4 / 40
第一章
第4話 冒険都市エリュシウス
しおりを挟む
道中では、できるだけこの世界のことについて知るために、怪しまれない程度に色々なことを聞いた。特に興味深かったのは、やはり【レベル】と【スキル】の存在だった。【レベル】は様々な経験を積むことで上がるらしいけど、その上がり方は人によって全然違うらしい。同じ経験でもすぐレベルが上る人がいれば、全く上がらない人もいて、さらに全く上がらない人でもある日突然一気にレベルが上がることがあるのだとか。
【スキル】については、これは【魔法】と似ているけど、【魔法】と違って【魔力】ではなく【精神力】を消費するようだった。【スキル】はスキル書を使用することで基本的に誰でも覚えることができるらしい。【スキル】の効果は【レベル】に依存することが多く、【レベル】が高ければ高いほど【スキル】の効果は強力になるらしい。
それ以外にもこの辺りの地理や国に関することも聞いた。今から向かう冒険都市エリュシウスはこの辺りでは最も大きな都市で、他の周辺の都市と都市同盟を結んでいるらしい。そして、都市同盟の周囲には王国やら帝国やらがあるのだとか。僕はそんな話を聞きながら、この世界の果てには何があるんだろうとそんなことを思った。
「……あれが、冒険都市エリュシウス」
彼女はそう言って指を指した。僕たちは今、周りを見渡せる小さな丘の上にいて、遠く向こうに見えるとても大きな街を眺めていた。建物は中世ヨーロッパ風のものが多く、街は周りを城壁で囲まれている。中央には大きな広場があり、その側にはいくつか周りよりかなり大きな建物があった。大きな時計塔が付いているのは市庁舎か何かだろうか。
僕は、異世界に来てから、あれが初めて訪れる異世界の都市だと思うと、さすがにわくわく感が抑えきれなかった。どんな人たちがいて、どういう生活をしているんだろう。僕も都市に馴染めて友達とか作れるだろうか。
僕たちはそれから丘を下ってしばらく歩いた。遠くに見えていたエリュシウスもどんどんと近くなっていき、遂に僕たちはエリュシウス正門前に着いた。結構な距離を歩いてきたけど、道が整備されていることもあって、意外と疲れはほとんど感じなかった。
「それじゃあ、ここでお別れね。……さようなら」
街の入り口で彼女はそう言うと、すたすたとどこかへ行ってしまった。引き止めることもできたけど、さすがにこれ以上彼女についていくわけにもいかなかった。こうして僕は一人、街の入り口にぽつんと取り残されることになった。
(人のいる街に来たのはいいけど、これからどうしよう……)
僕は色々と考えた結果、まずは何より今日の宿の確保を優先することにした。いきなり野宿するのだけは避けたいところだった。
僕は入り口の詰め所にいた衛兵の人に、この街で一番安い宿について聞いてみた。すると衛兵の人は街で一番安い宿について知っていて、親切にもその宿への行き方を教えてくれた。衛兵ということもあってきっと人からそういう質問をされることが多いんだろう。
僕は衛兵の人の言うとおりに街の中を進んでいった。行き交う人々は人間っぽい人たちがほとんどだったけど、中には人間ではない種族のような人たちもちょこちょこといた。
(!! あ、あれは……エ、エルフ!? うわ、すごい、本物だ……)
僕はそう思いながら、前方から歩いてくる耳が長い金髪のエルフの女性をつい目で追ってしまった。エルフの女性はそれに気づいたのか怪訝な表情で僕を見た。僕ははっとしてすぐに視線を逸らした。正直ちょっと恥ずかしかった。道中では、他にも獣人やリザードマンのような種族の人を見かけた。
それからしばらく歩いて、僕は衛兵の人が言っていた宿に着くことができた。ただ、一番安い宿を尋ねたせいか、その宿はあまり治安がよくなさそうな場所にあった。でも背に腹は代えられない。……僕は思い切って宿の中に入った。
宿の中は、一階にロビーとカウンターがあって、二階部分が客室になっている感じの構造だった。カウンターでは宿の主人と思しき髭を生やしたおじさんが新聞を読みながら暇そうに座っていたので、僕は話しかけてみることにした。
「こ、こんにちは。あの僕、宿に泊まりたいんですけど、これでどれぐらい泊まれますか?」
