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第五章 破滅を招くもの
356 結び
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一時期は堀の水が満杯になって川の中洲のような状態になっていた隠れ里だが、雨も上がって数日になる。
里にはぬかるみもまだ多いし、堀はすっかり池のようになっているが、それも水棲人の里人にとってはうれしいことのようで大人も子どもも半裸ではしゃいでいた。
聞いたところによると、あの湧水のような不思議な井戸は水棲人たちの『呼び水』という能力で作ったらしい。
それぞれの出来ることによってこの里の生活は支えられていることがよくわかるな。
「里長。俺たちは目的があるんでこの先へ行かなきゃならない。世話になったがそろそろ出立する」
時間にしてどのくらいだろう?
豪雨が去ったあとには夏の暑さがかつて経験したことがないほど身に堪えたが、それは目に見えるほどの蒸気が立ち込める森のなかでは仕方のないことではあった。
だが、その暑さもここのところ弱まって来ている。
もしかすると、まだ始まったばかりと思っていた夏の季節も過ぎようとしているのかもしれない。
大陸の端から端へと移動して来たせいで、どうも季節の移ろいの感覚が狂って来ているようだ。
母国では今ごろ収穫祭とかじゃないだろうな。
「う、む。里の者ももうあなた方を疑ったりはせんだろうが、しかし二つほど約束してくれまいか? 一つはこの里の場所を東国の連中には明かさないこと。もう一つは苦しんでいる同胞がいたら逃げ込む場所があることを伝えること」
里長の願いは切実ではあったが、同時に矛盾もしていた。
「東国に捕らわれている人たちにここを伝えれば、結局は東国人にもバレてしまうんじゃないか? 優先順位はどっちだ?」
「バレたらまた逃げるだけさ。今度はメッセリもいることだしな」
里長はカラカラと笑った。
メルリルが見出した巫女である森人のサリは、短期的にではあるが、最低限必要なことは学び、里を支える力となることに成功した。
そしてメルリルによって新しい名前を授かったらしい。
確かサリエルだったか?
現在この里に張られている結界は、メルリルのものではなくサリエルのものだ。
サリエルは緑と土に適正があったらしく、彼女の張っている結界は壁と迷いの結界というらしい。
どうもそういう術のことは正直よくわからんのだよな。
「ということは同胞を救うことが第一ということですね」
「当然だ」
迷いのない言葉だった。
虐げられて生きて来たからこそ、まだ同じように虐げられている同胞がいることが許せないのかもしれない。
「わかりました」
俺も、勇者も、聖女も、モンクも、聖騎士も、そしてメルリルもうなずく。
フォルテと若葉も俺たちのマネをしてうなずいてたが、おそらく内容はわかってないだろう。
「少しお聞きしたいのですが、収容所というものに心当たりはありませんか?」
「収容所?」
「平野人の魔力を持つ者を魔人として集めている場所らしいのですが」
俺の言葉に里長は首を横に振る。
「いや、俺は剣闘士だったからな。あまりやつらとは直接接していない。連中の身の回りの世話をしていた者なら何か知っているかもしれんが」
「私は聞き覚えがあります」
里長は収容所については知らないようだったが、奥方のほうは何やら知っている様子だった。
「噂話としてですが、魔人の収容所があるのは北冠の西にある険しい山と聞いたことがあります。魔人が暴れたら怖いと、私の働いていた場所の奥方がおっしゃって、旦那さんが安心させるようにそう答えていました」
「ありがとうございます。助かります」
「いえ、英雄さまがたのお役に立てたらうれしいですもの」
「……」
ニコニコと笑いながらそんなことを言う奥方になんと返せばいいのかわからない。
里人たちは誰言うとなく、俺たちのことを英雄と呼ぶようになっていた。
東の愚かな国と戦うために西から来たのだという噂がいつの間にか広まっていたのだ。
その噂については否定はしたものの、勇者という存在は悪しきモノを滅ぼす者だと師匠が吹聴していて、それについては肯定するしかなかった。
それならその一行はみんな英雄だろうという話になってしまったのである。
これはどんなに否定しても消えなかった。
どうも噂の元凶となっているのは子どもたちと大地人たちのようだったので、思い切ってボリスに聞いてみた。
するとボリスは、将来を見据えるならいい平野人と悪い平野人がいて、彼らを苦しめたのは悪い平野人ということにしたほうがのちのち遺恨が残りにくいからということらしい。
そう言われてしまうとむやみに否定も出来なくなってしまった。
とりあえず世界地図の写しに印を入れてだいたいの位置を確認する。
だいぶ荷物は減ったが再び旅支度をして、いよいよ出立するとなったら、俺たちの無事を祈るという名目で再び宴が催された。
というか、宴を開きたいだけなんじゃないだろうか?
