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ー波乱ー149
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「君と望との間ではそんな事があったんだね。 でも、今は二組とも幸せなんだろ?」
「はい……まぁ……そうですね……」
和也はきっと自分と裕実の事を思い出しているのかもしれない。 少し照れながら返事をしているのだから。
「望は今もあの雄介君とは幸せなのかな?」
「みたいですよ。 以前に比べたら毎日のように幸せそうな顔してますからね。 ホント、あの時、僕が望に告白してなくて良かったとさえ思ってしまう程ですから。 僕には無い物を雄介は持っていて今は雄介が望の事をちゃんと支えてくれてるみたいですからね。 僕は僕で今は裕実と一緒になれて幸せを感じているので望の事、気にしてませんよ」
そう和也の方は嬉しそうに語っているのだから本当の事なんだろう。 と裕二は思っているのかもしれない。
「悲しい事は沢山あったけど、君の方には嬉しいことも返って来たという事でいいのかな?」
「確かにそうですよね。 一時期は、雄介と望がカップルになりそうで、嫉妬してしまっていましたが、それから暫く考えた後に僕は二人の幸せを選ぶ事にしたんです。 だから、僕は望とは親友で居たいと思いましたしね」
「なら、良かったんじゃないのかな?」
裕二はそこまで言うと夏見駅周辺にあるコインパーキングへと車を止める事にする。
「さて、とりあえず、いよいよだね」
そう和也はその裕二の声で腕時計の方に視線を向けると時間の方はもう後一分しかない状況になっていた。
「院長! 急いで下さい! もう、一分しかありませんよ!」
「ありがとう……梅沢君。 とりあえず、梅沢君はこの車の中で待っていてくれないかな? 犯人はこの私にという事だったからね」
裕二はそう言うと後部座席に用意していた鞄を持って一気に車から降りると犯人が指定した場所へと急ぐのだ。
しばらくして裕二が戻って来ると、どうやら今回は時間までには間に合ったようだ。
そう犯人は時間に間に合わなかったら望が監禁されてる場所を爆発させると言っていたのだから。
二人は安堵のため息漏らす。
「とりあえずは、間に合ったみたいですね?」
裕二は今走って来てスーツが乱れてしまったのか、そのスーツを正すと車のエンジンを掛けるのだ。
「また、一旦、病院の方に戻らないとね。 犯人からの指示はパソコンのメールからだしね」
「え? 院長の携帯ではなくて、病院のパソコンにですか?」
和也はそう言うと手を顎に当て考え始める。
「はい……まぁ……そうですね……」
和也はきっと自分と裕実の事を思い出しているのかもしれない。 少し照れながら返事をしているのだから。
「望は今もあの雄介君とは幸せなのかな?」
「みたいですよ。 以前に比べたら毎日のように幸せそうな顔してますからね。 ホント、あの時、僕が望に告白してなくて良かったとさえ思ってしまう程ですから。 僕には無い物を雄介は持っていて今は雄介が望の事をちゃんと支えてくれてるみたいですからね。 僕は僕で今は裕実と一緒になれて幸せを感じているので望の事、気にしてませんよ」
そう和也の方は嬉しそうに語っているのだから本当の事なんだろう。 と裕二は思っているのかもしれない。
「悲しい事は沢山あったけど、君の方には嬉しいことも返って来たという事でいいのかな?」
「確かにそうですよね。 一時期は、雄介と望がカップルになりそうで、嫉妬してしまっていましたが、それから暫く考えた後に僕は二人の幸せを選ぶ事にしたんです。 だから、僕は望とは親友で居たいと思いましたしね」
「なら、良かったんじゃないのかな?」
裕二はそこまで言うと夏見駅周辺にあるコインパーキングへと車を止める事にする。
「さて、とりあえず、いよいよだね」
そう和也はその裕二の声で腕時計の方に視線を向けると時間の方はもう後一分しかない状況になっていた。
「院長! 急いで下さい! もう、一分しかありませんよ!」
「ありがとう……梅沢君。 とりあえず、梅沢君はこの車の中で待っていてくれないかな? 犯人はこの私にという事だったからね」
裕二はそう言うと後部座席に用意していた鞄を持って一気に車から降りると犯人が指定した場所へと急ぐのだ。
しばらくして裕二が戻って来ると、どうやら今回は時間までには間に合ったようだ。
そう犯人は時間に間に合わなかったら望が監禁されてる場所を爆発させると言っていたのだから。
二人は安堵のため息漏らす。
「とりあえずは、間に合ったみたいですね?」
裕二は今走って来てスーツが乱れてしまったのか、そのスーツを正すと車のエンジンを掛けるのだ。
「また、一旦、病院の方に戻らないとね。 犯人からの指示はパソコンのメールからだしね」
「え? 院長の携帯ではなくて、病院のパソコンにですか?」
和也はそう言うと手を顎に当て考え始める。
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