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ご説明願います。

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「つまり、あなたが呼んだ、と」

「あぁ…すまなかった」

「い、いえ」


ご説明しよう。

あれから私達は色々と話合い、情報交換をした。

目の前にいる美形さんは、ジークフリートというひとで、なんと!竜神様なんだとか、マジですか。

そして、私があんな状況に陥ったのは一重にこの竜神様の仕業だったらしいのです。



そして今冒頭で言ったように、私は竜神様に謝られている、という図になります。








「ところで竜神様…」

私が詳しい説明を聞こうと話しかければ、竜神様はムッとした顔で(可愛いな)言ってきた。

「ジークと呼んでくれ、愛しの番」


(ん?なんか今聞き捨てならないこと言ってなかったか?)

「あの、流石に神様に向かって呼び捨ては…」

「貴方は私の伴侶だ、構わない」

(あれあれ?)

「で、でも…」

「ジークだ」

「ジ、ジークフリート様…」

「ジークだ」

「…う、はいジーク」


竜神様と押し問答を続け、これは諦める気ないな、と思った私は渋々降参した。


「あの、ジーク…なんで私なんかを呼んだの?」

「ん?…あぁ、君が私の番だからだ」

「番…?」


(え?番ってあれか?…運命の伴侶と言うやつですか?…そうなんですか?)

え、嘘でしょう?、という気持ちを込めてジークを見れば、至極真剣な顔で私を見ていた。


「本当だ、君は私の唯一無二の伴侶だ、間違いじゃない」

「そんな…」

(で、でも、神様なのになんで今まで居なかったの?普通そういうのって互いに惹かれあって巡り会うものなんじゃないの?)

私の気持ちを見透かしたかのように、ジークが説明してくれた。


「…私には番が居ると知っていながら、その番というものにもう何千年と生きてきたが出会ったことは無かった…それは何故か、君が別の世界にいたからだった」


「別の、世界…?」

困惑する私を他所にジークは話を続けた。


「あぁ、いくら探しても見つからず、何度も色んな世界を見て回ったんだ、けれどやっぱりどこを探して見つからない、そんな時、突然何かが生まれたんだ」

「生まれた…?」

(どういうこと?)


「…文字通り、君があの世界で産まれたんだ…もう私は嬉しくて嬉しくてつい、異世界に飛び込もうとしてしまったんだけど、管理者に見つかると色々と面倒だったから、地道に君のいた世界に干渉していったんだよ」


「…」


「昨日、ようやく君を手に入れることが出来た」



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

長くなりそうなので一旦切ります。
お読みいただきありがとうございました!
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