710 / 934
十九章
2
しおりを挟む
「おや眠留、どこに行くんだい?」
玄関の引き戸に手を掛けた僕の背中に、貴子さんの声がかかった。どうか勘繰られませんようにと心中祈りつつ、散歩してくる旨を伝える。すると、
「私も行くよ」
貴子さんはサンダルを引っかけ、僕の返答を待たず先に外へ出てしまった。何もかもお見通しのはずだから、こうなったら潔く諦めるしかない。四の五の言って、オムツを替えてやった云々を持ち出されるくらいなら、散歩中に洗いざらい白状した方が断然いいだろう。そう嘆息し、僕は貴子さんの背中を追いかけた。
しかし蓋を開けてみると、その夜の散歩は、生涯忘れ得ぬ記憶となった。十月上旬の夜は散歩にこの上なく適していたのもあるし、夜は心の壁を降ろしやすいという理由もあったが、何より胸を震わせたのは、境内の外を貴子さんとこうして二人で歩くのは幼稚園以来だと気づいた事だった。並んで石段を降りている最中それに思い至り、感極まり何も言えないでいる僕を、「受け答えはいいから先ずは私の話を聞きな」とさり気なく助けてくれるのが、四歳の誕生日までもう一人の母と信じ切っていた、貴子さんなのだ。
その貴子さんによると、翔子姉さんに人間の食事の訓練が必要だったのは本当でも、それを今夜にしたのは、水晶の計らいだったらしい。また貴子さんはお風呂が大好きで、人の身になって湯船を楽しむ素晴らしさを小吉にずっと話して来たから、翔子姉さんがお風呂に興味を持っていたのは事実でも、四人一緒の入浴を提案したのは翔子姉さんの閃きだったと言う。そしてここで一旦言葉を切り、夜空を見上げ、貴子さんは独り言のように話した。
「翔子はきっと今頃、眠留と美鈴に以前見せた自分の前世を、昴と輝夜にも見せているだろう。だから、また抜け駆けしてと、お風呂上がりの二人に責められるのは避けられない。むしろそれを活かして、『昴が極僅か抱いているわだかまり』を、少なくしてあげなさい」
その頃には僕の感極まりも一段落着いていたので、覚悟を決め問いかけてみる。
「僕が輝夜さんとデートすると、輝夜さんと昴の仲が悪くなったりするかな?」
夜の帳で僕を包むように、鈴虫の輪唱で和音を奏でるように、貴子さんは答えた。
「仲が悪くならないのは、大御所様も保障しているから安心おし。昴は数百年前から、千年に一度だけ会える親友が自分にいることを、思い出していたからね」
大きく大きく息を吐くも、それでも足らず僕は道の上にしゃがみ込んでしまった。貴子さんは仕方ないねえと呟きつつ、すぐ隣に同じようにしゃがんでくれた。
「昴が抱いているわだかまりは、眠留の妹に生まれなかった後悔。今回は眠留の両親の事情もあって、姉にはどうしてもなれなかったんだよ。でも妹になったら、自分でも制御不可能なお兄ちゃんっ子になる自分を、予言の才に恵まれた昴は前世の臨終間際に観てしまった。だから転生先を懸命に探して、同じ幼稚園に通える未来を見つけて幼馴染になった。けど、幼馴染でも苦しむことをあの子は知っていた。ならいっそ、妹になって苦しめばよかった。お兄ちゃん好きを制御できる妹になるよう闘うべきだったって、昴は去年の体育祭から、極僅かだけど後悔し続けているんだね」
「貴子さん、伏せなくていい。昴より僕の方が、制御不可能のバカ兄になったんでしょ」
そうなる絶対的な自信があった僕は、吐くようにそう零した。けど、
「いや、眠留はそうならなかった。ボンは自分で思っている以上に、それどころかあの美鈴すら未来視できなかったレベルで、兄の素質があったんだ。いいかいボン、せめて美鈴に、ヘンタイ馬鹿兄貴って好きなだけ罵らせてあげるんだよ」
