27 / 135
第1章3部
届かぬ手
しおりを挟む
そこには、生徒会の2人、エリスに肩を借りたテオ、そして、シリアたち3人が集まっていた。ロイと菲耶も自分の足で歩けるほど回復している。
先ほどの叫びはシリアの声だった。セリカのケガの様子に取り乱しているのだろう。
「その子を離しなさい!」
シュリの怒号が響く。
「そんなに怒るなよ。美人が台無しだぜ?」
「っ貴様っ――!!」
シュリを庇うように、前に出たアイバンも怒りを露わにした。
「まぁまぁ。さっきの雷精霊の使役はスゴかったぜ?大したもんじゃねーか。でも、まだまだ諸刃の剣だな。」
ファルナは、2人の呼吸がまだ乱れていることを目ざとく指摘した。
「セリカを離してっ!今すぐ回復しないとっ!」
「大丈夫だよ、おチビちゃん。こっちもせっかくの検体だ。殺しやしないさ。」
「私はおチビじゃありませんっ!」
「シリア、落ち着け!検体トハ、どういうことダ?」
「さて、そこまで話す時間があるかな~?」
「くっ!」
アイバンは、ファルナたちに向けて詠唱の準備を始める。
「おっと。そんなお荷物を抱えてオレたちに挑むのか?相手の力量をはかれないほど節穴じゃないだろ、生徒会ってのは。」
シュリは唇を噛んだ。実戦クラスの生徒の保護は最優先だ。セリカを助けなければならない。しかし、こちら側にいる生徒も守らなければならない。
1人が守って、1人が戦うか・・・。
あの少年は何とかなるだろう。しかし、不気味な雰囲気を出すメガネの男は侮れない。そして、あの全身ローブの男からは危険な匂いしかしない。下手をすれば全滅だ。
シュリの逡巡に、重たい沈黙がその場を支配する。
「もういい?こっちも時間がないんだよ。」
「待ちなさい。ケガをした無抵抗の女の子を人質に取って、恥ずかしくないの!?」
「は?」
「やり方が卑怯なのよ。自分たちは手を出さず、霊魔と傀儡を動かせて!何が目的なのっ!?」
「うるせーな、あの女!ゼロ、殺しちゃおうよ。」
「それに、あなたよ。その少年に何をしたの!?」
「え、オレ?」
「そうよ。あなた風精霊と火精霊を使役したそうね。」
「あぁ。あれは・・・モガモゴゴゴ――」
「ストーップ!ガロ、余計な事を言うなよ。
美人ちゃん、何の時間稼ぎかは知らないが、そんな質問に答えるほどヒマじゃないんだって。」
(ちっ!せめて情報をと思ったが――!)
シュリは小さく舌打ちをした。
「まぁ、確かにケガをしている女を捕まえて逃げるオレたちと、それを咎める正義の味方って感じか?」
「ファルナ?」
「分かりやすい構図だよな。どこからどう見ても、オレたちが敵でオマエ達がヒーローだ。」
「それがどうしたっ!!」
アイバンが噛みつくように叫ぶ。
「いや、間違っちゃーいねーよ。そもそも、正義の味方なんぞになりたいなんて思ってないし。
でもさ、オマエたちが掲げる正義と、俺たちが望む結果っていうのは、本当に善と悪と言い切れるのか?」
「どういうことだ?」
「んー。まぁ、要は視点の問題だ。
例えばだ。ここにいるケガをした嬢ちゃん。コイツをオレたちが預かることで、世界が救われるかもしれない、と言ったらどうする?」
「は?」
「例えばだよ♪」
「そんな事、関係ないわ。ここの学園の生徒である以上、助けるに決まっているじゃない!」
「まぁ、そうだよな。でも、今オマエがコイツを助けたことで、明日世界が消えるってなったら、オマエは責任を取れるのか?」
急にトーンが低くなった乱暴な言葉に、シュリが一瞬怖気付く。そんなシュリの肩をアイバンが引き寄せた。
「取れねーだろ?」
眼光鋭いファルナの目の奥からは、深い闇が漂う。
「何が正しくて、正しくないのかなんて、結局人の主観なんだよ。オマエたちが悪だと思うことが、全世界の奴らにとって悪とは限らない。
オマエたちの正義の裏で、苦しみ死んでいく奴らもいるってことだ。」
ファルナはガロの頭にポンと手を置いた。
そして、今までの緊迫した空気とは真逆の笑顔でウィンクをして見せる。
