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二十一章
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どんなに強固な絆を築いていても遠く離れた場所で生活するようになると、心は距離に負けてしまう。私達四人もそれを免れず、東京と出雲に分かれた四月以降、二組の夫婦の絆は日々弱まってゆくだろう。それは決して避けられない未来でも、弱まる速度を遅くすることや、定期的に修復することなら可能に思える。その方法の一つとして、私達は合同結婚式を提案する。結婚記念日が訪れる毎に、二組の夫婦が一緒に映っている写真を、夫と共に私達は見つめたい。どうだろうか?
こんな提案を、杠葉さんと千家さんはしたのである。後に新忍道部の男子の後輩限定で明かされたところによると、その提案を耳にした瞬間、
―― 俺達は妻に頭が一生上がらない
と、真田さんと荒海さんは悟ったそうだった。
その日は四人揃って千家さんのマンションに泊まり、翌日から真田さんと荒海さんの新たな生活が始まった。研究学校の六年分の必須単位をとうに得ていたお二人は、一日五限を四月からの予習に、放課後を体の鍛錬に、そして帰宅後は再び予習に充てるという生活を始めたのだ。お二人は湖校初の新制度適用者だった事もあり、教育AIは協力を惜しまなかった。大学の講義資料を可能な限り取り寄せたのはもちろん、教育AIはお二人を「新制度の実施例」に申請し、それを受理されていた。これにより、大学の従来の制度が新制度の妨げになると判断された場合、従来の制度を素早く修正することが可能になったのである。大学入学後の無駄を大いに省いてくれるこの待遇を活かすべく、真田さんと荒海さんは従来の制度に則った予習を、驚異的な速度でこなして行った。
このように予習は順調の一言だったが、放課後の鍛錬は一波乱あった。いや一波乱あったのはお二人ではなく、現役の新忍道部員の方だったんだけどね。
発端となったのは、お二人の放課後の鍛錬を知った新忍道部員が、
―― 偉大な先輩方とまた部活ができる!
と早とちりした事だった。それは二月半ばの出来事であり、卒業式まであと一カ月ちょっとなことを悲しんでいた僕らは、偉大なお二人とまた部活ができることに驚喜し、そのための対策を素早く施した。例えば僕は家族と翔猫と精霊猫たちに事情を説明し、一か月間だけでいいから毎日部活に出させて下さいと頼んでいた。みんな協力を快く引き受けてくれて、それに応えるためにも僕はやる気に満ち溢れ、そしてそれは部員全員に当てはまる事だったのだ。にもかかわらず数日経ってもお二人は姿を現さず、業を煮やし電話をかけた僕らを、お二人はあっけらかんと否定した。
「俺と荒海は今後もお前達に加わらないぞ」「お前ら、なに早とちりしてんだよ」
その時の気持ちを、どう表現すればよいのだろう。一緒に部活ができない落胆や早とちりの羞恥といった順当な感情から、裏切られたに類する八つ当たり系の感情までの、多種多様な気持ちが一瞬でやって来て爆発寸前のような、それでいてたった一つの想いを胸に海の底へ沈んでゆくような、筆舌しがたい心境になったのである。そんな後輩達に詰め寄られているのが僕だったら、たとえそれが3D電話であろうとパニックになったはずだが、お二人はやはり一味も二味も違う。真田さんと荒海さんは、走り込みと射撃訓練に明け暮れる放課後を、新忍道部に入部したての一年生のようなキラキラの瞳で説明していった。
それによるとお二人は、練習場に着くまでの時間が惜しいみたいだった。昼食を採ったら運動着に着替え、帰りのHRが終わるや教室を飛び出し、訓練が可能な六年生校舎直近の場所へ準備運動をしながら駆けて行き、二大基礎にただひたすら没頭する。その二大基礎はお二人が独自に考案したものらしく、基礎とは名ばかりの超高難度訓練だった。飛び込み受け身で方向転換を繰り返す短距離全力疾走と、同じく飛び込み受け身で方向転換を繰り返す射撃という、
―― サタン戦に必須の基礎
だったのである。それは一時間半ほぼ休みなく行われ、地面にぶっ倒れたお二人は技術を駆使して体を回復させ、そして杠葉さんと千家さんが用意した具沢山お味噌汁とおにぎりに舌鼓を打つ。そんな放課後を、お二人は過ごしているそうなのだ。その説明の序盤と中盤は「準備運動を兼ねて走るなら練習場まで走ればいいじゃないですか!」や、「そんな超高難度訓練をしているなら後輩に見学させて下さいよ!」と遮りたい気持ちに幾度も駆られたが、最後まで聴き終えた僕らの胸にあったのは、「遮らなくて良かった」だった。気持ちが変化した最大の理由は、一時間半という訓練時間にあった。六年生の二月半ばを過ごすお二人に、成長期真っ盛りという語彙はもう使えない。インハイに向けて部活を休みなく続けていた去年の夏ならいざ知らず、半年のブランクを経て訓練を再開した真田さんと荒海さんには、一時間半が訓練の上限。三時間近い部活は今のお二人にとって、もはや過剰だったのである。
訓練後のお味噌汁とおにぎりも、現役組とは若干違った。体を激しく動かした後は三十分以内の栄養補給が望ましいため、バナナやフルーツバーを部活後に食べることを学校も推奨していた。この「三十分以内の栄養補給」の字面だけに注目するなら、具沢山お味噌汁とおにぎりに違いは無いように思える。しかし詳細を聴くと、差異がどうしても浮かんで来るのだ。真田さんと荒海さんは訓練を終えると温かな部屋へ移動し、着替え、少量の食事をよく噛んでゆっくり摂ったのち、時間ギリギリまで横になると言う。消化を促進してくれるこの行為は、成長期から日ごと遠ざかってゆくこれからの四年間を見据えた上での新習慣なのだと僕らは感じた。そしてこの新習慣に最適の場所は、新忍道部の部室ではなかった。横になる時間の確保もさることながら、心理的にも最適とは言い難かった。後輩達がまだ部活をしているのに自分達は部室に引き上げ、空腹の後輩をよそに食事し、モンスターとの実戦にピリピリしている後輩達のすぐ横で気安く横たわるなど、お二人にできる訳なかったのである。それなら六年生校舎直近の場所の方が断然良く、かつ独自に考案した訓練と四人で過ごす時間を心から楽しんでいるなら、後輩にできるのはそれを応援する事のみ。僕らはお二人に詫び、応援する旨を伝え、電話を切るしかなかった。
と言うのが、二月半ばの話。
それから一カ月が経ち卒業式を迎えた、その翌日。
三月十六日木曜日の、午前十一時。
真田さんと杠葉さん、そして荒海さんと千家さんの合同結婚式が、始まったのだった。
こんな提案を、杠葉さんと千家さんはしたのである。後に新忍道部の男子の後輩限定で明かされたところによると、その提案を耳にした瞬間、
―― 俺達は妻に頭が一生上がらない
と、真田さんと荒海さんは悟ったそうだった。
その日は四人揃って千家さんのマンションに泊まり、翌日から真田さんと荒海さんの新たな生活が始まった。研究学校の六年分の必須単位をとうに得ていたお二人は、一日五限を四月からの予習に、放課後を体の鍛錬に、そして帰宅後は再び予習に充てるという生活を始めたのだ。お二人は湖校初の新制度適用者だった事もあり、教育AIは協力を惜しまなかった。大学の講義資料を可能な限り取り寄せたのはもちろん、教育AIはお二人を「新制度の実施例」に申請し、それを受理されていた。これにより、大学の従来の制度が新制度の妨げになると判断された場合、従来の制度を素早く修正することが可能になったのである。大学入学後の無駄を大いに省いてくれるこの待遇を活かすべく、真田さんと荒海さんは従来の制度に則った予習を、驚異的な速度でこなして行った。
このように予習は順調の一言だったが、放課後の鍛錬は一波乱あった。いや一波乱あったのはお二人ではなく、現役の新忍道部員の方だったんだけどね。
発端となったのは、お二人の放課後の鍛錬を知った新忍道部員が、
―― 偉大な先輩方とまた部活ができる!
と早とちりした事だった。それは二月半ばの出来事であり、卒業式まであと一カ月ちょっとなことを悲しんでいた僕らは、偉大なお二人とまた部活ができることに驚喜し、そのための対策を素早く施した。例えば僕は家族と翔猫と精霊猫たちに事情を説明し、一か月間だけでいいから毎日部活に出させて下さいと頼んでいた。みんな協力を快く引き受けてくれて、それに応えるためにも僕はやる気に満ち溢れ、そしてそれは部員全員に当てはまる事だったのだ。にもかかわらず数日経ってもお二人は姿を現さず、業を煮やし電話をかけた僕らを、お二人はあっけらかんと否定した。
「俺と荒海は今後もお前達に加わらないぞ」「お前ら、なに早とちりしてんだよ」
その時の気持ちを、どう表現すればよいのだろう。一緒に部活ができない落胆や早とちりの羞恥といった順当な感情から、裏切られたに類する八つ当たり系の感情までの、多種多様な気持ちが一瞬でやって来て爆発寸前のような、それでいてたった一つの想いを胸に海の底へ沈んでゆくような、筆舌しがたい心境になったのである。そんな後輩達に詰め寄られているのが僕だったら、たとえそれが3D電話であろうとパニックになったはずだが、お二人はやはり一味も二味も違う。真田さんと荒海さんは、走り込みと射撃訓練に明け暮れる放課後を、新忍道部に入部したての一年生のようなキラキラの瞳で説明していった。
それによるとお二人は、練習場に着くまでの時間が惜しいみたいだった。昼食を採ったら運動着に着替え、帰りのHRが終わるや教室を飛び出し、訓練が可能な六年生校舎直近の場所へ準備運動をしながら駆けて行き、二大基礎にただひたすら没頭する。その二大基礎はお二人が独自に考案したものらしく、基礎とは名ばかりの超高難度訓練だった。飛び込み受け身で方向転換を繰り返す短距離全力疾走と、同じく飛び込み受け身で方向転換を繰り返す射撃という、
―― サタン戦に必須の基礎
だったのである。それは一時間半ほぼ休みなく行われ、地面にぶっ倒れたお二人は技術を駆使して体を回復させ、そして杠葉さんと千家さんが用意した具沢山お味噌汁とおにぎりに舌鼓を打つ。そんな放課後を、お二人は過ごしているそうなのだ。その説明の序盤と中盤は「準備運動を兼ねて走るなら練習場まで走ればいいじゃないですか!」や、「そんな超高難度訓練をしているなら後輩に見学させて下さいよ!」と遮りたい気持ちに幾度も駆られたが、最後まで聴き終えた僕らの胸にあったのは、「遮らなくて良かった」だった。気持ちが変化した最大の理由は、一時間半という訓練時間にあった。六年生の二月半ばを過ごすお二人に、成長期真っ盛りという語彙はもう使えない。インハイに向けて部活を休みなく続けていた去年の夏ならいざ知らず、半年のブランクを経て訓練を再開した真田さんと荒海さんには、一時間半が訓練の上限。三時間近い部活は今のお二人にとって、もはや過剰だったのである。
訓練後のお味噌汁とおにぎりも、現役組とは若干違った。体を激しく動かした後は三十分以内の栄養補給が望ましいため、バナナやフルーツバーを部活後に食べることを学校も推奨していた。この「三十分以内の栄養補給」の字面だけに注目するなら、具沢山お味噌汁とおにぎりに違いは無いように思える。しかし詳細を聴くと、差異がどうしても浮かんで来るのだ。真田さんと荒海さんは訓練を終えると温かな部屋へ移動し、着替え、少量の食事をよく噛んでゆっくり摂ったのち、時間ギリギリまで横になると言う。消化を促進してくれるこの行為は、成長期から日ごと遠ざかってゆくこれからの四年間を見据えた上での新習慣なのだと僕らは感じた。そしてこの新習慣に最適の場所は、新忍道部の部室ではなかった。横になる時間の確保もさることながら、心理的にも最適とは言い難かった。後輩達がまだ部活をしているのに自分達は部室に引き上げ、空腹の後輩をよそに食事し、モンスターとの実戦にピリピリしている後輩達のすぐ横で気安く横たわるなど、お二人にできる訳なかったのである。それなら六年生校舎直近の場所の方が断然良く、かつ独自に考案した訓練と四人で過ごす時間を心から楽しんでいるなら、後輩にできるのはそれを応援する事のみ。僕らはお二人に詫び、応援する旨を伝え、電話を切るしかなかった。
と言うのが、二月半ばの話。
それから一カ月が経ち卒業式を迎えた、その翌日。
三月十六日木曜日の、午前十一時。
真田さんと杠葉さん、そして荒海さんと千家さんの合同結婚式が、始まったのだった。
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