行ってみたいな異世界へ

香月ミツほ

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行ってみたいな異世界へ

番外編 1つになるまで1

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「俺を…2人の恋人にして下さい!」

ようやく気持ちを固め、贅沢なお願いをした俺を快く受け入れてくれた2人。
誓いの口づけしたい、って言ったのにいやらしくて気持ち良いキスになっちゃった。口の中ってどうしてあんなに気持ち良いんだろう?

柔らかく重ねるだけでもうっとりしちゃうけど角度を変えて啄んで舌が…粘膜が触れ合うぬるっとした感触…

「ふうぅんっ…」

鼻にかかった甘えた声が出て気持ち良い、もっと欲しいって合図になっちゃう。

「ちゅっ くちゅ… んう…、ぷはっ!」

いやらしく口中舐められて息をするのも忘れて貪る唇。ティスは柔らかくてストゥは弾力がある。お互いの舌を絡めて混じりあう唾液に腰が痺れるのは何なの?

ベッドに運ばれてからティスがぜんぜん離してくれなくてずっとキスしてた。
ストゥが唇から離れないティスにキスを譲って、指先から腕、脇腹、へそ、足、内腿。届く範囲はすべて舐めて吸って甘噛みして… 袋も中心も、中心の先も余すところなく舐め上げられて、我慢なんて全然できなかった。

そうしたらちょっとだけティスが口から離れて首筋を舐め、鎖骨に吸いついて胸をやわやわ揉んで胸の先端を舐められる。

俺の口に入れられたティスの指が舌をすりすり撫でるからまた気持良くなって舐めてたら、ちゅぷって音立てて抜かれもう片方の胸の中心をぬるぬる擦られた。

ぬるぬる擦られて舐められてつままれて押しつぶされて…

女の子じゃなくてもこんなに気持ち良いの?

そう蕩けた頭で考えてたら手のひらに硬くて熱くて粘液にまみれたティスのが擦り付けられて、包み込むように握ったらこすこすくちゅくちゅ… ティスが腰を揺らしてる…

うれしくて興奮して俺もまたどんどん気持よくなっちゃった。

ティスが胸に顔を埋めているのに気づいたストゥがキスしてくれた。

ストゥは焦らすのが好きなのか肌の薄い感じる所は撫でるのに、一番気持ち良いところはなかなか触ってくれない。俺がすぐイッちゃうから体力を考えてくれてるのかな…

でももう、苦しいよ…

またイキたい。

ストゥの手を求めて体が勝手に腰を突き出していた。恥ずかしい、と言う意識は頭の片隅にしか残ってなくて快楽を求めて揺れる腰。

そっと俺に跨がると熱くてガチガチに猛ったストゥのが俺の物を撫でる。先の、本当に敏感な部分がふれあうのに刺激が弱々しくてもどかしくて辛い。

早く! もっとちゃんと触って!!

左手でティスのを握り、空いた右手でストゥのと俺のをまとめて握る。

「っうぅ…」

ストゥのくぐもった声が聞こえ、擦れあう大きさも長さも違うものをストゥの大きな手が優しく包んでひとまとめに扱く。

「んあっ、あっ…あぁ…」

俺の嬌声に煽られたのかティスもストゥも動きが速くなる。
一緒にイキたい。

でももう…

「もう… ! はぁぁぁん!! あん! ひゃ、 ひうん!!」

堪えきれなくなってびくびくと精を吐き出す俺に釣られて「くぅっ」って声を漏らしながらストゥも達して、ティスも思わず力の入った俺の手に「あぁぁっ…」って出した。

ほぼ同時に絶頂を迎える事ができて、契約が完了したような誓いが受け入れられた様な満足感に満たされた。

「嬉しい…」

そう呟いた俺に左右から身を寄せてバードキスをする2人。

「幸せ過ぎて涙が出るよ…」

「幸せの涙ならいくらでも流して下さい。」
「悲しみの涙は1滴だって流させないからな。」

2人は息ぴったりに言うときゅっと抱きしめてくれた。




そしてここで終わらなかったのは何故なのか。

幸せの余韻に浸っていると、ティスが浄化してくれた。
そして俺の足を開かせて間に体を滑り込ませ、

「私はまだタケルを口で気持良くしていません。」

と言って平常時に戻って小さく柔らかくなっている物を口に含んだ。

舌と唇で柔らかく弄ばれ、内股を撫でさすられてすぐに立ち上がる。

それなら俺は口づけをし足りなかったから、とストゥが俺の耳を指でイタズラしながらキスをし始めた。

焦らされる事なくねっとりと這わせる舌は温かくて気持ち良い。ティスの喉の狭くなった所に先が当たると気持よさに腰がはねる。自然に揺れてしまう腰、敏感な口内を蹂躙されて溢れる唾液を指で掬って胸の敏感な所ををくりくりと摘みながら擦られる。

2回も出した後なのに快感を貪欲に求める俺はもう限界で…

「んうぅんんっ!!」

涙をこぼしながら3度目の絶頂を駆け上がり、過ぎた快感に意識を手放した。




…疲れて眠ったんじゃなくて、とんだのかぁ。

思い出したわ。




そして気づいたら夜で、ストゥが夕飯を買って来てくれてた。

色々話しながら食べて、お風呂に入ってじゃれ合って。

部屋に戻ったら…

「じゃぁ、馴らし始めるぞ。」

「3人で楽しみましょうね。」

もうですか!?
早すぎない?

覚悟はしてるけどまだ恥ずかしさがね?

「想像しているだけでは余計恥ずかしいですよ。」

うぅ…ティスの笑顔が眩しい。

恥ずかしがる俺にはじめは見ないでしてやるから、とシーツをかけて横向きに寝かされ、体をくの字に曲げる。初めては指が細い方が負担が少ないだろうとティスが小指を入れる。潤滑油をまぶした指で俺の秘所をゆっくりと撫で、ひだの1つ1つを撫でる。

「ひゃぁ!!」

自分以外が触る事など、1人でトイレに行けなかった頃と小学校の蟯虫検査で母親に手伝ってもらった時くらい。どちらも紙やフィルム越しで直接ではなかった。

そこをゆるゆるとマッサージされる恥ずかしさ!!

あわあわとパニックを起こしかける俺をストゥがキスで安心させてくれる。
深い気持のいいキスに意識を持って行かれ、秘所ををほぐされる恥ずかしさは薄れる。
恥ずかしさは薄れたが記憶に無い頼りない刺激に不安が募る。

不安を忘れるためストゥの唇を貪っているとゆっくりと指が入って来た。潤滑油で滑りが良くなっているので痛みは無い。ただひたすら異物感があって居たたまれない。

「力を抜いて下さい。」

そう言われてもどこに力が入っているのか分からなくなっているのでどうにもならない。
潤滑油を足して浅い所を出し入れする。指が引き抜かれ、安心して緩んだ所を見計らって少しずつ深く挿入される指。更に気を紛らわせようと前を刺激してくれる。

時間をかけてようやく根元まで入った所で今日は終了。

強ばっていた体は弛緩すると全身が震えていた。

「明日は俺の小指な?」

2本に増やすのではなく1本ずつで馴らしてくれるのはありがたい様な余計恥ずかしい様な複雑な気分です。世話好きの2人が楽しんでくれるなら恥ずかしさは我慢して身を委ねよう。


恥ずかしいけど…





恥ずかしいけど!!!!!
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