そう言って僕は懐からお金の入った袋を取り出し、中に入っている銀貨や金貨をじゃらじゃらとカウンターの上にぶちまけた。
「ん? 一人で宿泊かい? それだけあれば、うちなら半年は泊まれるよ」
宿の主人はちらりと僕がぶちまけた銀貨や金貨を見て言った。……半年か。食費や雑費も考えると三ヶ月程度暮らせるだけの資金と考えるのが妥当だろうか。時間は少ない。早急にお金を稼がなければならない……。
(はぁ、せめてもっと大金を持たせて異世界転生させてくれればよかったのに……。何の能力もお金もなしで異世界にほっぽり出すなんてほんとひどいと思う……)
僕は心の中であの女神に悪態をついた。レベルは1でスキルもなしで初期資金もわずか、僕の異世界人生は本当にハードモードだよ! ……僕は悪態を付きつつも、ここに宿泊することに決めた。
「えっと、とりあえず一ヶ月宿泊ということでお願いします」
僕はとりあえず一ヶ月だけ宿泊して色々と様子を見ようと思った。
「あいよ、料金は前払いだからこの分だけいただくね」
そう言って宿の主人は金貨と銀貨を六分の一ほど取っていった。
僕は宿の主人から部屋の鍵をもらい、これから一ヶ月ほど滞在することになるだろう部屋へと向かった。部屋は狭くて、ベッド以外には椅子とテーブルと年季を感じるクローゼットしかなかった。トイレやシャワーは共用になっていて廊下の奥にあった。まぁ安宿だしこんなものだろう。僕はそこで一息ついたあと、宿の主人のもとへと戻った。
「あの、僕、結構至急で仕事を探してるんですけど、この街に仕事を斡旋してくれるようなところってありますか?」
「ん? なんだ仕事を探しにこの街に来たのかい。それなら街の中央広場のすぐ近くに仕事の斡旋所があるから行ってみるといい。隣に冒険者ギルドもあるから、冒険者になりたいならそっちにも寄ってみるといいかもな」
宿の主人はそう言った。……冒険者ギルドかぁ。冒険都市エリュシウスっていうぐらいだからやっぱあるよね。
(冒険者にはちょっと興味があるけど、特別な力が何もない元普通の高校生の僕に務まるだろうか……)
僕はとりあえず親切な宿屋の主人の言葉にしたがって、仕事の斡旋所へと向かうことにした。
【スキル】については、これは【魔法】と似ているけど、【魔法】と違って【魔力】ではなく【精神力】を消費するようだった。【スキル】はスキル書を使用することで基本的に誰でも覚えることができるらしい。【スキル】の効果は【レベル】に依存することが多く、【レベル】が高ければ高いほど【スキル】の効果は強力になるらしい。
それ以外にもこの辺りの地理や国に関することも聞いた。今から向かう冒険都市エリュシウスはこの辺りでは最も大きな都市で、他の周辺の都市と都市同盟を結んでいるらしい。そして、都市同盟の周囲には王国やら帝国やらがあるのだとか。僕はそんな話を聞きながら、この世界の果てには何があるんだろうとそんなことを思った。
「……あれが、冒険都市エリュシウス」
彼女はそう言って指を指した。僕たちは今、周りを見渡せる小さな丘の上にいて、遠く向こうに見えるとても大きな街を眺めていた。建物は中世ヨーロッパ風のものが多く、街は周りを城壁で囲まれている。中央には大きな広場があり、その側にはいくつか周りよりかなり大きな建物があった。大きな時計塔が付いているのは市庁舎か何かだろうか。
僕は、異世界に来てから、あれが初めて訪れる異世界の都市だと思うと、さすがにわくわく感が抑えきれなかった。どんな人たちがいて、どういう生活をしているんだろう。僕も都市に馴染めて友達とか作れるだろうか。
僕たちはそれから丘を下ってしばらく歩いた。遠くに見えていたエリュシウスもどんどんと近くなっていき、遂に僕たちはエリュシウス正門前に着いた。結構な距離を歩いてきたけど、道が整備されていることもあって、意外と疲れはほとんど感じなかった。
「それじゃあ、ここでお別れね。……さようなら」
街の入り口で彼女はそう言うと、すたすたとどこかへ行ってしまった。引き止めることもできたけど、さすがにこれ以上彼女についていくわけにもいかなかった。こうして僕は一人、街の入り口にぽつんと取り残されることになった。
(人のいる街に来たのはいいけど、これからどうしよう……)
