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26初めての……***

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 速い。数秒で部屋の前についた。瞬間移動したのか?って思うぐらい。
「……その。へ、部屋にはいるぞ」
 どうしたの?部屋の前まできてなんで?ってこれって。オレにお伺いを立ててるの?
「わ、わかりました。どうぞ」
 すっとドアが開く。自動ドア?違うよな?きっとシーヴルだ。気配はしないけど居るんだね。

 部屋に入るとゆっくりと歩き出す。急にぎこちなくなったイスベルクに可愛いとさえ思う。だけど、ベットにそっと寝かされるとやっぱり緊張してしてくる。さっきのお伺いって今からスるぞって事だよね。
「怖がることはしないと誓う。怖がらせたくないのだ」
「うん。イスベルクを怖いと思ったことはないよ」
「またそんな可愛いことを言う」
 イスベルクの眉がへにょってなる。この顔が無性に可愛いって思ってしまう。
「もう逃がしてはやれない。俺に囲われてくれ」
「それは嫌だ」
「え?……」
「一緒に生きてくれって言ってくれたでしょ?囲われるだけは嫌だよ」
「ふっふふふ。わかった。善処する」

 嬉しそうにイスベルクがキスをしてくるからオレも答える様に真似をして舌を絡めてみた。途端にキスが深くなる。貪られるってこんな感じなんだろうな。ちゅっと言う音と共に唇が離れると名残惜しく思ってしまう。
 うなじから鎖骨。鎖骨から胸へと手のひらを滑らせて胸の突起をつままれた。
「ぁっ……」
 じぃんとした痛みが広がる。そのままぐりぐりと指先で弄りだされた。
「綺麗なピンクだ」
「いた……や……ぁ……やぁ」
 じんじんとした痛痒さがしびれたように広がる。イスベルクののどがゴクリと鳴るのが聞こえた。
「感じるのか?」
「や……わかんな……い。ひぁ……っ」
 ルミエールの返事を待たずにイスベルクが胸の突起に吸い付いた。舌先で押しつぶすようにつついたり刺激を与えられると身体が反応しだす。うそ。何これ。オレの身体どうなったの?
「やっ……そんな……したら……やぁ……」
「可愛い。どこもかしこも可愛すぎる」
 イスベルクの手が下に伸びていく。やわやわと下着の上から触られると中心が勃ちあがってくるのがわかる。
「は……はずか……し」
 下着をはぎとられるのを阻止しようと手で隠すとその手を掴まれた。
「隠さないでくれ。全部が見たいのだ。ルミエールのすべてを知りたい」
 ズルい。そんな風に言うなんて……。イスベルクはオレの両手を掴んだまま、下着を噛んでずり降ろす。反動でオレの雄がプルンと飛び出し、ビタンッとイスベルクの頬に雄があたる。
「っ……恥ずかし……ぁ……ごめ……」
「こんなところまでピンクなのか。誰にも触らせなかったのだな」
「あ、当たり前だろ。イスベルクが初めて……ひっ」
 ちゅっと先端にキスをされぺろりぺろりと舐め上げられていく。
「ぁん!……ぁっ……やぁあっ……」
 初めての刺激にどうしたらいいのかわからない。身体がびくびくと跳ねるのを止められない。
「俺のだ……俺の……」
 かぽっと咥えられ、じゅるりと上下に動かされると電撃を受けたように快感が走る。
「ぁあっ!……やぁっ……だめ!」
 過ぎた快感にのけ反るとイスベルクに下半身を突き上げるような格好になる。
「ぁっ……ぁっ……離して……やぁ出るぅ」
 オレの声に反応するようにイスベルクの舌の動きが速くなる。
「ぁあっ!……くぅうっ!」
 たまらずイスベルクの口の中に放ってしまった。ごくんと飲み込む音がして驚く。
「え!飲んだの?……ごめ……その」
「美味かった。不思議とチカラが湧いてくるようだ」
「うそぉ……」
 初めて他人の口でイってしまったことに衝撃をうけた。前世でもオレは性に疎くてほとんど経験がない。女性といるよりも筋肉談義ができる男友達といる方が多かったのだ。
 今、オレの目の前ではイスベルクが衣服をすべて脱ぎ捨て割れた腹筋が見えている。カッコいい。

「最初から無茶はしない。今日は慣らすだけだ」
「慣らす?」
 イスベルクがオレの手を掴んで自分の雄を掴ませた。
「おっきい……」
 これはさすがに無理じゃないだろうか?コレがオレの中にはいるのか?
「わかったか?」
 コクコクと頷く。これってオレの雄を咥えながら興奮してくれたってこと?ひゃあ。大きいだけじゃなくこんな場所さえカッコいい。上下に軽く擦りあげると。
「くっ……こら。我慢してるんだぞ。ヌクから手伝ってくれるか?」
「うん。どうしたらいいの?」
「顔が見たい。俺の上に座ってくれ」
 イスベルクがベットの上に座る。膝の上に乗るには抵抗はない。ただいつもと違うのは対面になる姿勢なだけ。向かい合ってキスをしたままイスベルクの大きな手がオレの股間を弄る。
「ん……うぁ……」
 鼻から抜けるような声が出る。あっという間にオレの雄が勃ちあがるとイスベルクのと一緒に握りこまれた。
「んん……んふ……」
 知ってる。これって兜合わせだ。大きい雄とオレのを一緒にもって擦りあげる。
「あっ……いす……ベルク」
 なまえをを呼ぶと噛みつくようなキスをされた。ぐっと後蕾に指が一本入り込んできた。異物感がするが先走りの液と汗でぬるりと入り込んできたのだ。
「ひっ……」
 ちゅっちゅとイスベルクかオレの目じりにキスをする。生理的な涙が出てしまったようだ。
「力むな。ほら、深呼吸して」
 言われた通りに深呼吸をするとググっとさらに指が入ってきて締め付けてしまう。指が中で角度を変えながら何かを探る動きをする。その間も片手でオレの手ごと擦りあげは続けている。
「ひゃん!やっ……っぁあ」
 そこを触られるとぞくぞくする。身体がビクビクと反応し喘ぎ声が高くなる。
「ここだな」
 何がここ?そこから同じ場所にトントンと刺激を与えられる。
「んぁっぁっあぁっ!……あんっやっやあ」
 もう喘ぎ声しかでない。摺り上げるスピードがどんどんと速くなる。
 二人ともあっという間に高みに上がってしまった。イスベルクは早いとかじゃなくそれだけ我慢していたということなのだろう。イクときの顔がやたらと色っぽかった。

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