359 / 622
13章
333話 読み込むのは大事って話
しおりを挟む
「うっわ、何だよ、この状況……」
トカゲの奴が上から降りてきて、銃工房と私の惨状を見てドン引きする。色々なパーツが転がっている上に、私らしくない煩雑な状態、ゴミ屋敷の様に辺りにパーツが散らばっていて、ぐっちゃぐちゃ。
「人間上手い事行かないと駄目になるな」
トカゲの声で少し我に返ったのでどかっと地べたに座って葉巻を咥えて火をつける。現実だったら火気厳禁なんだろうけど、私が自爆した一件でしっかり対策が取られているので問題無し。こういう時にゲームだって分かってると楽しめる。
「ばらしたパーツは流用出来る時もあるんだし、無駄にするんじゃねえぞ」
「使い回せていたら使ってるっての」
「って言うか何やってんだ……G4の残骸だってのは分かるけど、これ1丁10万くらいだろ」
「いや?7万くらいだけど」
「そんなもんだったか……それにしても何作ってるんだ」
「ダブルバレルのオートマチックって浪漫銃」
失敗したダブルバレルのG4を手に取ってがしゃがしゃといじるのだが、うまい事コッキングが出来ない、発射する時に分離する、等々、素人がむりくりやっている割には形になってはいるが、発射したらダメになるパターンでもう何個も駄目にしている。
「1から全部作るってのは?」
「その可能性しかないって思ってるとこ……たださあ、G4の本体が金属と樹脂混ざってるし、手持ちの金属じゃ軽いのが無いでしょ」
「ああ、そこなあ」
「そうなのよ、鋳造さえできればさくっと完成出来る目処があるし、パーツを溶かして新しく成型ってのも考えたんだけど、そっちは無理だったから諦めてる」
「1から作ると素材の問題、製品から作ると弄り切れなくて失敗、か」
トライアンドエラーで辿り着いた答えがこれと言うのはな。いや、そもそも金属の種類が足りないってのと、樹脂素材が今後必要になるというのは分かり切っていた話だ。共有のボックスに入っているのが鉄、銅、鋼、錫、鉛で、それ以外の金属も見つけていない状態でどう銃を作れと言うんだって事よ。
「そういえば銀と金って見つけた?」
「鍛冶クランではちらほらあるけど、武器としては弱いからあんまりだな」
「まあ、銃でも使うかって話になったら使わないんだけど」
柔らかい金属はどっちかって言うと弾頭に使う方が効果的ではあるんだが、弾側の方で威力を上げるってのは安定供給が出来ているって条件で、なおかつ銃本体の方がよくないと弾を良くしたところでいまいち効果が良くない。って言うかぶっちゃけた話、銅と鉛さえあればダムダム弾作れるから、弾の問題はそこまでだって話になる。
「銀フレームの銃ってのは浪漫があるんだけどな」
「装飾重視の銃ってのはあんましなあ……」
「そういう浪漫は好きじゃないのか」
「銃に限って言えば、美術的な浪漫よりも機能美としての浪漫がいいかしらねえ」
作っておいたダブルバレルG4をがちゃがちゃと弄って、失敗しているのが分かったのでばらして葉巻の紫煙を思いっきり吐き出す。なんかうまい事行かないなあ、これ。
「ニコイチって訳でもないから難しいか……オートマチックじゃ無理じゃないのか?」
「ペッパーボックスと中折れは成功すると思う、特に前者は装填の面倒さ、さえ省ければ刻印付けた鉄パイプで纏めるだけだし」
前者は良いとして、後者はやってみないと分からない。
中折れに関してはCHが逸れに該当するわけだけど、オートマチックよりも機構は簡単だし、やってみれば出来るような気がするが、あれ1本で50万くらいするので失敗した時の赤字がえげつない。ニコイチするとなると一本作るだけで100万よ、何回試作したら完成するかもわからん所に予算を突っ込むってかなりリスクがある。
ある程度成功するビジョンがあるのなら良いんだが、全くもってその成功するビジョンが見えない所にじゃんじゃか金を突っ込むってのは厳しい。やりすぎたら確実にうちの秘書に使いすぎだって怒られるのも分かる。
「やっぱりギャザラーをスカウトするってのが早急だと思うのよねえ」
「そうだな……俺たちだけじゃ無理、ニーナは木工だから鉱石は専門外」