前半は、兄の素質という不可解極まる語彙のせいで、僕は膝を着きそうになった。だが後半部分が耳に届くや、咄嗟に問いかけていた。
「好きなだけ罵らせたら美鈴は楽になる?」
貴子さんは、私が保証すると頷いてくれた。それだけで完全回復し、僕は跳ねるように立ち上がる。その様子を下から見上げていた貴子さんは、大きな大きな溜息と共に言った。
「輝夜についても話すつもりだったけど、私にはお手上げみたいだ。翔子と美鈴に、任せようかねえ」
それ以降は、夜の散歩を普通に楽しむ時間が続いた。幼稚園児時代の想い出話をしながら、あの頃と同じ速度で同じ道を歩いただけなのに、幸せな気持ちが胸にとめどなく溢れる時間を僕は過ごしたのだ。まあ僕にとっての普通というのは、「あの四人がすぐ近くでお風呂に入っていると思うと、逃げ出さずにはいられなかったんだよね、年頃男子」と貴子さんにおちょくられる時間も、当然含まれるんだけどね。
けどまあそれでもホント幸せだったし、貴重な話も沢山聴かせてもらえたから、僕は大満足で台所に戻ることができた。それがなかったら、
「眠留、ちょっとここに座りなさい」「眠留くん、手加減できそうにないから覚悟して」
視覚と嗅覚の両方に訴えてくる、超絶魅力的なお風呂上り美少女達に、疚しい気持ちを欠片も抱かず謝罪し続けるなんて、絶対無理だったよなあ・・・
翔子姉さんが頃合いを計り取りなしてくれたお陰で、二人はようやく僕を許してくれた。その機を逃さず、
「私と美鈴があとを引き継ぐから、明日のためにも早くお眠りなさい」
翔子姉さんがそう諭すや、午後八時過ぎという時刻に二人は驚愕し、思いがけず長居してしまったことを詫びた。そして後はお願いしますと揃って腰を折ってから、
「あんたが早く反省しないと美鈴ちゃんの睡眠時間が短くなるんだからね!」
「反省しましたって就寝前メールを送ってくれないと私達も寝不足になるんだからね!」
最後の二連雷を落としてから、二人はそれぞれの場所に帰って行った。
その二連雷と、さっきの散歩の内容について貴子さんから受け取ったテレパシーが、効いたのだと思う。翔子姉さんと美鈴は正座する僕を叱るより、明日のデートに助言する方を選んでくれた、それは、
――輝夜さんに世話をしてもらいなさい
という、僕が完全に見落としていた事だったのである。
翔子姉さんと美鈴が言うには、僕はとても「まめ」らしい。このまめは豆柴に代表される丸くてちっちゃくて可愛らしい豆ではなく、労をいとわず行動できる人柄、のような意味だという。江戸時代によく使われていた「気働き」と同じく、現代では死語になりつつある言葉だそうで、翔子姉さんは少し残念がっていた。
玄関の引き戸に手を掛けた僕の背中に、貴子さんの声がかかった。どうか勘繰られませんようにと心中祈りつつ、散歩してくる旨を伝える。すると、
「私も行くよ」
貴子さんはサンダルを引っかけ、僕の返答を待たず先に外へ出てしまった。何もかもお見通しのはずだから、こうなったら潔く諦めるしかない。四の五の言って、オムツを替えてやった云々を持ち出されるくらいなら、散歩中に洗いざらい白状した方が断然いいだろう。そう嘆息し、僕は貴子さんの背中を追いかけた。
しかし蓋を開けてみると、その夜の散歩は、生涯忘れ得ぬ記憶となった。十月上旬の夜は散歩にこの上なく適していたのもあるし、夜は心の壁を降ろしやすいという理由もあったが、何より胸を震わせたのは、境内の外を貴子さんとこうして二人で歩くのは幼稚園以来だと気づいた事だった。並んで石段を降りている最中それに思い至り、感極まり何も言えないでいる僕を、「受け答えはいいから先ずは私の話を聞きな」とさり気なく助けてくれるのが、四歳の誕生日までもう一人の母と信じ切っていた、貴子さんなのだ。
