3 / 20
俺の過去2
しおりを挟むそれから、中学を卒業し、24歳まで工場で働いた。
工場の仕事はしんどかった。けど、やりがいもあった。職場の人は社長をはじめみんな優しく接してくれた。また、頑張りが認められ、開発主任や経理などもした。
しかし、その工場は時代の波に乗れず倒産してしまった。
次の働き口を見つけるために、いろいろな会社の就職面接を受けるも、この学歴社会で、仕事のロボット化が進んでおり、中卒ではなかなか雇ってもらえなかった。
それでも、そんなには急いでなかった。なぜなら、20歳になってから、少しずつ海外FXやビットコインなどをして少しずつ資産を増やし、今では総額5億円以上の資産がある。俺にも父の血が流れているのだろう。正直いってもう働かずに投資だけで生きていこうとを持ったら生きていけるのだが、昔から働いてきたせいか、働いていないと落ち着かないのだ。
そんな時、母方の親戚から婆ちゃんの葬式に来るように言われた。なぜ呼ばれたのかも分からず、葬式にいった。
母の実家は岡山の西の田舎にある。
皆が想像する、THE田舎にあるのだ。
なぜ俺が葬式に呼ばれたのか尋ねると、
もともと爺ちゃん婆ちゃんが俺を引き取るつもりだった。しかし、父方の家族がなかなか親権を離さなかったらしい。今では解決している。
親権が解決した時には、俺が自立して働いている時だったらしい。
そして、爺ちゃん婆ちゃんは葬式には絶対に呼ぶと決めていたらしい。
葬式が終わり、爺ちゃんが農業を手伝ってくれといってきたので、農業の知識が無いけどいいのかと尋ねると、別にかまわないとのこと。
俺は、今別に仕事も今はしてないしいいかなと思い、手伝うことにした。
まずは、爺ちゃんの家を紹介しよう。爺ちゃんの家はものすごくでかい。でかいし、敷地がものすごく広い。
爺ちゃんの家系は代々鍛治師をしていたらしい。それで、母屋に離れがあって鍛治をする建物に木を加工する建物、蔵が6つもある。
さらに、田んぼだけで29ha、畑が24haあり、さらに山が64haある。これだけで東京ディズニーランド・東京ディズニーシーを合わせた面積よりも広い。
爺ちゃんの手伝いお始めてから2年が経った。この2年で様々なことをした。
まず、爺ちゃんの母屋が経っている敷地の隣に家を建てた。これは、爺ちゃんと住むのが嫌だからということではない。
俺が勉強するために買い集めた本なんかを置くためと、最近釣りにハマっていろいろな道具おかっていたら、けっこうな量になたので建てたのだ。まー趣味兼仕事部屋みたいなものだ。
次に、爺ちゃんに鍛治を習った。さらに、狩猟免許をとり週に2回山に入る。その時に猟犬を飼った。
他にもいろいろなことをした。
さらに2年が経とうとした時、爺ちゃんが癌で亡くなった。
爺ちゃんは分かっていたのだろう。朝起きた時には息をひきとっていた。そして枕元には三枚の手紙が置いてあった。それは遺書とおじさん宛の手紙、俺宛の手紙だった。
手紙には、『この家を頼む。元気でな。』と短く書いてあった。最初は意味がいまいち分からなかったが、おじさんたちがきて遺書を見てすぐに分かった。
遺書には、俺が土地をもらって、それ以外をおじさん達がもらうと書いてあった。
おじさん達も分かっていたのか何も言わなたった。
それからは、農業をして狩猟して、釣りをしてと今までとあまり変わらない生活をおくった。
0
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョンを探索する 配信中にレッドドラゴンを手懐けたら大バズりしました!
海夏世もみじ
ファンタジー
旧題:動物に好かれまくる体質の少年、ダンジョン配信中にレッドドラゴン手懐けたら大バズりしました
動物に好かれまくる体質を持つ主人公、藍堂咲太《あいどう・さくた》は、友人にダンジョンカメラというものをもらった。
そのカメラで暇つぶしにダンジョン配信をしようということでダンジョンに向かったのだが、イレギュラーのレッドドラゴンが現れてしまう。
しかし主人公に攻撃は一切せず、喉を鳴らして好意的な様子。その様子が全て配信されており、拡散され、大バズりしてしまった!
戦闘力ミジンコ主人公が魔物や幻獣を手懐けながらダンジョンを進む配信のスタート!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

高校からの帰り道、錬金術が使えるようになりました。
マーチ・メイ
ファンタジー
女子校に通う高校2年生の橘優奈は学校からの帰り道、突然『【職業】錬金術師になりました』と声が聞こえた。
空耳かと思い家に入り試しにステータスオープンと唱えるとステータスが表示された。
しばらく高校生活を楽しみつつ家で錬金術を試してみることに 。
すると今度はダンジョンが出現して知らない外国の人の名前が称号欄に現れた。
緩やかに日常に溶け込んでいく黎明期メインのダンジョン物です。
小説家になろう、カクヨムでも掲載しております。

平凡な高校生活を送る予定だったのに
空里
恋愛
高校生になり数ヵ月。一学期ももうそろそろ終わりを告げる頃。
僕、田中僚太はクラスのマドンナとも言われ始めている立花凛花に呼び出された。クラスのマドンナといわれるだけあって彼女の顔は誰が見ても美人であり加えて勉強、スポーツができ更には性格も良いと話題である。
それに対して僕はクラス屈指の陰キャポジである。
人見知りなのもあるが、何より通っていた中学校から遠い高校に来たため、たまたま同じ高校に来た一人の中学時代の友達しかいない。
そのため休み時間はその友人と話すか読書をして過ごすかという正に陰キャであった。
そんな僕にクラスのマドンナはというと、
「私と付き合ってくれませんか?」
この言葉から彼の平凡に終わると思われていた高校生活が平凡と言えなくなる。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

スキル:浮遊都市 がチートすぎて使えない。
赤木 咲夜
ファンタジー
世界に30個のダンジョンができ、世界中の人が一人一つスキルを手に入れた。
そのスキルで使える能力は一つとは限らないし、そもそもそのスキルが固有であるとも限らない。
変身スキル(ドラゴン)、召喚スキル、鍛冶スキルのような異世界のようなスキルもあれば、翻訳スキル、記憶スキルのように努力すれば同じことができそうなスキルまで無数にある。
魔法スキルのように魔力とレベルに影響されるスキルもあれば、絶対切断スキルのようにレベルも魔力も関係ないスキルもある。
すべては気まぐれに決めた神の気分
新たな世界競争に翻弄される国、次々と変わる制度や法律、スキルおかげで転職でき、スキルのせいで地位を追われる。
そんななか16歳の青年は世界に一つだけしかない、超チートスキルを手に入れる。
不定期です。章が終わるまで、設定変更で細かい変更をすることがあります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる