177 / 223
第十章
報告(三)
しおりを挟む
舌を吸われ、口が離れていく。乱れた呼吸を整えながら瞼を上げれば、不機嫌そうに眉を寄せたレオンハルトが視界に入った。
レオンハルトはきつくルシアナを抱き締めると、その肩口に顔を埋める。
「くそ……あのころの俺はどうかしてたんだ。貴女の不名誉になるような噂を立てるなど……」
「あの作戦はトゥルエノ側が立てたものです。レオンハルト様はそれに賛同しただけですわ」
当時のことを思い出しながら、ルシアナは慰めるようにレオンハルトの頭を撫でた。
ありもしない不貞の噂を作り、それに嬉々として食いついた者たちに処罰を与えるという、「レオンハルトに想いを寄せる女性たちに何かされる前に一網打尽にしてしまおう」と姉たちが立てた作戦。
(一連のことを思い返してみると、驚くくらいお姉様たちの想定通りに物事が進んだわね)
どこか懐かしい気持ちになりながら、最初にあの作戦を言い出したアレクサンドラには先見の明でもあるのだろう、と考えていると、レオンハルトの腕の力がさらに強まった。
苦しいくらいに抱き締められながらも、ルシアナはその腕から逃れようとせず、さらりとした髪に頬をすり寄せた。
「あの作戦に付随して起きたすべてのことを、わたくしは一切気にしておりません。周りの方々がわたくしに対してどのような反応を見せ、行動を起こすのか、それを早い段階で確認できたことは、わたくし自身よかったと思っておりますわ」
「……結果論だ、そんなこと。それに……」
レオンハルトは一度言葉を区切ると、重い息を吐き出した。
「義理の兄とはいえ、貴女と他の男が恋仲などと噂されるなど……そんな噂を流すことを自分で勧めるなど……」
苦々しく呟いたレオンハルトは、それ以上言葉にできないのか、ただ強くルシアナを抱き締めた。
痛いくらいの抱擁にルシアナは一瞬息を詰めたものの、それに関しては何も言わず、レオンハルトの頭に口付ける。
「現在と当時では状況が違いますわ。同じような作戦を行えと言われても、今なら決してなさらないでしょう?」
「当然だ……! 貴女が俺以外の男の隣に立つなどっ……」
勢いよく体を離しルシアナを見つめたレオンハルトだったが、少ししてきつく口を閉じると、頭を下げた。
「……すまない、俺の醜い独占欲で貴女の行動を制限するつもりはない。貴女は、貴女のやりたいことを自由にやっていいんだ」
本当はそんなことを微塵も思っていないのだと、妙に強張った彼の体から伝わって来る。
(愛しい方……もっとわがままになってもいいのに)
レオンハルトの愛はどれほど深いのだろう、と感じ入りながら、ルシアナは目の前に差し出された頭に何度も口付ける。
「そのように寂しいことをおっしゃらないで。わたくしは自分のものなのだともっと傲慢になってくださいまし。たくさん嫉妬して独占してくださらなければ寂しいですわ」
前髪をかき分け生え際に口付ければ、レオンハルトがそろそろと頭を上げた。
彼の瞳は複雑そうに揺れ、どんな感情を抱いているのか察することは難しい。しかし、その瞳の中には確かな歓喜が滲んでいるようで、ルシアナは笑みを深めた。
「愛していますわ、レオンハルト様。あなた様のすべてを、愛させてください」
ちゅっと軽く触れるだけの口付けをすれば、彼も同じような口付けを返し、今度は優しくルシアナを抱き締めた。
「俺も貴女のすべてを愛してる。貴女が愛おしすぎて気が狂いそうなくらいに」
「ふふ、すべてを受け止めますから、たくさん愛してくださいね」
甘えるように髪を梳けば、レオンハルトは小さく笑いルシアナの頬に口付けた。
「……本当に、すべてを許してくれるんだな」
「まあ。わたくし、嘘は申しませんわ」
「いや、貴女が嘘をつくとは思っていないが……その、雰囲気とか……」
「思ってもいないこと口にするようなこともしませんわ。わたくしがレオンハルト様にお伝えすることはすべて本心です。心配でしたらもう一度申し上げましょうか?」
「それはいい」
少々食い気味にそう言ったレオンハルトは、ルシアナの腹に手を当てた。
室内着のワンピースを着ているため、中に着用しているコルセットも柔らかい素材になっており、レオンハルトの指が皮膚に沈む感覚が服越しに伝わって来た。
(あ……)
指が沈んだ場所のその奥にある部分が甘く疼き、頬がわずかな熱を持つ。
淡く頬を染めるルシアナに、レオンハルトは目を細めると、臍の下に当てた指を上下させた。
「もう一度言われたら……いや、何度言われても、同じように堪らない気持ちになる。だから言わなくていい。目覚めたばかりで、また抱き潰されたくはないだろう?」
夜の色香を纏う甘い囁きに、ルシアナは頬を赤くすると視線を下げる。
「……別に……嫌ではありませんわ」
もごもごと小さな声で呟けば、レオンハルトはおかしそうに短く笑った。
「それなら、領地に帰ったら嫌というほど相手をしてもらおう。領地の冬は引きこもる以外やることがないからな」
「えっ……そう、なのですか……?」
「ああ。寒さが厳しいし、日中に雪が止んでるほうが珍しいからな。冬期休暇という制度も、雪ばかりで何もできない……何かしようとすれば遭難や凍死が相次ぐルドルティだから生まれたものなんだ」
「まあ……そうだったのですね」
旧ルドルティ王国の制度が、現在のシュネーヴェ王国にもそのまま残っているのだな、と思いながら、ルシアナは以前レオンハルトから言われた言葉を思い出していた。
『朝も夜も、場所も関係なく貴女を抱きたいと言ったら、貴女はどう思う?』
(あれはただの比喩だと思っていたけれど、もしかしたら本当に――)
「だから、領地に持っていく荷物の中に暇をつぶせるものも入れておくといい。貴女はよく書庫にいると聞くし、本を持っていくのもいいだろう。領地の城にも書庫はあるが、ここほど充実はしていないからな」
穏やかな微笑を浮かべ、澄んだ眼差しを真っ直ぐ向けるレオンハルトに、ルシアナの体温が一気に上昇する。
(わ、わたくしはなんて不埒なことを……! 肉欲ばかり抱いているのはわたくしのほうだわ……!)
羞恥に汗が滲むのを感じながら、邪な考えを必死に振り払っていると、レオンハルトの少し硬い指先が頬に触れた。
「それから、領地に行く前にやっておきたいことがあるんだが……それに貴女の許可がほしい」
「ま、まあ、わたくしの許可ですか? なんでしょう?」
平静を装いながらにこりと笑みを向ければ、レオンハルトは指先でルシアナの頬をくすぐり、ふわりと柔らかな髪を耳にかけた。
「使っていなかった三階を開放しようと思う。それで……三階に夫婦の寝室とそれぞれの私室を作ろうかと思うんだが、許可してくれるか?」
髪の毛に口付けながら、微笑を浮かべて見つめてくるレオンハルトに、ルシアナは目を瞬かせる。言われたことをすぐには理解できず、脳内で何度も何度も反芻したのち、ルシアナはぱっと顔を輝かせた。
「はい! もちろんですわ!」
先ほどまで感じていた羞恥や、不健全な想像は彼方へと飛んでいき、レオンハルトと共用の部屋ができる喜びだけが心に広がっていった。
レオンハルトはきつくルシアナを抱き締めると、その肩口に顔を埋める。
「くそ……あのころの俺はどうかしてたんだ。貴女の不名誉になるような噂を立てるなど……」
「あの作戦はトゥルエノ側が立てたものです。レオンハルト様はそれに賛同しただけですわ」
当時のことを思い出しながら、ルシアナは慰めるようにレオンハルトの頭を撫でた。
ありもしない不貞の噂を作り、それに嬉々として食いついた者たちに処罰を与えるという、「レオンハルトに想いを寄せる女性たちに何かされる前に一網打尽にしてしまおう」と姉たちが立てた作戦。
(一連のことを思い返してみると、驚くくらいお姉様たちの想定通りに物事が進んだわね)
どこか懐かしい気持ちになりながら、最初にあの作戦を言い出したアレクサンドラには先見の明でもあるのだろう、と考えていると、レオンハルトの腕の力がさらに強まった。
苦しいくらいに抱き締められながらも、ルシアナはその腕から逃れようとせず、さらりとした髪に頬をすり寄せた。
「あの作戦に付随して起きたすべてのことを、わたくしは一切気にしておりません。周りの方々がわたくしに対してどのような反応を見せ、行動を起こすのか、それを早い段階で確認できたことは、わたくし自身よかったと思っておりますわ」
「……結果論だ、そんなこと。それに……」
レオンハルトは一度言葉を区切ると、重い息を吐き出した。
「義理の兄とはいえ、貴女と他の男が恋仲などと噂されるなど……そんな噂を流すことを自分で勧めるなど……」
苦々しく呟いたレオンハルトは、それ以上言葉にできないのか、ただ強くルシアナを抱き締めた。
痛いくらいの抱擁にルシアナは一瞬息を詰めたものの、それに関しては何も言わず、レオンハルトの頭に口付ける。
「現在と当時では状況が違いますわ。同じような作戦を行えと言われても、今なら決してなさらないでしょう?」
「当然だ……! 貴女が俺以外の男の隣に立つなどっ……」
勢いよく体を離しルシアナを見つめたレオンハルトだったが、少ししてきつく口を閉じると、頭を下げた。
「……すまない、俺の醜い独占欲で貴女の行動を制限するつもりはない。貴女は、貴女のやりたいことを自由にやっていいんだ」
本当はそんなことを微塵も思っていないのだと、妙に強張った彼の体から伝わって来る。
(愛しい方……もっとわがままになってもいいのに)
レオンハルトの愛はどれほど深いのだろう、と感じ入りながら、ルシアナは目の前に差し出された頭に何度も口付ける。
「そのように寂しいことをおっしゃらないで。わたくしは自分のものなのだともっと傲慢になってくださいまし。たくさん嫉妬して独占してくださらなければ寂しいですわ」
前髪をかき分け生え際に口付ければ、レオンハルトがそろそろと頭を上げた。
彼の瞳は複雑そうに揺れ、どんな感情を抱いているのか察することは難しい。しかし、その瞳の中には確かな歓喜が滲んでいるようで、ルシアナは笑みを深めた。
「愛していますわ、レオンハルト様。あなた様のすべてを、愛させてください」
ちゅっと軽く触れるだけの口付けをすれば、彼も同じような口付けを返し、今度は優しくルシアナを抱き締めた。
「俺も貴女のすべてを愛してる。貴女が愛おしすぎて気が狂いそうなくらいに」
「ふふ、すべてを受け止めますから、たくさん愛してくださいね」
甘えるように髪を梳けば、レオンハルトは小さく笑いルシアナの頬に口付けた。
「……本当に、すべてを許してくれるんだな」
「まあ。わたくし、嘘は申しませんわ」
「いや、貴女が嘘をつくとは思っていないが……その、雰囲気とか……」
「思ってもいないこと口にするようなこともしませんわ。わたくしがレオンハルト様にお伝えすることはすべて本心です。心配でしたらもう一度申し上げましょうか?」
「それはいい」
少々食い気味にそう言ったレオンハルトは、ルシアナの腹に手を当てた。
室内着のワンピースを着ているため、中に着用しているコルセットも柔らかい素材になっており、レオンハルトの指が皮膚に沈む感覚が服越しに伝わって来た。
(あ……)
指が沈んだ場所のその奥にある部分が甘く疼き、頬がわずかな熱を持つ。
