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3-8.謎の脅威、自白と古代薬の再現
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ミラが食事をしていた元の部屋にたどり着く。
扉を開けて部屋の中を見ると、そこには奇妙な光景が広がっていた。
「これは一体……」
ミラの後に、フローラが遅れて到着した。
ミラの足が速すぎて、だいぶ離されてしまったのだ。
後ろから声をかける。
「さっきの音は……? って、何でしょうかこの状況」
最後にフレドリカが到着する。
「はあはあ……? なんで扉の前で立ち尽くして、って……え?」
3人が似たような反応を示した。
まず護衛たちが床に寝ているのは、最初と同じだ。
しかし、そこに黒いフードをかぶった男が数人、倒れていた。
窓は粉々に砕けて、ガラスの破片が床に散乱している。
レオは国王と王妃を守るように立って剣を構えていた。
しかし、彼もまた事態が飲み込めておらず、困惑した表情だ。
ミラたちに気付いてレオは声をかけた。
「帰ったか……て、この状況に疑問があるという顔だな」
フローラが進み出てレオに状況を確認する。
「一体、何があったのでしょうか?」
「いや、それが実は、俺もよくわからないんだ」
「というと? レオお兄様が敵を倒されたわけでは?」
「いや、違う。こいつらは急に天井付近から現れたと思ったら……突然、窓ガラスが割れて、全員が倒れたんだ。おそらく全滅だ」
「……? まったく状況がわかりませんけれど、敵は急に倒れたということでよろしいのでしょうか?」
「ああ、そのようだ」
フローラは母親のマーガレットにも話をして、全く同じ内容が返ってきた。
つまり、あの王妃ですら状況がわからないのだという。
「とりあえず、ポーションを飲ませませんか?」
ミラは周囲に声をかけて、とりあえずポーションを飲ませる提案をした。
それにいち早くマーガレットが反応した。
「そうよね。じゃあ、皆で手分けをしましょう」
そういって、全員にポーションを配った。
麻痺回復の必要な倒れているものに飲ませるためだ。
その際、ミラは長女のエリスにも配ったのだが、どこか落ち着かない顔をしていた。
周囲をいまだに強く警戒している。
襲われて警戒する理由はなんとなくわかるミラ。でも、さっきまではそこまで警戒していなかった。
(やっぱり、実際に襲撃されたからかしら? 一番、肉体的にひ弱だと聞いたものね)
エリスの視線は、何度も窓の外をちらちらと見ていた。
「あれは何だったの……」
ミラはボソッと呟く声が聞こえた。
(もしかして、エリス様はこの不可解な状況の理由を何か知っているのかしら?)
ミラが、ポーションを配り終えてから順次飲ませ、そのまま護衛たちは寝かせたままの状態にする。
ミラのポーションとは異なり、すぐには動けない。
そして、次に黒いフードの男たちの死体を観察した。
どうやら、背中から大きな切り傷があり、鋭い何かを使って一撃で絶命されている。
これを全員に対して、一瞬で行う戦闘の力は、異常に高いと言えるだろう。
そのような脅威が王城の近くに存在する。
(強力な敵……そんな恐ろしい存在が誰にも知られずに、この王都に入り込んでいるとでも言うの?)
