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十九章
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「おや眠留、どこに行くんだい?」
玄関の引き戸に手を掛けた僕の背中に、貴子さんの声がかかった。どうか勘繰られませんようにと心中祈りつつ、散歩してくる旨を伝える。すると、
「私も行くよ」
貴子さんはサンダルを引っかけ、僕の返答を待たず先に外へ出てしまった。何もかもお見通しのはずだから、こうなったら潔く諦めるしかない。四の五の言って、オムツを替えてやった云々を持ち出されるくらいなら、散歩中に洗いざらい白状した方が断然いいだろう。そう嘆息し、僕は貴子さんの背中を追いかけた。
しかし蓋を開けてみると、その夜の散歩は、生涯忘れ得ぬ記憶となった。十月上旬の夜は散歩にこの上なく適していたのもあるし、夜は心の壁を降ろしやすいという理由もあったが、何より胸を震わせたのは、境内の外を貴子さんとこうして二人で歩くのは幼稚園以来だと気づいた事だった。並んで石段を降りている最中それに思い至り、感極まり何も言えないでいる僕を、「受け答えはいいから先ずは私の話を聞きな」とさり気なく助けてくれるのが、四歳の誕生日までもう一人の母と信じ切っていた、貴子さんなのだ。
その貴子さんによると、翔子姉さんに人間の食事の訓練が必要だったのは本当でも、それを今夜にしたのは、水晶の計らいだったらしい。また貴子さんはお風呂が大好きで、人の身になって湯船を楽しむ素晴らしさを小吉にずっと話して来たから、翔子姉さんがお風呂に興味を持っていたのは事実でも、四人一緒の入浴を提案したのは翔子姉さんの閃きだったと言う。そしてここで一旦言葉を切り、夜空を見上げ、貴子さんは独り言のように話した。
「翔子はきっと今頃、眠留と美鈴に以前見せた自分の前世を、昴と輝夜にも見せているだろう。だから、また抜け駆けしてと、お風呂上がりの二人に責められるのは避けられない。むしろそれを活かして、『昴が極僅か抱いているわだかまり』を、少なくしてあげなさい」
その頃には僕の感極まりも一段落着いていたので、覚悟を決め問いかけてみる。
「僕が輝夜さんとデートすると、輝夜さんと昴の仲が悪くなったりするかな?」
夜の帳で僕を包むように、鈴虫の輪唱で和音を奏でるように、貴子さんは答えた。
「仲が悪くならないのは、大御所様も保障しているから安心おし。昴は数百年前から、千年に一度だけ会える親友が自分にいることを、思い出していたからね」
大きく大きく息を吐くも、それでも足らず僕は道の上にしゃがみ込んでしまった。貴子さんは仕方ないねえと呟きつつ、すぐ隣に同じようにしゃがんでくれた。
「昴が抱いているわだかまりは、眠留の妹に生まれなかった後悔。今回は眠留の両親の事情もあって、姉にはどうしてもなれなかったんだよ。でも妹になったら、自分でも制御不可能なお兄ちゃんっ子になる自分を、予言の才に恵まれた昴は前世の臨終間際に観てしまった。だから転生先を懸命に探して、同じ幼稚園に通える未来を見つけて幼馴染になった。けど、幼馴染でも苦しむことをあの子は知っていた。ならいっそ、妹になって苦しめばよかった。お兄ちゃん好きを制御できる妹になるよう闘うべきだったって、昴は去年の体育祭から、極僅かだけど後悔し続けているんだね」
「貴子さん、伏せなくていい。昴より僕の方が、制御不可能のバカ兄になったんでしょ」
そうなる絶対的な自信があった僕は、吐くようにそう零した。けど、
「いや、眠留はそうならなかった。ボンは自分で思っている以上に、それどころかあの美鈴すら未来視できなかったレベルで、兄の素質があったんだ。いいかいボン、せめて美鈴に、ヘンタイ馬鹿兄貴って好きなだけ罵らせてあげるんだよ」
前半は、兄の素質という不可解極まる語彙のせいで、僕は膝を着きそうになった。だが後半部分が耳に届くや、咄嗟に問いかけていた。
「好きなだけ罵らせたら美鈴は楽になる?」
貴子さんは、私が保証すると頷いてくれた。それだけで完全回復し、僕は跳ねるように立ち上がる。その様子を下から見上げていた貴子さんは、大きな大きな溜息と共に言った。
「輝夜についても話すつもりだったけど、私にはお手上げみたいだ。翔子と美鈴に、任せようかねえ」
それ以降は、夜の散歩を普通に楽しむ時間が続いた。幼稚園児時代の想い出話をしながら、あの頃と同じ速度で同じ道を歩いただけなのに、幸せな気持ちが胸にとめどなく溢れる時間を僕は過ごしたのだ。まあ僕にとっての普通というのは、「あの四人がすぐ近くでお風呂に入っていると思うと、逃げ出さずにはいられなかったんだよね、年頃男子」と貴子さんにおちょくられる時間も、当然含まれるんだけどね。
けどまあそれでもホント幸せだったし、貴重な話も沢山聴かせてもらえたから、僕は大満足で台所に戻ることができた。それがなかったら、
「眠留、ちょっとここに座りなさい」「眠留くん、手加減できそうにないから覚悟して」
視覚と嗅覚の両方に訴えてくる、超絶魅力的なお風呂上り美少女達に、疚しい気持ちを欠片も抱かず謝罪し続けるなんて、絶対無理だったよなあ・・・
翔子姉さんが頃合いを計り取りなしてくれたお陰で、二人はようやく僕を許してくれた。その機を逃さず、
「私と美鈴があとを引き継ぐから、明日のためにも早くお眠りなさい」
翔子姉さんがそう諭すや、午後八時過ぎという時刻に二人は驚愕し、思いがけず長居してしまったことを詫びた。そして後はお願いしますと揃って腰を折ってから、
「あんたが早く反省しないと美鈴ちゃんの睡眠時間が短くなるんだからね!」
「反省しましたって就寝前メールを送ってくれないと私達も寝不足になるんだからね!」
最後の二連雷を落としてから、二人はそれぞれの場所に帰って行った。
その二連雷と、さっきの散歩の内容について貴子さんから受け取ったテレパシーが、効いたのだと思う。翔子姉さんと美鈴は正座する僕を叱るより、明日のデートに助言する方を選んでくれた、それは、
――輝夜さんに世話をしてもらいなさい
という、僕が完全に見落としていた事だったのである。
翔子姉さんと美鈴が言うには、僕はとても「まめ」らしい。このまめは豆柴に代表される丸くてちっちゃくて可愛らしい豆ではなく、労をいとわず行動できる人柄、のような意味だという。江戸時代によく使われていた「気働き」と同じく、現代では死語になりつつある言葉だそうで、翔子姉さんは少し残念がっていた。
玄関の引き戸に手を掛けた僕の背中に、貴子さんの声がかかった。どうか勘繰られませんようにと心中祈りつつ、散歩してくる旨を伝える。すると、
「私も行くよ」
貴子さんはサンダルを引っかけ、僕の返答を待たず先に外へ出てしまった。何もかもお見通しのはずだから、こうなったら潔く諦めるしかない。四の五の言って、オムツを替えてやった云々を持ち出されるくらいなら、散歩中に洗いざらい白状した方が断然いいだろう。そう嘆息し、僕は貴子さんの背中を追いかけた。
しかし蓋を開けてみると、その夜の散歩は、生涯忘れ得ぬ記憶となった。十月上旬の夜は散歩にこの上なく適していたのもあるし、夜は心の壁を降ろしやすいという理由もあったが、何より胸を震わせたのは、境内の外を貴子さんとこうして二人で歩くのは幼稚園以来だと気づいた事だった。並んで石段を降りている最中それに思い至り、感極まり何も言えないでいる僕を、「受け答えはいいから先ずは私の話を聞きな」とさり気なく助けてくれるのが、四歳の誕生日までもう一人の母と信じ切っていた、貴子さんなのだ。
その貴子さんによると、翔子姉さんに人間の食事の訓練が必要だったのは本当でも、それを今夜にしたのは、水晶の計らいだったらしい。また貴子さんはお風呂が大好きで、人の身になって湯船を楽しむ素晴らしさを小吉にずっと話して来たから、翔子姉さんがお風呂に興味を持っていたのは事実でも、四人一緒の入浴を提案したのは翔子姉さんの閃きだったと言う。そしてここで一旦言葉を切り、夜空を見上げ、貴子さんは独り言のように話した。
「翔子はきっと今頃、眠留と美鈴に以前見せた自分の前世を、昴と輝夜にも見せているだろう。だから、また抜け駆けしてと、お風呂上がりの二人に責められるのは避けられない。むしろそれを活かして、『昴が極僅か抱いているわだかまり』を、少なくしてあげなさい」
その頃には僕の感極まりも一段落着いていたので、覚悟を決め問いかけてみる。
「僕が輝夜さんとデートすると、輝夜さんと昴の仲が悪くなったりするかな?」
夜の帳で僕を包むように、鈴虫の輪唱で和音を奏でるように、貴子さんは答えた。
「仲が悪くならないのは、大御所様も保障しているから安心おし。昴は数百年前から、千年に一度だけ会える親友が自分にいることを、思い出していたからね」
大きく大きく息を吐くも、それでも足らず僕は道の上にしゃがみ込んでしまった。貴子さんは仕方ないねえと呟きつつ、すぐ隣に同じようにしゃがんでくれた。
「昴が抱いているわだかまりは、眠留の妹に生まれなかった後悔。今回は眠留の両親の事情もあって、姉にはどうしてもなれなかったんだよ。でも妹になったら、自分でも制御不可能なお兄ちゃんっ子になる自分を、予言の才に恵まれた昴は前世の臨終間際に観てしまった。だから転生先を懸命に探して、同じ幼稚園に通える未来を見つけて幼馴染になった。けど、幼馴染でも苦しむことをあの子は知っていた。ならいっそ、妹になって苦しめばよかった。お兄ちゃん好きを制御できる妹になるよう闘うべきだったって、昴は去年の体育祭から、極僅かだけど後悔し続けているんだね」
「貴子さん、伏せなくていい。昴より僕の方が、制御不可能のバカ兄になったんでしょ」
そうなる絶対的な自信があった僕は、吐くようにそう零した。けど、
「いや、眠留はそうならなかった。ボンは自分で思っている以上に、それどころかあの美鈴すら未来視できなかったレベルで、兄の素質があったんだ。いいかいボン、せめて美鈴に、ヘンタイ馬鹿兄貴って好きなだけ罵らせてあげるんだよ」
前半は、兄の素質という不可解極まる語彙のせいで、僕は膝を着きそうになった。だが後半部分が耳に届くや、咄嗟に問いかけていた。
「好きなだけ罵らせたら美鈴は楽になる?」
貴子さんは、私が保証すると頷いてくれた。それだけで完全回復し、僕は跳ねるように立ち上がる。その様子を下から見上げていた貴子さんは、大きな大きな溜息と共に言った。
「輝夜についても話すつもりだったけど、私にはお手上げみたいだ。翔子と美鈴に、任せようかねえ」
それ以降は、夜の散歩を普通に楽しむ時間が続いた。幼稚園児時代の想い出話をしながら、あの頃と同じ速度で同じ道を歩いただけなのに、幸せな気持ちが胸にとめどなく溢れる時間を僕は過ごしたのだ。まあ僕にとっての普通というのは、「あの四人がすぐ近くでお風呂に入っていると思うと、逃げ出さずにはいられなかったんだよね、年頃男子」と貴子さんにおちょくられる時間も、当然含まれるんだけどね。
けどまあそれでもホント幸せだったし、貴重な話も沢山聴かせてもらえたから、僕は大満足で台所に戻ることができた。それがなかったら、
「眠留、ちょっとここに座りなさい」「眠留くん、手加減できそうにないから覚悟して」
視覚と嗅覚の両方に訴えてくる、超絶魅力的なお風呂上り美少女達に、疚しい気持ちを欠片も抱かず謝罪し続けるなんて、絶対無理だったよなあ・・・
翔子姉さんが頃合いを計り取りなしてくれたお陰で、二人はようやく僕を許してくれた。その機を逃さず、
「私と美鈴があとを引き継ぐから、明日のためにも早くお眠りなさい」
翔子姉さんがそう諭すや、午後八時過ぎという時刻に二人は驚愕し、思いがけず長居してしまったことを詫びた。そして後はお願いしますと揃って腰を折ってから、
「あんたが早く反省しないと美鈴ちゃんの睡眠時間が短くなるんだからね!」
「反省しましたって就寝前メールを送ってくれないと私達も寝不足になるんだからね!」
最後の二連雷を落としてから、二人はそれぞれの場所に帰って行った。
その二連雷と、さっきの散歩の内容について貴子さんから受け取ったテレパシーが、効いたのだと思う。翔子姉さんと美鈴は正座する僕を叱るより、明日のデートに助言する方を選んでくれた、それは、
――輝夜さんに世話をしてもらいなさい
という、僕が完全に見落としていた事だったのである。
翔子姉さんと美鈴が言うには、僕はとても「まめ」らしい。このまめは豆柴に代表される丸くてちっちゃくて可愛らしい豆ではなく、労をいとわず行動できる人柄、のような意味だという。江戸時代によく使われていた「気働き」と同じく、現代では死語になりつつある言葉だそうで、翔子姉さんは少し残念がっていた。
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