私が異世界物を書く理由

第二幕

ところで私はこうやって好き勝手言いまくってるけどさ、でも、『これだけは外しちゃいけないよね』ってポイントがあって、それを忘れないようにしてる

ところで私はこうやって好き勝手言いまくってるけどさ、でも、

『これだけは外しちゃいけないよね』

ってポイントがあって、それを忘れないようにしてるんだ。それは、

『批判はしても、誰かの存在そのものを否定はしない』

ってこと。

私が批判しているのは＜行為＞であって、その行為を行っている当人の存在そのものを否定するつもりはないんだよ。

＜ネットの匿名の陰に隠れて暴力に怯えながら暴力を肯定するという行為＞

は批判しても、それをせずにいられない背景を抱えた当人そのものの存在を否定したいわけじゃないんだ。それをやってるのは＜他所様の子供＞だしね。

＜子供に恩を押し売りする親の狡い行為＞

についても批判はしても、それをせずにいられない親自身、結局はそのまた親からそうされてきたからそれが当たり前という感覚があるからだろうしさ。そこを否定しちゃったらそれこそ逃げ道がなくなるでしょ。

現実と向き合えないのも、『現実と向き合えるだけの精神的余裕がない』っていう部分もあるだろうし。

＜信仰＞についても、私自身は明確な人生の指針を持ってるから信仰を必要としてないだけで、信仰によって自分を律することができる人についてはそれでいいと思ってるんだよ。

でもさ、世の中には、自分の主張の正当性を説明しようとしてか、とにかく他者を貶し蔑み痛め付けようとする人っているじゃん。結局それが反発を招くんだとしか思わないんだけどね。これについても、自身の主張を発信したいということ自体は否定はしないよ。ただ、だからって他者を貶し蔑み痛め付けようとするのはおかしいってだけのことだよ。

まあこれも、私のやってることについて、

『貶された！』

『蔑まれた！』

『痛め付けられた！』

って感じる人もいるだろうけど。そう感じさせてしまったのは『私の不徳の致すところ』だけど、『私の至らなさが招いた』ことだけど、貶したり蔑んだり痛め付ける意図は確かにないんだよ。どこまでも＜行為に対する批判＞でしかないし。

何より、私の言ってることに賛同しない人をバカにするつもりは毛頭ない。それも事実だ。

でもね、やっぱり、

『子供達をこんな世界に送り出してしまったのは私の勝手』

『子供達に生まれる前に承諾をもらった事実は存在しない』

『子供達を育ててるのは、私自身の行いに対する贖い』

というのは紛れもない事実なんだよ。特に、『子供達をこんな世界に送り出してしまったのは私の勝手』であり『子供達に生まれる前に承諾をもらった事実は存在しない』のは揺るがしようのない現実なんだ。