ミラは、脅威を探し出すため、目をつむって集中し、広範囲索敵を展開した。
空気のすべてを把握し、生き物や敵性の痕跡を確認するのだ。
(いた、ここから少し離れた東北東の場所になにかの生き物がいるわ。でもこの場から離れていくみたい)
まるで小型の動物か魔物のような大きさだ。
感知ではそれが薄っすら陰のような立体に感じ取れた。
つまり、相手は人間ではなく、魔物の可能性が高い。
あれだけの攻撃力で動物ということはない。
(しかもこの戦闘力、B級かA級ね。……いえ、最悪の場合はS級だってありえるわ)
***
ミラが考え事をしていると、死体の中からうめき声が聞こえた。
「うぅ……」
生き残りがいたらしく、近づくと脇腹をかすめているだけだった。
「そいつを無力化して! すぐに自害されるわ!」
叫んだのは王妃のマーガレットだった。
ミラは慌ててその男の両手を拘束した。
片手にはビンが握られている。魔人化した男と同じ色のアイテムだ。
「くそっ! 離せ!」
「何か動きを止めるものは……」
ミラは背負っている鞄の中から、さっき調合した気分の落ち着く薬を飲ませることにした。
口を強引に開いて、念のため2本飲ませる。
すると、その男は目がぼんやりとし始めて、体中の力が抜けたように倒れた。
意識も消えており、まるで死んだように見える。
「……無力化できました」
(あれ? でもなんで……)
ミラは首を傾げた。
そもそもあの薬は、ちょっと気分を押さえるだけのはずだ。
量を調整すれば普通の人が快適に眠れるくらいにはなる。
しかし、あれだけ暴れていた男が意識を失うハズがないと疑問を浮かべた。
「ミラちゃん……ありがとうございます。でもその薬は?」
「はい、えっと、リリカさんのために調合した気分を抑える薬なんです」
「気分……?」
「……のはずです」
「これってまた起こせますよね? 永眠とかではなくて……」
「はい、こっちの薬でたぶん」
ミラは今度はもう一つの薬を飲ませた。
すると、男の意識が覚醒し、目を見開いた。
充血したその目は、周囲をキョロキョロし始める。
マーガレットが男に尋問を始めた。
事態が急転しすぎていて、早々に状況を把握したいようだ。
「さあ、あなたがどこの誰で、何をするつもりだったのか白状しなさい。敵戦力や人数、あなたのバックに誰がいるのか、それら全てよ」
「くそっ! 俺は何も話さねーぞ。殺せー! 俺を殺せよ」
「ミラさん、沈めて」
マーガレットがそう言うと、ミラは再び鎮静の薬で意識を沈めた。
しばらくして、また薬で覚醒させる。
自白を拒否した男は、これを繰り返すこと数度。
だんだん、身体の身じろぎもなくなり、動かなくなる。
男は意識が薄弱としてきたのか、ぽつぽつと離し始めた。
「襲撃、は全部で、12……人、王家の血を、殺し……尽くす、ことだ。まだ教団の……教主、が控え……ている」
男の情報はそこまでで、末端には最低限の情報だけという感じだ。
声がだんだん弱々しくなっていった。
ミラは、男の意識をもとに戻すために、1本だけ気分高揚の薬を飲ませる。
すると異変が起きた。
「あばばばばっば」と口からおかしな事を言い出す。
身体は沈黙したまま、精神異常をきたしている様子だった。
関節や目がピクピクと痙攣し始める。
フローラがそれを見て、ミラを見た。
「ミラちゃん……なんかこの人、廃人みたいになってますけど」
「……あれ? 変ですね。これを飲めばもとに戻るはずなんですけど」
男はそのまま口からよだれを垂らしたまま、泡を吹いて意識が途絶えた。
気絶している。
まるで精神的な拷問を受けた後のようになっていた。
そこに母親のマーガレットが言った。
「ありがとう。情報はだいぶ聞き出せたわ。背後に親玉らしく者がいることもわかったし、対処が必要ね」
マーガレットはそこで苦い顔をして、ミラの手に持つ薬を見た。
ミラに苦言を呈する。
「でもねえ、ミラさん。その薬、さっきの深海クラゲの毒より危ないわ」
「そうですか? そうですね……」
ミラも使い始めて少しずつこれの危険さに薄々気付いた。
深海クラゲが、意識がそのままだったが、この薬はそれ以上だ。
「とりあえず、一般流通はしないようにして?」
「わかりました……」
もともとリリカに使うつもりだったため、一般に出回らせるつもりはなかった。
ミラはちょっと危険な薬を蘇らせてしまったのかも知れない。
なぜこの薬が現代に受け継がれていないのか、ミラは古代語の二重の意訳に気付いていなかった。
文献のタイトルは簡単な訳だと『精神の実態と解析』だがその語は伏せられた別の意味があり、『精神の掌握と支配』で、当時は拷問や自白剤で使われる薬だった。
あまりに悪魔的な文献だったため封印されていたが、現代ではよくわからない内容の文献として王都書庫の片隅で眠っていた。昔の文化資料くらいの認識だ。
独自の調合で作り直したため、ミラの最初の薬はそれが本来の効果ではなかった。
それを多めの量で調合をし、2種類の薬を交互に使うことで、当時の薬をそのまま再現してしまったのだ。
ようするに、ミラが効果が弱いと思って調合を強めた結果、最初とはまったく目的の違うものが出来上がったのである。
(危なかったわ。もし、リリカさんに効果を強めた薬を使っていたら、あの男と同じ様になっていたわ)
ミラは、発狂してぴくぴくしたリリカの様子を思い浮かべる。またゾンビみたいな姿になってしまうことに想像の中で申し訳なく思った。
ミラは、屋敷に戻った際には元の量で調合し直す予定を立てる。
「薬を試すのが大事な理由ってこういうことだったのね! 新たに創薬した薬は特に、人体実験が必要かしら?」
手に持った鎮静ポーションを見ながらそう呟くのだった。
扉を開けて部屋の中を見ると、そこには奇妙な光景が広がっていた。
「これは一体……」
ミラの後に、フローラが遅れて到着した。
ミラの足が速すぎて、だいぶ離されてしまったのだ。
後ろから声をかける。
「さっきの音は……? って、何でしょうかこの状況」
最後にフレドリカが到着する。
「はあはあ……? なんで扉の前で立ち尽くして、って……え?」
3人が似たような反応を示した。
まず護衛たちが床に寝ているのは、最初と同じだ。
しかし、そこに黒いフードをかぶった男が数人、倒れていた。
窓は粉々に砕けて、ガラスの破片が床に散乱している。
レオは国王と王妃を守るように立って剣を構えていた。
しかし、彼もまた事態が飲み込めておらず、困惑した表情だ。
ミラたちに気付いてレオは声をかけた。
「帰ったか……て、この状況に疑問があるという顔だな」
フローラが進み出てレオに状況を確認する。
「一体、何があったのでしょうか?」
「いや、それが実は、俺もよくわからないんだ」
「というと? レオお兄様が敵を倒されたわけでは?」
「いや、違う。こいつらは急に天井付近から現れたと思ったら……突然、窓ガラスが割れて、全員が倒れたんだ。おそらく全滅だ」
「……? まったく状況がわかりませんけれど、敵は急に倒れたということでよろしいのでしょうか?」
「ああ、そのようだ」
フローラは母親のマーガレットにも話をして、全く同じ内容が返ってきた。
つまり、あの王妃ですら状況がわからないのだという。
「とりあえず、ポーションを飲ませませんか?」
ミラは周囲に声をかけて、とりあえずポーションを飲ませる提案をした。
それにいち早くマーガレットが反応した。
「そうよね。じゃあ、皆で手分けをしましょう」
そういって、全員にポーションを配った。
麻痺回復の必要な倒れているものに飲ませるためだ。
その際、ミラは長女のエリスにも配ったのだが、どこか落ち着かない顔をしていた。
周囲をいまだに強く警戒している。
襲われて警戒する理由はなんとなくわかるミラ。でも、さっきまではそこまで警戒していなかった。
(やっぱり、実際に襲撃されたからかしら? 一番、肉体的にひ弱だと聞いたものね)
エリスの視線は、何度も窓の外をちらちらと見ていた。
「あれは何だったの……」
ミラはボソッと呟く声が聞こえた。
(もしかして、エリス様はこの不可解な状況の理由を何か知っているのかしら?)
ミラが、ポーションを配り終えてから順次飲ませ、そのまま護衛たちは寝かせたままの状態にする。
ミラのポーションとは異なり、すぐには動けない。
そして、次に黒いフードの男たちの死体を観察した。
どうやら、背中から大きな切り傷があり、鋭い何かを使って一撃で絶命されている。
これを全員に対して、一瞬で行う戦闘の力は、異常に高いと言えるだろう。
そのような脅威が王城の近くに存在する。
(強力な敵……そんな恐ろしい存在が誰にも知られずに、この王都に入り込んでいるとでも言うの?)
ミラは、脅威を探し出すため、目をつむって集中し、広範囲索敵を展開した。
空気のすべてを把握し、生き物や敵性の痕跡を確認するのだ。
(いた、ここから少し離れた東北東の場所になにかの生き物がいるわ。でもこの場から離れていくみたい)
まるで小型の動物か魔物のような大きさだ。
感知ではそれが薄っすら陰のような立体に感じ取れた。
つまり、相手は人間ではなく、魔物の可能性が高い。
あれだけの攻撃力で動物ということはない。
(しかもこの戦闘力、B級かA級ね。……いえ、最悪の場合はS級だってありえるわ)
***
ミラが考え事をしていると、死体の中からうめき声が聞こえた。
「うぅ……」
生き残りがいたらしく、近づくと脇腹をかすめているだけだった。
「そいつを無力化して! すぐに自害されるわ!」
叫んだのは王妃のマーガレットだった。
ミラは慌ててその男の両手を拘束した。
片手にはビンが握られている。魔人化した男と同じ色のアイテムだ。