その貴子さんによると、翔子姉さんに人間の食事の訓練が必要だったのは本当でも、それを今夜にしたのは、水晶の計らいだったらしい。また貴子さんはお風呂が大好きで、人の身になって湯船を楽しむ素晴らしさを小吉にずっと話して来たから、翔子姉さんがお風呂に興味を持っていたのは事実でも、四人一緒の入浴を提案したのは翔子姉さんの閃きだったと言う。そしてここで一旦言葉を切り、夜空を見上げ、貴子さんは独り言のように話した。
「翔子はきっと今頃、眠留と美鈴に以前見せた自分の前世を、昴と輝夜にも見せているだろう。だから、また抜け駆けしてと、お風呂上がりの二人に責められるのは避けられない。むしろそれを活かして、『昴が極僅か抱いているわだかまり』を、少なくしてあげなさい」
その頃には僕の感極まりも一段落着いていたので、覚悟を決め問いかけてみる。
「僕が輝夜さんとデートすると、輝夜さんと昴の仲が悪くなったりするかな?」
夜の帳で僕を包むように、鈴虫の輪唱で和音を奏でるように、貴子さんは答えた。
「仲が悪くならないのは、大御所様も保障しているから安心おし。昴は数百年前から、千年に一度だけ会える親友が自分にいることを、思い出していたからね」
大きく大きく息を吐くも、それでも足らず僕は道の上にしゃがみ込んでしまった。貴子さんは仕方ないねえと呟きつつ、すぐ隣に同じようにしゃがんでくれた。
「昴が抱いているわだかまりは、眠留の妹に生まれなかった後悔。今回は眠留の両親の事情もあって、姉にはどうしてもなれなかったんだよ。でも妹になったら、自分でも制御不可能なお兄ちゃんっ子になる自分を、予言の才に恵まれた昴は前世の臨終間際に観てしまった。だから転生先を懸命に探して、同じ幼稚園に通える未来を見つけて幼馴染になった。けど、幼馴染でも苦しむことをあの子は知っていた。ならいっそ、妹になって苦しめばよかった。お兄ちゃん好きを制御できる妹になるよう闘うべきだったって、昴は去年の体育祭から、極僅かだけど後悔し続けているんだね」
「貴子さん、伏せなくていい。昴より僕の方が、制御不可能のバカ兄になったんでしょ」
そうなる絶対的な自信があった僕は、吐くようにそう零した。けど、
「いや、眠留はそうならなかった。ボンは自分で思っている以上に、それどころかあの美鈴すら未来視できなかったレベルで、兄の素質があったんだ。いいかいボン、せめて美鈴に、ヘンタイ馬鹿兄貴って好きなだけ罵らせてあげるんだよ」
前半は、兄の素質という不可解極まる語彙のせいで、僕は膝を着きそうになった。だが後半部分が耳に届くや、咄嗟に問いかけていた。
「好きなだけ罵らせたら美鈴は楽になる?」
貴子さんは、私が保証すると頷いてくれた。それだけで完全回復し、僕は跳ねるように立ち上がる。その様子を下から見上げていた貴子さんは、大きな大きな溜息と共に言った。
「輝夜についても話すつもりだったけど、私にはお手上げみたいだ。翔子と美鈴に、任せようかねえ」
それ以降は、夜の散歩を普通に楽しむ時間が続いた。幼稚園児時代の想い出話をしながら、あの頃と同じ速度で同じ道を歩いただけなのに、幸せな気持ちが胸にとめどなく溢れる時間を僕は過ごしたのだ。まあ僕にとっての普通というのは、「あの四人がすぐ近くでお風呂に入っていると思うと、逃げ出さずにはいられなかったんだよね、年頃男子」と貴子さんにおちょくられる時間も、当然含まれるんだけどね。
けどまあそれでもホント幸せだったし、貴重な話も沢山聴かせてもらえたから、僕は大満足で台所に戻ることができた。それがなかったら、
「眠留、ちょっとここに座りなさい」「眠留くん、手加減できそうにないから覚悟して」
視覚と嗅覚の両方に訴えてくる、超絶魅力的なお風呂上り美少女達に、疚しい気持ちを欠片も抱かず謝罪し続けるなんて、絶対無理だったよなあ・・・
翔子姉さんが頃合いを計り取りなしてくれたお陰で、二人はようやく僕を許してくれた。その機を逃さず、
「私と美鈴があとを引き継ぐから、明日のためにも早くお眠りなさい」
翔子姉さんがそう諭すや、午後八時過ぎという時刻に二人は驚愕し、思いがけず長居してしまったことを詫びた。そして後はお願いしますと揃って腰を折ってから、
「あんたが早く反省しないと美鈴ちゃんの睡眠時間が短くなるんだからね!」
「反省しましたって就寝前メールを送ってくれないと私達も寝不足になるんだからね!」
最後の二連雷を落としてから、二人はそれぞれの場所に帰って行った。
その二連雷と、さっきの散歩の内容について貴子さんから受け取ったテレパシーが、効いたのだと思う。翔子姉さんと美鈴は正座する僕を叱るより、明日のデートに助言する方を選んでくれた、それは、
――輝夜さんに世話をしてもらいなさい
という、僕が完全に見落としていた事だったのである。
翔子姉さんと美鈴が言うには、僕はとても「まめ」らしい。このまめは豆柴に代表される丸くてちっちゃくて可愛らしい豆ではなく、労をいとわず行動できる人柄、のような意味だという。江戸時代によく使われていた「気働き」と同じく、現代では死語になりつつある言葉だそうで、翔子姉さんは少し残念がっていた。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
ハバナイスデイズ!!~きっと完璧には勝てない~
415
キャラ文芸
「ゆりかごから墓場まで。この世にあるものなんでもござれの『岩戸屋』店主、平坂ナギヨシです。冷やかしですか?それとも……ご依頼でしょうか?」
普遍と異変が交差する混沌都市『露希』 。
何でも屋『岩戸屋』を構える三十路の男、平坂ナギヨシは、武市ケンスケ、ニィナと今日も奔走する。
死にたがりの男が織り成すドタバタバトルコメディ。素敵な日々が今始まる……かもしれない。
後宮物語〜身代わり宮女は皇帝に溺愛されます⁉︎〜
菰野るり
キャラ文芸
寵愛なんていりません!身代わり宮女は3食昼寝付きで勉強がしたい。
私は北峰で商家を営む白(パイ)家の長女雲泪(ユンルイ)
白(パイ)家第一夫人だった母は私が小さい頃に亡くなり、家では第二夫人の娘である璃華(リーファ)だけが可愛がられている。
妹の後宮入りの用意する為に、両親は金持ちの薬屋へ第五夫人の縁談を準備した。爺さんに嫁ぐ為に生まれてきたんじゃない!逃げ出そうとする私が出会ったのは、後宮入りする予定の御令嬢が逃亡してしまい責任をとって首を吊る直前の宦官だった。
利害が一致したので、わたくし銀蓮(インリェン)として後宮入りをいたします。
雲泪(ユンレイ)の物語は完結しました。続きのお話は、堯舜(ヤオシュン)の物語として別に連載を始めます。近日中に始めますので、是非、お気に入りに登録いただき読みにきてください。お願いします。
〈銀龍の愛し子〉は盲目王子を王座へ導く
山河 枝
キャラ文芸
【簡単あらすじ】周りから忌み嫌われる下女が、不遇な王子に力を与え、彼を王にする。
★シリアス8:コミカル2
【詳細あらすじ】
50人もの侍女をクビにしてきた第三王子、雪晴。
次の侍女に任じられたのは、異能を隠して王城で働く洗濯女、水奈だった。
鱗があるために疎まれている水奈だが、盲目の雪晴のそばでは安心して過ごせるように。
みじめな生活を送る雪晴も、献身的な水奈に好意を抱く。
惹かれ合う日々の中、実は〈銀龍の愛し子〉である水奈が、雪晴の力を覚醒させていく。「王家の恥」と見下される雪晴を、王座へと導いていく。