「ジャンキー、ポンコツ、紫はそもそもスキル2枠を使えないし、髭親父も金髪エルフも自分の関係ないのははからっきし」
「……よくもまあ、うちのクランを纏められてるもんだ」
「改めてそう思うわ」
こう考えると癖しかない自分のクランだが、何をどう考えて纏まってるのか改めて不思議だわ。
そんな事よりも、やっぱりうちのクランとして弱いのは生産力だ。製品を作るというよりも、素材を集めるという点で弱いのがやっぱり問題になる。
「いつかやろうと思っていた事がここにきてだなあ……」
「ギャザラーの紹介は?」
「犬野郎の紹介は空ぶったかな、何回か行ったけど、ずっと不在で1人も会えなかった」
「どん詰まりだなあ……じゃあ情報クランは?」
「素材があるかどうかくらいまでかな、それ以上もそれ以下もでなさそう」
「後はトライアンドエラーで試しまくる、いま手に入るアイテムでどうにかするってとこか」
こうやって問題含めて色々考えていくと、問題が山積みだ。
「まずはこの残骸を片付けよう」
「接続パーツは死ぬほど余ったぞ」
「……一つ聞くけど、何個使ったんだ」
「ざっと20丁くらいかな」
その個数を聞いてため息を思いっきり掛けられる。なんだよ。
「俺に言えばもうちょっと試作出来たろ……」
「そりゃそうなんだけど、こういうのはあれこれ試して自分でやりたいんだよ」
21丁目のG4を取り出すと共に、まずは全てをバラシて左利き用に……。
「何やってんだ?」
「左利き用に改造してる」
「それ、アイテムの設定ですぐできるだろ」
「何でそんな事知ってるん」
「このゲームの仕様だよ、どの武器も利き手の切り替えが出来るからユーザーに優しいんだ」
そうなると私は今まで右利き用の武器を左で使っていたという事になる。今まで特に問題も無いし、気にした事も無かったから良かったが。
「えー……そういうのはもっと早くいえよ」
「右利き左利き関係なく武器使えるだろ、ボスって」
「って言うかどこから設定するんだよ、それ」
「えーっと、アイテム詳細のオプションを開いて、アクセシビリティの項目、身体動作の項目に行って……」
ずっとその設定を聞いていく訳だが、頭痛が痛いレベルで色々と項目を弄らないといけない。
「つまるところ、一般的じゃないゲームオプションを弄るんだよ」
「……めんどくせえ……ワンタッチで左と右切り替えたいんだけど……」
「その項目を弄るとアイテムの詳細画面で弄れるんだよ」
「分かった分かった、やるやる」
「よくもまあ弄るってのにオプションに目を通さなかったなあ……」
「普通は音量とグラフィックくらいしか弄らないのよ」
オプションを隅々まで見てあれこれやる何て変態すぎるっての。
トカゲの奴が上から降りてきて、銃工房と私の惨状を見てドン引きする。色々なパーツが転がっている上に、私らしくない煩雑な状態、ゴミ屋敷の様に辺りにパーツが散らばっていて、ぐっちゃぐちゃ。
「人間上手い事行かないと駄目になるな」
トカゲの声で少し我に返ったのでどかっと地べたに座って葉巻を咥えて火をつける。現実だったら火気厳禁なんだろうけど、私が自爆した一件でしっかり対策が取られているので問題無し。こういう時にゲームだって分かってると楽しめる。
「ばらしたパーツは流用出来る時もあるんだし、無駄にするんじゃねえぞ」
「使い回せていたら使ってるっての」
「って言うか何やってんだ……G4の残骸だってのは分かるけど、これ1丁10万くらいだろ」
「いや?7万くらいだけど」
「そんなもんだったか……それにしても何作ってるんだ」
「ダブルバレルのオートマチックって浪漫銃」
失敗したダブルバレルのG4を手に取ってがしゃがしゃといじるのだが、うまい事コッキングが出来ない、発射する時に分離する、等々、素人がむりくりやっている割には形になってはいるが、発射したらダメになるパターンでもう何個も駄目にしている。
「1から全部作るってのは?」
「その可能性しかないって思ってるとこ……たださあ、G4の本体が金属と樹脂混ざってるし、手持ちの金属じゃ軽いのが無いでしょ」
「ああ、そこなあ」
「そうなのよ、鋳造さえできればさくっと完成出来る目処があるし、パーツを溶かして新しく成型ってのも考えたんだけど、そっちは無理だったから諦めてる」
「1から作ると素材の問題、製品から作ると弄り切れなくて失敗、か」
トライアンドエラーで辿り着いた答えがこれと言うのはな。いや、そもそも金属の種類が足りないってのと、樹脂素材が今後必要になるというのは分かり切っていた話だ。共有のボックスに入っているのが鉄、銅、鋼、錫、鉛で、それ以外の金属も見つけていない状態でどう銃を作れと言うんだって事よ。
「そういえば銀と金って見つけた?」
「鍛冶クランではちらほらあるけど、武器としては弱いからあんまりだな」
「まあ、銃でも使うかって話になったら使わないんだけど」
柔らかい金属はどっちかって言うと弾頭に使う方が効果的ではあるんだが、弾側の方で威力を上げるってのは安定供給が出来ているって条件で、なおかつ銃本体の方がよくないと弾を良くしたところでいまいち効果が良くない。って言うかぶっちゃけた話、銅と鉛さえあればダムダム弾作れるから、弾の問題はそこまでだって話になる。
「銀フレームの銃ってのは浪漫があるんだけどな」
「装飾重視の銃ってのはあんましなあ……」
「そういう浪漫は好きじゃないのか」
「銃に限って言えば、美術的な浪漫よりも機能美としての浪漫がいいかしらねえ」
作っておいたダブルバレルG4をがちゃがちゃと弄って、失敗しているのが分かったのでばらして葉巻の紫煙を思いっきり吐き出す。なんかうまい事行かないなあ、これ。
「ニコイチって訳でもないから難しいか……オートマチックじゃ無理じゃないのか?」
「ペッパーボックスと中折れは成功すると思う、特に前者は装填の面倒さ、さえ省ければ刻印付けた鉄パイプで纏めるだけだし」
前者は良いとして、後者はやってみないと分からない。
中折れに関してはCHが逸れに該当するわけだけど、オートマチックよりも機構は簡単だし、やってみれば出来るような気がするが、あれ1本で50万くらいするので失敗した時の赤字がえげつない。ニコイチするとなると一本作るだけで100万よ、何回試作したら完成するかもわからん所に予算を突っ込むってかなりリスクがある。
ある程度成功するビジョンがあるのなら良いんだが、全くもってその成功するビジョンが見えない所にじゃんじゃか金を突っ込むってのは厳しい。やりすぎたら確実にうちの秘書に使いすぎだって怒られるのも分かる。
「やっぱりギャザラーをスカウトするってのが早急だと思うのよねえ」
「そうだな……俺たちだけじゃ無理、ニーナは木工だから鉱石は専門外」
「ジャンキー、ポンコツ、紫はそもそもスキル2枠を使えないし、髭親父も金髪エルフも自分の関係ないのははからっきし」
「……よくもまあ、うちのクランを纏められてるもんだ」
「改めてそう思うわ」
こう考えると癖しかない自分のクランだが、何をどう考えて纏まってるのか改めて不思議だわ。
そんな事よりも、やっぱりうちのクランとして弱いのは生産力だ。製品を作るというよりも、素材を集めるという点で弱いのがやっぱり問題になる。
「いつかやろうと思っていた事がここにきてだなあ……」
「ギャザラーの紹介は?」
「犬野郎の紹介は空ぶったかな、何回か行ったけど、ずっと不在で1人も会えなかった」
「どん詰まりだなあ……じゃあ情報クランは?」
「素材があるかどうかくらいまでかな、それ以上もそれ以下もでなさそう」
「後はトライアンドエラーで試しまくる、いま手に入るアイテムでどうにかするってとこか」
こうやって問題含めて色々考えていくと、問題が山積みだ。
「まずはこの残骸を片付けよう」
「接続パーツは死ぬほど余ったぞ」
「……一つ聞くけど、何個使ったんだ」
「ざっと20丁くらいかな」
その個数を聞いてため息を思いっきり掛けられる。なんだよ。
「俺に言えばもうちょっと試作出来たろ……」
「そりゃそうなんだけど、こういうのはあれこれ試して自分でやりたいんだよ」
21丁目のG4を取り出すと共に、まずは全てをバラシて左利き用に……。
「何やってんだ?」
「左利き用に改造してる」
「それ、アイテムの設定ですぐできるだろ」
「何でそんな事知ってるん」
「このゲームの仕様だよ、どの武器も利き手の切り替えが出来るからユーザーに優しいんだ」
そうなると私は今まで右利き用の武器を左で使っていたという事になる。今まで特に問題も無いし、気にした事も無かったから良かったが。
「えー……そういうのはもっと早くいえよ」
「右利き左利き関係なく武器使えるだろ、ボスって」
「って言うかどこから設定するんだよ、それ」
「えーっと、アイテム詳細のオプションを開いて、アクセシビリティの項目、身体動作の項目に行って……」
ずっとその設定を聞いていく訳だが、頭痛が痛いレベルで色々と項目を弄らないといけない。
「つまるところ、一般的じゃないゲームオプションを弄るんだよ」
「……めんどくせえ……ワンタッチで左と右切り替えたいんだけど……」
「その項目を弄るとアイテムの詳細画面で弄れるんだよ」
「分かった分かった、やるやる」
「よくもまあ弄るってのにオプションに目を通さなかったなあ……」
「普通は音量とグラフィックくらいしか弄らないのよ」
オプションを隅々まで見てあれこれやる何て変態すぎるっての。
10
お気に入りに追加
908
あなたにおすすめの小説
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
魔界建築家 井原 ”はじまお外伝”
どたぬき
ファンタジー
ある日乗っていた飛行機が事故にあり、死んだはずの井原は名もない世界に神によって召喚された。現代を生きていた井原は、そこで神に”ダンジョンマスター”になって欲しいと懇願された。自身も建物を建てたい思いもあり、二つ返事で頷いた…。そんなダンジョンマスターの”はじまお”本編とは全くテイストの違う”普通のダンジョンマスター物”です。タグは書いていくうちに足していきます。
なろうさんに、これの本編である”はじまりのまおう”があります。そちらも一緒にご覧ください。こちらもあちらも、一日一話を目標に書いています。
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
僕の召喚獣がおかしい ~呼び出したのは超上級召喚獣? 異端の召喚師ルークの困惑
つちねこ
ファンタジー
この世界では、十四歳になると自らが呼び出した召喚獣の影響で魔法が使えるようになる。
とはいっても、誰でも使えるわけではない。魔法学園に入学して学園で管理された魔方陣を使わなければならないからだ。
そして、それなりに裕福な生まれの者でなければ魔法学園に通うことすらできない。
魔法は契約した召喚獣を通じて使用できるようになるため、強い召喚獣を呼び出し、無事に契約を結んだ者こそが、エリートであり優秀者と呼ばれる。
もちろん、下級召喚獣と契約したからといって強くなれないわけではない。
召喚主と召喚獣の信頼関係、経験値の積み重ねによりレベルを上げていき、上位の召喚獣へと進化させることも可能だからだ。
しかしながら、この物語は弱い召喚獣を強くしていく成り上がりストーリーではない。
一般よりも少し裕福な商人の次男坊ルーク・エルフェンが、何故かヤバい召喚獣を呼び出してしまったことによるドタバタコメディーであり、また仲間と共に成長していくストーリーでもある。
豪華地下室チートで異世界救済!〜僕の地下室がみんなの憩いの場になるまで〜
自来也
ファンタジー
カクヨム、なろうで150万PV達成!
理想の家の完成を目前に異世界に転移してしまったごく普通のサラリーマンの翔(しょう)。転移先で手にしたスキルは、なんと「地下室作成」!? 戦闘スキルでも、魔法の才能でもないただの「地下室作り」
これが翔の望んだ力だった。
スキルが成長するにつれて移動可能、豪華な浴室、ナイトプール、釣り堀、ゴーカート、ゲーセンなどなどあらゆる物の配置が可能に!?
ある時は瀕死の冒険者を助け、ある時は獣人を招待し、翔の理想の地下室はいつのまにか隠れた憩いの場になっていく。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しております。
VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる