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十二話「リーヴ村③」

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風呂から上がり髪を乾かしていると、ノヴァさんが帰ってきた。

相手を確認してから扉を開けたら、「よくできた」って褒められた。

どこかの七匹の子ヤギじゃあるまいし、不用意に扉なんて開けないよ。

ノヴァさんは紙袋を三つ抱えていた。一つ目の袋には食料が入っていた、あとの二つには何か入ってるんだろう?

ノヴァさんは俺のバスローブからのぞく胸の突起を四回ぐらいちら見したあと、乳首が見えないようにバスローブの襟を直した。

男の乳首なんか見たくないってことかな?

ノヴァさんの買ってきてくれたサンドイッチと、ポットに入ったトマトスープをテーブルに並べ、対面に座る。

お腹が空いていたのもあるけど、すごく美味しかった。

食後にコーヒーをすすっていると。

「服を買ってきた、それから靴も……気にいるといいんだが」

ノヴァさんが残り二つの紙袋を手に取った。

「えっ?」

ノヴァさんが紙袋から水色の服と白い靴を取り出した。

「いやいやさすがに受け取れません!」

宿屋に泊まらせてもらった上に服と靴までもらったのでは、申し訳ない。

「遠慮することはない」

ノヴァさんは、俺にたたまれたままの服と靴を手渡した。

「そう言われましても……」

「そなたシャツ一枚しか持っていないだろう? 冒険者になるにしても、他の職業に就くにしても、着る服がないのでは話にならないぞ」

「まぁ、確かにそうなんですが……」

「どうしてもと言うなら代金は出世払いで構わない」

「はぁ……」

押し切られる形で服を手渡されてしまった。

「じゃあ、ありがたくちょうだいします」

「そうしてくれると私も助かる」

ノヴァさんが、ふわりとほほ笑む。

心臓がトクンと音を立てたのを俺は聞かなかったことにした。

「着てもいいですか?」

「ああ」

靴を床に置き、服を広げるとふわりと白いものが落ちた。服の間に挟まっていたようだ。

拾い上げると逆三角形の覆う面積の少ない布……平たく言えば女もののパンツだった。

俺とノヴァさんの時間が三分ほど止まった。

「えっと、ノヴァさんこれって……」

その間に部屋の空気は十度ほど下がっていた。

よく見れば服も女ものだった。前にボタンが着いた水色のロングワンピース。

ノヴァさんは、他人を女装させるのが趣味なのかな?

「こっ、これは違う!」

ノヴァさんが俺の手にあるパンツを取ろうと手を伸ばす。

「ひゃっ」

俺はノヴァさんを避けようとしてバランスを崩した。

ノヴァさんが俺を支えようとして、気がついたらノヴァさんにベッドに押し倒されていた。

「ノヴァさん……」

顔が近い、森でされたことを思い出し頬に熱が集まる。

ノヴァさんの足が俺の股の間にあって、膝が大事なところに触れている。

まだ毒が抜けきってないのか、ノヴァさんに触れられた下半身が熱を持つ。

「違うんだ、宿屋の女将に連れに似合う服を用意してくれと頼んだら紙袋を渡されて、まさか女ものの服が入っているとは思わず受け取ってしまった。だからそなたを女装させようとかそんなつもりでは……」

ノヴァさんが慌てた様子で説明する。クールなお顔を崩して必死に説明するノヴァさんを可愛いと思ってしまった。

「大丈夫です、分かってますから」

考えようによってはラッキーだ。万が一王子か神子の手下が川に落ちた俺の死体を探しに来て、川岸に死体がないので俺の生存を疑い、リーヴ村を訪れたとしても、女の格好をしていれば多少はごまかせる。

そう考えると川の近くのこんな小さな村に、冒険者として長くとどまるのは得策ではないな。

もっと遠くに、できるだけ都会に行った方が安全だ。木を隠すなら森の中って言葉もあるしな。

「本当にすまなかった、取り換える」

「いえ、俺はあの服を気に入りました。あの服がいいです」

「そうか、よかった」

ノヴァさんはホッとしたようで、眉根を下げた。

トクンとまた心臓が鳴る。

「ノヴァさんあの……」

ノヴァさんの顔が近い。俺の股間にあたってるノヴァさんの足が、ぐりぐりと大事なものを攻めてくる。

体が熱い、心臓がドクンドクンと音を立てる。

ノヴァさんの唇が俺の唇に軽く触れる。俺が抵抗しないのが分かると、ノヴァさんに噛みつくようにキスされた。

歯列をなぞられ、舌を絡め取られても、俺は抵抗できなかった。

下半身が熱い、心臓がうるさい、尻の穴がひくひくする。

こんなの……変だ。きっとまだはじらい死草の毒が抜けきってないんだ。

じゃなきゃ男にキスされて気持ちいいと思うはずがない。

くちゅくちゅと唾液が混じる音が耳を犯す。

「ノヴァさん、俺変なんです……解毒治療したはずなのに、体が熱いんれす」

乳首は硬くなってるし、ペニスはゆるく立ち上がってるし、アナルがノヴァさんの肉棒がほしいとうずいている。

「毒が抜けきってないのだろう、定期的に解毒治療をほどこすしかないな」

ノヴァさんが自身の上着を脱ぎ捨て、ズボンのベルトに手をかけた。

「解毒治療してくれるんですか?」

「もちろんだ」

ノヴァさんがズボンとパンツを一緒に脱ぎ捨てた。

ノヴァさんのそそり立ったペニスがあらわになる。

心臓がドキドキと音を立てる。あれを入れてほしい。中に熱い液を注いでほしい。

頭がおかしくなってる、絶対はじらい死草の毒のせいだ。じゃなきゃ男に犯されたいなんて思うはずがない……!

「俺、治療費持ってないですよ」

「そんなものはいらない、その代わり私以外のものに治療させるな!」

ノヴァさんが俺のバスローブ紐をほどく、日に焼けてない華奢な体があらわになる。

「俺もノヴァさん以外にされるのは嫌だな」

ノヴァさんに唇を塞がれ、それ以上は話せなかった。

ディープキスされながら、乳首をいじられるの気持ちいい……♡

足で股間をぐりぐりされるのも好き……♡

ノヴァさんの肉棒で中を突かれるのが一番心地いい……♡



◇◇◇◇◇
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