エンドロール〜BLゲームの悪役モブに設定された俺の好きな子の話〜

高穂もか

文字の大きさ
80 / 112
第二章 淫紋をぼくめつしたい

はじめての……⑥

しおりを挟む
 ――すごい、深い……っ!
 
 晴海の先端におなかの奥をおされて、頭が真っ白になる。ぎゅう……って、ナカを締めながら、おれは腰をビクビク跳ね上げた。
 
「ぅわ、すげぇ……!」
「ゃうっ!?」
 
 息を詰めた晴海が、力いっぱいおれを抱きしめる。すると、ナカでちんちんがもっと膨らんで、目を見開いた。
 
「ひぃん……っ」
 
 おなか一杯になって苦しいはずやのに、押し広げられる感触に頭がボウッとする。
 
「あ……あう……っ」
「シゲル……っ」
 
 ひいひい息を吐いていると、晴海がほっぺを寄せてきた。――汗だくで、濡れた感触がした。
 ちゅ、と音を立てて、米神にキスされる。
 
「ぁ……晴海っ……」
「はは……すぐイクとこやったわ」
 
 照れたように言われて、胸がきゅんとする。思わず、唇がほころんだ。
 
「もう……あほ」
「しゃあないやん。シゲル、めっちゃ気持ちええんやもん」
「あっ……は、恥ずかしいこと、言わんといてっ」
 
 あけすけに褒められて、ほっぺが熱くなる。ふいっと顔を背けると、晴海が笑う気配がする。
 
「シゲちゃん。怒らんといてや」
「……怒ってへんもんっ……」
 
 機嫌を取るように、頬ずりされた。
 ――くすぐったい。ぴったりと体をくっつけてるの、安心する……。
 って、完全に油断してたから……晴海の手が、下におりてきたん、気づかんかった。
 きゅっ、てちんちんを掴まれて、悲鳴をあげる。
 
「いやっ!」
「……っ」
 
 晴海が、はっと息を飲んだのがわかった。

 どうしよう、知られちゃった……!

 ふにゃふにゃで、男として終わりっぽいの、晴海にばれてしもた。
 身を砕かれそうな恥ずかしさに、涙がぼろぼろ溢れる。 
 
「ひっく、うぅ……」
 
 ――恥ずかしい、消えたい……。
 
 すると、ちんちんを包んだまま、晴海は心配そうに言う。
 
「シゲル、ごめん……! 苦しかったんやな」
「あっ……」
 
 おけつのナカで、晴海がしゅんとしとる。
 あんなでっかかったのに、晴海、おれが苦しいと思って、萎えてしもたんや……。そう思ったら、きゅううって胸が痛くなって、たまらんくなった。
 
「ちが、気持ちいいねんっ……でも、たたへんの……! ちんちん、馬鹿になってて……っ」
 
 泣きながら、告白する。
 もう、晴海になら、言っても怖くなかった。それより、ここでだんまりして、晴海を傷つけるのが怖い……。
 必死になって訴えると、晴海がためらいがちに――でも、意を決したように、おれを抱きしめてくれた。
 伝わった安堵で、胸が満たされる。
 
「そっか。シゲル……」
「おれ、気持ちいのに立たへんの……どうしよう、はるみ……」
 
 腕にしがみ付いて、しくしくと泣く。
 慰めるように頭を撫でられて、目尻にやさしく唇が降ってきた。安心して、余計に涙が出てきたのに、晴海は慌てとる。
 
「シゲル、大好きやで。泣かんといて……」
 
 顔中に、いっぱい、いっぱいキスされる。映画みたいな慰め方がおかしくて、笑いがこぼれた。
 
「ん、ふふ……っ。くすぐったぃ……」
 
 くすぐったくて、身を捩った拍子に顔が仰のいて――ふわ、とした温みが唇に落ちる。
 
 ――あ、キスっ……?
 
 唇が触れ合ったって気づいて、顔が真っ赤になるんを感じた。
 はじめてや。唇にキス……。
 胸の奥が熱くなって、とろとろに溶けるような感じがする。ぜんぶが、許されたみたいで嬉しくて、おれからも晴海にキスをした。目を丸くする晴海に、にこにこと笑いかける。
 
「晴海、すきっ……」
「シゲルっ……」
 
 晴海は、もう一回おれの唇にキスしてくれた。ほっぺを撫でられながら、優しく唇を啄まれて、頭がふわふわする。
 きもちいい、うれしい……。
 いっぱいキスをしとったら、じわじわと体が火照ってきて……おなかの中が切なくなる。入ったままやった晴海を、包むみたいにナカが締め付けた。すると……晴海のも、ムクムクと大きさを取り戻してきた。
 欲しい――そう思って見つめたら、熱く見つめ返される。
 
「あんっ、はるみ……」
「シゲル……ええか?」
 
 頷いたら、足を持ち上げられて、ころんと仰向かされた。
 あれよあれよと太ももを割られて、ちんちんもつながってるとこも、全部丸出しになる。
 ぼわ、とほっぺが燃え上がった。
 