「おい」
盛り上がる宴に少々辟易して井戸で水でも飲もうとしていたら、ふいに師匠が現れた。
この人普段は圧倒的な魔力を周りに振りまいているのに、ときに気配も魔力も消して全くわからないほどの隠形をしてみせる。
未だにどうにも敵わない相手だ。
「その剣を見せてみろ」
「剣、ですか」
ドキリとした。
『星降りの剣』に、やはり気づいていたのだろう。
俺は素直に腰に下げた一見みすぼらしい拵えの剣を渡す。
師匠はその剣をおもむろに引き抜くと苦い顔をしてみせた。
「お前という奴は、本当にどうしようもないな」
師匠は剣を鞘に仕舞うと俺に投げ返した。
慌てて受け取りながら師匠の言葉を考える。
剣が駄目だってことか?
俺にふさわしくないとか。
「そんな剣は剣士には最悪の組み合わせだぞ。技など関係なく斬れるのだからな」
「……剣に頼り切ったりはしませんよ」
師匠の言いたいことはわかる。
俺もこの剣を初めて使ったときに、果たして俺の技は必要なのか? と思ってしまったものだ。
だが、違う。
剣だけではただ斬るだけだ。
斬るものを選ぶのは俺自身なのだ。
師匠はそんな俺の顔を見て、ニヤリと笑った。
「ならこれを斬ってみろ」
師匠は手のひらの上にスグリの赤い実を乗せて俺に差し出した。
スグリは小さくて潰れやすい実だ。
しかも師匠の手の上である。
実を斬るのも、手を斬らないのも難しい。
だが、俺はうなずいた。
ドラゴンの爪で作られた『星降りの剣』は、師匠の言う通り切れすぎる剣だ。
コントロール出来なければただの破壊のための道具でしかない。
師匠は俺の技ではなく、覚悟を知りたいのだろう。
剣士への道を進めなかった俺が、破壊者としての道を選んだのではないかと。
剣を鞘から抜く。
先程師匠が抜いたときとは違い、シャリンという鈴の音のような音と、きらめく光が刃と共に鞘走った。
ほんのわずかに風が起こり、『星降りの剣』は師匠の手の上に留まる。
そして小さなスグリの実はきれいに二つに割れていた。
師匠の手には傷一つない。
「見事」
「ありがとうございます」
師匠はニヤニヤ笑いを深くした。
「お前の断絶の剣は俺の教えたものとはずいぶん違って来ているな」
「え?」
言われて慌てた。
いや、そんなはずはない。
というか、俺は師匠の教え以外の剣技は知らないのだ。
「『断絶の剣』はその名の通り『絶』の剣だ。だがな、俺はこの剣にはまだ先があると思っていた」
師匠が笑う。
心から楽しそうに。
「それは『結』の技である『結び』だ」
「結び……」
「俺はそこに届かなかった。だが、もしかすると剣の才のカケラもなかったお前こそが、そこに到達するのかもしれねえな」
里にはぬかるみもまだ多いし、堀はすっかり池のようになっているが、それも水棲人の里人にとってはうれしいことのようで大人も子どもも半裸ではしゃいでいた。
聞いたところによると、あの湧水のような不思議な井戸は水棲人たちの『呼び水』という能力で作ったらしい。
それぞれの出来ることによってこの里の生活は支えられていることがよくわかるな。
「里長。俺たちは目的があるんでこの先へ行かなきゃならない。世話になったがそろそろ出立する」
時間にしてどのくらいだろう?
豪雨が去ったあとには夏の暑さがかつて経験したことがないほど身に堪えたが、それは目に見えるほどの蒸気が立ち込める森のなかでは仕方のないことではあった。
だが、その暑さもここのところ弱まって来ている。
もしかすると、まだ始まったばかりと思っていた夏の季節も過ぎようとしているのかもしれない。
大陸の端から端へと移動して来たせいで、どうも季節の移ろいの感覚が狂って来ているようだ。
母国では今ごろ収穫祭とかじゃないだろうな。
「う、む。里の者ももうあなた方を疑ったりはせんだろうが、しかし二つほど約束してくれまいか? 一つはこの里の場所を東国の連中には明かさないこと。もう一つは苦しんでいる同胞がいたら逃げ込む場所があることを伝えること」
里長の願いは切実ではあったが、同時に矛盾もしていた。
「東国に捕らわれている人たちにここを伝えれば、結局は東国人にもバレてしまうんじゃないか? 優先順位はどっちだ?」
「バレたらまた逃げるだけさ。今度はメッセリもいることだしな」
里長はカラカラと笑った。
メルリルが見出した巫女である森人のサリは、短期的にではあるが、最低限必要なことは学び、里を支える力となることに成功した。
そしてメルリルによって新しい名前を授かったらしい。
確かサリエルだったか?
現在この里に張られている結界は、メルリルのものではなくサリエルのものだ。
サリエルは緑と土に適正があったらしく、彼女の張っている結界は壁と迷いの結界というらしい。
どうもそういう術のことは正直よくわからんのだよな。
「ということは同胞を救うことが第一ということですね」
「当然だ」
迷いのない言葉だった。
虐げられて生きて来たからこそ、まだ同じように虐げられている同胞がいることが許せないのかもしれない。
「わかりました」
俺も、勇者も、聖女も、モンクも、聖騎士も、そしてメルリルもうなずく。
フォルテと若葉も俺たちのマネをしてうなずいてたが、おそらく内容はわかってないだろう。
「少しお聞きしたいのですが、収容所というものに心当たりはありませんか?」
「収容所?」
「平野人の魔力を持つ者を魔人として集めている場所らしいのですが」
俺の言葉に里長は首を横に振る。
「いや、俺は剣闘士だったからな。あまりやつらとは直接接していない。連中の身の回りの世話をしていた者なら何か知っているかもしれんが」
「私は聞き覚えがあります」
里長は収容所については知らないようだったが、奥方のほうは何やら知っている様子だった。
「噂話としてですが、魔人の収容所があるのは北冠の西にある険しい山と聞いたことがあります。魔人が暴れたら怖いと、私の働いていた場所の奥方がおっしゃって、旦那さんが安心させるようにそう答えていました」
「ありがとうございます。助かります」
「いえ、英雄さまがたのお役に立てたらうれしいですもの」
「……」
ニコニコと笑いながらそんなことを言う奥方になんと返せばいいのかわからない。
里人たちは誰言うとなく、俺たちのことを英雄と呼ぶようになっていた。
東の愚かな国と戦うために西から来たのだという噂がいつの間にか広まっていたのだ。
その噂については否定はしたものの、勇者という存在は悪しきモノを滅ぼす者だと師匠が吹聴していて、それについては肯定するしかなかった。
それならその一行はみんな英雄だろうという話になってしまったのである。
これはどんなに否定しても消えなかった。
どうも噂の元凶となっているのは子どもたちと大地人たちのようだったので、思い切ってボリスに聞いてみた。
するとボリスは、将来を見据えるならいい平野人と悪い平野人がいて、彼らを苦しめたのは悪い平野人ということにしたほうがのちのち遺恨が残りにくいからということらしい。
そう言われてしまうとむやみに否定も出来なくなってしまった。
とりあえず世界地図の写しに印を入れてだいたいの位置を確認する。
だいぶ荷物は減ったが再び旅支度をして、いよいよ出立するとなったら、俺たちの無事を祈るという名目で再び宴が催された。
というか、宴を開きたいだけなんじゃないだろうか?
「おい」
盛り上がる宴に少々辟易して井戸で水でも飲もうとしていたら、ふいに師匠が現れた。
この人普段は圧倒的な魔力を周りに振りまいているのに、ときに気配も魔力も消して全くわからないほどの隠形をしてみせる。
未だにどうにも敵わない相手だ。
「その剣を見せてみろ」
「剣、ですか」
ドキリとした。
『星降りの剣』に、やはり気づいていたのだろう。
俺は素直に腰に下げた一見みすぼらしい拵えの剣を渡す。
師匠はその剣をおもむろに引き抜くと苦い顔をしてみせた。
「お前という奴は、本当にどうしようもないな」
師匠は剣を鞘に仕舞うと俺に投げ返した。
慌てて受け取りながら師匠の言葉を考える。
剣が駄目だってことか?
俺にふさわしくないとか。
「そんな剣は剣士には最悪の組み合わせだぞ。技など関係なく斬れるのだからな」
「……剣に頼り切ったりはしませんよ」
師匠の言いたいことはわかる。
俺もこの剣を初めて使ったときに、果たして俺の技は必要なのか? と思ってしまったものだ。
だが、違う。
剣だけではただ斬るだけだ。
斬るものを選ぶのは俺自身なのだ。
師匠はそんな俺の顔を見て、ニヤリと笑った。
「ならこれを斬ってみろ」
師匠は手のひらの上にスグリの赤い実を乗せて俺に差し出した。
スグリは小さくて潰れやすい実だ。
しかも師匠の手の上である。
実を斬るのも、手を斬らないのも難しい。
だが、俺はうなずいた。
ドラゴンの爪で作られた『星降りの剣』は、師匠の言う通り切れすぎる剣だ。
コントロール出来なければただの破壊のための道具でしかない。
師匠は俺の技ではなく、覚悟を知りたいのだろう。
剣士への道を進めなかった俺が、破壊者としての道を選んだのではないかと。
剣を鞘から抜く。
先程師匠が抜いたときとは違い、シャリンという鈴の音のような音と、きらめく光が刃と共に鞘走った。
ほんのわずかに風が起こり、『星降りの剣』は師匠の手の上に留まる。
そして小さなスグリの実はきれいに二つに割れていた。
師匠の手には傷一つない。
「見事」
「ありがとうございます」
師匠はニヤニヤ笑いを深くした。
「お前の断絶の剣は俺の教えたものとはずいぶん違って来ているな」
「え?」
言われて慌てた。
いや、そんなはずはない。
というか、俺は師匠の教え以外の剣技は知らないのだ。
「『断絶の剣』はその名の通り『絶』の剣だ。だがな、俺はこの剣にはまだ先があると思っていた」
師匠が笑う。
心から楽しそうに。
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