360 / 622
13章
334話 作る為に強くならないといけないが作らないといけない
しおりを挟む
トカゲの言っていた通り、設定の深い所に左利き、右利きを変更できる項目があった。
このゲームって障害を持っている人でも公平に出来るという点が大きいのだが、それでも日常と変わるのに戸惑い、慣れないという点もあるので敢えてリアルと同じ状態を作ると言う人もいるらしい。この左と右の切り替え自体も、多分だが腕や手がない人や、不自由な人向けに設定されているものなんだろう。どういう科学技術なのか知らないが、全員が公平に出来るゲームってかなり良いゲーム。
「……左利きにするのは良いけど、そもそも改造用の項目じゃないだろ」
「全世界共通でゲームは右が基本だからなあ、どうしても左じゃないと慣れない人っているでしょ」
「そうなのか?」
「視点切り替えのあるTPSはあるけど、大体は右ねえ」
FPS、TPS、アクション、RPG、物を持つゲームに関しては基本的に右利きなのでしょうがない。左右の持ちわけもしっかりあった世界的に有名なRPGも結局は、その要素を無くしてしまった。ついでに言えば二刀流が出来るゲームでも左に装備するのはサブ武器扱いだし、やっぱり右持ちが基本よ。
「ユーザーフレンドリーな要素のおかげで改造の進展があったと嬉しがるわ」
「使える物はありがたく使おうって事だな」
「別に悪い事じゃないし、色々と考えて付けた機能だろうし?」
左利きに設定したG4をコッキングしてやるとしっかり銃の左側に配置されたエジェクションポートから薬莢が飛び出てくる。ちょっと設定してやったらあっという間に変更完了ってのは何かあっけない……いやいやいや、苦労してあれこれ試作しなくてよかったんだから、全然ありだって。
「と、言っても結局のところ設計の見直しは必要なんだけど」
「やってやろうか?」
「あんたのガトリング、私が勝手に見直して改良したの持ってきたらどう思う?
「あー……中々にプライドが傷つくな」
「そういう事よ」
職人気質って訳じゃないが、やっぱり自分で作った物や作るものは自分主導でやりたい。多分任せたらいい具合の奴がさくっと作れるんだろうけど、それはそれで味気ない。ついでに言えばトカゲの奴の実力も知ってるから、頼んだら頼んだで良い感じに作り上げるんだろうなってのも分かる。
「取り合えず素材集めに行きつつ、情報収集してくる」
「あいよ」
トカゲに工房の片づけを任せておいてから、いつも通りに街に出る。
問題は街に出た所で、じゃあ何をするんだって話にもなってくるのだが。
一応考えている物は何個かあるので、それを狙っていくとして、まずは情報クランか?と言っても、殆ど正解を引く形になるのに、さっきトカゲに言った事が矛盾しているような気もする。いや、あれは完全に任せてだから、前提の素材がどこにあるかを聞くのはまた別の話になるのかな。
まあ、あれこれ探して時間を潰すぐらいならさっさと場所教えて貰って取りに行くのに苦戦する方がゲームとしては楽しいか。
「って、わけで素材の情報頂戴」
「いきなりっすね」
久々に舎弟の奴を見たけど、こいつ名前何だったかな。
「それにしても最近は姉御も目立ってたっすけど、何かあったんすか」
「いやー?特には無いと思うけど」
「結構噂話があるんすけど、聞くっすか?」
その前に飲むものと言う様にカウンターをとんとん小突いて催促すると、おしゃれにカクテルなんぞ作り始める。シェーカーってあるんだなあ……あれって確かステンレス製になるんだっけか。そんな事を思っていたら赤いカクテルが出てくる、名称は……ようわからんのでそのまま楽しむ。
「商人クランの一つが、アコギな商売してたんすけどね、ついに壊滅したんすよ、中々に良い商売してたみたいなんすけど、生産職からの締め出しや他の商人職からのバッシングで潰れたって言ってたっすよ」
「私刑って訳じゃないんでしょ」
「四方八方に迷惑を掛けていた証拠が結構上がってるっすよ」
その余計な事をした商人クランが私が目の敵にして潰そうと思った所かね。それにしても知らない間に生産にも喧嘩を吹っ掛けているとは知らんかったなあ……イベントの後ばたばたしていてどうなっていたか知らなかったのでこれで一安心。私に喧嘩売った代償ってのがゲーム内プレイヤーひっくるめての大騒動になっているとは。
「で、どうなったの、それから」
「クランは解散、そこに所属していたクラン員は名前を変えるかキャラデリしてやり直ししてるっすね」
「やっぱヤバいと思ってたらさっさと抜けるに限るわね」
「うちは安心すからねー、Wikiまで立ててやってるんで、下手な事したら一気にっすよ」
指で首をぴっと横に。情報の信用度って、ちゃんとした裏付けまで出来ているのが前提だし、下手なデマやガセ情報なんて流したら一気にこのクランが成り立たなくなるから、余計な事は全員が出来ないし、やらないように結構強めに言ってるんだろう。
「まあ、相手が悪かったのよ、相手が」
「そうっすね……それで何を求めにきたんすか」
「ああ、そうそう、アルミ、マグネシウム、クロム辺りの金属の発見報告ってない?」
「レアメタル系は情報が薄いっすねえ、鍛冶クランには聞いたんすか?」
「あいつらレアメタル系はあんまり興味ないみたいなのよねえ……今流行ってるのは刀だから玉鋼作ってるらしいよ」
空になったグラスの縁をついっと指でなぞって綺麗にしつつ、違うんだよなあって愚痴の様に零しつつ、おかわりを要求するようにこつこつとまたカウンターを小突いて次のカクテルを準備してもらう。
鍛冶クランの連中、作りたいものに結構波があって、この間は大剣だったかな。あそこって結構内部でバッチバチで、良い装備を作って売れると他のクラン員に見せつけて「どうだ俺の武器凄いだろう」って見せびらかすと「俺の方が凄い」ってもっと上の物を作る……ってループが凄いらしい。よく内部崩壊起きないな、あいつら。
「そうっすねー……えーっと、ちょっと待ってほしいっす」
ウィンドウを開きつつ、クランチャットで連絡を取り合っているのか、少し黙っている
その間に新しく注がれたカクテルを楽しみつつ、しっかりと味わう。元々此処にいたあのマスターは酒造クランで元気にしてるのかな。ダンディなおっさんって珍しかったのになあ。
「レアメタルの発見報告がある地域があったっす、エリア3からの南西エリアに一応発見報告があるみたいっすね」
「エリア3かあ……レベルアベレージは?」
「最低が50っすね、エリア3-3のダンジョンが雪山なので、防寒対策もいるっすよ」
「ふーむ、分かったわ」
いつもの様に硬貨データを取り出してカウンターの上、グラスの横に置いて席を立つ。
「こっちでも情報集めておくっすか?」
「頼むわ、これ調査料な」
店の途中まで行ってから背中越しにピンと硬貨データを上に弾き、空になっていたグラスにチャリンと音を響かせて追加料金を渡しておく。
「さーて、久々にエリア攻略するとするかね」
このゲームって障害を持っている人でも公平に出来るという点が大きいのだが、それでも日常と変わるのに戸惑い、慣れないという点もあるので敢えてリアルと同じ状態を作ると言う人もいるらしい。この左と右の切り替え自体も、多分だが腕や手がない人や、不自由な人向けに設定されているものなんだろう。どういう科学技術なのか知らないが、全員が公平に出来るゲームってかなり良いゲーム。
「……左利きにするのは良いけど、そもそも改造用の項目じゃないだろ」
「全世界共通でゲームは右が基本だからなあ、どうしても左じゃないと慣れない人っているでしょ」
「そうなのか?」
「視点切り替えのあるTPSはあるけど、大体は右ねえ」
FPS、TPS、アクション、RPG、物を持つゲームに関しては基本的に右利きなのでしょうがない。左右の持ちわけもしっかりあった世界的に有名なRPGも結局は、その要素を無くしてしまった。ついでに言えば二刀流が出来るゲームでも左に装備するのはサブ武器扱いだし、やっぱり右持ちが基本よ。
「ユーザーフレンドリーな要素のおかげで改造の進展があったと嬉しがるわ」
「使える物はありがたく使おうって事だな」
「別に悪い事じゃないし、色々と考えて付けた機能だろうし?」
左利きに設定したG4をコッキングしてやるとしっかり銃の左側に配置されたエジェクションポートから薬莢が飛び出てくる。ちょっと設定してやったらあっという間に変更完了ってのは何かあっけない……いやいやいや、苦労してあれこれ試作しなくてよかったんだから、全然ありだって。
「と、言っても結局のところ設計の見直しは必要なんだけど」
「やってやろうか?」
「あんたのガトリング、私が勝手に見直して改良したの持ってきたらどう思う?