「やあっ、晴海……?!」
「大丈夫。暗くて、そんな見えんよ」
 
 そうは言うても、恥ずかしいんやぞ……!
 慌てて隠す前に、晴海の手がそっと、おれのちんちんを包む。ふにふに、と優しく揉まれて、「ひゃあ」と声が漏れた。
 
「これ、痛くはないか?」
「うんっ、気持ちい……でも、イケへんから。あんま触ったら辛いかも……」
 
 思いのほか真剣な声につられて、おずおずと正直なところを答えた。晴海は、これまた真剣に頷く。
 
「言うてくれて、ありがとう」
「晴海……」
 
 ぎゅっと正面から抱きしめられて、じんと胸が震える。おれも背中に抱きついて、体をぴったりとくっつけた。
 すると――放りっぱなしになってた熱が、おなかの中で大きさを増していく。
 
「ふあ……っ」
 
 ぐんぐん拡げられて、腰の奥からとろとろに濡れ始める。ビクン! と跳ねたちんちんにナカを擦られて……おけつに力がこもった。
 
 ――くちゅ……
 
「ああん……」
 
 ナカが締まって、晴海を強く感じてまう。
 すごい熱い……太くて、びくびくしてる……っ。そう思ったら、きゅ、きゅ、って何度もおけつが締まった。
 
「あっ、あっ……」
 
 はしたないのに、我慢できんくて……自分で何度もおけつに力をこめて、晴海の感触を味わってまう。ふるえる唇を食むようにキスされて、熱っぽい声で問われた。
 
「……シゲル、気持ちええ?」
「ん……! すごい……っ」
 
 こくこくと頷く。
 晴海は、おれの奥まですっぽり納めたまま、腰をゆるゆると揺らし始めた。ギチギチのナカを引っ張られて、「ふああ」ってとろけた声が出た。苦しさの混じった快感に、目尻に涙が浮かぶ。
 すると、
 
 ――きゅっ……。
 
「ひぁぁん……!」
 
 晴海の手が、乳首を捉えた。胸全部を揉まれながら、乳首をころころと転がされる。
 強い刺激に、のけ反って悶えた。
 
「あぁぁ~……! それ、だめっ」
「ぅあ……! めっちゃ締まる」
 
 晴海は気持ちよさそうに腰を震わせる。その声にも感じて、おなかが熱く潤んだ。
 
 ――ずっ……ずる……
 
「ぁ……ふああん……」
 
 ぬるぬるのナカを、でっかいちんちんが刮げていく。
 きついのに……乳首触られたら、きもちよくて腰がくねくねするの止められへん。抜ける寸前までくると、またゆっくり押し込まれる――
 
「はう……んううっ」
 
 おなかをいっぱいにする圧迫感に、涙が溢れだす。ちんちんを詰め込まれる度、じゅぶぶ……と縁から大量に熱いのが溢れて、太ももがどろどろになった。
 
「あぁっ、やぁぁ」
 
 何度も、何度もゆっくり押し引きされて、頭がぼんやりしてくる。
 
「あう……はぁんっ……!」
「シゲル、めっちゃエロ……ッ」
 
 おれはいつしか――自分から足を大きく開いて、おけつを突き出していた。ずぶずぶとやらしい音を響かせて、穴で晴海を目一杯味わう。晴海の背中にしがみついて……どんどん速くなる動きに合わせて、いっぱい腰を揺らした。
 
 ――ギシッ、ギシッ……
 
 激しくベッドが軋んで、マットの上で縺れるように体がぶつかった。防音がちゃんとしてへんかったら、何しとるかバレバレや。そう思ったら怖いのに、もう声もなにも止められへん。
 
「あっ、あっあっ! 晴海っ……!」
「あー、もう出るっ……!」
 
 切羽詰まった声で言われ、ナカを強く締め付ける。ぬるぬるの壁をかき散らすように出し入れされ、あっという間に上り詰めた。
 
「あああぁーっ!」
「うっ……!」
 
 一番奥で、熱いものが弾けた。イッた瞬間、ナカに勢いよくかけられて、すごい声で叫んでまう。――気持ちいい……っ。その上、出されながら、ぐっぐっと奥に腰を送られて、激しく頭を振る。
 
「やぁぁん! 今、動いたらっ……また!」
「すまん、止まれん……!」
「そんなっ……んあぁぁ!」
 
 また、ビクビク……! と腰が震えた。――うそっ。続けてイくなんて、ありえへんっ。普通、賢者タイムとかで、ちゃんと冷静になるはずで。こんな、どんどん押し上げられて、気持ちよさが続くなんて……!
 
「もう、むりっ、あああ……っ!」
 
 自分のからだに戸惑っとるうちに、晴海は出し切ったらしく……やっと動きを止めた。顔の横に手をついて、呼吸を整えとる。おれも余韻でビクビク震えながら、荒い息を吐いた。
 
「……シゲル。ありがとう」
「ううっ……晴海のアホ。カッコええ声出すなっ……」
「ごめんなぁ」 
 
 しゃくりあげてたら、ほっぺを撫でられる。そのまま、唇を優しく包むようにキスされて、簡単にとろけてまう。――こんなん、ずるいっ……
 ぎゅっと背中に抱きつくと、心から嬉しそうに笑われる。……不覚にもきゅんとして、無意識におけつが締まった。すると、ナカにいる晴海のがカチカチで、ぎょっとする。
 
「な、なんで? ……出したのにっ」
「そら、お前。一回だけでは……」
「ええ~?」
 
 恥ずかしそうに言われて、度肝を抜かれる。
 晴海、絶倫やん。そういえば、最初の時も凄かったかも……。
 呆けとったら、ガシッと抱きしめられる。おなかの奥まで繋がりが深くなって喘いだ。
 
「お前は、一回でええ……?」
「そ、それは……っ。ぁんん……っ!」
 
 腰を回されると、じゅぶじゅぶとねばっこい音が響いた。――そんなん、おれも足りひんっ。だって、精液をかけられて、ナカは落ち着くどころか、ざわざわと蠢いてるんやもん。
 おれは、晴海をじっと見つめる。
 
「はるみ、お願い。もう一回して……」
「ああ。望むとこや」
 
 男らしく頷いた晴海が、おれの腰をしっかりと抱く。
 おれは期待にドキドキしながら、晴海の首に腕を絡めた――
 
 
しおりを挟む
感想 16

あなたにおすすめの小説

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

天使から美形へと成長した幼馴染から、放課後の美術室に呼ばれたら

たけむら
BL
美形で天才肌の幼馴染✕ちょっと鈍感な高校生 海野想は、保育園の頃からの幼馴染である、朝川唯斗と同じ高校に進学した。かつて天使のような可愛さを持っていた唯斗は、立派な美形へと変貌し、今は絵の勉強を進めている。 そんなある日、数学の補習を終えた想が唯斗を美術室へと迎えに行くと、唯斗はひどく驚いた顔をしていて…? ※1話から4話までは別タイトルでpixivに掲載しております。続きも書きたくなったので、ゆっくりではありますが更新していきますね。 ※第4話の冒頭が消えておりましたので直しました。

義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!

ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。 「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」 なんだか義兄の様子がおかしいのですが…? このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ! ファンタジーラブコメBLです。 平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。   ※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました! えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。   ※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです! ※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡ 【登場人物】 攻→ヴィルヘルム 完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが… 受→レイナード 和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。

転生したが陰から推し同士の絡みを「バレず」に見たい

むいあ
BL
俺、神崎瑠衣はごく普通の社会人だ。 ただ一つ違うことがあるとすれば、腐男子だということだ。 しかし、周りに腐男子と言うことがバレないように日々隠しながら暮らしている。 今日も一日会社に行こうとした時に横からきたトラックにはねられてしまった! 目が覚めるとそこは俺が好きなゲームの中で!? 俺は推し同士の絡みを眺めていたいのに、なぜか美形に迫られていて!? 「俺は壁になりたいのにーーーー!!!!」

とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~

無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。 自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。

もう一度言って欲しいオレと思わず言ってしまったあいつの話する?

藍音
BL
ある日、親友の壮介はおれたちの友情をぶち壊すようなことを言い出したんだ。 なんで?どうして? そんな二人の出会いから、二人の想いを綴るラブストーリーです。 片想い進行中の方、失恋経験のある方に是非読んでもらいたい、切ないお話です。 勇太と壮介の視点が交互に入れ替わりながら進みます。 お話の重複は可能な限り避けながら、ストーリーは進行していきます。 少しでもお楽しみいただけたら、嬉しいです。 (R4.11.3 全体に手を入れました) 【ちょこっとネタバレ】 番外編にて二人の想いが通じた後日譚を進行中。 BL大賞期間内に番外編も完結予定です。

【本編完結】攻略対象その3の騎士団団長令息はヒロインが思うほど脳筋じゃない!

哀川ナオ
BL
第二王子のご学友として学園での護衛を任されてしまった騎士団団長令息侯爵家次男アルバート・ミケルセンは苦労が多い。 突撃してくるピンク頭の女子生徒。 来るもの拒まずで全ての女性を博愛する軽薄王子。 二人の世界に入り込んで授業をサボりまくる双子。 何を考えているのか分からないけれど暗躍してるっぽい王弟。 俺を癒してくれるのはロベルタだけだ! ……えっと、癒してくれるんだよな?

溺愛系とまではいかないけど…過保護系カレシと言った方が 良いじゃねぇ? って親友に言われる僕のカレシさん

315 サイコ
BL
潔癖症で対人恐怖症の汐織は、一目惚れした1つ上の三波 道也に告白する。  が、案の定…  対人恐怖症と潔癖症が、災いして号泣した汐織を心配して手を貸そうとした三波の手を叩いてしまう。  そんな事が、あったのにも関わらず仮の恋人から本当の恋人までなるのだが…  三波もまた、汐織の対応をどうしたらいいのか、戸惑っていた。  そこに汐織の幼馴染みで、隣に住んでいる汐織の姉と付き合っていると言う戸室 久貴が、汐織の頭をポンポンしている場面に遭遇してしまう…   表紙のイラストは、Days AIさんで作らせていただきました。

処理中です...