「ほら、オレたちだってこれからある街を救わなきゃいけないんだぜ!モンスターに荒らされて困ってるっていう街をな!」
「オマエ、何の話をしてるんだよ!?」
「ゲームの中の話だって。ほら!ゲームの中じゃぁ、オレたちはヒーローだぜ!?」
「――っふざけやがって!」
「そんなことはもういいから、セリカを離して!死んじゃうっ!!」
ファルナの悦の入った会話を遮ったのは、シリアの叫び声だった。セリカの指がピクンと動く。
「確かにこれ以上はやばいな。でも解放はしない。そろそろ行くぞ、ゼロ。」
「逃がしません! ALL Element!土精霊ッ!」
目に涙を溜めたシリアは、わき目もふらず手を地面に向け詠唱を唱えた。土精霊の紋章が現れオレンジ色の光が辺りを照らす。
「ダメよっ!」
シュリが咄嗟にシリアの魔法を止めようとしたが間に合わない。
パチンと指を鳴らした音がかすかに聞こえたが、シリアは構わず魔法を発現しようとした。
しかし、胸にある式神を用意した時、ある異変に気付く。
「え?」
オレンジ色の光が次第に弱まり、詠唱したはずの紋章が消えてしまったのだ。
「なん、で――?」
目の前の現象にポカンとしてしまったのは、エリスやテオたちも同じだった。
「シリアの唱えた紋章が――」
「消えちまった?」
その間に、ファルナたちの足元には風の魔法が発現されていた。セリカを連れた3人がフワッと宙に浮く。そしてゆっくりと高度を上げていった。
「じゃぁな!なかなか、面白いもの見せてもらったぜ。」
「フンッ!火精霊使い、今度会ったら殺してやるからなっ!」
「くそっ!」
ガロに指さされたテオは、ギリリと歯を食いしばった。
「いやっ!ダメッ!ダメェェッ!!!セリカァッ!!!」
シリアは飛び立とうとするファルナたちを走り追いかけ、手を伸ばした。
しかし、その距離はどんどん遠くなっていった。
先ほどの叫びはシリアの声だった。セリカのケガの様子に取り乱しているのだろう。
「その子を離しなさい!」
シュリの怒号が響く。
「そんなに怒るなよ。美人が台無しだぜ?」
「っ貴様っ――!!」
シュリを庇うように、前に出たアイバンも怒りを露わにした。
「まぁまぁ。さっきの雷精霊の使役はスゴかったぜ?大したもんじゃねーか。でも、まだまだ諸刃の剣だな。」
ファルナは、2人の呼吸がまだ乱れていることを目ざとく指摘した。
「セリカを離してっ!今すぐ回復しないとっ!」
「大丈夫だよ、おチビちゃん。こっちもせっかくの検体だ。殺しやしないさ。」
「私はおチビじゃありませんっ!」
「シリア、落ち着け!検体トハ、どういうことダ?」
「さて、そこまで話す時間があるかな~?」
「くっ!」
アイバンは、ファルナたちに向けて詠唱の準備を始める。
「おっと。そんなお荷物を抱えてオレたちに挑むのか?相手の力量をはかれないほど節穴じゃないだろ、生徒会ってのは。」
シュリは唇を噛んだ。実戦クラスの生徒の保護は最優先だ。セリカを助けなければならない。しかし、こちら側にいる生徒も守らなければならない。
1人が守って、1人が戦うか・・・。
あの少年は何とかなるだろう。しかし、不気味な雰囲気を出すメガネの男は侮れない。そして、あの全身ローブの男からは危険な匂いしかしない。下手をすれば全滅だ。
シュリの逡巡に、重たい沈黙がその場を支配する。
「もういい?こっちも時間がないんだよ。」
「待ちなさい。ケガをした無抵抗の女の子を人質に取って、恥ずかしくないの!?」
「は?」
「やり方が卑怯なのよ。自分たちは手を出さず、霊魔と傀儡を動かせて!何が目的なのっ!?」
「うるせーな、あの女!ゼロ、殺しちゃおうよ。」
「それに、あなたよ。その少年に何をしたの!?」
「え、オレ?」
「そうよ。あなた風精霊と火精霊を使役したそうね。」
「あぁ。あれは・・・モガモゴゴゴ――」
「ストーップ!ガロ、余計な事を言うなよ。
美人ちゃん、何の時間稼ぎかは知らないが、そんな質問に答えるほどヒマじゃないんだって。」
(ちっ!せめて情報をと思ったが――!)
シュリは小さく舌打ちをした。
「まぁ、確かにケガをしている女を捕まえて逃げるオレたちと、それを咎める正義の味方って感じか?」
「ファルナ?」
「分かりやすい構図だよな。どこからどう見ても、オレたちが敵でオマエ達がヒーローだ。」
「それがどうしたっ!!」
アイバンが噛みつくように叫ぶ。
「いや、間違っちゃーいねーよ。そもそも、正義の味方なんぞになりたいなんて思ってないし。
でもさ、オマエたちが掲げる正義と、俺たちが望む結果っていうのは、本当に善と悪と言い切れるのか?」
「どういうことだ?」
「んー。まぁ、要は視点の問題だ。
例えばだ。ここにいるケガをした嬢ちゃん。コイツをオレたちが預かることで、世界が救われるかもしれない、と言ったらどうする?」
「は?」
「例えばだよ♪」
「そんな事、関係ないわ。ここの学園の生徒である以上、助けるに決まっているじゃない!」
「まぁ、そうだよな。でも、今オマエがコイツを助けたことで、明日世界が消えるってなったら、オマエは責任を取れるのか?」
急にトーンが低くなった乱暴な言葉に、シュリが一瞬怖気付く。そんなシュリの肩をアイバンが引き寄せた。
「取れねーだろ?」
眼光鋭いファルナの目の奥からは、深い闇が漂う。
「何が正しくて、正しくないのかなんて、結局人の主観なんだよ。オマエたちが悪だと思うことが、全世界の奴らにとって悪とは限らない。
オマエたちの正義の裏で、苦しみ死んでいく奴らもいるってことだ。」
ファルナはガロの頭にポンと手を置いた。
そして、今までの緊迫した空気とは真逆の笑顔でウィンクをして見せる。
「ほら、オレたちだってこれからある街を救わなきゃいけないんだぜ!モンスターに荒らされて困ってるっていう街をな!」
「オマエ、何の話をしてるんだよ!?」
「ゲームの中の話だって。ほら!ゲームの中じゃぁ、オレたちはヒーローだぜ!?」
「――っふざけやがって!」
「そんなことはもういいから、セリカを離して!死んじゃうっ!!」
ファルナの悦の入った会話を遮ったのは、シリアの叫び声だった。セリカの指がピクンと動く。
「確かにこれ以上はやばいな。でも解放はしない。そろそろ行くぞ、ゼロ。」
「逃がしません! ALL Element!土精霊ッ!」
目に涙を溜めたシリアは、わき目もふらず手を地面に向け詠唱を唱えた。土精霊の紋章が現れオレンジ色の光が辺りを照らす。
「ダメよっ!」
シュリが咄嗟にシリアの魔法を止めようとしたが間に合わない。
パチンと指を鳴らした音がかすかに聞こえたが、シリアは構わず魔法を発現しようとした。
しかし、胸にある式神を用意した時、ある異変に気付く。
「え?」
オレンジ色の光が次第に弱まり、詠唱したはずの紋章が消えてしまったのだ。
「なん、で――?」
目の前の現象にポカンとしてしまったのは、エリスやテオたちも同じだった。
「シリアの唱えた紋章が――」
「消えちまった?」
その間に、ファルナたちの足元には風の魔法が発現されていた。セリカを連れた3人がフワッと宙に浮く。そしてゆっくりと高度を上げていった。
「じゃぁな!なかなか、面白いもの見せてもらったぜ。」
「フンッ!火精霊使い、今度会ったら殺してやるからなっ!」
「くそっ!」
ガロに指さされたテオは、ギリリと歯を食いしばった。
「いやっ!ダメッ!ダメェェッ!!!セリカァッ!!!」
シリアは飛び立とうとするファルナたちを走り追いかけ、手を伸ばした。
しかし、その距離はどんどん遠くなっていった。
0
あなたにおすすめの小説
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
【第一章改稿中】転生したヒロインと、人と魔の物語 ~召喚された勇者は前世の夫と息子でした~
田尾風香
ファンタジー
ある日、リィカの住む村が大量の魔物に襲われた。恐怖から魔力を暴走させそうになったとき前世の記憶が蘇り、奇跡的に暴走を制御する。その後、国立の学園へと入学。王族や貴族と遭遇しつつも無事に一年が過ぎたとき、魔王が誕生した。そして、召喚された勇者が、前世の夫と息子であったことに驚くことになる。
【改稿】2026/01/01、第一章の36話までを大幅改稿しました。
これまで一人称だった第一章を三人称へと改稿。その後の話も徐々に三人称へ改稿していきます。話の展開など色々変わっていますが、大きな話の流れは変更ありません。
・都合により、リィカの前世「凪沙」を「渚沙」へ変更していきます(徐々に変更予定)。
・12から16話までにあったレーナニアの過去編は、第十六章(第二部)へ移動となりました。
転生皇女はフライパンで生き延びる
渡里あずま
恋愛
平民の母から生まれた皇女・クララベル。
使用人として生きてきた彼女だったが、蛮族との戦に勝利した辺境伯・ウィラードに下賜されることになった。
……だが、クララベルは五歳の時に思い出していた。
自分は家族に恵まれずに死んだ日本人で、ここはウィラードを主人公にした小説の世界だと。
そして自分は、父である皇帝の差し金でウィラードの弱みを握る為に殺され、小説冒頭で死体として登場するのだと。
「大丈夫。何回も、シミュレーションしてきたわ……絶対に、生き残る。そして本当に、辺境伯に嫁ぐわよ!」
※※※
死にかけて、辛い前世と殺されることを思い出した主人公が、生き延びて幸せになろうとする話。
※重複投稿作品※
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
猫なので、もう働きません。
具なっしー
恋愛
不老不死が実現した日本。600歳まで社畜として働き続けた私、佐々木ひまり。
やっと安楽死できると思ったら――普通に苦しいし、目が覚めたら猫になっていた!?
しかもここは女性が極端に少ない世界。
イケオジ貴族に拾われ、猫幼女として溺愛される日々が始まる。
「もう頑張らない」って決めたのに、また頑張っちゃう私……。
これは、社畜上がりの猫幼女が“だらだらしながら溺愛される”物語。
※表紙はAI画像です
死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について
えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。
しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。
その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。
死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。
戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる