしまって不都合があるだろうか。
(花鶏とふたりで暮らしていけるなら、それもいい結末かもしれないな)
早蕨や花浴の顔が浮かんだ。甥っ子姪っ子のような彼女の子供たちも。それに波瀬、青葉、はつり、凱将軍、雨月ー
駄目だ。元の蘇芳なら持たなかったはずの人間関係は、すでに蘇芳の一部になっている。
花鶏を一番大事に想っているが、自分達さえ良ければいいで片付けられない。
(せめて花鶏だけでも安全圏に逃がしたいんだけどなあ)
ちら、と花鶏を伺った。花鶏はすぐに視線に気付いて、じっと見返してくる。
(この子が言うことを聞くとは思えないし、離れるよう言ったら何をするか分かったもんじゃない)
花鶏の執着心を舐めていたかもしれない。まさかそんな幼い時から、監禁だの誘拐だの妄想していたなんて予想外すぎる。
当時のかわいい花鶏を思うと、蘇芳はちょっとだけショックだった。
そんな蘇芳の心情を知らず、花鶏は月代の里へ戻ると、二の里の厩から、二頭の馬を調達してきた。
二の里に人の気配はなく、宵闇なのも都合が良かった。
「家畜がまだ残っていて、運が良かったですね」
「<蟲>の害が起こった場所は清めるまでは穢れた土地ですから。そこで実る作物も、飼っていた動物も余所へは移さないんです」
この馬たちも最低限の世話だけされていたのか、普通よりも痩せていた。
花鶏が馬の背に跨ると、蘇芳もそれに倣った。
「里長はどうしますか?あいつらもさっきの草見とかいう男とグルだったんでしょうか」
蘇芳は少し考えてから首を横に振った。
「いえ、多分違うと思います。口裏は合わせていたかもしれませんが、お互い利用していただけでしょう。月代の里は中央に目を付けられたくなかった。それなのに、二の里のことで誰かが訴状を用意し、役人が視察に来てしまった。助けに入ったのが草見……仲間がいると言ってましたね。彼が首領なのか、裏に別の誰かがいるのか……」
「先生、はつりと波瀬は大丈夫でしょうか」
(花鶏が他人を心配してる……!)
馬上でなければ頭を撫でて褒めてやりたかった。
「草見の口ぶりは嘘ではないと思います。これから起こる事の中心が都なら、かえって離れた場所に隔離されていた方が安全でしょう」
はつりに神力が覚醒していたら、話はまた違ってくるが、それは今当てにできない。
「この馬たちでは夜通し走るのは無理ですね。来た時にあった別の村で馬を調達しなくては」
花鶏は頷いて、馬の首を叩いて「悪いが頼むぞ」と労った。
二人は草見の後を追うようにして、月代の里を後にした。一路、紫雲城のある都へと馬を走らせる。
◇
予想した通り、痩せ弱っていた二頭の馬は、少しずつ走りを緩めるようになった。
そこで来る途中に馬車から見かけた小さな村に立ち寄る。
真夜中、シンと寝静まった村の境界を超えると、花鶏が立ち止まった。
「殿下?」
「先生、何か変だ。俺から離れないで」
木材と石壁で組んだ家屋の中に、人の気配はある。しかし、蘇芳も異変に気付いた。
村の中に立ち込めている甘い香気。地下洞窟で嗅いだそれと同じだが、もっと濃くなっている。
村の奥に行くにつれて、それは袖で鼻と口を覆うほどの強い毒気のある香りになった。
頭がくらくらしてくる。花鶏は袖の下で浅く呼吸しながら、洞窟で<睡蓮>と対峙したときを思い出した。
あの時も意識が混濁して、身体の自由が利かなくなったのだ。
花鶏は扉の開いた民家の前で立ち止まった。中途半端に開いた気の扉が、きぃ、と軋んだ。中に何かが見える。それは麻の服から伸びた腕だった。
駆け寄ろうとする蘇芳を止めて、花鶏は扉を開けた。
住人らしき男と、奥に家族と思しき女と子供が床に倒れ伏している。
男は何とか這って外に出ようとして、途中で力尽きたようだ。
「まさか死んで……」
「いえ、眠っているだけです」
即座の返答に、花鶏が蘇芳を振り向いた。蘇芳の顔に驚きはなかった。予想した光景だったように、固い表情で倒れた住人を見下ろしている。