僕は色々と考えた結果、まずは何より今日の宿の確保を優先することにした。いきなり野宿するのだけは避けたいところだった。
僕は入り口の詰め所にいた衛兵の人に、この街で一番安い宿について聞いてみた。すると衛兵の人は街で一番安い宿について知っていて、親切にもその宿への行き方を教えてくれた。衛兵ということもあってきっと人からそういう質問をされることが多いんだろう。
僕は衛兵の人の言うとおりに街の中を進んでいった。行き交う人々は人間っぽい人たちがほとんどだったけど、中には人間ではない種族のような人たちもちょこちょこといた。
(!! あ、あれは……エ、エルフ!? うわ、すごい、本物だ……)
僕はそう思いながら、前方から歩いてくる耳が長い金髪のエルフの女性をつい目で追ってしまった。エルフの女性はそれに気づいたのか怪訝な表情で僕を見た。僕ははっとしてすぐに視線を逸らした。正直ちょっと恥ずかしかった。道中では、他にも獣人やリザードマンのような種族の人を見かけた。
それからしばらく歩いて、僕は衛兵の人が言っていた宿に着くことができた。ただ、一番安い宿を尋ねたせいか、その宿はあまり治安がよくなさそうな場所にあった。でも背に腹は代えられない。……僕は思い切って宿の中に入った。
宿の中は、一階にロビーとカウンターがあって、二階部分が客室になっている感じの構造だった。カウンターでは宿の主人と思しき髭を生やしたおじさんが新聞を読みながら暇そうに座っていたので、僕は話しかけてみることにした。
「こ、こんにちは。あの僕、宿に泊まりたいんですけど、これでどれぐらい泊まれますか?」
そう言って僕は懐からお金の入った袋を取り出し、中に入っている銀貨や金貨をじゃらじゃらとカウンターの上にぶちまけた。
「ん? 一人で宿泊かい? それだけあれば、うちなら半年は泊まれるよ」
宿の主人はちらりと僕がぶちまけた銀貨や金貨を見て言った。……半年か。食費や雑費も考えると三ヶ月程度暮らせるだけの資金と考えるのが妥当だろうか。時間は少ない。早急にお金を稼がなければならない……。
(はぁ、せめてもっと大金を持たせて異世界転生させてくれればよかったのに……。何の能力もお金もなしで異世界にほっぽり出すなんてほんとひどいと思う……)
僕は心の中であの女神に悪態をついた。レベルは1でスキルもなしで初期資金もわずか、僕の異世界人生は本当にハードモードだよ! ……僕は悪態を付きつつも、ここに宿泊することに決めた。
「えっと、とりあえず一ヶ月宿泊ということでお願いします」
僕はとりあえず一ヶ月だけ宿泊して色々と様子を見ようと思った。
「あいよ、料金は前払いだからこの分だけいただくね」
そう言って宿の主人は金貨と銀貨を六分の一ほど取っていった。
僕は宿の主人から部屋の鍵をもらい、これから一ヶ月ほど滞在することになるだろう部屋へと向かった。部屋は狭くて、ベッド以外には椅子とテーブルと年季を感じるクローゼットしかなかった。トイレやシャワーは共用になっていて廊下の奥にあった。まぁ安宿だしこんなものだろう。僕はそこで一息ついたあと、宿の主人のもとへと戻った。
「あの、僕、結構至急で仕事を探してるんですけど、この街に仕事を斡旋してくれるようなところってありますか?」
「ん? なんだ仕事を探しにこの街に来たのかい。それなら街の中央広場のすぐ近くに仕事の斡旋所があるから行ってみるといい。隣に冒険者ギルドもあるから、冒険者になりたいならそっちにも寄ってみるといいかもな」
宿の主人はそう言った。……冒険者ギルドかぁ。冒険都市エリュシウスっていうぐらいだからやっぱあるよね。
(冒険者にはちょっと興味があるけど、特別な力が何もない元普通の高校生の僕に務まるだろうか……)
僕はとりあえず親切な宿屋の主人の言葉にしたがって、仕事の斡旋所へと向かうことにした。
92
お気に入りに追加
695
あなたにおすすめの小説
転生王子の異世界無双
海凪
ファンタジー
幼い頃から病弱だった俺、柊 悠馬は、ある日神様のミスで死んでしまう。
特別に転生させてもらえることになったんだけど、神様に全部お任せしたら……
魔族とエルフのハーフっていう超ハイスペック王子、エミルとして生まれていた!
