異世界では総受けになりました。

西胡瓜

文字の大きさ
43 / 127
第二章 本部編

41 疲労

しおりを挟む
「腰下げないと進まないよー」
「わかってるって……」

 先端だけが入った状態で固まっていた俺に、痺れを切らしたレオが早く挿れるように急かしてくる。そんなこと言われなくても分かっているが、怖くて腰を落とせない。
 深呼吸をしてゆっくりと腰を落とす。

「……っ、くっ、んん」

 腰を下ろすにつれて声も自然と漏れ出てきてしまう。レオの顔をチラリと見るとニヤニヤと余裕そうに笑って俺を見ている。そんな顔を見てまた腹が立ち見返してやるとか思うのだが、これ以上は絶対にヤバいと脳が訴えてなかなか先に進めないでいた。

「はぁー、これじゃ一生終わらないからレオ様が手伝ってあげよう」
「はっ! ちょっとまっ……ンん──」

 レオは俺の腰を掴むとそのまま下に無理やり下げる。その度に身体に快感が走り腰に力が入らなくなるがなんとかレオの手に反抗する。

「たくっ、往生際が悪いよサタローくん!」

 俺の腰から手を離したレオは、そのままその手を胸の方に持っていき、敏感になってしまった乳首をいじり始めた。

「ヒッ! そこは、ダメッ……あ゛ぁぁ」

 触られた瞬間に一気に快感が全身に流れ、全身の力が抜け腰をそのまま落としてしまう。自分の体重によって今まで入ったことのない奥に性器があたり、一瞬目の前が真っ白になり背中を仰け反らせイッてしまった。

「……あ、あっ、ダメ、しょこダメな……とこりょ」
「あらら、またイッちゃったの?俺まだ一回もイッてないんだけど、でも精液出てないしまだいけるっしょ」

 レオの言葉にチカチカとする目で自身の性器に視線を向けると、レオのに言った通りイッたにも関わらず俺から精液は出ず、ふるふると切なそうに震えていた。これなら魔力が出ないらしいが、出るはずだった精液が居場所を探してぐるぐると中で動き回り苦しい。

 三度目となる絶頂で流石に疲れてしまった俺はヘナヘナとレオの胸に倒れこんだ。

「こらこら、まだ終わってないよー。サタローが動かないとギルのタメなんでしょ?」
「んっ……もう、む、りぃ……うごけ、にゃい──」

「はぁ、仕方ないな今日のところは俺が動いてあげる、けど本当は自分で動かなきゃダメだからね」

「……う、ん」
「ほら、起きるよ」
「んっ……」

 寝ていたレオは倒れ込んでいた俺ごと起き上がり座位の体勢となる。自然と俺はレオの首の後ろで手を組む。

「そんじゃ動くよ」

 レオは俺の腰らへんを掴むと動き始めた。上からの突き上げで今までとは違う場所にレオのものがあたり疲れているはずの俺の口からは自然と喘ぎ声が漏れる。

「ア、あっ……そ、こ…ダ、メェ!」
「……っ、ここが、いいの?」
「ん゛ん! い、いぃ! きも、ちぃ──」
「ははっ、素直になっちゃって」

 快楽によって何も考えられなくなった俺は、今までの反抗的な態度は何処へやら、思ったことが勝手に口から漏れ出てしまっていた。
 何度か腰を打ちつけているとレオの顔が険しくなり、腰を振るスピードが早くなる。それに伴い俺から漏れ出る声も大きくなっていく。

「ヒッ、い…あ……ッ、イグッ──ああ゛!」
「っ……俺も、イクッ」

 俺が達したのと同時に中に精液が流れ込んでくるのを感じる。これでやっと終われるそう安心したのも束の間、レオと目が合うと

「まだまだ、いけるよねサタローくん」

笑顔でそう言った。

 ──嘘だろ。

 それからこの絶倫ライオンに気絶するまで付き合わされる羽目となった。

 ──これで五日分とか割にあわねぇ。



◇◇◇



「はぁ、酷い目にあった気がする」

 気絶から目が覚めると窓の外はオレンジ色になっていた。一体何時間ヤっていたのかは数えないでおくが、今までで一番長いし体力を使ったことは間違いない。

 隣で幸せそうによだれを垂らしながら寝ている絶倫野郎を起こさないように、床に散らばった服をかき集め着る。パンツは俺の精液によって見事にぐちゃぐちゃになっており、とても履ける状態ではないので丸めてポケットに無造作に突っ込んだ。

