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十三話「リーヴ村④」
しおりを挟む目覚めるとノヴァさんに抱きしめられていた。
あのあと二回いたしてしまった。
ノヴァさんの厚い胸板に顔をうずめるの気持ちいい、ノヴァさんのたくましい腕に抱きしめられるのも快感だ。
これもはじらい死草の毒のせいなのかな? だとしたらはじらい死草の毒ってかなり強力だな。
ノヴァさんに四回も子種を注いでもらったのに治らないなんて。
いつ完治するんだろう?
ノヴァさんといると心臓がドキドキする。完治するどころか、かえって悪くなってる気がする。
でもノヴァさん以外の人とはしたくないな。裸を見られるのも、喘ぎ声を聞かれるのも、喘いでる姿を見られるのも、ペニスを入れられるのも、精子を注がれるのも嫌だ。
ノヴァさんは綺麗だし、やさしいし、特別なんだと思う。
ノヴァさんは記憶を取り戻してから初めて会った人で、初めて親切にしてくれた人だ。野良犬がご飯くれた人になつくみたいに、ノヴァさんの親切に甘えているのかもしれない。
ノヴァさんと一緒にいられるなら、犬になってもいいかも……って何を考えてるんだ俺は。
ノヴァさんにしてみたら迷惑な話だよな。好きでもない人間と毎日性行為しなくちゃ行けないなんて。
いくらボワアンピール帝国の人間が性に開放的でも、さすがに毎日は嫌だろう。
とりあえず、冒険者登録して早く稼げるようになろう。
ノヴァさんに恩返ししなくちゃ。
まずはお金かな? 俺の持ってるものでお金になるものがあればいいんだけど。シャツ一枚しかないんじゃ無理かな。
とりあえずシャワーを浴びよう。ノヴァさんの子種汁と俺の子種汁でべたべただし。
お風呂場で姿見に映った自分を見て、売れるものに気付いた。
これを売ればちょっとは金になるかも?
◇◇◇◇◇
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