淡く頬を染めるルシアナに、レオンハルトは目を細めると、臍の下に当てた指を上下させた。
「もう一度言われたら……いや、何度言われても、同じように堪らない気持ちになる。だから言わなくていい。目覚めたばかりで、また抱き潰されたくはないだろう?」
夜の色香を纏う甘い囁きに、ルシアナは頬を赤くすると視線を下げる。
「……別に……嫌ではありませんわ」
もごもごと小さな声で呟けば、レオンハルトはおかしそうに短く笑った。
「それなら、領地に帰ったら嫌というほど相手をしてもらおう。領地の冬は引きこもる以外やることがないからな」
「えっ……そう、なのですか……?」
「ああ。寒さが厳しいし、日中に雪が止んでるほうが珍しいからな。冬期休暇という制度も、雪ばかりで何もできない……何かしようとすれば遭難や凍死が相次ぐルドルティだから生まれたものなんだ」
「まあ……そうだったのですね」
旧ルドルティ王国の制度が、現在のシュネーヴェ王国にもそのまま残っているのだな、と思いながら、ルシアナは以前レオンハルトから言われた言葉を思い出していた。
『朝も夜も、場所も関係なく貴女を抱きたいと言ったら、貴女はどう思う?』
(あれはただの比喩だと思っていたけれど、もしかしたら本当に――)
「だから、領地に持っていく荷物の中に暇をつぶせるものも入れておくといい。貴女はよく書庫にいると聞くし、本を持っていくのもいいだろう。領地の城にも書庫はあるが、ここほど充実はしていないからな」
穏やかな微笑を浮かべ、澄んだ眼差しを真っ直ぐ向けるレオンハルトに、ルシアナの体温が一気に上昇する。
(わ、わたくしはなんて不埒なことを……! 肉欲ばかり抱いているのはわたくしのほうだわ……!)
羞恥に汗が滲むのを感じながら、邪な考えを必死に振り払っていると、レオンハルトの少し硬い指先が頬に触れた。
「それから、領地に行く前にやっておきたいことがあるんだが……それに貴女の許可がほしい」
「ま、まあ、わたくしの許可ですか? なんでしょう?」
平静を装いながらにこりと笑みを向ければ、レオンハルトは指先でルシアナの頬をくすぐり、ふわりと柔らかな髪を耳にかけた。
「使っていなかった三階を開放しようと思う。それで……三階に夫婦の寝室とそれぞれの私室を作ろうかと思うんだが、許可してくれるか?」
髪の毛に口付けながら、微笑を浮かべて見つめてくるレオンハルトに、ルシアナは目を瞬かせる。言われたことをすぐには理解できず、脳内で何度も何度も反芻したのち、ルシアナはぱっと顔を輝かせた。
「はい! もちろんですわ!」
先ほどまで感じていた羞恥や、不健全な想像は彼方へと飛んでいき、レオンハルトと共用の部屋ができる喜びだけが心に広がっていった。
0
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
行き遅れにされた女騎士団長はやんごとなきお方に愛される
めもぐあい
恋愛
「ババアは、早く辞めたらいいのにな。辞めれる要素がないから無理か? ギャハハ」
ーーおーい。しっかり本人に聞こえてますからねー。今度の遠征の時、覚えてろよ!!
テレーズ・リヴィエ、31歳。騎士団の第4師団長で、テイム担当の魔物の騎士。
『テレーズを陰日向になって守る会』なる組織を、他の師団長達が作っていたらしく、お陰で恋愛経験0。
新人訓練に潜入していた、王弟のマクシムに外堀を埋められ、いつの間にか女性騎士団の団長に祭り上げられ、マクシムとは公認の仲に。
アラサー女騎士が、いつの間にかやんごとなきお方に愛されている話。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる