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ディレーテの街
ディレーテの街 61
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それぞれから差し出される舌をしゃぶり、頭の後ろへとまわした震える手で、大きなあごの下や首筋を撫で擦る。
汗に濡れた背中の上を、キマイラの毛皮が撫でるようにすべるのがたまらない。
何千もの筆で、責められているようだ。
甘えるように鳴きながら、いまだにゆるゆると腰を振るキマイラが、ミルクを一滴残らず腹の奥に注いでくれた。
「ぁ、は……ぁ、あ、ぅ……ぅうう……っ」
くふぅっと満足の溜め息を吐いたキマイラが、ゆっくりと体を起こす。
種付け台の上にぐしゃりと潰れた俺の背中を、毛繕いをするように大きな舌が踊る。
「っ、ふ……ぅっ、ん……ぁ、っ」
ゆるやかな快感が、背筋をぞくぞくと震わせる。
きゅんきゅんと締まるケツ穴の中で、すっかり役目を終えたちんぽが、ゆっくりと硬さを失って、縮んでいくのが名残惜しい。
ずる、ずるるるるっと肉襞をやわらかく責めながら、なだらかになりつつあるちんぽがゆっくりとケツ穴から抜け出ていく。
イきすぎてかなり敏感になっている肉襞は、それだけでも大悦びで、びくびくと軽い絶頂を繰り返す。
まだイくだけの体力が残っていたのかと、自分の体ながら驚かざるをえない。
「んんん……ぅっ、ぁ……ぁぁ……っ」
ぬるりとすべてのちんぽが抜けきると、開きっぱなしのケツ穴を、奥に出されたミルクがどろりどろりとこぼれ落ちてくる。
ミルクが落ちてくる僅かな感覚さえ、気持ちよかった。
「ぁ、ぬけ、ちゃ……たぁ……っ」
押し潰すように乗っていた俺の上から、キマイラが離れていくのが、少しだけ寂しいと思う。
ぴったりと密着していたからだろうか。
「ぁ、こぼ、れ、る……ぅっ、ん…………ん゛ひッ」
どろりと落ちていくミルクに、ぞくぞくと体を震わせていたら、ケツ穴にずぬっと何かが入り込んできた。
ぬぷんっぬぷんっとケツの縁を引っ掻きながら入り込んだそれは、しこりの上でぴたりと止まる。
「ん゛……ぅっ、ら、に……ぃ?」
仰け反る背中を押さえつけられながら、それをぎゅうっと締め付けた。
膨れたしこりを思いきり押し潰すだけの大きさがあるそれは、つるりとしているのに一番弱いところにがっちりとはまりこんで痺れるような快感を捩じ込んでくる。
「も、むりぃ……っ、やらぁ……っ」
しこりを押し潰されただけで絶頂しているような淫乱では説得力のない台詞だが、もっとなんてねだる余裕もないほどキマイラに、腹一杯喰わせてもらった後なのだから仕方がない。
さすがにこれ以上は付き合いきれないぞと、背中を押さえつける手から逃げ出すべく体を捩ったところで口付けられた。
驚きに見開いた目に飛び込んできたのは、どこまでも透き通るような碧の宝石とその奥にひそむ煌めく銀華。
王の系譜に連なる証。
ゆるりと細められたそれに、抗うことなくすべてを差し出した。
「…………っ、ふ……ん、ぅ、う……っ、は……ぁ、ぁう……ん、っ」
絡め取られた舌を強く吸われながら、やわらかく食まれた。
じんと蕩けるような甘い口付け。
食んだ舌をたどって入り込んできた舌は、口の中にある気持ちいいところをあますところなく舐めあげていく。
いつもながら巧みな舌技だ。
しこりを押し潰す異物をきゅうきゅうと締め付けながら、こみあげてくる快感に身を委ねる。
抗ったところで、未来は変わらない。
口付けだけで絶頂するのに、さほど時間はかからなかった。
「おめでとうございます」
ゆっくりと、だがどこまでも深く、体の奥底から絶頂させられた。
ひゅうひゅうと喉を鳴らしながら、涙がぼろぼろとあふれる目で声の主を見る。
ゆらぐ景色の向こうで、貴族にふさわしい裾の長い上衣を着た男が手を叩いていた。
「ついに、お母様になられましたね。とても元気なお仔のようですよ」
「じょ、ひゅ……?」
みゃうみゃうと小さな鳴き声は、領主の後ろにいる、スタッフが持つ籠の中から聞こえてくる。
「もう、かえったのか」
「お腹の中で、たっぷり魔力をもらっていたからねー。オレも、こんなに大きくなるとは思わなかったよ」
擬卵をすでに食べ尽くしたと言うキマイラの仔は、みっつの頭と尻尾を世話しなく動かし、ふんふんと鼻を鳴らしながら周囲を伺っていた。