「あー……中々にプライドが傷つくな」
「そういう事よ」
職人気質って訳じゃないが、やっぱり自分で作った物や作るものは自分主導でやりたい。多分任せたらいい具合の奴がさくっと作れるんだろうけど、それはそれで味気ない。ついでに言えばトカゲの奴の実力も知ってるから、頼んだら頼んだで良い感じに作り上げるんだろうなってのも分かる。
「取り合えず素材集めに行きつつ、情報収集してくる」
「あいよ」
トカゲに工房の片づけを任せておいてから、いつも通りに街に出る。
問題は街に出た所で、じゃあ何をするんだって話にもなってくるのだが。
一応考えている物は何個かあるので、それを狙っていくとして、まずは情報クランか?と言っても、殆ど正解を引く形になるのに、さっきトカゲに言った事が矛盾しているような気もする。いや、あれは完全に任せてだから、前提の素材がどこにあるかを聞くのはまた別の話になるのかな。
まあ、あれこれ探して時間を潰すぐらいならさっさと場所教えて貰って取りに行くのに苦戦する方がゲームとしては楽しいか。
「って、わけで素材の情報頂戴」
「いきなりっすね」
久々に舎弟の奴を見たけど、こいつ名前何だったかな。
「それにしても最近は姉御も目立ってたっすけど、何かあったんすか」
「いやー?特には無いと思うけど」
「結構噂話があるんすけど、聞くっすか?」
その前に飲むものと言う様にカウンターをとんとん小突いて催促すると、おしゃれにカクテルなんぞ作り始める。シェーカーってあるんだなあ……あれって確かステンレス製になるんだっけか。そんな事を思っていたら赤いカクテルが出てくる、名称は……ようわからんのでそのまま楽しむ。
「商人クランの一つが、アコギな商売してたんすけどね、ついに壊滅したんすよ、中々に良い商売してたみたいなんすけど、生産職からの締め出しや他の商人職からのバッシングで潰れたって言ってたっすよ」
「私刑って訳じゃないんでしょ」
「四方八方に迷惑を掛けていた証拠が結構上がってるっすよ」
その余計な事をした商人クランが私が目の敵にして潰そうと思った所かね。それにしても知らない間に生産にも喧嘩を吹っ掛けているとは知らんかったなあ……イベントの後ばたばたしていてどうなっていたか知らなかったのでこれで一安心。私に喧嘩売った代償ってのがゲーム内プレイヤーひっくるめての大騒動になっているとは。
「で、どうなったの、それから」
「クランは解散、そこに所属していたクラン員は名前を変えるかキャラデリしてやり直ししてるっすね」
「やっぱヤバいと思ってたらさっさと抜けるに限るわね」
「うちは安心すからねー、Wikiまで立ててやってるんで、下手な事したら一気にっすよ」
指で首をぴっと横に。情報の信用度って、ちゃんとした裏付けまで出来ているのが前提だし、下手なデマやガセ情報なんて流したら一気にこのクランが成り立たなくなるから、余計な事は全員が出来ないし、やらないように結構強めに言ってるんだろう。
「まあ、相手が悪かったのよ、相手が」
「そうっすね……それで何を求めにきたんすか」
「ああ、そうそう、アルミ、マグネシウム、クロム辺りの金属の発見報告ってない?」
「レアメタル系は情報が薄いっすねえ、鍛冶クランには聞いたんすか?」
「あいつらレアメタル系はあんまり興味ないみたいなのよねえ……今流行ってるのは刀だから玉鋼作ってるらしいよ」
空になったグラスの縁をついっと指でなぞって綺麗にしつつ、違うんだよなあって愚痴の様に零しつつ、おかわりを要求するようにこつこつとまたカウンターを小突いて次のカクテルを準備してもらう。
鍛冶クランの連中、作りたいものに結構波があって、この間は大剣だったかな。あそこって結構内部でバッチバチで、良い装備を作って売れると他のクラン員に見せつけて「どうだ俺の武器凄いだろう」って見せびらかすと「俺の方が凄い」ってもっと上の物を作る……ってループが凄いらしい。よく内部崩壊起きないな、あいつら。
「そうっすねー……えーっと、ちょっと待ってほしいっす」
ウィンドウを開きつつ、クランチャットで連絡を取り合っているのか、少し黙っている
その間に新しく注がれたカクテルを楽しみつつ、しっかりと味わう。元々此処にいたあのマスターは酒造クランで元気にしてるのかな。ダンディなおっさんって珍しかったのになあ。
「レアメタルの発見報告がある地域があったっす、エリア3からの南西エリアに一応発見報告があるみたいっすね」
「エリア3かあ……レベルアベレージは?」
「最低が50っすね、エリア3-3のダンジョンが雪山なので、防寒対策もいるっすよ」
「ふーむ、分かったわ」
いつもの様に硬貨データを取り出してカウンターの上、グラスの横に置いて席を立つ。
「こっちでも情報集めておくっすか?」
「頼むわ、これ調査料な」
店の途中まで行ってから背中越しにピンと硬貨データを上に弾き、空になっていたグラスにチャリンと音を響かせて追加料金を渡しておく。
「さーて、久々にエリア攻略するとするかね」
10
お気に入りに追加
906
あなたにおすすめの小説
VRゲームでも身体は動かしたくない。
姫野 佑
SF
多種多様な武器やスキル、様々な【称号】が存在するが職業という概念が存在しない<Imperial Of Egg>。
古き良きPCゲームとして稼働していた<Imperial Of Egg>もいよいよ完全没入型VRMMO化されることになった。
身体をなるべく動かしたくないと考えている岡田智恵理は<Imperial Of Egg>がVRゲームになるという発表を聞いて気落ちしていた。
しかしゲーム内の親友との会話で落ち着きを取り戻し、<Imperial Of Egg>にログインする。
当作品は小説家になろう様で連載しております。
章が完結次第、一日一話投稿致します。
神速の冒険者〜ステータス素早さ全振りで無双する〜
FREE
ファンタジー
Glavo kaj Magio
通称、【GKM】
これは日本が初めて開発したフルダイブ型のVRMMORPGだ。
世界最大規模の世界、正確な動作、どれを取ってもトップレベルのゲームである。
その中でも圧倒的人気な理由がステータスを自分で決めれるところだ。
この物語の主人公[速水 光]は陸上部のエースだったが車との交通事故により引退を余儀なくされる。
その時このゲームと出会い、ステータスがモノを言うこの世界で【素早さ】に全てのポイントを使うことを決心する…
後輩と一緒にVRMMO!~弓使いとして精一杯楽しむわ~
夜桜てる
SF
世界初の五感完全没入型VRゲームハードであるFUTURO発売から早二年。
多くの人々の希望を受け、遂に発売された世界初のVRMMO『Never Dream Online』
一人の男子高校生である朝倉奈月は、後輩でありβ版参加勢である梨原実夜と共にNDOを始める。
主人公が後輩女子とイチャイチャしつつも、とにかくVRゲームを楽しみ尽くす!!
小説家になろうからの転載です。
最悪のゴミスキルと断言されたジョブとスキルばかり山盛りから始めるVRMMO
無謀突撃娘
ファンタジー
始めまして、僕は西園寺薫。
名前は凄く女の子なんだけど男です。とある私立の学校に通っています。容姿や行動がすごく女の子でよく間違えられるんだけどさほど気にしてないかな。
小説を読むことと手芸が得意です。あとは料理を少々出来るぐらい。
特徴?う~ん、生まれた日にちがものすごい運気の良い星ってぐらいかな。
姉二人が最新のVRMMOとか言うのを話題に出してきたんだ。
ゲームなんてしたこともなく説明書もチンプンカンプンで何も分からなかったけど「何でも出来る、何でもなれる」という宣伝文句とゲーム実況を見て始めることにしたんだ。
スキルなどはβ版の時に最悪スキルゴミスキルと認知されているスキルばかりです、今のゲームでは普通ぐらいの認知はされていると思いますがこの小説の中ではゴミにしかならない無用スキルとして認知されいます。
そのあたりのことを理解して読んでいただけると幸いです。
最前線攻略に疲れた俺は、新作VRMMOを最弱職業で楽しむことにした
水の入ったペットボトル
SF
これまであらゆるMMOを最前線攻略してきたが、もう俺(大川優磨)はこの遊び方に満足してしまった。いや、もう楽しいとすら思えない。
ゲームは楽しむためにするものだと思い出した俺は、新作VRMMOを最弱職業『テイマー』で始めることに。
βテストでは最弱職業だと言われていたテイマーだが、主人公の活躍によって評価が上がっていく?
そんな周りの評価など関係なしに、今日も主人公は楽しむことに全力を出す。
この作品は「カクヨム」様、「小説家になろう」様にも掲載しています。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
VRMMO~鍛治師で最強になってみた!?
ナイム
ファンタジー
ある日、友人から進められ最新フルダイブゲーム『アンリミテッド・ワールド』を始めた進藤 渚
そんな彼が友人たちや、ゲーム内で知り合った人たちと協力しながら自由気ままに過ごしていると…気がつくと最強と呼ばれるうちの一人になっていた!?
Free Emblem On-line
ユキさん
ファンタジー
今の世の中、ゲームと言えばVRゲームが主流であり人々は数多のVRゲームに魅了されていく。そんなVRゲームの中で待望されていたタイトルがβテストを経て、ついに発売されたのだった。
VRMMO『Free Emblem Online』
通称『F.E.O』
自由過ぎることが売りのこのゲームを、「あんちゃんも気に入ると思うよ~。だから…ね? 一緒にやろうぜぃ♪」とのことで、βテスターの妹より一式を渡される。妹より渡された『F.E.O』、仕事もあるが…、「折角だし、やってみるとしようか。」圧倒的な世界に驚きながらも、MMO初心者である男が自由気ままに『F.E.O』を楽しむ。
ソロでユニークモンスターを討伐、武器防具やアイテムも他の追随を許さない、それでいてPCよりもNPCと仲が良い変わり者。
そんな強面悪党顔の初心者が冒険や生産においてその名を轟かし、本人の知らぬ間に世界を引っ張る存在となっていく。
なろうにも投稿してあります。だいぶ前の未完ですがね。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる