14 / 131
十四話「リーヴ村⑤」
しおりを挟む
「おはようございます、ノヴァさん」
「ん、早いな……もう起きたのか?」
「はい、久しぶりにベッドで眠れましたから」
「そうか……って、その格好はどうした!?」
俺の姿を見たノヴァさんがベッドから飛び起きた。
「ノヴァさんが買ってくれた服を着たんですよ、似合いますか?」
くるりと回ってみせる。スカートがひらひらと揺れる。
「ああ、似合っている」
ノヴァさんの頬が赤い。
「よかった」
これでシャツ一枚から卒業だ!
女もののパンツの行方はその…………聞かないでくれ。強いて言えば俺は今ノーパンではない。
淡い水色のワンピースと白い靴は、ザフィーアの金髪と青い目によく合っていた。清楚な感じの女の子に見える。
「そんなことより、かっ、髪をどうした!!」
ノヴァさんが俺の肩を掴む、ちょっと力入れすぎじゃない? 痛いよ。
「切りました」
ザフィーアはエルガー王子の好みに合わせて腰まで伸ばしていたようだが、長いと洗うのも乾かすのも大変なんだよな。
エルガー王子に未練はないし、バッサリと切らせてもらった。
切った髪は紙袋を包んでいたリボンで結んで、テーブルの上に置いてある。
「綺麗な髪だったのに……」
肩の長さで切りそろえられた髪をノヴァさんが撫でる。
ノヴァさんもロン毛が好きだったのかな?悪いことしたな。
本当はもっと短く切りたかったが、あまり短いと女に見えなくなるからやめた。
「一階の雑貨屋って、買い取りもしてくれますか?」
ゲームではどの店でもいらなくなった道具の買い取りをしてくれるが、現実はどうかなんだろう?
「買い取りもしているがなぜだ?」
残念そうに俺の髪をなでていたノヴァさんが俺の目を見る。
「俺の髪を売ろうと思いまして……」
「だめだ!!」
再びノヴァさんに肩を掴まれ、怖い顔で睨まれた。
「えっ? どうしてですか?」
「その……素人が売りに行くと買いたたかれる可能性が高い」
「ああ、なるほど」
ゲームだと設定通りの値段で買い取ってくれるが、現実はそううまくはいかないよな。
ザフィーアみたいな、いかにも世間知らずのおぼっちゃまが売りに行ったら、値切られるに決まっている。
「宿代のたしになればと思ったのですが……」
ザフィーアの髪は金髪だし、それなりの金になると思ったんだが甘かったか。
「そう気を落とさなくてもよい、その……私が預かる」
「えっ? ノヴァさんが?」
「私が預かり、後で売ってくる」
「そうしてもらえると助かります。いくらぐらいになりそうですか?」
「そうだな、屋敷百軒分の金貨を払ってもいい」
「はいっ?」
そんな値段で買ってくれる人いないだろ?
「いやこちらの話だ」
「俺としては宿代と服代と靴代とノヴァさんへの治療費と王都への旅費になったらいなって」
さすがに欲張りすぎかな?
「王都への旅費とは?」
「できれば王都で冒険者登録したいと思いまして」
リーヴ村は田舎すぎる、ここで冒険者登録する人数は少ないだろうし、ザフィーアの容姿は目立ちすぎる。
偽名で登録しても、追手が探しに来たら即行でバレる。
その点王都なら冒険者登録する人間も多いだろうし、髪を染めてフードや仮面で顔を隠せばある程度はごまかせるだろう。
ノヴァさんにどう説明したものか?
「そうだな田舎で冒険者登録すると一生田舎者呼ばわりされることになる、それを嫌い都会に出て冒険者登録する者も多い」
そうなのか、まあ確かに一生田舎者呼ばわりされるのは嫌だが。
「王都に行くなら私も一緒に行く」
ノヴァさんが俺の手を取る。
「えっ、いやさすがにそこまでは」
そこまで迷惑はかけられない。
「忘れたのか、そなたははじらい死草の毒に犯されている、治療が必要だ。私以外の者には治療をさせない約束だろ?」
そうなんだよな、治療が終わるまではノヴァさんと離れられない。
ノヴァさんと離れたら寂しいし、王都に一緒に行ってくれると言われて心臓がバクバクしてる。
これ以上この人に頼ってたら、離れたとき寂しさでショック死しそうだ。
「そのことなんですけど、完治するまでにどのくらいかかりますか?」
一週間ぐらいかな?
「そっ、そうだな……」
ノヴァさんが俺から顔を逸し視線をさ迷わせた、気のせいか顔色が悪いな。
前世の父親が母親に隠し事するとき、こんな顔してたな。懐かしいな、父さんも、母さんも、姉さんも元気にしてるかな?
「一年だ!」
「えっ? 一年ですか?!」
そんなにかかるのか?
「しかも毎日解毒治療をほどこす必要がある」
ノヴァさんと毎日……セックス!?
レーゲンケーニクライヒ国の人間がはじらい死草の毒にやられたら、確実に死ぬな。
冬至はだめ、復活祭はだめ、四句節はだめ、日、水、金、土はだめ……とても毎日セックス……いや解毒治療できない。
ノヴァさん以外の人に解毒治療をさせないとは言ったけど、さすがに一年も縛るのは申し訳ないな。
ノヴァさんに恋人や婚約者がいたら申し訳ないし……なんだろう今、胸がすごくズキズキした。
「娼館に入ろうかな……」
「今なんと言った!」
ノヴァさんが俺の腰に手を回し、腕を強く掴む。鷹が獲物を狩るような目で睨まれた。
「いや、ノヴァさんに一年間も解毒治療させる訳にも行きませんし、行きずりの相手とするのも危険ですし、そういう意味で娼館なら安全かと」
貴族専用の高級娼館ならそこまで質も悪くないだろ。処女は喪失したがザフィーアぐらい可愛ければ、高級娼館で働けると思う。
できればノヴァさん以外とそういうことはしたくないけど。
「裏目にでたか……」
ノヴァさんが深く息を吐いた。
「ノヴァさんに婚約者や恋人がいたら申し訳ないですし」
「婚約者も恋人もいない!」
「えっ、そうなんですか?」
こんなに格好いいのにいないんだ、俺はホッと息をついた。ん? 今どうして俺は安堵したんだろう?
「私以外に解毒治療をさせない約束だろ!」
ノヴァさんの顔が近い、唇が触れ合いそうだ。
「一年もするの大変じゃないですか?」
「案ずるな、幸い私は性欲が強いほうだ! 毎日しても種切れになることはない!」
そうなんだ、すごいな。
そんだけ性欲が強いのに恋人も婚約者もいないのか。娼館に通ってたのかな? だとすると遊ぶ金も馬鹿にならないな。
ああそうか、娼館に通うぐらいなら手軽に抱ける俺を抱こうと言うことか。
ストンと、腑に落ちた。
同時に胸が苦しくなった。
娼婦の代わりか、ならギブアンドテイクってところかな。そこまで卑屈にならなくてもいいか。
遠慮なくノヴァさんに子種を注いでもらおう。
「お願いしてもいいですか?」
「もちろんだ」
ノヴァさんの手が俺の顎を掴み唇を塞がれた。あっという間に舌を絡め取られる。
腰に添えられたノヴァさんの手が俺の尻を撫でる。
「んっ、ぁっ……やっ……!」
エッチな声が漏れてしまう。
ノヴァさんが俺の服のボタンを外していく。
「ノヴァさん、午前中の便で王都に向いたいのですが……」
駅馬車に乗り、王都向かいたいのだが。
「明日の朝一番の便に乗ればいい、昨日はじらい死草の毒に犯されたばかりなのだ、今日は治療に専念した方がいい」
腰にノヴァさんの硬いものが当たる。
つまりノヴァさんと一日中セックス。
アナルがひくひくしてる、ノヴァさんの肉棒がほしいとうずいている。
はじらい死草の毒が抜けてないようだ。これはたくさん注いでもらったほうがよさそうだな。
ワンピースを脱がされ、ベッドに組み敷かれてる。
女もののパンツを履いた俺を見て、ノヴァさんがにやにやしている。
「このパンツ、ノヴァさんの趣味でしょ?」
「違う! だがよく似合っている」
ノヴァさんが嬉しそうにパンツの上からおちんちんを撫でる。
「あっ……♡」
パンツを脱がされ、ノヴァさんの肉棒を突っ込まれて一日中抱かれた。
◇◇◇◇◇
「ん、早いな……もう起きたのか?」
「はい、久しぶりにベッドで眠れましたから」
「そうか……って、その格好はどうした!?」
俺の姿を見たノヴァさんがベッドから飛び起きた。
「ノヴァさんが買ってくれた服を着たんですよ、似合いますか?」
くるりと回ってみせる。スカートがひらひらと揺れる。
「ああ、似合っている」
ノヴァさんの頬が赤い。
「よかった」
これでシャツ一枚から卒業だ!
女もののパンツの行方はその…………聞かないでくれ。強いて言えば俺は今ノーパンではない。
淡い水色のワンピースと白い靴は、ザフィーアの金髪と青い目によく合っていた。清楚な感じの女の子に見える。
「そんなことより、かっ、髪をどうした!!」
ノヴァさんが俺の肩を掴む、ちょっと力入れすぎじゃない? 痛いよ。
「切りました」
ザフィーアはエルガー王子の好みに合わせて腰まで伸ばしていたようだが、長いと洗うのも乾かすのも大変なんだよな。
エルガー王子に未練はないし、バッサリと切らせてもらった。
切った髪は紙袋を包んでいたリボンで結んで、テーブルの上に置いてある。
「綺麗な髪だったのに……」
肩の長さで切りそろえられた髪をノヴァさんが撫でる。
ノヴァさんもロン毛が好きだったのかな?悪いことしたな。
本当はもっと短く切りたかったが、あまり短いと女に見えなくなるからやめた。
「一階の雑貨屋って、買い取りもしてくれますか?」
ゲームではどの店でもいらなくなった道具の買い取りをしてくれるが、現実はどうかなんだろう?
「買い取りもしているがなぜだ?」
残念そうに俺の髪をなでていたノヴァさんが俺の目を見る。
「俺の髪を売ろうと思いまして……」
「だめだ!!」
再びノヴァさんに肩を掴まれ、怖い顔で睨まれた。
「えっ? どうしてですか?」
「その……素人が売りに行くと買いたたかれる可能性が高い」
「ああ、なるほど」
ゲームだと設定通りの値段で買い取ってくれるが、現実はそううまくはいかないよな。
ザフィーアみたいな、いかにも世間知らずのおぼっちゃまが売りに行ったら、値切られるに決まっている。
「宿代のたしになればと思ったのですが……」
ザフィーアの髪は金髪だし、それなりの金になると思ったんだが甘かったか。
「そう気を落とさなくてもよい、その……私が預かる」
「えっ? ノヴァさんが?」
「私が預かり、後で売ってくる」
「そうしてもらえると助かります。いくらぐらいになりそうですか?」
「そうだな、屋敷百軒分の金貨を払ってもいい」
「はいっ?」
そんな値段で買ってくれる人いないだろ?
「いやこちらの話だ」
「俺としては宿代と服代と靴代とノヴァさんへの治療費と王都への旅費になったらいなって」
さすがに欲張りすぎかな?
「王都への旅費とは?」
「できれば王都で冒険者登録したいと思いまして」
リーヴ村は田舎すぎる、ここで冒険者登録する人数は少ないだろうし、ザフィーアの容姿は目立ちすぎる。
偽名で登録しても、追手が探しに来たら即行でバレる。
その点王都なら冒険者登録する人間も多いだろうし、髪を染めてフードや仮面で顔を隠せばある程度はごまかせるだろう。
ノヴァさんにどう説明したものか?
「そうだな田舎で冒険者登録すると一生田舎者呼ばわりされることになる、それを嫌い都会に出て冒険者登録する者も多い」
そうなのか、まあ確かに一生田舎者呼ばわりされるのは嫌だが。
「王都に行くなら私も一緒に行く」
ノヴァさんが俺の手を取る。
「えっ、いやさすがにそこまでは」
そこまで迷惑はかけられない。
「忘れたのか、そなたははじらい死草の毒に犯されている、治療が必要だ。私以外の者には治療をさせない約束だろ?」
そうなんだよな、治療が終わるまではノヴァさんと離れられない。
ノヴァさんと離れたら寂しいし、王都に一緒に行ってくれると言われて心臓がバクバクしてる。
これ以上この人に頼ってたら、離れたとき寂しさでショック死しそうだ。
「そのことなんですけど、完治するまでにどのくらいかかりますか?」
一週間ぐらいかな?
「そっ、そうだな……」
ノヴァさんが俺から顔を逸し視線をさ迷わせた、気のせいか顔色が悪いな。
前世の父親が母親に隠し事するとき、こんな顔してたな。懐かしいな、父さんも、母さんも、姉さんも元気にしてるかな?
「一年だ!」
「えっ? 一年ですか?!」
そんなにかかるのか?
「しかも毎日解毒治療をほどこす必要がある」
ノヴァさんと毎日……セックス!?
レーゲンケーニクライヒ国の人間がはじらい死草の毒にやられたら、確実に死ぬな。
冬至はだめ、復活祭はだめ、四句節はだめ、日、水、金、土はだめ……とても毎日セックス……いや解毒治療できない。
ノヴァさん以外の人に解毒治療をさせないとは言ったけど、さすがに一年も縛るのは申し訳ないな。
ノヴァさんに恋人や婚約者がいたら申し訳ないし……なんだろう今、胸がすごくズキズキした。
「娼館に入ろうかな……」
「今なんと言った!」
ノヴァさんが俺の腰に手を回し、腕を強く掴む。鷹が獲物を狩るような目で睨まれた。
「いや、ノヴァさんに一年間も解毒治療させる訳にも行きませんし、行きずりの相手とするのも危険ですし、そういう意味で娼館なら安全かと」
貴族専用の高級娼館ならそこまで質も悪くないだろ。処女は喪失したがザフィーアぐらい可愛ければ、高級娼館で働けると思う。
できればノヴァさん以外とそういうことはしたくないけど。
「裏目にでたか……」
ノヴァさんが深く息を吐いた。
「ノヴァさんに婚約者や恋人がいたら申し訳ないですし」
「婚約者も恋人もいない!」
「えっ、そうなんですか?」
こんなに格好いいのにいないんだ、俺はホッと息をついた。ん? 今どうして俺は安堵したんだろう?
「私以外に解毒治療をさせない約束だろ!」
ノヴァさんの顔が近い、唇が触れ合いそうだ。
「一年もするの大変じゃないですか?」
「案ずるな、幸い私は性欲が強いほうだ! 毎日しても種切れになることはない!」
そうなんだ、すごいな。
そんだけ性欲が強いのに恋人も婚約者もいないのか。娼館に通ってたのかな? だとすると遊ぶ金も馬鹿にならないな。
ああそうか、娼館に通うぐらいなら手軽に抱ける俺を抱こうと言うことか。
ストンと、腑に落ちた。
同時に胸が苦しくなった。
娼婦の代わりか、ならギブアンドテイクってところかな。そこまで卑屈にならなくてもいいか。
遠慮なくノヴァさんに子種を注いでもらおう。
「お願いしてもいいですか?」
「もちろんだ」
ノヴァさんの手が俺の顎を掴み唇を塞がれた。あっという間に舌を絡め取られる。
腰に添えられたノヴァさんの手が俺の尻を撫でる。
「んっ、ぁっ……やっ……!」
エッチな声が漏れてしまう。
ノヴァさんが俺の服のボタンを外していく。
「ノヴァさん、午前中の便で王都に向いたいのですが……」
駅馬車に乗り、王都向かいたいのだが。
「明日の朝一番の便に乗ればいい、昨日はじらい死草の毒に犯されたばかりなのだ、今日は治療に専念した方がいい」
腰にノヴァさんの硬いものが当たる。
つまりノヴァさんと一日中セックス。
アナルがひくひくしてる、ノヴァさんの肉棒がほしいとうずいている。
はじらい死草の毒が抜けてないようだ。これはたくさん注いでもらったほうがよさそうだな。
ワンピースを脱がされ、ベッドに組み敷かれてる。
女もののパンツを履いた俺を見て、ノヴァさんがにやにやしている。
「このパンツ、ノヴァさんの趣味でしょ?」
「違う! だがよく似合っている」
ノヴァさんが嬉しそうにパンツの上からおちんちんを撫でる。
「あっ……♡」
パンツを脱がされ、ノヴァさんの肉棒を突っ込まれて一日中抱かれた。
◇◇◇◇◇
655
あなたにおすすめの小説
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ユィリと皆の動画をつくりました!
インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新!
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない
了承
BL
卒業パーティー。
皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。
青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。
皇子が目を向けた、その瞬間——。
「この瞬間だと思った。」
すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。
IFストーリーあり
誤字あれば報告お願いします!
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました
* ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。
BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑)
本編完結しました!
おまけのお話を時々更新しています。
きーちゃんと皆の動画をつくりました!
もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画
プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら!
本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される
水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。
絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。
長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。
「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」
有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。
追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる