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十三章
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ただこの「態度や口調に惑わされず」というのは、すこぶる難しい。湖校の新一年女子にとっては、特に難しいと思う。湖校生が態度や口調に惑わされないトップクラスの生徒であることに疑問の余地はないが、湖校には素晴らしい女子が沢山いるのと同様、素晴らしい男子も沢山いる。つまりどういう事かと言うと、湖校に入学した女子はクラスに足を踏み入れるや、態度や口調はもちろん性格にも好感を持てる大勢の男子達と出会うのである。それは男子にとっても同じだから一年時は多くのクラス内カップルが誕生し、そしてそのような空気の中で、「本当はとても面倒見が良いのだけど態度と口調はとても悪い荒海さん」が浮くのは仕方ない事。荒海さんは入学早々、変り者としてクラスメイトに認識されてしまったのである。
幸い、クラスも部活も同じだった真田さんが、荒海さんの本質を一週間とかけず見抜いた。また体育祭などの行事や委員活動を通じ、荒海さんの人柄は少しずつクラスに知れ渡って行った。しかしそれに該当するのはほぼ男子で、稀に女子がいてもそういう子には彼氏がすでにいたから、友達以上の関係になる女子生徒はいなかった。この、「最初は変り者として認識されるが先ず同性がそれを改め、異性も少しずつ改めてゆく」という構図は二年生や三年生になっても変わらなかったが、学年が上がるほど認識を改める期日は短縮し、該当する女子も増えていった。それを促したのは、人としての成長だった。小学校を卒業したばかりでは無理でも湖校生として過ごすにつれ、態度や口調に惑わされない美徳を級友達は身に付けて行ったのである。荒海さんの照れ屋気質や自己犠牲の精神までをも見抜く級友は年々増えてゆき、五年生の半ばごろには、同性からは愛情をこめ「可愛いギャップ野郎」と呼ばれ、異性からは親しみを込め「可愛いギャップ男子」と呼ばれるように、荒海さんはなっていたのだ。
しかしそれでも、友人以上の女子は現れなかった。内面性の優れた女子ほど荒海さんのギャップに気づくが、そういう子であればあるほど、将来を誓い合った恋人が既にいたからだ。荒海さんの人となりを深く知る人達は、それを残念がった。然るに「大きなお世話だタコ」と罵られようが、真田さんを筆頭とする僕ら湖校新忍道部十四人にとって、それは悲願と言っても過言でないものになっていたのである。
だから、
「美鈴ちゃん、ありがとう」
真田さんは正座に座り直し、美鈴へ深々と頭を下げた。
黛さん以下十三人も、まったく同じ動作をした。
そんな皆へ荒海さんは怒声を飛ばそうとするも、難しい表情になり押し黙った。僕には荒海さんの胸の内が、手に取るように分かった。何を隠そう荒海さんは先輩方の中で、誰よりも美鈴を可愛がっていた。しかも、非常に稀有な可愛がり方をしていた。美鈴を可愛がらぬ年上の年頃男子がいるとは思えないが、それでもそのほぼ全ては、美鈴の容姿と性格にその動機があるのだろう。しかし荒海さんは違った。荒海さんは、美鈴の心根の美しさを理解していた。それは二人の心が、似ているからこそ可能なことだった。瓜二つとまでは言わないにせよ荒海さんと美鈴は、共感しあえることの多々ある心を持っていた。荒海さんは美鈴を容姿や性格に秀でた少女としてより先に、心根の美しい者として理解し、そして可愛がっていた。荒海さんの目に自分がそう映っているのを美鈴もきちんと理解していたから、僕が言うのもなんだが、美鈴は荒海さんを兄のように慕っていた。実の兄妹ではないから度を越すことはなくとも、僕の知る限り妹は最も、荒海さんに遠慮のない女の子だった。その様子がなんとも仲睦ましかったので、仮に真山がいなかったら美鈴が選んだのはこの人ではなかったかと、僕は幾度か考えたことがあった。二階堂三兄弟の誰かの線もあり、三兄弟の御両親も加わると劣勢な気がしたが、単体としては荒海さんが優位に思えた。そしてそれは、おそらく正しかった。「恋愛以外の愛情も共有できる人でない限り、美鈴は伴侶に選ばない」という事を、僕は荒海さんを介して発見したのである。
なんて少々脱線してしまったが何を言いたいかというと、荒海さんは美鈴を信頼していた。真田さん以下十四人がいつもの「大きなお世話」をしたから声を荒らげかけたが、ぜひ紹介したいと美鈴に言わしめるほどの生徒がやって来るなら、それは大きなお世話ではないのかもしれない。胸に芽生えたその想いが荒海さんを押し黙らせたのだと、僕は手に取るように分かったのである。
とは言うものの、荒海さんがいつまでもそう考えているとは限らない。真田さんは素早くハイ子を操作し美鈴の意を叶える事務処理を開始し、それが完了するなり美鈴は立ち上がり、何か言いたげな荒海さんを笑顔で躱して入り口ドアへ向かった。その、笑顔で躱された際の荒海さんの表情がとても優しげだったので、温かな気配が場に降りた。機を逃さず、ドアの向こうにいた女子生徒を美鈴が招き入れる。僕は目を見開いた。なぜなら僕はこの人を、二重に知っていたからだ。
この人は、僕らの練習風景をしばしばスケッチしている、美術部の最上級生だった。
同じくこの人は、狒々族の建物へ単独接近する荒海さんの背中に、勇者を重ねた女子生徒だった。
身長は、160センチ台前半。
スタイルは良くても、顔立ちは普通。
髪も普通だし服装も湖校の制服だったから、たった一つを除き普通さの目立つ、特色のない六年の先輩だった。
だが一つだけ、尋常ではないものがあった。
それは、目だった。
可視領域外の、赤外線や紫外線を知覚することのできる目を、この人は持っていた。
僕は一度だけ、この人のスケッチを見たことがあった。
知己を得た円卓騎士にこの人を紹介してもらった際、スケッチブックに描かれた新忍道部員を見せてもらえたのである。
そこには、部員達が生命力を最も輝かせた瞬間だけが描かれていた。息を呑む僕に、
「誰にも言わないから安心なさい」
柔らかくそう言って、この人は微笑んだ。生命力を目視できるこの人は、僕が仲間の生命力を知覚しつつモンスターと戦っているのを、知っていたのである。本来なら、僕はそこで驚くべきだったのだろう。だが僕はその時、得も言われぬ安心感に包まれ、にぱっと笑ってしまった。その日の就寝前、ああも開けっぴろげに笑った理由を僕は考えた。答はたちどころに出た。あの微笑みは、精霊猫に似ていたのだ。数百年に渡り人類を見守り続けてきた精霊猫が、僕を安心させるために浮かべる笑みと、あの笑みは似ていたのである。それが意味するところはわからずとも、あの人の本質を知れただけで僕は満ち足り、眠りについたのだった。
その、
「荒海さん、改めてご紹介するまでもないと思いますが、千家櫛名さんです」
荒海さんの正面に座った千家櫛名さんを、美鈴が紹介した。続いて、
「荒海君、真田君、久しぶり」
千家さんは荒海さんと真田さんへ、久しぶりとの言葉を用いて挨拶した。
千家さんと荒海さんと真田さんが一年時のクラスメイトだったことは、スケッチブックを見せてもらったとき教えてもらっていた。その元級友へ、狼の眼光を向け黙り続ける荒海さんの無礼を取り繕うべく、真田さんが語りかけた。
「千家さん久しぶり。一年の終業式以来だから、四年二か月になるか」
「私達は、一年時と六年時を、同じにできなかったからね」
幸い、クラスも部活も同じだった真田さんが、荒海さんの本質を一週間とかけず見抜いた。また体育祭などの行事や委員活動を通じ、荒海さんの人柄は少しずつクラスに知れ渡って行った。しかしそれに該当するのはほぼ男子で、稀に女子がいてもそういう子には彼氏がすでにいたから、友達以上の関係になる女子生徒はいなかった。この、「最初は変り者として認識されるが先ず同性がそれを改め、異性も少しずつ改めてゆく」という構図は二年生や三年生になっても変わらなかったが、学年が上がるほど認識を改める期日は短縮し、該当する女子も増えていった。それを促したのは、人としての成長だった。小学校を卒業したばかりでは無理でも湖校生として過ごすにつれ、態度や口調に惑わされない美徳を級友達は身に付けて行ったのである。荒海さんの照れ屋気質や自己犠牲の精神までをも見抜く級友は年々増えてゆき、五年生の半ばごろには、同性からは愛情をこめ「可愛いギャップ野郎」と呼ばれ、異性からは親しみを込め「可愛いギャップ男子」と呼ばれるように、荒海さんはなっていたのだ。
しかしそれでも、友人以上の女子は現れなかった。内面性の優れた女子ほど荒海さんのギャップに気づくが、そういう子であればあるほど、将来を誓い合った恋人が既にいたからだ。荒海さんの人となりを深く知る人達は、それを残念がった。然るに「大きなお世話だタコ」と罵られようが、真田さんを筆頭とする僕ら湖校新忍道部十四人にとって、それは悲願と言っても過言でないものになっていたのである。
だから、
「美鈴ちゃん、ありがとう」
真田さんは正座に座り直し、美鈴へ深々と頭を下げた。
黛さん以下十三人も、まったく同じ動作をした。
そんな皆へ荒海さんは怒声を飛ばそうとするも、難しい表情になり押し黙った。僕には荒海さんの胸の内が、手に取るように分かった。何を隠そう荒海さんは先輩方の中で、誰よりも美鈴を可愛がっていた。しかも、非常に稀有な可愛がり方をしていた。美鈴を可愛がらぬ年上の年頃男子がいるとは思えないが、それでもそのほぼ全ては、美鈴の容姿と性格にその動機があるのだろう。しかし荒海さんは違った。荒海さんは、美鈴の心根の美しさを理解していた。それは二人の心が、似ているからこそ可能なことだった。瓜二つとまでは言わないにせよ荒海さんと美鈴は、共感しあえることの多々ある心を持っていた。荒海さんは美鈴を容姿や性格に秀でた少女としてより先に、心根の美しい者として理解し、そして可愛がっていた。荒海さんの目に自分がそう映っているのを美鈴もきちんと理解していたから、僕が言うのもなんだが、美鈴は荒海さんを兄のように慕っていた。実の兄妹ではないから度を越すことはなくとも、僕の知る限り妹は最も、荒海さんに遠慮のない女の子だった。その様子がなんとも仲睦ましかったので、仮に真山がいなかったら美鈴が選んだのはこの人ではなかったかと、僕は幾度か考えたことがあった。二階堂三兄弟の誰かの線もあり、三兄弟の御両親も加わると劣勢な気がしたが、単体としては荒海さんが優位に思えた。そしてそれは、おそらく正しかった。「恋愛以外の愛情も共有できる人でない限り、美鈴は伴侶に選ばない」という事を、僕は荒海さんを介して発見したのである。
なんて少々脱線してしまったが何を言いたいかというと、荒海さんは美鈴を信頼していた。真田さん以下十四人がいつもの「大きなお世話」をしたから声を荒らげかけたが、ぜひ紹介したいと美鈴に言わしめるほどの生徒がやって来るなら、それは大きなお世話ではないのかもしれない。胸に芽生えたその想いが荒海さんを押し黙らせたのだと、僕は手に取るように分かったのである。
とは言うものの、荒海さんがいつまでもそう考えているとは限らない。真田さんは素早くハイ子を操作し美鈴の意を叶える事務処理を開始し、それが完了するなり美鈴は立ち上がり、何か言いたげな荒海さんを笑顔で躱して入り口ドアへ向かった。その、笑顔で躱された際の荒海さんの表情がとても優しげだったので、温かな気配が場に降りた。機を逃さず、ドアの向こうにいた女子生徒を美鈴が招き入れる。僕は目を見開いた。なぜなら僕はこの人を、二重に知っていたからだ。
この人は、僕らの練習風景をしばしばスケッチしている、美術部の最上級生だった。
同じくこの人は、狒々族の建物へ単独接近する荒海さんの背中に、勇者を重ねた女子生徒だった。
身長は、160センチ台前半。
スタイルは良くても、顔立ちは普通。
髪も普通だし服装も湖校の制服だったから、たった一つを除き普通さの目立つ、特色のない六年の先輩だった。
だが一つだけ、尋常ではないものがあった。
それは、目だった。
可視領域外の、赤外線や紫外線を知覚することのできる目を、この人は持っていた。
僕は一度だけ、この人のスケッチを見たことがあった。
知己を得た円卓騎士にこの人を紹介してもらった際、スケッチブックに描かれた新忍道部員を見せてもらえたのである。
そこには、部員達が生命力を最も輝かせた瞬間だけが描かれていた。息を呑む僕に、
「誰にも言わないから安心なさい」
柔らかくそう言って、この人は微笑んだ。生命力を目視できるこの人は、僕が仲間の生命力を知覚しつつモンスターと戦っているのを、知っていたのである。本来なら、僕はそこで驚くべきだったのだろう。だが僕はその時、得も言われぬ安心感に包まれ、にぱっと笑ってしまった。その日の就寝前、ああも開けっぴろげに笑った理由を僕は考えた。答はたちどころに出た。あの微笑みは、精霊猫に似ていたのだ。数百年に渡り人類を見守り続けてきた精霊猫が、僕を安心させるために浮かべる笑みと、あの笑みは似ていたのである。それが意味するところはわからずとも、あの人の本質を知れただけで僕は満ち足り、眠りについたのだった。
その、
「荒海さん、改めてご紹介するまでもないと思いますが、千家櫛名さんです」
荒海さんの正面に座った千家櫛名さんを、美鈴が紹介した。続いて、
「荒海君、真田君、久しぶり」
千家さんは荒海さんと真田さんへ、久しぶりとの言葉を用いて挨拶した。
千家さんと荒海さんと真田さんが一年時のクラスメイトだったことは、スケッチブックを見せてもらったとき教えてもらっていた。その元級友へ、狼の眼光を向け黙り続ける荒海さんの無礼を取り繕うべく、真田さんが語りかけた。
「千家さん久しぶり。一年の終業式以来だから、四年二か月になるか」
「私達は、一年時と六年時を、同じにできなかったからね」
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