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オーク×魔王様

9.種付け★

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「…動きます」

暫くフィリベルトの淫猥な雌孔を堪能していたロイドだったが、身体を起こして腰を後ろへと引いた。

「あっ♡ あぁ…ッ♡ で、でていっちゃう…っ」

ずるずるずる~~…、とゆっくりと出ていく肉棒に縋りつくように肉襞が抱きつくが、抵抗虚しく亀頭がギリギリ抜けない場所まで肉棒が引き抜かれる。
雁高の亀頭を離すまいと、ぷっくりと赤くなった縁は亀頭をはみはみする。
先ほどまで性器の先と濃厚なキスをしていた子宮口は寂し気にぱく…っ♡ぱく…っ♡と開閉している。
腹の奥の圧迫感が無くなり、切なく子宮が疼く甘い痛みに、フィリベルトが我慢出来ずに腰を揺すって肉棒の方へと身体を下げようとしたが、それよりも素早くロイドがガッとフィリベルトの腰を掴んで、ドチュンッッッ!!♡♡と腹の奥を突くように一気に性器を挿入した。

「あ゛っ♡ ぇッ?♡――――~~~……ッッぁああ゛ァっ!?♡♡」

勢いよく最奥を突き上げられて、フィリベルトの視界に一瞬火花が散る。
張り出た雁首がゴリュリュッッ♡と前立腺を削ぐ様に引っ掻き、子宮口にディープキスをかますようにドチュンと突き上げる。

ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡♡

「あ゛っ♡ あへ♡ あっ♡ あ゛っ♡ お、重たいっ♡ 子宮がっ、ぱんち、されてるぅっ♡♡あ゛ぁぅっ♡」
「フィリ様ッ!フィリ様!フィリ、様ッッ!」
「あ゛っ♡ ロイドっ♡ お゛っ♡ おなかのなかぁっ♡ あっ♡ おちんちんが…っ♡ ごしごし、してるっ♡ んぉ゛ッ♡」

腰の骨がミシッと音がしそうなほど大きな掌に掴まれて、身体を揺さぶられる。ロイドの重たい腰つきと、揺さぶられるフィリベルトの身体がぶつかり合ってパンッパンッと音が鳴る。
箍が外れたように一心不乱に腰を振りたくるロイドの遠慮ない力に、フィリベルトの身体がビクンビクンと跳ねる。

「お、おれのっ、ぜんりつせんがぁ…っ、ゴリゴリされてぇ、お゛♡ あっ♡ はっ、はぁん♡ き、きもちいいっ♡♡」
「フィリ様ッ!何言ってるんですかっ!ここはっ、前立腺では、ありません、ッ、貴方のっ、雌になる、スイッチ、で、しょうがッッ!!」
「ひぃんっ♡ そ、そうでしたっ♡ 俺の、雌になるっ、お゛♡ すいっち、でしたぁあっ♡ あっ♡ あ゛っ♡ あはっ♡」
「ええそうです、ッ、ここが、貴方の雌になる、スイッチですよ!!覚えてください、今、貴方を雌にしている、雄は、俺だとッッ!!」
「ひっ♡ ああっ♡ ァあ゛っ♡ あっ゛♡俺、っ♡ めす、めすにッ♡ ロイドに、めすにされてるぅう♡♡」
「そうですっ!そしてッ、今から、この奥に、ッ!俺の種をっ!植え付けてやる…っ!!開けっ!開けッ!くちをっっ!あけろッッッ!!」
「おッ゛♡ おっ♡ あっ♡ はぉ゛っ♡ ひらくっ、俺の、おくがっ♡ 堕ちちゃう♡」

ドチュンッ♡ドチュンッ♡ドチュンッ♡ドチュンッ♡ドチュンッ♡ドチュンッ♡ドチュンッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡ドチュッ♡

ロイドの腰振りに合わせて言葉が途切れ、子宮口目掛けて性器が叩きつけられる。
雄の肉棒を求めていた筈の子宮口は過ぎる快感にぷくりと膨れ、性器の先端が当たるたびにむちゅむちゅとキスをする。
ピストンするたびに一旦離れる性器の切っ先と子宮口の間にまるでディープキスの様に先走りと愛液が糸を引く。
本格的な子作りに、ロイドの理性も吹き飛んでいるのか、一人称が「私」から「俺」へと変わっている。目上の相手であるフィリベルトに対して丁寧な言葉で「私」を使っていただけで、本来の一人称は「俺」なのだろう。
言葉遣いも乱れ始め粗野になり、本能が剥き出しになるロイドに、フィリベルトの胸はキュンキュンと高鳴った。自分とのセックスでこんな野獣のように荒々しくなるなんて、なんてイイ雄なのだろうか、と。

「さぁ、フィリ様ッ、お口を開けてくださいッ!」
「あっ♡ あっ♡ ぁあっ♡ あいちゃう、♡ おちんちん、はいっちゃう…っ♡」

ゴチュゴチュゴチュゴチュゴチュッ♡♡

子宮口だけを狙った小刻みなピストンに、フィリベルトの子宮口は柔らかく解れていく。時折切っ先が雄子宮に挿入りかける度に、お゛っ♡と嬌声が漏れている。
徐々に肉棒の先端が挿入りかける回数を増やしていき、いよいよその時がやってきた。

ゴチュゴチュゴチュゴ――――…グポンッッ♡♡

「あっ♡お゛ッッ――――――っっ!?!!♡♡♡」
「ぐッぅ、おぉォおオッッ!!!」

ドビュルルルルルルル――――――――ッッ♡♡♡♡♡

雄子宮がついに雄の種付け求愛に堕ちて、その口を開いて雄を受け入れた。

突き上げた亀頭が子宮口に嵌り込む瞬間の快感は、ポルチオ刺激の中でも最高潮の気持ちよさで、フィリベルトはその刺激だけで絶頂へと達した。
絶頂にギュウウウと締まって亀頭を締め付けて搾精する子宮口と、フィリベルトの子宮から分泌される媚薬をモロに浴びたロイドの性器は、耐えきれずに勢いよく大量の精液を子宮に叩きつけた。

「あ゛あァああっ♡ あ゛ッ♡ あついっ♡ せいえきっ♡ あついッ♡ あっ♡ あっ♡」
「グォオオオッッ――!!孕め…っ、孕めェ…ッッ!!」

我慢して我慢して、溜まりに溜まった精液がロイドの性器から迸る。鈴口をパクパクと開閉しながら目の前の雌を孕まさんと子宮の奥の壁へと叩きつける様に射精する。
大きくボッッテリ♡としたロイドの睾丸は、溜めこんでグツグツと煮え滾った生命力の塊りの精液を吐き出すためにビクンビクンと揺れている。
野性味のある呻き声を上げるロイドは、オークの闘争本能が剥き出しになっている。腰をフィリベルトの雌孔にグリグリと押し当てて、上からギュッと抱きしめて押しつぶす。
オークの巨体に伸し掛かられるフィリベルトは、絶頂と種付けの快感にピンッと突っ張った四肢をビクビクと痙攣させた。

「んぉ゛♡ は、ぁ♡ たねづけ…♡、きもちいい゛♡ はぁ♡ はぁ♡」

絶頂から降りれないフィリベルトのお腹の淫紋が、精液を取り込んだことでポワ…と点滅し始めた。
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