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1部 デモンズフロンティアの世界に慣れよう
天の助け?それとも地獄の始まり?
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扉が開いて、天谷麻弥が部室へと駆け込んでくる。
「お前ら、何してやがる!」
「ちょうど良い、天谷、お前が司を捨てなければ、こうはならなかったんだ。お前の目の前でお前が選んだ男をいたぶり尽くしてやるよ。オラッ」
「フゴッ」
「フグオ、私のせいでごめん。必ず助けるから」
「エリートの司を捨てて、こんな豚の女になるとか。何考えてんだ?」
「エリートねぇ。あんなクズのどこがエリートなのかしら。女を道具としてしか考えてないわ。一緒にいて、楽しかった思い出なんかないんだけど」
「はっ?エリートの女ってステータスが得られるだろうが。この豚より100倍マシだろ?」
「エリートの女ってステータスって何?フグオは、虐めてた私のために尽くしてくれた。女はね。いつだって愛されたいの。あのクズがくれたのは愛じゃなくて束縛よ」
「流石、豚女の言うことは違うなぁ。そこまで、調教されてるとは。残念だよ。だが、それならそれで目の前でこの豚が死ぬとこを見ているが良い」
「アンタたち、正気。そんなことしたら警察が黙ってないわよ?」
「知るか。そんなもん。こいつ殺せるなら警察とか喜んで行くわ。少年法って知ってるか?名前を報道される心配もねぇし、理由なんてなんなと盛ってやるよ」
「それに、1人殺したぐらいじゃ死刑になんてならねぇしな。本当、俺たちにとって様々な法律だよ」
「その前にコイツの死体が見つかるかどうかすら怪しいけどな。オラッ」
「フゴッ」
痛い、全身が交通事故にでもあったかのように痛い。麻弥、もう僕に構うな。お前だけでも逃げてくれ。
「へぇ。おあいにく様、でも残念でした。私の知り合いに判事がいるのよね。それはそれは超優秀で、こんなこと言ったらアレだけど間違いなく死刑になるわね。刑事さんにも知り合いが居るし、徹底的に調べてもらうことになるけど。今ならお互い事故にあったって事で許してあげるけど。どう?」
「まずいっすよ。確かに司がいなくなって、県大会優勝は遠のいちまったけど、可能性はあるんすよ」
「何、日和ってんだ!俺たちで司の敵を取るって誓っただろうが」
「でも、キャプテン、俺たちは絶対にバレないって言うから協力したんっすよ。天谷の話が嘘か本当かわからない以上、今はこのぐらいで手打ちにしとくのが良いっすよ」
「お前ら裏切るのか?」
「裏切るとかじゃないっす。リスクが大きすぎるって事っす。それこそ、今は一旦撤退するのが良いっす」
「クソ。天谷、覚えてろよ。テメェにも絶対、罰を与えてやるからよ。行くぞ、お前ら」
「はいっす」
僕に駆け寄る麻弥。助かったのか僕は。安心したのか意識を失った。
「フグオ、嘘でしょ。ダメよ死んだらダメーーーーー。何処か、手当てできるところに連れて行かないと。でも何処に?保健室は、ダメね。薬師先生が敵なのを忘れてた。じゃあ、何処に、背に腹はかえられないかしら。フグオを助けるためだもの」
誰かに背負われている?とても温かい。安心する匂いだ。ガラガラガラと扉を開ける音がうっすらと聞こえる。
「薬師先生、助けてください」
「あら、雌奴隷さん。どうしたのかしら?」
「先生も医者の端くれですよね」
「クスクス。雌奴隷さんは何か勘違いしているようね。私は医者ではないわよ。養護教諭。医師免許は持ってないの。医者じゃないから助ける義務なんて無いわね」
「だったら、薬をください。治療はこっちでやりますから」
「全く、勝手な雌奴隷さんね。助けないとも言ってないじゃ無い。そこに寝かせなさい」
「信用して良いの?」
「さぁ、でも雌奴隷さんには、選択肢はないんじゃ無いかしら?ほっといたら死ぬわよ」
「ちょっとでも変なことをしたら許さないから」
「立派に調教されちゃってるわね」
少し意識を取り戻した俺の目に映ったのは、薬師先生が何かを注射しようとしている姿だった。しかし、僕は痛みで声が出ない。
「先生、それは何?」
「痛みを和らげる鎮痛成分のある薬よ。安心しなさい(ごめんなさいね。父の愛を得るためには、貴方には死んでもらわないと行けないのよ。貴方の下の名前にも入ってるフグから抽出した毒で死ねて光栄でしょ)」
「んーんー(麻弥、止めてくれ、これは何かおかしい)」
「ほら、暴れないの。大丈夫よ。一瞬だから」
「フグオ、大丈夫だから、きっと助かるから」
奮闘虚しく注射される河豚男。
「クスクス」
「薬師先生?」
「残念。私が豚を助けると本気で思ってたの?」
「目の前で死ぬ様を見てると良いわ」
「何を注射したの?」
「聡明な貴方なら、フグ毒といえば理解できるかしら」
「テトロドトキシン!?先生が生徒になんてものを」
「20分から3時間程度の命をせいぜい頑張るのね」
「救急車を呼ばないと」
「ザーンネン、圏外でーす」
「そんな。どうして?」
「妨害電波って知ってる?」
「どうして?フグオを執拗に狙うの?」
「ん?理由なんてないわよ。強いて言うなら父からの寵愛をもう一度受けるためかしら」
「そんな理由で、人を殺すの?」
「そんなこと?何も知らないで、私にとってはそれが1番重要なことなのよ!」
「うっうっ」
「症状が出てきたようね」
「フグオ、ごめんなさい。私が油断したばっかりに」
「大丈夫だ」
「へっ?なんで、フグ毒が効かないのよ!こんなのあるわけが」
「すまねぇな先生。どうやら毒に耐性があったみたいだわ。寧ろ、なんかしらねぇけど元気になったわ。河豚だけにってな。麻弥、ここから逃げるぞ。春香と合流できるか?」
「うん。こっちよ。付いてきて」
何故、フグの毒が効かなかったのかは謎だが、テトロドトキシンで逆に身体中の痛みすら消えた。まるで謎としかいえないが急死に一生を得た僕は、この難から逃れ、無事に春香と合流して、帰路に着くのだった。
「お前ら、何してやがる!」
「ちょうど良い、天谷、お前が司を捨てなければ、こうはならなかったんだ。お前の目の前でお前が選んだ男をいたぶり尽くしてやるよ。オラッ」
「フゴッ」
「フグオ、私のせいでごめん。必ず助けるから」
「エリートの司を捨てて、こんな豚の女になるとか。何考えてんだ?」
「エリートねぇ。あんなクズのどこがエリートなのかしら。女を道具としてしか考えてないわ。一緒にいて、楽しかった思い出なんかないんだけど」
「はっ?エリートの女ってステータスが得られるだろうが。この豚より100倍マシだろ?」
「エリートの女ってステータスって何?フグオは、虐めてた私のために尽くしてくれた。女はね。いつだって愛されたいの。あのクズがくれたのは愛じゃなくて束縛よ」
「流石、豚女の言うことは違うなぁ。そこまで、調教されてるとは。残念だよ。だが、それならそれで目の前でこの豚が死ぬとこを見ているが良い」
「アンタたち、正気。そんなことしたら警察が黙ってないわよ?」
「知るか。そんなもん。こいつ殺せるなら警察とか喜んで行くわ。少年法って知ってるか?名前を報道される心配もねぇし、理由なんてなんなと盛ってやるよ」
「それに、1人殺したぐらいじゃ死刑になんてならねぇしな。本当、俺たちにとって様々な法律だよ」
「その前にコイツの死体が見つかるかどうかすら怪しいけどな。オラッ」
「フゴッ」
痛い、全身が交通事故にでもあったかのように痛い。麻弥、もう僕に構うな。お前だけでも逃げてくれ。
「へぇ。おあいにく様、でも残念でした。私の知り合いに判事がいるのよね。それはそれは超優秀で、こんなこと言ったらアレだけど間違いなく死刑になるわね。刑事さんにも知り合いが居るし、徹底的に調べてもらうことになるけど。今ならお互い事故にあったって事で許してあげるけど。どう?」
「まずいっすよ。確かに司がいなくなって、県大会優勝は遠のいちまったけど、可能性はあるんすよ」
「何、日和ってんだ!俺たちで司の敵を取るって誓っただろうが」
「でも、キャプテン、俺たちは絶対にバレないって言うから協力したんっすよ。天谷の話が嘘か本当かわからない以上、今はこのぐらいで手打ちにしとくのが良いっすよ」
「お前ら裏切るのか?」
「裏切るとかじゃないっす。リスクが大きすぎるって事っす。それこそ、今は一旦撤退するのが良いっす」
「クソ。天谷、覚えてろよ。テメェにも絶対、罰を与えてやるからよ。行くぞ、お前ら」
「はいっす」
僕に駆け寄る麻弥。助かったのか僕は。安心したのか意識を失った。
「フグオ、嘘でしょ。ダメよ死んだらダメーーーーー。何処か、手当てできるところに連れて行かないと。でも何処に?保健室は、ダメね。薬師先生が敵なのを忘れてた。じゃあ、何処に、背に腹はかえられないかしら。フグオを助けるためだもの」
誰かに背負われている?とても温かい。安心する匂いだ。ガラガラガラと扉を開ける音がうっすらと聞こえる。
「薬師先生、助けてください」
「あら、雌奴隷さん。どうしたのかしら?」
「先生も医者の端くれですよね」
「クスクス。雌奴隷さんは何か勘違いしているようね。私は医者ではないわよ。養護教諭。医師免許は持ってないの。医者じゃないから助ける義務なんて無いわね」
「だったら、薬をください。治療はこっちでやりますから」
「全く、勝手な雌奴隷さんね。助けないとも言ってないじゃ無い。そこに寝かせなさい」
「信用して良いの?」
「さぁ、でも雌奴隷さんには、選択肢はないんじゃ無いかしら?ほっといたら死ぬわよ」
「ちょっとでも変なことをしたら許さないから」
「立派に調教されちゃってるわね」
少し意識を取り戻した俺の目に映ったのは、薬師先生が何かを注射しようとしている姿だった。しかし、僕は痛みで声が出ない。
「先生、それは何?」
「痛みを和らげる鎮痛成分のある薬よ。安心しなさい(ごめんなさいね。父の愛を得るためには、貴方には死んでもらわないと行けないのよ。貴方の下の名前にも入ってるフグから抽出した毒で死ねて光栄でしょ)」
「んーんー(麻弥、止めてくれ、これは何かおかしい)」
「ほら、暴れないの。大丈夫よ。一瞬だから」
「フグオ、大丈夫だから、きっと助かるから」
奮闘虚しく注射される河豚男。
「クスクス」
「薬師先生?」
「残念。私が豚を助けると本気で思ってたの?」
「目の前で死ぬ様を見てると良いわ」
「何を注射したの?」
「聡明な貴方なら、フグ毒といえば理解できるかしら」
「テトロドトキシン!?先生が生徒になんてものを」
「20分から3時間程度の命をせいぜい頑張るのね」
「救急車を呼ばないと」
「ザーンネン、圏外でーす」
「そんな。どうして?」
「妨害電波って知ってる?」
「どうして?フグオを執拗に狙うの?」
「ん?理由なんてないわよ。強いて言うなら父からの寵愛をもう一度受けるためかしら」
「そんな理由で、人を殺すの?」
「そんなこと?何も知らないで、私にとってはそれが1番重要なことなのよ!」
「うっうっ」
「症状が出てきたようね」
「フグオ、ごめんなさい。私が油断したばっかりに」
「大丈夫だ」
「へっ?なんで、フグ毒が効かないのよ!こんなのあるわけが」
「すまねぇな先生。どうやら毒に耐性があったみたいだわ。寧ろ、なんかしらねぇけど元気になったわ。河豚だけにってな。麻弥、ここから逃げるぞ。春香と合流できるか?」
「うん。こっちよ。付いてきて」
何故、フグの毒が効かなかったのかは謎だが、テトロドトキシンで逆に身体中の痛みすら消えた。まるで謎としかいえないが急死に一生を得た僕は、この難から逃れ、無事に春香と合流して、帰路に着くのだった。
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