兄たちが弟を可愛がりすぎです

クロユキ

文字の大きさ
228 / 484

紹介したい人物

しおりを挟む
シェル王子は俺に娼婦館での事を聞きたいか?と聞いてきたが曖昧な返事しか出来なかった。
「……」
シェル王子は俺に背中を見せ黙ったまま動かなくなり何か考え事でもしているように思えた。
聞いてみた俺も俺だが、娼婦の女性には興味はあった。
俺の春人の記憶で、漫画本にテレビで放送された洋画を見て知った事で、今の現実で外国で暮らす俺には見る事は出来ないけど本当にそんな場所が在るのだと驚きと興味があった。
今、考えて見れば俺はこの城でウィルとして目覚め、女性はメイドにジル王子の母さんしか見て居ない事で、城の中は女性は余り居ないのかと思ってしまった。
部屋を出た事が無い為知らないだけかもしれない、俺もボーッと考え事をしていた時シェル王子が声を掛けていた。
「今夜は春人のウィルの部屋で泊まることにしましょう」
「へ?」
俺はシェル王子から聞いた事に頭を傾け、シェル王子は俺の顔を見てニコッと微笑んでいた。
「そんなに驚いた顔をしなくても、ウィルの時は良く部屋で一緒に寝ていましたよ」
「えっ、それはウィルの事を弟と見ていた時の事だろう、今は外見はウィルだが内側は別人の俺何だぞ」
「何も問題は在りませんが?」
「ええっ!?」
「今夜はお話しを聞かせたいと思うだけですよ、変な事はしません」
「……変な事…」
ギシッ!とベッドがら立ち上がったシェル王子に、俺はビクッと身体が動きシェル王子が動くだけでビクつく俺は小心者だろうかと思ってしまうほどだった。
「……春人少し待っていて下さい、貴方に紹介したい人がいます」
「えっ、紹介したい人?」
シェル王子は俺に紹介したい人がいると言った後部屋を出て行った。
こんな夜に誰を紹介するんだ?と俺はシェル王子が出た扉をジッと見て、どんな人を紹介するんだろうと緊張と手に汗をかいていた。
シェル騎士団長が部屋を出て、護衛を任された見習い騎士二人ジョン騎士とダリル騎士は、扉が突然開いた為二人とも身体が反応して驚く姿はまだ慣れていない事もあり、二人とも胸を撫で下ろしていた。
「お疲れ様ですお二人とも慣れない事で戸惑うかもしれませんが護衛の経験をすれば先々に護衛をする機会が在るかも知れません、頑張って下さい」
「「有り難う御座います、シェル騎士団長」」
シェル騎士団長が二人に声を掛けた後廊下を歩き、その後ろ姿を二人は見て話し出していた。
「……なぁ、ジョン…さっきのシェル団長の言っていた事分かったのか?」
「う~ん、護衛の経験をしていれば先々に護衛をする機会が在るかもと言っていたような…まあ、今の俺には関係無いかなって思った」
「あっ、俺も今護衛の話しは関係無いと思った」
「「俺(俺)見習い騎士団を放れる気無いし!」」
「「!!」」
「あーっ、かぶった!」
「ジョンと一緒じゃん」
ハハハ…と笑い、お互いにアーサー上司と見習い騎士団を放れる気が無い事をはっきりとした二人は、今夜は自分達にパンと果物を分けてくれたウィル王子に護衛を最後まで務める事を誓っていた。
ウィル王子の部屋から離れ廊下を歩いていたシェル騎士団長は壁の隙間から覗き込む人影に声を掛けていた。
「……私と一緒に来てくれますか?!」
「……」
フッ、と笑いシェル騎士団長はウィル王子の部屋へと向かっていた。









しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!

ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。 「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」 なんだか義兄の様子がおかしいのですが…? このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ! ファンタジーラブコメBLです。 平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。   ※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました! えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。   ※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです! ※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡ 【登場人物】 攻→ヴィルヘルム 完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが… 受→レイナード 和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

公爵家の五男坊はあきらめない

三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。 生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。 冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。 負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。 「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」 都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。 知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。 生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。 あきらめたら待つのは死のみ。

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

運悪く放課後に屯してる不良たちと一緒に転移に巻き込まれた俺、到底馴染めそうにないのでソロで無双する事に決めました。~なのに何故かついて来る…

こまの ととと
BL
『申し訳ございませんが、皆様には今からこちらへと来て頂きます。強制となってしまった事、改めて非礼申し上げます』  ある日、教室中に響いた声だ。  ……この言い方には語弊があった。  正確には、頭の中に響いた声だ。何故なら、耳から聞こえて来た感覚は無く、直接頭を揺らされたという感覚に襲われたからだ。  テレパシーというものが実際にあったなら、確かにこういうものなのかも知れない。  問題はいくつかあるが、最大の問題は……俺はただその教室近くの廊下を歩いていただけという事だ。 *当作品はカクヨム様でも掲載しております。

【完結済み】乙男な僕はモブらしく生きる

木嶋うめ香
BL
本編完結済み(2021.3.8) 和の国の貴族の子息が通う華学園の食堂で、僕こと鈴森千晴(すずもりちはる)は前世の記憶を思い出した。 この世界、前世の僕がやっていたBLゲーム「華乙男のラブ日和」じゃないか? 鈴森千晴なんて登場人物、ゲームには居なかったから僕のポジションはモブなんだろう。 もうすぐ主人公が転校してくる。 僕の片思いの相手山城雅(やましろみやび)も攻略対象者の一人だ。 これから僕は主人公と雅が仲良くなっていくのを見てなきゃいけないのか。 片思いだって分ってるから、諦めなきゃいけないのは分ってるけど、やっぱり辛いよどうしたらいいんだろう。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

異世界で孵化したので全力で推しを守ります

のぶしげ
BL
ある日、聞いていたシチュエーションCDの世界に転生してしまった主人公。推しの幼少期に出会い、魔王化へのルートを回避して健やかな成長をサポートしよう!と奮闘していく異世界転生BL 執着最強×人外美人BL

処理中です...