紹嘉後宮百花譚 鬼神と天女の花の庭
響 蒼華
キャラ文芸
始まりの皇帝が四人の天仙の助力を得て開いたとされる、その威光は遍く大陸を照らすと言われる紹嘉帝国。
当代の皇帝は血も涙もない、冷酷非情な『鬼神』と畏怖されていた。
ある時、辺境の小国である瑞の王女が後宮に妃嬪として迎えられた。
しかし、麗しき天女と称される王女に突きつけられたのは、寵愛は期待するなという拒絶の言葉。
人々が騒めく中、王女は心の中でこう思っていた――ああ、よかった、と……。
鬼神と恐れられた皇帝と、天女と讃えられた妃嬪が、花の庭で紡ぐ物語。
【完結】国を追われた巫女見習いは、隣国の後宮で二重に花開く
gari
キャラ文芸
☆たくさんの応援、ありがとうございました!☆ 植物を慈しむ巫女見習いの凛月には、二つの秘密がある。それは、『植物の心がわかること』『見目が変化すること』。
そんな凛月は、次期巫女を侮辱した罪を着せられ国外追放されてしまう。
心機一転、紹介状を手に向かったのは隣国の都。そこで偶然知り合ったのは、高官の峰風だった。
峰風の取次ぎで紹介先の人物との対面を果たすが、提案されたのは後宮内での二つの仕事。ある時は引きこもり後宮妃(欣怡)として巫女の務めを果たし、またある時は、少年宦官(子墨)として庭園管理の仕事をする、忙しくも楽しい二重生活が始まった。
仕事中に秘密の能力を活かし活躍したことで、子墨は女嫌いの峰風の助手に抜擢される。女であること・巫女であることを隠しつつ助手の仕事に邁進するが、これがきっかけとなり、宮廷内の様々な騒動に巻き込まれていく。
※ 一話の文字数を1,000~2,000文字程度で区切っているため、話数は多くなっています。
一部、話の繋がりの関係で3,000文字前後の物もあります。
私が異世界物を書く理由
京衛武百十
キャラ文芸
女流ラノベ作家<蒼井霧雨>は、非常に好き嫌いの分かれる作品を書くことで『知る人ぞ知る』作家だった。
そんな彼女の作品は、基本的には年上の女性と少年のラブロマンス物が多かったものの、時流に乗っていわゆる<異世界物>も多く生み出してきた。
これは、彼女、蒼井霧雨が異世界物を書く理由である。
筆者より
「ショタパパ ミハエルくん」が当初想定していた内容からそれまくった挙句、いろいろとっ散らかって収拾つかなくなってしまったので、あちらはあちらでこのまま好き放題するとして、こちらは改めて少しテーマを絞って書こうと思います。
基本的には<創作者の本音>をメインにしていく予定です。
もっとも、また暴走する可能性が高いですが。
なろうとカクヨムでも同時連載します。
どうやら主人公は付喪人のようです。 ~付喪神の力で闘う異世界カフェ生活?~【完結済み】
満部凸張(まんぶ凸ぱ)(谷瓜丸
ファンタジー
鍵を手に入れる…………それは獲得候補者の使命である。
これは、自身の未来と世界の未来を知り、信じる道を進んでいく男の物語。
そして、これはあらゆる時の中で行われた、付喪人と呼ばれる“付喪神の能力を操り戦う者”達の戦いの記録の1つである……。
★女神によって異世界?へ送られた主人公。
着いた先は異世界要素と現実世界要素の入り交じり、ついでに付喪神もいる世界であった!!
この物語は彼が憑依することになった明山平死郎(あきやまへいしろう)がお贈りする。
個性豊かなバイト仲間や市民と共に送る、異世界?付喪人ライフ。
そして、さらに個性のある魔王軍との闘い。
今、付喪人のシリーズの第1弾が幕を開ける!!!
なろうノベプラ
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる