ヴァンパイアよ死神から逃げよ

ナカムラ

文字の大きさ
14 / 110

新たな土地へ

しおりを挟む
 ジョセフと、アリスは、また、新しい隣国へ向かった。
今度は、都会の空き家に、寝床を作った。
ジョセフは、言った。「また、人間と、関わると、問題が起こるかもしれない。やはり、2人で、居よう。」アリスも、言った。「そうね。そうしましょう。」
2人は、また、夜になると、通りすがりの人々を襲い、血を吸うことを繰り返した。
その時だった。また、死神フィンレーが、現れた。
「やぁ、今度は、この国に、移ったか。やっと、見つけたぞ。今度こそ、消滅させてやる。アリス、この間のことは、許さんぞ!」
ジョセフは、アリスを後ろに隠したが、アリスは、ジョセフの前に出た。ジョセフは、言った。「アリス、大丈夫かい?」アリスは、力強く言った。「ええ、私も、一緒に闘うわ。」フィンレーは、言った。「えーい!2人とも何を言ってるんだ。とにかく、お前達を倒してやる。」
ジョセフと、アリスは、フィンレーの前後に、回った。フィンレーのジョセフは、前に、アリスは、後ろに回った。フィンレーは、前後を気にしながら、カマを振り回した。ジョセフの肩にカマが、当たった。ジョセフは、「うっ」と、息をもらした。アリスは、フィンレーの背中に短剣を刺した。
フィンレーは、背中をさすりながら、うずくまった。傷を負ったジョセフと、アリスは、懸命に逃げた。ジョセフの傷は、空き家に、戻る時には、治っていた。アリスは、ジョセフを、心配した。「ジョセフ、大丈夫?」ジョセフは、言った。「もう、すっかり大丈夫だよ。それにしても、しつこいな、死神め!」
フィンレーは、また、傷が治ったが、またも、取り逃したことに、怒った。
「またか!くそっ!逃がさんぞ!」
また、死神フィンレーが、現れた。実は、最近、毎日のように、フィンレーと2人は、闘っていた。その度に、ジョセフと、アリスは、フィンレーに、勝ち
逃げのびることができた。
今回も、また、闘うことになった。ジョセフと、アリスは、フィンレーの前に立ち、2人で、短剣で、立ち向かった。フィンレーも、カマを振り回した。
闘いは、長くなった。ジョセフと、アリスが、短剣で立ち向かうとフィンレーは、横へよけ、カマをジョセフと、アリスに向けると、2人ともよけた。
アリスは、叫んだ。「ジョセフ、太陽が…。」
ジョセフと、アリスは、闘いを止め、太陽をよけながら、フィンレーからも、逃れなければならなかった。フィンレーは、カマを振り回しながら、ジョセフと、アリスを追いかけた。
ジョセフと、アリスは、逃れることができたが、2人とも、軽い火傷を負ったが、しばらくすると、治った。
2人ともお互い大丈夫だったか、確認した。ジョセフは、言った。
「この空き家も、そのうちに、死神フィンレーにバレてしまう。また、他の国へ行かなくては。」
アリスも、言った。「そうね。危ないわね。他の国へ行きましょう。」
2人は、次の日の夜、馬車で、空き家を出て、また、他の国へ向かった。
死神フィンレーは、悔しがった。
「何で、2人を捕まえられぬ!ジョセフと、アリス、今に、みていろ!絶対に消滅させてやる!!」
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜

深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。 処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。 なぜなら彼女は―― 前世で“トップインフルエンサー”だったから。 処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。 空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。 タイトルは―― 『断罪なう』。 王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。 すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、 国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。 そして宣言される、前代未聞のルール。 支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。 処刑台は舞台へ。 断罪はエンタメへ。 悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。 これは、 処刑されるはずだった悪役令嬢が、 “ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。 支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、 それとも――自由か。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

【完結短編】ある公爵令嬢の結婚前日

のま
ファンタジー
クラリスはもうすぐ結婚式を控えた公爵令嬢。 ある日から人生が変わっていったことを思い出しながら自宅での最後のお茶会を楽しむ。

つまらない妃と呼ばれた日

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。 舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。 さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。 リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。 ――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。

処理中です...