「くそっ! 離せ!」
「何か動きを止めるものは……」
ミラは背負っている鞄の中から、さっき調合した気分の落ち着く薬を飲ませることにした。
口を強引に開いて、念のため2本飲ませる。
すると、その男は目がぼんやりとし始めて、体中の力が抜けたように倒れた。
意識も消えており、まるで死んだように見える。
「……無力化できました」
(あれ? でもなんで……)
ミラは首を傾げた。
そもそもあの薬は、ちょっと気分を押さえるだけのはずだ。
量を調整すれば普通の人が快適に眠れるくらいにはなる。
しかし、あれだけ暴れていた男が意識を失うハズがないと疑問を浮かべた。
「ミラちゃん……ありがとうございます。でもその薬は?」
「はい、えっと、リリカさんのために調合した気分を抑える薬なんです」
「気分……?」
「……のはずです」
「これってまた起こせますよね? 永眠とかではなくて……」
「はい、こっちの薬でたぶん」
ミラは今度はもう一つの薬を飲ませた。
すると、男の意識が覚醒し、目を見開いた。
充血したその目は、周囲をキョロキョロし始める。
マーガレットが男に尋問を始めた。
事態が急転しすぎていて、早々に状況を把握したいようだ。
「さあ、あなたがどこの誰で、何をするつもりだったのか白状しなさい。敵戦力や人数、あなたのバックに誰がいるのか、それら全てよ」
「くそっ! 俺は何も話さねーぞ。殺せー! 俺を殺せよ」
「ミラさん、沈めて」
マーガレットがそう言うと、ミラは再び鎮静の薬で意識を沈めた。
しばらくして、また薬で覚醒させる。
自白を拒否した男は、これを繰り返すこと数度。
だんだん、身体の身じろぎもなくなり、動かなくなる。
男は意識が薄弱としてきたのか、ぽつぽつと離し始めた。
「襲撃、は全部で、12……人、王家の血を、殺し……尽くす、ことだ。まだ教団の……教主、が控え……ている」
男の情報はそこまでで、末端には最低限の情報だけという感じだ。
声がだんだん弱々しくなっていった。
ミラは、男の意識をもとに戻すために、1本だけ気分高揚の薬を飲ませる。
すると異変が起きた。
「あばばばばっば」と口からおかしな事を言い出す。
身体は沈黙したまま、精神異常をきたしている様子だった。
関節や目がピクピクと痙攣し始める。
フローラがそれを見て、ミラを見た。
「ミラちゃん……なんかこの人、廃人みたいになってますけど」
「……あれ? 変ですね。これを飲めばもとに戻るはずなんですけど」
男はそのまま口からよだれを垂らしたまま、泡を吹いて意識が途絶えた。
気絶している。
まるで精神的な拷問を受けた後のようになっていた。
そこに母親のマーガレットが言った。
「ありがとう。情報はだいぶ聞き出せたわ。背後に親玉らしく者がいることもわかったし、対処が必要ね」
マーガレットはそこで苦い顔をして、ミラの手に持つ薬を見た。
ミラに苦言を呈する。
「でもねえ、ミラさん。その薬、さっきの深海クラゲの毒より危ないわ」
「そうですか? そうですね……」
ミラも使い始めて少しずつこれの危険さに薄々気付いた。
深海クラゲが、意識がそのままだったが、この薬はそれ以上だ。
「とりあえず、一般流通はしないようにして?」
「わかりました……」
もともとリリカに使うつもりだったため、一般に出回らせるつもりはなかった。
ミラはちょっと危険な薬を蘇らせてしまったのかも知れない。
なぜこの薬が現代に受け継がれていないのか、ミラは古代語の二重の意訳に気付いていなかった。
文献のタイトルは簡単な訳だと『精神の実態と解析』だがその語は伏せられた別の意味があり、『精神の掌握と支配』で、当時は拷問や自白剤で使われる薬だった。
あまりに悪魔的な文献だったため封印されていたが、現代ではよくわからない内容の文献として王都書庫の片隅で眠っていた。昔の文化資料くらいの認識だ。
独自の調合で作り直したため、ミラの最初の薬はそれが本来の効果ではなかった。
それを多めの量で調合をし、2種類の薬を交互に使うことで、当時の薬をそのまま再現してしまったのだ。
ようするに、ミラが効果が弱いと思って調合を強めた結果、最初とはまったく目的の違うものが出来上がったのである。
(危なかったわ。もし、リリカさんに効果を強めた薬を使っていたら、あの男と同じ様になっていたわ)
ミラは、発狂してぴくぴくしたリリカの様子を思い浮かべる。またゾンビみたいな姿になってしまうことに想像の中で申し訳なく思った。
ミラは、屋敷に戻った際には元の量で調合し直す予定を立てる。
「薬を試すのが大事な理由ってこういうことだったのね! 新たに創薬した薬は特に、人体実験が必要かしら?」
手に持った鎮静ポーションを見ながらそう呟くのだった。
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