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新たな土地へ

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 ジョセフと、アリスは、また、新しい隣国へ向かった。
今度は、都会の空き家に、寝床を作った。
ジョセフは、言った。「また、人間と、関わると、問題が起こるかもしれない。やはり、2人で、居よう。」アリスも、言った。「そうね。そうしましょう。」
2人は、また、夜になると、通りすがりの人々を襲い、血を吸うことを繰り返した。
その時だった。また、死神フィンレーが、現れた。
「やぁ、今度は、この国に、移ったか。やっと、見つけたぞ。今度こそ、消滅させてやる。アリス、この間のことは、許さんぞ!」
ジョセフは、アリスを後ろに隠したが、アリスは、ジョセフの前に出た。ジョセフは、言った。「アリス、大丈夫かい?」アリスは、力強く言った。「ええ、私も、一緒に闘うわ。」フィンレーは、言った。「えーい!2人とも何を言ってるんだ。とにかく、お前達を倒してやる。」
ジョセフと、アリスは、フィンレーの前後に、回った。フィンレーのジョセフは、前に、アリスは、後ろに回った。フィンレーは、前後を気にしながら、カマを振り回した。ジョセフの肩にカマが、当たった。ジョセフは、「うっ」と、息をもらした。アリスは、フィンレーの背中に短剣を刺した。
フィンレーは、背中をさすりながら、うずくまった。傷を負ったジョセフと、アリスは、懸命に逃げた。ジョセフの傷は、空き家に、戻る時には、治っていた。アリスは、ジョセフを、心配した。「ジョセフ、大丈夫?」ジョセフは、言った。「もう、すっかり大丈夫だよ。それにしても、しつこいな、死神め!」
フィンレーは、また、傷が治ったが、またも、取り逃したことに、怒った。
「またか!くそっ!逃がさんぞ!」
また、死神フィンレーが、現れた。実は、最近、毎日のように、フィンレーと2人は、闘っていた。その度に、ジョセフと、アリスは、フィンレーに、勝ち
逃げのびることができた。
今回も、また、闘うことになった。ジョセフと、アリスは、フィンレーの前に立ち、2人で、短剣で、立ち向かった。フィンレーも、カマを振り回した。
闘いは、長くなった。ジョセフと、アリスが、短剣で立ち向かうとフィンレーは、横へよけ、カマをジョセフと、アリスに向けると、2人ともよけた。
アリスは、叫んだ。「ジョセフ、太陽が…。」
ジョセフと、アリスは、闘いを止め、太陽をよけながら、フィンレーからも、逃れなければならなかった。フィンレーは、カマを振り回しながら、ジョセフと、アリスを追いかけた。
ジョセフと、アリスは、逃れることができたが、2人とも、軽い火傷を負ったが、しばらくすると、治った。
2人ともお互い大丈夫だったか、確認した。ジョセフは、言った。
「この空き家も、そのうちに、死神フィンレーにバレてしまう。また、他の国へ行かなくては。」
アリスも、言った。「そうね。危ないわね。他の国へ行きましょう。」
2人は、次の日の夜、馬車で、空き家を出て、また、他の国へ向かった。
死神フィンレーは、悔しがった。
「何で、2人を捕まえられぬ!ジョセフと、アリス、今に、みていろ!絶対に消滅させてやる!!」
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