 一発ぶん殴ってやりたいが起こすと面倒なので、さっさと自分の部屋に戻ることにした。

「とりあえず、風呂だな」

 長時間の行為で自身の汗と精液と涙と涎によりベトベトになった自分の身体を今すぐにでも洗いたい。

 誰にも会わないように気をつけながら、フラフラとした足取りで迷いながらもなんとか自分の部屋に戻ることができた。俺はそのまま着替えを抱えて風呂場に直行した。

「あっ、パスカル」
「ん?あぁ、サタローか奇遇だな」

 脱衣所の扉を開けると偶然にもパスカルに出くわした。丁度いい聞きたいことが山ほどあったのだ。だが話の前に先ずは身体を洗うことが優先だ。自分では分からないが多分今の俺は臭いはず、乾いた体液の匂いほど臭いものは無い。

 出来るだけパスカルに近づかないように離れた場所に着替えを置き服を脱ぎ始める。
 不審な動きをする俺にパスカルは間髪かんぱつ入れずツッコミを入れる。

「なんで、そんな離れた遠い場所で脱いでるんだ?」
「えっ、なんとなくだけど……」
「へー」

 雑な返答に疑うように顔をこちらに向けてくる。俺はパスカルの顔を見ないように、あとノーパンなことを気づかれないようにさっさと服を脱ぎ浴場へ向かおうとする。

「なるほどね~、レオとヤったのか!」
「なんでわかった!」
「やっぱり、ヤッたんだ」

 ついついパスカルの言葉に反応してしまった俺だが、また嵌められたと気づいた頃にはもう遅かった。なんで俺はこう何度も何度も罠にハマってしまうんだ! もう仕掛けるパスカルよりも騙される自分に腹が立ってくる。

 そもそもパスカルは、魔力の識別ができるためこのことに関しての隠し事など不可能なのである。

「そうだよ! パスカルに聞きたいことが五万とあるからな!」

 そう吐き捨ててさっさと浴場に入りベトベトになった身体を洗った俺は、湯船に浸かり疲れを癒した。


しおりを挟む
感想 37

あなたにおすすめの小説

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。顔立ちは悪くないが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…? 2025/09/12 ★1000 Thank_You!!

【BL】捨てられたSubが甘やかされる話

橘スミレ
BL
 渚は最低最悪なパートナーに追い出され行く宛もなく彷徨っていた。  もうダメだと倒れ込んだ時、オーナーと呼ばれる男に拾われた。  オーナーさんは理玖さんという名前で、優しくて暖かいDomだ。  ただ執着心がすごく強い。渚の全てを知って管理したがる。  特に食へのこだわりが強く、渚が食べるもの全てを知ろうとする。  でもその執着が捨てられた渚にとっては心地よく、気味が悪いほどの執着が欲しくなってしまう。  理玖さんの執着は日に日に重みを増していくが、渚はどこまでも幸福として受け入れてゆく。  そんな風な激重DomによってドロドロにされちゃうSubのお話です!  アルファポリス限定で連載中  二日に一度を目安に更新しております

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜

COCO
BL
「ミミルがいないの……?」 涙目でそうつぶやいた僕を見て、 騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。 前世は政治家の家に生まれたけど、 愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。 最後はストーカーの担任に殺された。 でも今世では…… 「ルカは、僕らの宝物だよ」 目を覚ました僕は、 最強の父と美しい母に全力で愛されていた。 全員190cm超えの“男しかいない世界”で、 小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。 魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは── 「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」 これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。

処理中です...