やがて、親キマイラをそのまま小さくしたような仔キマイラは、籠の中からよたよたと身を乗り出しはじめる。
「あ、おい、落ちるぞ」
よじのぼった籠の縁を乗り越え、仔キマイラが落ちてくるのを見て、慌てて手を差し出した。
ぱたぱたと小さな竜の翼が、背中で必死に動いているのが見える。
可愛らしい大きさのそれには、まだ仔キマイラの体を飛ばせるほどの力がないらしい。
ゆっくりと腕の中に落ちてくる仔キマイラを見つめると、なんだかすごくほっこりとした。
「よく、頑張ったな?」
無事、腕の中に着地した仔キマイラの頭を順番に撫でてやる。
仔キマイラは嬉しそうにその手を舐めると、ころりと腹を見せて転がった。
腹も撫でろということか。
「キマイラなのに、そんなに無防備でいいのか?」
「甘えていい相手だって、わかってるんだよ。ねー?」
「この仔には、貴方が自分のお母様だとわかっているのかもしれませんね」
やわらかい腹を撫でてやると、小さな腕が絡み付いて手を固定し、かしかしと甘噛みをしはじめる。
どの牙にもまだ肉を貫くほどの鋭さはなく、プロテクションリングの効果もあって傷にもならない。
「それで? これは、どういうことなんだ?」
仔キマイラの好きにさせながら、ケツ穴に捩じ込まれた異物を見る。
ケツ穴に丸いボールのようなものがくっついているのが見えた。
そこから四本の管が垂れ下がる様子は、どこか牛の乳房に似ている気がする。
「うん。その仔、予定よりも早く大きくなりすぎちゃって、お腹を空かせてるんだ。だから、お母さんにミルクを飲ませてもらおうと思って連れてきたんだよー」
「…………お母さんに、ミルク?」
「そ、お母さんにミルク」
「いや、出ねぇからな? これを、雄っぱいだなんだとからかわれることはあるが、ただの肉の塊だぞ? どれだけ吸われたって、出ないものは出ないぞ」
ぱっつりと盛り上がっている胸筋を見下ろすが、いくらなんでもこれからミルクが出るとは思えなかった。
「わかっていますよ。だから、これを着けてもらったのです」
耳元で囁かれながら、ケツ穴から垂れ下がる管を見せられる。
ボールのようなものを領主の手がぎゅっと握ると、しこりを押し潰していたそれがぐっと膨らみ、管の先からはたらりと白濁液がこぼれ落ちた。
「それ、は……っ」
「キマイラの魔力たっぷりミルク。この仔に、全部、飲んでもらいましょうね」
汗に濡れた背中の上を、キマイラの毛皮が撫でるようにすべるのがたまらない。
何千もの筆で、責められているようだ。
甘えるように鳴きながら、いまだにゆるゆると腰を振るキマイラが、ミルクを一滴残らず腹の奥に注いでくれた。
「ぁ、は……ぁ、あ、ぅ……ぅうう……っ」
くふぅっと満足の溜め息を吐いたキマイラが、ゆっくりと体を起こす。
種付け台の上にぐしゃりと潰れた俺の背中を、毛繕いをするように大きな舌が踊る。
「っ、ふ……ぅっ、ん……ぁ、っ」
ゆるやかな快感が、背筋をぞくぞくと震わせる。
きゅんきゅんと締まるケツ穴の中で、すっかり役目を終えたちんぽが、ゆっくりと硬さを失って、縮んでいくのが名残惜しい。
ずる、ずるるるるっと肉襞をやわらかく責めながら、なだらかになりつつあるちんぽがゆっくりとケツ穴から抜け出ていく。
イきすぎてかなり敏感になっている肉襞は、それだけでも大悦びで、びくびくと軽い絶頂を繰り返す。
まだイくだけの体力が残っていたのかと、自分の体ながら驚かざるをえない。
「んんん……ぅっ、ぁ……ぁぁ……っ」
ぬるりとすべてのちんぽが抜けきると、開きっぱなしのケツ穴を、奥に出されたミルクがどろりどろりとこぼれ落ちてくる。
ミルクが落ちてくる僅かな感覚さえ、気持ちよかった。
「ぁ、ぬけ、ちゃ……たぁ……っ」
押し潰すように乗っていた俺の上から、キマイラが離れていくのが、少しだけ寂しいと思う。
ぴったりと密着していたからだろうか。
「ぁ、こぼ、れ、る……ぅっ、ん…………ん゛ひッ」
どろりと落ちていくミルクに、ぞくぞくと体を震わせていたら、ケツ穴にずぬっと何かが入り込んできた。
ぬぷんっぬぷんっとケツの縁を引っ掻きながら入り込んだそれは、しこりの上でぴたりと止まる。
「ん゛……ぅっ、ら、に……ぃ?」
仰け反る背中を押さえつけられながら、それをぎゅうっと締め付けた。
膨れたしこりを思いきり押し潰すだけの大きさがあるそれは、つるりとしているのに一番弱いところにがっちりとはまりこんで痺れるような快感を捩じ込んでくる。
「も、むりぃ……っ、やらぁ……っ」
しこりを押し潰されただけで絶頂しているような淫乱では説得力のない台詞だが、もっとなんてねだる余裕もないほどキマイラに、腹一杯喰わせてもらった後なのだから仕方がない。
さすがにこれ以上は付き合いきれないぞと、背中を押さえつける手から逃げ出すべく体を捩ったところで口付けられた。
驚きに見開いた目に飛び込んできたのは、どこまでも透き通るような碧の宝石とその奥にひそむ煌めく銀華。
王の系譜に連なる証。
ゆるりと細められたそれに、抗うことなくすべてを差し出した。
「…………っ、ふ……ん、ぅ、う……っ、は……ぁ、ぁう……ん、っ」
絡め取られた舌を強く吸われながら、やわらかく食まれた。
じんと蕩けるような甘い口付け。
食んだ舌をたどって入り込んできた舌は、口の中にある気持ちいいところをあますところなく舐めあげていく。
いつもながら巧みな舌技だ。
しこりを押し潰す異物をきゅうきゅうと締め付けながら、こみあげてくる快感に身を委ねる。
抗ったところで、未来は変わらない。
口付けだけで絶頂するのに、さほど時間はかからなかった。
「おめでとうございます」
ゆっくりと、だがどこまでも深く、体の奥底から絶頂させられた。
ひゅうひゅうと喉を鳴らしながら、涙がぼろぼろとあふれる目で声の主を見る。
ゆらぐ景色の向こうで、貴族にふさわしい裾の長い上衣を着た男が手を叩いていた。
「ついに、お母様になられましたね。とても元気なお仔のようですよ」
「じょ、ひゅ……?」
みゃうみゃうと小さな鳴き声は、領主の後ろにいる、スタッフが持つ籠の中から聞こえてくる。
「もう、かえったのか」
「お腹の中で、たっぷり魔力をもらっていたからねー。オレも、こんなに大きくなるとは思わなかったよ」
擬卵をすでに食べ尽くしたと言うキマイラの仔は、みっつの頭と尻尾を世話しなく動かし、ふんふんと鼻を鳴らしながら周囲を伺っていた。
やがて、親キマイラをそのまま小さくしたような仔キマイラは、籠の中からよたよたと身を乗り出しはじめる。
「あ、おい、落ちるぞ」
よじのぼった籠の縁を乗り越え、仔キマイラが落ちてくるのを見て、慌てて手を差し出した。
ぱたぱたと小さな竜の翼が、背中で必死に動いているのが見える。
可愛らしい大きさのそれには、まだ仔キマイラの体を飛ばせるほどの力がないらしい。
ゆっくりと腕の中に落ちてくる仔キマイラを見つめると、なんだかすごくほっこりとした。
「よく、頑張ったな?」
無事、腕の中に着地した仔キマイラの頭を順番に撫でてやる。
仔キマイラは嬉しそうにその手を舐めると、ころりと腹を見せて転がった。
腹も撫でろということか。
「キマイラなのに、そんなに無防備でいいのか?」
「甘えていい相手だって、わかってるんだよ。ねー?」
「この仔には、貴方が自分のお母様だとわかっているのかもしれませんね」
やわらかい腹を撫でてやると、小さな腕が絡み付いて手を固定し、かしかしと甘噛みをしはじめる。
どの牙にもまだ肉を貫くほどの鋭さはなく、プロテクションリングの効果もあって傷にもならない。
「それで? これは、どういうことなんだ?」
仔キマイラの好きにさせながら、ケツ穴に捩じ込まれた異物を見る。
ケツ穴に丸いボールのようなものがくっついているのが見えた。
そこから四本の管が垂れ下がる様子は、どこか牛の乳房に似ている気がする。
「うん。その仔、予定よりも早く大きくなりすぎちゃって、お腹を空かせてるんだ。だから、お母さんにミルクを飲ませてもらおうと思って連れてきたんだよー」
「…………お母さんに、ミルク?」
「そ、お母さんにミルク」
「いや、出ねぇからな? これを、雄っぱいだなんだとからかわれることはあるが、ただの肉の塊だぞ? どれだけ吸われたって、出ないものは出ないぞ」
ぱっつりと盛り上がっている胸筋を見下ろすが、いくらなんでもこれからミルクが出るとは思えなかった。
「わかっていますよ。だから、これを着けてもらったのです」
耳元で囁かれながら、ケツ穴から垂れ下がる管を見せられる。
ボールのようなものを領主の手がぎゅっと握ると、しこりを押し潰していたそれがぐっと膨らみ、管の先からはたらりと白濁液がこぼれ落ちた。
「それ、は……っ」
「キマイラの魔力たっぷりミルク。この仔に、全部、飲んでもらいましょうね」
応援ありがとうございます!
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