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第四章その10 ~最終決戦!?~ 富士の裾野の大勝負編
震天・起動2
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しかし敵軍は、既に次の行動を開始していた。山際に陣取っていた後詰めの群れが、こちらに向けて動き出したのだ。そのどれもが通常より強力な個体であろう。
誠は素早く敵軍に標的マークをロックし、操作レバーを回転させて遠距離射撃モードに入る。
『目標設定、前方1時方向敵集団』
『腕部汎用レーザー展開』
誠が機体の左腕を前に伸ばすと、前腕の装甲から砲が露出していく。
『砲身露出、背部属性添加機より高速チャージ』
『臨界点まであと05、04、03、02、01、射出準備完了』
モニターにチャージ完了表示が現れ、誠は引き金を引いた。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
凄まじい光が眼前に溢れた。太く巨大な光の柱……持続時間の長い超高出力レーザーが発射されたのだ。
誠が機体の腕を振るうと、光はそのまま敵陣を横切り、強力な数千の餓霊が一瞬で蒸発した。
普通の軍勢ならこの辺りで怖気づくのだろうが、そこは流石に魔王と行動する精鋭である。残った別動隊の餓霊どもは、既に左右から接近していたのだ。
『退避班との距離良好、全周囲攻撃いけます』
オペレーターの言葉に、誠は次の動作に移った。
こちらの思考を読み取った機体の、肩の装甲部分が展開。両肩に内臓されていたドラム型ジェネレーターが現れる。
『広域殲滅干渉装置、起動』
『対餓霊・電磁干渉波、集積』
やがて高出力ジェネレーターが輝き、小型の太陽のような光を放つと、広範囲の敵が溶けて蒸発していく。いかに多数の相手であろうと、近づく事さえ許さないのだ。
なまなかな刺客では駄目だと思ったのか、敵軍はそこで奥の手を投入してきた。
猛然と迫るのは、全長1500メートルを超える、規格外の多脚の餓霊。九州で観測された『城喰い』に似た巨体が、地響きを立てて突進して来るのである。
「くっ……!」
誠は一瞬回避行動をとろうとしたが、機体をその場に留まらせた。
距離が離れたとはいえ、避難を進める負傷兵は、まだ後方を移動中である。誠が避ければ、彼らが犠牲になるのは明白だった。
(避けたら味方が……でも仕留めてもあの勢いだ。全身が崩れるまでに、味方を押し潰すかもしれない……!)
だがそこで、画面上で筑波が言った。
『大丈夫だ、心配するな。ドンと構えろ』
誠はその言葉を信じる事にした。
眼前に迫る相手は、山がそのまま動くような圧迫感であったが、機体の足を踏ん張って受け止める。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『慣性ブースター作動、衝撃緩和』
凄まじい運動エネルギーにも関わらず、震天は見る間にその勢いを止めていく。
餓霊の多脚は地をえぐり、土砂やアスファルトの破片を巻き上げるが、それ以上進む事が叶わないのだ。
震天の背後に輝く強力な力場が、後退を押しとどめているからである。
『超々圧縮斥力場、用意……発動!』
オペレーターの声と共に、今度は機体の前方に強力な力場が発生する。餓霊の巨体は爆発を受けたかのように押し返され、大きくのけ反った。
両手があいた誠の機体は、その隙に太刀を腰に構える。
次の瞬間、唸りを上げた刀が、眼前の巨体を斜めに切り上げていた。
切り裂かれ、倒れ込もうとする巨体を、返す刀でもう一撃。
袈裟斬りに叩きつけられた斬撃は、餓霊を粉砕、勢い余って大地に食い込む。
地面が大きく断ち割られ、衝撃波がはるか遠方まで駆け巡った。
誠は素早く敵軍に標的マークをロックし、操作レバーを回転させて遠距離射撃モードに入る。
『目標設定、前方1時方向敵集団』
『腕部汎用レーザー展開』
誠が機体の左腕を前に伸ばすと、前腕の装甲から砲が露出していく。
『砲身露出、背部属性添加機より高速チャージ』
『臨界点まであと05、04、03、02、01、射出準備完了』
モニターにチャージ完了表示が現れ、誠は引き金を引いた。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
凄まじい光が眼前に溢れた。太く巨大な光の柱……持続時間の長い超高出力レーザーが発射されたのだ。
誠が機体の腕を振るうと、光はそのまま敵陣を横切り、強力な数千の餓霊が一瞬で蒸発した。
普通の軍勢ならこの辺りで怖気づくのだろうが、そこは流石に魔王と行動する精鋭である。残った別動隊の餓霊どもは、既に左右から接近していたのだ。
『退避班との距離良好、全周囲攻撃いけます』
オペレーターの言葉に、誠は次の動作に移った。
こちらの思考を読み取った機体の、肩の装甲部分が展開。両肩に内臓されていたドラム型ジェネレーターが現れる。
『広域殲滅干渉装置、起動』
『対餓霊・電磁干渉波、集積』
やがて高出力ジェネレーターが輝き、小型の太陽のような光を放つと、広範囲の敵が溶けて蒸発していく。いかに多数の相手であろうと、近づく事さえ許さないのだ。
なまなかな刺客では駄目だと思ったのか、敵軍はそこで奥の手を投入してきた。
猛然と迫るのは、全長1500メートルを超える、規格外の多脚の餓霊。九州で観測された『城喰い』に似た巨体が、地響きを立てて突進して来るのである。
「くっ……!」
誠は一瞬回避行動をとろうとしたが、機体をその場に留まらせた。
距離が離れたとはいえ、避難を進める負傷兵は、まだ後方を移動中である。誠が避ければ、彼らが犠牲になるのは明白だった。
(避けたら味方が……でも仕留めてもあの勢いだ。全身が崩れるまでに、味方を押し潰すかもしれない……!)
だがそこで、画面上で筑波が言った。
『大丈夫だ、心配するな。ドンと構えろ』
誠はその言葉を信じる事にした。
眼前に迫る相手は、山がそのまま動くような圧迫感であったが、機体の足を踏ん張って受け止める。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『慣性ブースター作動、衝撃緩和』
凄まじい運動エネルギーにも関わらず、震天は見る間にその勢いを止めていく。
餓霊の多脚は地をえぐり、土砂やアスファルトの破片を巻き上げるが、それ以上進む事が叶わないのだ。
震天の背後に輝く強力な力場が、後退を押しとどめているからである。
『超々圧縮斥力場、用意……発動!』
オペレーターの声と共に、今度は機体の前方に強力な力場が発生する。餓霊の巨体は爆発を受けたかのように押し返され、大きくのけ反った。
両手があいた誠の機体は、その隙に太刀を腰に構える。
次の瞬間、唸りを上げた刀が、眼前の巨体を斜めに切り上げていた。
切り裂かれ、倒れ込もうとする巨体を、返す刀でもう一撃。
袈裟斬りに叩きつけられた斬撃は、餓霊を粉砕、勢い余って大地に食い込む。
地面が大きく断ち割られ、衝撃波がはるか遠方まで駆け巡った。
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