念のため脈を取ると、蘇芳の言う通りだった。呼吸も乱れていない。苦しんだ形跡もなかった。
「……ここにいて出来ることはありません。殿下、代わりの馬を探しましょう。農耕馬でも何でもいい。それと食料も」
蘇芳は振り切るようにすたすたと村を歩き始めた。
花鶏は住民を見て、もう一度蘇芳の背中を見た。
(やっぱり、先生は何が起こってるか見当がついてるんだ)
村の家々を見て回ると、どれも同じように住民が意識を失くして倒れていたり、寝台の上で就寝中と見まがう者も多いが、揺すっても声をかけても起きなかった。
蘇芳が馬を探すので、花鶏は民家の中で食料を漁った。少し迷って、机の上に路銀を置いておく。
見つけた馬は一頭だけで、花鶏はまず自分が乗り、鞍のある方へ蘇芳を座らせて手綱を取った。
蘇芳が落ちないよう、腹に手を回して手綱を繰る。馬が嘶いて駆けだしても、蘇芳はじっと黙ったままで、花鶏もあえて急かすような真似はしなかった。
考えているのはきっとこれからのこと。そして花鶏に何をどこまで話すかだろう。
(先生はどこまで俺に話すつもりだろう)
何を言われようと、二人の関係が変わることはない。花鶏は道の先だけを見つめて馬を走らせた。
都へいたる道の半分まで来た辺りで、蘇芳は馬を止めるように花鶏に言った。
街道のわき道に逸れて、馬から降りる。蘇芳に手を貸して下ろすと、さすがに疲れたのか、足が地面について途端ふらついていた。
「先生、大丈夫?」
「いや、こんなに長時間馬で駆けたことがなくて。殿下はよく、鞍もないのに平気そうですね」
いざとなれば裸馬でも乗りこなせる。
山をひとつ狩り場として行う宮中行事がある。花鶏にとって楽しい行楽だった。剣術はさっぱりだったが、弓と馬術は得意で、蘇芳に褒めて貰うために鍛錬して臨んだ。
そんなことが役に立って良かった。
街道をもう少し行けば関所がある。朝になれば、蘇芳の所持している巫監術府のしるしで中に入れてもらえるだろう。
そこからなら、歩いて紫雲城までたどり着ける。
「殿下、気付いていると思いますが」
「はい。ここに来るまでの村も街も、最初の村と同じ、でしたよね」
蘇芳が頷いて、とぼとぼと叢の上に腰を下ろした。
花鶏は馬を適当に木につないでから、蘇芳のそばに座って乾燥させたた干し肉と砂糖漬けの木の実を包みの上に出した。
「食べてください。俺はさっき食べたから。先生はずっと考え事をしていてお腹がすいたでしょう」
「いえ、私は」
ぐぅ、と蘇芳の腹の虫が鳴り、花鶏は苦笑して包みごと押し付けた。
「ほら、食べて。空腹で倒れたら俺が先生を運んで行かないと」
蘇芳は塩気のある固い干し肉をもそもそと噛んだ。
「夜風が気持ち良くて、こんな状況でなかったらもっと楽しいのに。えっと、なんでしたっけ……ぴくにっく?」
「ああ、貴方が子供の頃、黒曜宮の庭でしましたね。花浴と子供たちも呼んで」
「わざわざ菓子を焼いて、日向ぼっこっしながら碁をしたり、昼寝したり。楽しかったですね。帰ったらまたやりましょうね」
花鶏が笑いかけると、やっと蘇芳の表情も柔らかくなった。
砂糖漬けの甘い実をかみ砕いてから、少しの間迷って、口を開く。
「話をする前に、これだけは信じてください」
「はい」
蘇芳が呆れた。
「まだ話してませんよ、返事が早い」
「だって、俺が先生を信じないことなんて今まであった?」
「貴方はもう少し人を、いえ、私を疑うことを覚えなくてはね」
蘇芳が指でつまんだ木の実を花鶏の口に入れた。指についた砂糖を舐めて嘆息する。
「……どこから話せばいいのか。まずあなたの家族のことからにしましょうか。花鶏……たぶん貴方の姉君は……花雲は、今も生きて別の場所で暮らしていると思います」
「……は?」
蘇芳の言葉は花鶏の予想の斜め上から降ってきた。
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