それに神様の祝福が凄すぎて俺、強すぎじゃない?どうやら世界に危機が訪れるらしいけど、チートを駆使して俺が救ってみせる!

成長チートと全能神
ハーフ
ファンタジー
居眠り運転の車から20人の命を救った主人公,神代弘樹は実は全能神と魂が一緒だった。人々の命を救った彼は全能神の弟の全智神に成長チートをもらって伯爵の3男として転生する。成長チートと努力と知識と加護で最速で進化し無双する。
戦い、商業、政治、全てで彼は無双する!!
____________________________
質問、誤字脱字など感想で教えてくださると嬉しいです。

賢者の幼馴染との中を引き裂かれた無職の少年、真の力をひた隠し、スローライフ? を楽しみます!
織侍紗(@'ω'@)ん?
ファンタジー
ルーチェ村に住む少年アインス。幼い頃両親を亡くしたアインスは幼馴染の少女プラムやその家族たちと仲良く過ごしていた。そして今年で十二歳になるアインスはプラムと共に近くの町にある学園へと通うことになる。
そこではまず初めにこの世界に生きる全ての存在が持つ職位というものを調べるのだが、そこでアインスはこの世界に存在するはずのない無職であるということがわかる。またプラムは賢者だということがわかったため、王都の学園へと離れ離れになってしまう。
その夜、アインスは自身に前世があることを思い出す。アインスは前世で嫌な上司に手柄を奪われ、リストラされたあげく無職となって死んだところを、女神のノリと嫌がらせで無職にさせられた転生者だった。
そして妖精と呼ばれる存在より、自身のことを聞かされる。それは、無職と言うのはこの世界に存在しない職位の為、この世界がアインスに気づくことが出来ない。だから、転生者に対しての調整機構が働かない、という状況だった。
アインスは聞き流す程度でしか話を聞いていなかったが、その力は軽く天災級の魔法を繰り出し、時の流れが遅くなってしまうくらいの亜光速で動き回り、貴重な魔導具を呼吸をするように簡単に創り出すことが出来るほどであった。ただ、争いやその力の希少性が公になることを極端に嫌ったアインスは、そのチート過ぎる能力を全力にバレない方向に使うのである。
これはそんな彼が前世の知識と無職の圧倒的な力を使いながら、仲間たちとスローライフを楽しむ物語である。
以前、掲載していた作品をリメイクしての再掲載です。ちょっと書きたくなったのでちまちま書いていきます。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL

身体強化って、何気にチートじゃないですか!?
ルーグイウル
ファンタジー
病弱で寝たきりの少年「立原隆人」はある日他界する。そんな彼の意志に残ったのは『もっと強い体が欲しい』。
そんな彼の意志と強靭な魂は世界の壁を越え異世界へとたどり着く。でも目覚めたのは真っ暗なダンジョンの奥地で…?
これは異世界で新たな肉体を得た立原隆人-リュートがパワーレベリングして得たぶっ飛んだレベルとチートっぽいスキルをひっさげアヴァロンを王道ルートまっしぐら、テンプレート通りに謳歌する物語。
初投稿作品です。つたない文章だと思いますが温かい目で見ていただけたらと思います。

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。

孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる