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第十章
求め合う夜(五)※
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「待て……! ルシアっ……ッ……ルシアナ……!」
触れるのを躊躇ってるのか、慌ただしく動く手を視界の端に捉えながら、ルシアナは必死に姉から貰った本の内容を思い返していた。
(繊細な部分だから、触るときは慎重に……決して歯を当ててはいけなくて、口に全部……は含めないから、手で優しく……)
本に書かれていた口淫の方法の一つに、根元まで咥え込むようなものもあったが、レオンハルトの長大なものをすべて口に含むのは難しく、両手で優しく上下に擦る。
口に含んだ先端は歯を立てないように気を付けながら、懸命に舌を這わせた。
「ルシアナっ……だめだ、やめろ……!」
先端にある小さな窪みをちゅうっと吸えば、レオンハルトの腹筋がぴくりと震えた。
「ルシアナ、だめだ……頼むから……」
あまりにも切なそうに懇願され、ルシアナは大人しく口を離し、レオンハルトを見上げた。
「……気持ちよくありませんか……?」
「……そんなことはない。だが……貴女はこんなことしなくていい」
レオンハルトはルシアナの手首をやんわり掴むと、自身のものから引き離し、そのまま腕を引いて立ち上がらせた。
されるがまま立ち竦んでいたルシアナが、もじもじと窺うようにレオンハルトを見つめると、彼は掴んでいる手首を引き寄せ、きつくルシアナを抱き締めた。
「……どこで覚えたんだ、あんなこと」
「あの……お姉様から……いただいた本に……」
ルシアナの肩口に顔を埋めたレオンハルトは、重い息を吐くと体を離し、一方の腕は腰に回したまま、ルシアナの頬に手を添えた。親指の腹で唇を撫で、そのまま指を口内に侵入させる。
「ぁ――」
「この小さな口で……」
レオンハルトの眼差しに、ルシアナはぎくりと肩を震わせる。
獰猛な熱を宿した瞳は手負いの獣のようで、思わず後ろに体を引く。しかし、腰に回された腕にすぐに抱き寄せられ、腹にぬめりとした熱いものが触れた。
「貴女は……俺にどこまで許す気だ?」
ざらりとした指が舌を撫でる感覚に、自然と体が震える。
ルシアナは自分を落ち着かせるように短く息を吐くと、頬に添えられた手を両手で掴み、ゆっくりと彼の指を引き抜いた。そしてその手のひらに口付け、間近にあるシアンの瞳を真っ直ぐ見つめる。
「レオンハルト様に許されないことなどありませんわ。わたくしは……レオンハルト様のものですもの」
「……どこまで? どこまでが、俺のものなんだ?」
「すべてです。わたくしの身も心も、すべてレオンハルト様のものですわ」
届いて、と祈るように、ルシアナはレオンハルトの手を掴む力を強める。
“すべてレオンハルトのもの”というのは、初めてこの国に来た日も、初めて肌に触れられた日も、口にした言葉だ。
いつだってそれは本心だったが、今が一番、すべてを捧げている気分だった。
「お願い……我慢しないで……わたくしを、レオンハルト様のものにしてくださ――」
言い終わる前に、口を塞がれる。驚いて力が緩んだ隙をつき手を引き抜くと、レオンハルトはルシアナの後頭部を押さえて、舌を捻じ込んだ。
まるで食べられているかのような荒々しい口付けにルシアナは必死で応える。
レオンハルトの首に腕を回し、自分だって望んでいるのだと、彼を求めているのだと示すように、一生懸命舌を絡ませる。
「んっ……! ふ、ぁ……っ」
腰を掴んでいた手が柔らかな尻を揉み、下へ潜り込んで秘裂をなぞる。お湯か、自分のものか、そこはしっかりと濡れ、易々とレオンハルトの指を飲み込んだ。
「ぁ、ん、っふ……ぅ、ンっ」
足元から、腹部から、口元から、体の内から熱が伝わり、髪の毛の先まで熱くなったような錯覚に陥る。
脳内に響く水音が、口内からのものなのか、隘路からのものなのか、足元のお湯からなのか、それすらわからない。
(くらくらする……)
「は……熱いな……」
糸を引きながら口を離したレオンハルトは、後頭部から手を離し、中から指を引き抜くと立ち上がった。ルシアナの手を引いてバスタブの外へと誘導したかと思うと、ルシアナの髪を耳にかけながら、目を細めた。
「後ろを向いて、バスタブのへりに手をついてくれ」
「は、い」
霞がかかったようにぼうっとする頭をなんとか働かせながら、ルシアナはレオンハルトに言われた通り、バスタブのへりに手をつく。彼に肩を押され、腰を引かれ、レオンハルト向け秘処を高く掲げているような格好になった。
当然、羞恥はあったが、それ以上に、自分も求めているのだとわかってほしくて、ルシアナはその瞬間を待つ。
「ぁ……」
秘裂をなぞる熱い塊に小さく息を漏らすと、硬いものがゆっくりと中を押し拡げていった。
久しぶりに陽根を受け入れる隘路は、柔らかく解れているのに狭く、きつく彼のものを締め上げた。
レオンハルトが息を詰めたのを感じて、なんとか緩めようと息を吐くものの、体はやっと与えられたものを逃したくないとでもいうように彼のものに絡み付いた。
「っふ、ン……レオンハルトさま、ぁ」
「……ああ」
彼は小さく返答すると、ルシアナの腹に腕を回し、肩を掴んで上体を引き起こした。
(あ、だめ……)
ルシアナとレオンハルトでは身長差があるため、ルシアナが体を起こすと腰の位置が下がり、自然と彼のものが抜けていく。
「だめ、抜けちゃ……」
「大丈夫だ」
レオンハルトは短く息を吐くと、肩を掴んでいた手を胸の下へと回し、そのままルシアナの体を持ち上げた。
「えっ――ッあ……!」
突然の浮遊感に慌ててレオンハルトの腕を掴み、彼のふくらはぎに足の甲を引っかける。
先ほどより深く入り込んできたものより、体勢への衝撃が勝り混乱したルシアナだったが、レオンハルトがそのまま腰を動かし始めたことで、その混乱は快楽に塗りつぶされる。
「っあ、は、ァ、っああ……!」
不安定にも思える体勢は意外と安定感があり、よく人ひとりをこんな軽々しく持ち上げ、こんな風に動けるな、と頭の片隅の理性が称賛する。
「んぁっ、あっ、は、ンンッ」
体勢のせいか、根元までは入っていないような気がするが、長大な彼のものは問題なく奥を叩き、柔襞を擦り上げた。遠慮なく蜜路を蹂躙し、腰を打ち付けるレオンハルトに、ルシアナもただ嬌声を漏らし、もたらされる快楽に身を委ねる。
あまりさせてはもらえなかったが、先ほど自分が口に含んだものが奥を叩いているのかと思うと、何とも言えない高揚感に襲われた。
ちゃんとお願いをすれば、今度は口淫をさせてもらえるだろうか、とぼんやり考えていると、腹側に回っていた彼の腕に力が込められた。
「集中しろ、ルシアナ」
「っぁ、っあ……!」
腹が押されたことで中に収まっている彼のものをより強く感じ、喉の奥が震える。ごりごりと柔襞を削るように往復するのが鮮明に感じられ、全身が痺れたような感覚になった。
「あっあっ、――っぁあ!」
視界が白く霞み、びくりと腰が跳ねる。それと同時にレオンハルトも動きを止め、奥に熱いものが広がった。
触れるのを躊躇ってるのか、慌ただしく動く手を視界の端に捉えながら、ルシアナは必死に姉から貰った本の内容を思い返していた。
(繊細な部分だから、触るときは慎重に……決して歯を当ててはいけなくて、口に全部……は含めないから、手で優しく……)
本に書かれていた口淫の方法の一つに、根元まで咥え込むようなものもあったが、レオンハルトの長大なものをすべて口に含むのは難しく、両手で優しく上下に擦る。
口に含んだ先端は歯を立てないように気を付けながら、懸命に舌を這わせた。
「ルシアナっ……だめだ、やめろ……!」
先端にある小さな窪みをちゅうっと吸えば、レオンハルトの腹筋がぴくりと震えた。
「ルシアナ、だめだ……頼むから……」
あまりにも切なそうに懇願され、ルシアナは大人しく口を離し、レオンハルトを見上げた。
「……気持ちよくありませんか……?」
「……そんなことはない。だが……貴女はこんなことしなくていい」
レオンハルトはルシアナの手首をやんわり掴むと、自身のものから引き離し、そのまま腕を引いて立ち上がらせた。
されるがまま立ち竦んでいたルシアナが、もじもじと窺うようにレオンハルトを見つめると、彼は掴んでいる手首を引き寄せ、きつくルシアナを抱き締めた。
「……どこで覚えたんだ、あんなこと」
「あの……お姉様から……いただいた本に……」
ルシアナの肩口に顔を埋めたレオンハルトは、重い息を吐くと体を離し、一方の腕は腰に回したまま、ルシアナの頬に手を添えた。親指の腹で唇を撫で、そのまま指を口内に侵入させる。
「ぁ――」
「この小さな口で……」
レオンハルトの眼差しに、ルシアナはぎくりと肩を震わせる。
獰猛な熱を宿した瞳は手負いの獣のようで、思わず後ろに体を引く。しかし、腰に回された腕にすぐに抱き寄せられ、腹にぬめりとした熱いものが触れた。
「貴女は……俺にどこまで許す気だ?」
ざらりとした指が舌を撫でる感覚に、自然と体が震える。
ルシアナは自分を落ち着かせるように短く息を吐くと、頬に添えられた手を両手で掴み、ゆっくりと彼の指を引き抜いた。そしてその手のひらに口付け、間近にあるシアンの瞳を真っ直ぐ見つめる。
「レオンハルト様に許されないことなどありませんわ。わたくしは……レオンハルト様のものですもの」
「……どこまで? どこまでが、俺のものなんだ?」
「すべてです。わたくしの身も心も、すべてレオンハルト様のものですわ」
届いて、と祈るように、ルシアナはレオンハルトの手を掴む力を強める。
“すべてレオンハルトのもの”というのは、初めてこの国に来た日も、初めて肌に触れられた日も、口にした言葉だ。
いつだってそれは本心だったが、今が一番、すべてを捧げている気分だった。
「お願い……我慢しないで……わたくしを、レオンハルト様のものにしてくださ――」
言い終わる前に、口を塞がれる。驚いて力が緩んだ隙をつき手を引き抜くと、レオンハルトはルシアナの後頭部を押さえて、舌を捻じ込んだ。
まるで食べられているかのような荒々しい口付けにルシアナは必死で応える。
レオンハルトの首に腕を回し、自分だって望んでいるのだと、彼を求めているのだと示すように、一生懸命舌を絡ませる。
「んっ……! ふ、ぁ……っ」
腰を掴んでいた手が柔らかな尻を揉み、下へ潜り込んで秘裂をなぞる。お湯か、自分のものか、そこはしっかりと濡れ、易々とレオンハルトの指を飲み込んだ。
「ぁ、ん、っふ……ぅ、ンっ」
足元から、腹部から、口元から、体の内から熱が伝わり、髪の毛の先まで熱くなったような錯覚に陥る。
脳内に響く水音が、口内からのものなのか、隘路からのものなのか、足元のお湯からなのか、それすらわからない。
(くらくらする……)
「は……熱いな……」
糸を引きながら口を離したレオンハルトは、後頭部から手を離し、中から指を引き抜くと立ち上がった。ルシアナの手を引いてバスタブの外へと誘導したかと思うと、ルシアナの髪を耳にかけながら、目を細めた。
「後ろを向いて、バスタブのへりに手をついてくれ」
「は、い」
霞がかかったようにぼうっとする頭をなんとか働かせながら、ルシアナはレオンハルトに言われた通り、バスタブのへりに手をつく。彼に肩を押され、腰を引かれ、レオンハルト向け秘処を高く掲げているような格好になった。
当然、羞恥はあったが、それ以上に、自分も求めているのだとわかってほしくて、ルシアナはその瞬間を待つ。
「ぁ……」
秘裂をなぞる熱い塊に小さく息を漏らすと、硬いものがゆっくりと中を押し拡げていった。
久しぶりに陽根を受け入れる隘路は、柔らかく解れているのに狭く、きつく彼のものを締め上げた。
レオンハルトが息を詰めたのを感じて、なんとか緩めようと息を吐くものの、体はやっと与えられたものを逃したくないとでもいうように彼のものに絡み付いた。
「っふ、ン……レオンハルトさま、ぁ」
「……ああ」
彼は小さく返答すると、ルシアナの腹に腕を回し、肩を掴んで上体を引き起こした。
(あ、だめ……)
ルシアナとレオンハルトでは身長差があるため、ルシアナが体を起こすと腰の位置が下がり、自然と彼のものが抜けていく。
「だめ、抜けちゃ……」
「大丈夫だ」
レオンハルトは短く息を吐くと、肩を掴んでいた手を胸の下へと回し、そのままルシアナの体を持ち上げた。
「えっ――ッあ……!」
突然の浮遊感に慌ててレオンハルトの腕を掴み、彼のふくらはぎに足の甲を引っかける。
先ほどより深く入り込んできたものより、体勢への衝撃が勝り混乱したルシアナだったが、レオンハルトがそのまま腰を動かし始めたことで、その混乱は快楽に塗りつぶされる。
「っあ、は、ァ、っああ……!」
不安定にも思える体勢は意外と安定感があり、よく人ひとりをこんな軽々しく持ち上げ、こんな風に動けるな、と頭の片隅の理性が称賛する。
「んぁっ、あっ、は、ンンッ」
体勢のせいか、根元までは入っていないような気がするが、長大な彼のものは問題なく奥を叩き、柔襞を擦り上げた。遠慮なく蜜路を蹂躙し、腰を打ち付けるレオンハルトに、ルシアナもただ嬌声を漏らし、もたらされる快楽に身を委ねる。
あまりさせてはもらえなかったが、先ほど自分が口に含んだものが奥を叩いているのかと思うと、何とも言えない高揚感に襲われた。
ちゃんとお願いをすれば、今度は口淫をさせてもらえるだろうか、とぼんやり考えていると、腹側に回っていた彼の腕に力が込められた。
「集中しろ、ルシアナ」
「っぁ、っあ……!」
腹が押されたことで中に収まっている彼のものをより強く感じ、喉の奥が震える。ごりごりと柔襞を削るように往復するのが鮮明に感じられ、全身が痺れたような感覚になった。
「あっあっ、――っぁあ!」
視界が白く霞み、びくりと腰が跳ねる。それと同時にレオンハルトも動きを止め、奥に熱いものが広がった。
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