20 / 253
1章 第1部 エデン協会アイギス
19話 結月とアイギス
しおりを挟む
レイジと結月は十六夜基地を後にして、街中の方へ。そしてなにげない会話をしながら、アイギスの事務所の方へと戻っていた。
ちなみに2075年となった今の街の様子はどうなっているのか。これに関しては建物の老朽化による立て直しや、都市開発によってほとんどが近代風のおしゃれな建物へと。さらに道路や街路、広場などが整備され、バリアフリー化や利便性がより向上した仕様に。あとは街のいたるところに宙へ映しだされた看板や広告があったり、小型のお掃除ロボが起動していたり。さらにはエデンのネットワークにつながることのできる端末が、あちこちに設置されていたりなどなど。街中は少し近未来ふうになっており、これまでより解放感にあふれ華やかな感じになっていた。
ただ昔と比べると、そこまで劇的な変化はないといっていい。というのも今や人々の関心は電子によって構成された世界、エデンに向けられているのだ。そのため本来この現実に入れられるはずだったリソースが、エデン関係へ。なので技術の進歩は確かにあるものの、年数の割りに近未来感はさほどないのかもしれない。
「ここがアイギスの事務所かー。なんかレトロな感じでいいところね」
結月は物珍しそうに古びた事務所内を見渡す。
「まあ、雰囲気はな。でもオレとしてはこんなおんぼろ事務所よりも、もっとちゃんとした場所の方がいいと思うんだが、那由他の趣味でこうなってるんだ」
もはや周りが最先端ふうの建物になっているのにも関わらず、ひっそりたたずむこのさびれた四階建ての小さなテナントビル。こんな昔ながらの古びた物件、もはや探したとしてもなかなか見つからないといっていいだろう。レイジとしてはシックな感じの、解放感あふれるオフィスとかがいいのだが。
「あはは、私は結構好きだけどなー。寂れた分囲気が逆にいい味出してて、できるプロがいそうな事務所って感じがするもの! わー、この席に座って見渡す景色なんて、すごく壮観そうよね! この名事務所を取りまとめる、有能社長感を味わえそうで!」
結月は那由他がいつも占領している社長用の席にタッタッタッと駆けていき、目を輝かせる。
「座りたかったら遠慮せずに座って、その気分を味わったらいいぞ。いつもそこを占領してるさわがし奴は、今いないからな」
「本当にいいの? 勝手に座ったら那由他にわるい気がするけど……」
「那由他なら喜んでその席を貸してくれると思うぞ。そして結月に一日社長権とか言って、オレに社長命令と言う名のむちゃぶりをさせてくる気がする。――ははは……、なんか嫌な予感がするから、オレとしては今のうちに味わっといて欲しいかな……」
もしそうなった場合那由他の性格上、結月にとんでもない事を吹き込むに決まっている。しかもレイジが断れない雰囲気を作り出すだろうから、よけいにたちがわるかった。
「一日社長か……。あはは、それはそれで面白そうかも。ね! 久遠くん」
期待に満ちたまなざしをしながら、ウィンクしてくる結月。
「――クッ、仕方ない。今なら結月のアイギス加入祝いとして特別サービス、オレにできることならなんでも聞いてやろう!」
この流れはマズイと、被害を最小限に抑え込むことにする。さすがに那由他がいなければ、結月はそう無茶なことを言ってこない気がするのでまだ安心な方だろう。それに彼女と交流を深めるためにはもってこいの状況なので、ここはあえて受けて立つことにした。
「冗談だったんだけど本当にいいの?」
「フッ、男に二言はないさ」
首をかたむけたずねてくる結月に、胸を張って応える。
「――そこまで言うなら試させてもらおうかな。それじゃあ、失礼して。わー、この椅子すごいフカフカ! それにこの景色、うん、これは本当にいい気分になるね!」
結月は座りながら、社長気分を満喫してはしゃぎだす。
見た目はしっかり者の育ちがいいお嬢様みたいな感じだが、中身は案外子供っぽいのかもしれない。
「それでは久遠くん、社長命令ね!」
そして結月は机にひじをつけながら手を組み、それっぽい雰囲気を出して告げてくる。
「なんなりとお申し付けください、結月社長」
交流もかねて喜んで期待に応えようとするが、しかし次の瞬間結月はとんでもないことを口にしてきた。
「では質問に答えてもらおうかな。ズバリ! 久遠くんと那由他は付き合ってるの?」
「ははは、この無能な社長が一体なにを言ってるのかわからないな。目が節穴にもほどがあるから、今すぐ眼科に行った方がいいぞ」
まったく予想していなかった言葉に、この場の空気を無視してつい本音をぶちまけてしまう。なにを言っているんだこの子は、みたいにあきれるような感じでだ。
さすがに結月もそこまで言われるとは思っていなかったらしく、とまどっていた。
「――ええと……、なんだかすごい言われようね……」
「ははは、冗談にもほどがあるだろ。よりによってオレが那由他と付き合うなんてまずないから。誰があんな騒がしすぎる奴と、一緒になるかって話だ」
「えー、そこまでおかしくないと思うけど? だって久遠くんと那由他の距離って、なんだかすごい近く感じたもの。お互い遠慮がないというのかな。受け入れてくれるのをわかってるからこそ、ありのままの自分をぶつけられる。そんなステキな関係みたいにね」
結月はアゴに指を当て、首をかしげながらどこかうらやましそうに主張する。
確かに那由他との関係はそういう感じなのかもしれない。かつてのアリスとは少し違った、パートナーという関係。なんやかんだ言いながらも、レイジは彼女との関係を心地よく思っていた。しかしそれイコール、恋愛関係になるとはまったくの別問題。パートナーとしてならこれほど組みたい相手はいないが、付き合うとなるとさすがに遠慮させてもらいたかった。今の状態ではあのテンションの高さに、到底身が持たないのだから。
「――まあ……、そこは当たってるかもしれないが、それ以上の関係になるのはないな。そんなことになったらオレがどれだけ苦労するか、考えるだけで恐ろしいよ……、ははは……」
「あはは……。そこまで言っちゃうほどなんだ……。――でも、そっか……。二人は付き合ってないのね……」
レイジの憂鬱そうな雰囲気を察してくれたのか、結月は納得してくれたようだ。
「――ねえ、久遠くん。もう一つだけ聞いていい?」
それから結月は少し間をあけ、レイジを見つめながら真剣な雰囲気でたずねてくる。
「遠慮せずにいくらでも聞いてくれていいぞ」
「じゃあ、お言葉に甘えて。――久遠くんは私について、どこまで聞かされてるの?」
ちなみに2075年となった今の街の様子はどうなっているのか。これに関しては建物の老朽化による立て直しや、都市開発によってほとんどが近代風のおしゃれな建物へと。さらに道路や街路、広場などが整備され、バリアフリー化や利便性がより向上した仕様に。あとは街のいたるところに宙へ映しだされた看板や広告があったり、小型のお掃除ロボが起動していたり。さらにはエデンのネットワークにつながることのできる端末が、あちこちに設置されていたりなどなど。街中は少し近未来ふうになっており、これまでより解放感にあふれ華やかな感じになっていた。
ただ昔と比べると、そこまで劇的な変化はないといっていい。というのも今や人々の関心は電子によって構成された世界、エデンに向けられているのだ。そのため本来この現実に入れられるはずだったリソースが、エデン関係へ。なので技術の進歩は確かにあるものの、年数の割りに近未来感はさほどないのかもしれない。
「ここがアイギスの事務所かー。なんかレトロな感じでいいところね」
結月は物珍しそうに古びた事務所内を見渡す。
「まあ、雰囲気はな。でもオレとしてはこんなおんぼろ事務所よりも、もっとちゃんとした場所の方がいいと思うんだが、那由他の趣味でこうなってるんだ」
もはや周りが最先端ふうの建物になっているのにも関わらず、ひっそりたたずむこのさびれた四階建ての小さなテナントビル。こんな昔ながらの古びた物件、もはや探したとしてもなかなか見つからないといっていいだろう。レイジとしてはシックな感じの、解放感あふれるオフィスとかがいいのだが。
「あはは、私は結構好きだけどなー。寂れた分囲気が逆にいい味出してて、できるプロがいそうな事務所って感じがするもの! わー、この席に座って見渡す景色なんて、すごく壮観そうよね! この名事務所を取りまとめる、有能社長感を味わえそうで!」
結月は那由他がいつも占領している社長用の席にタッタッタッと駆けていき、目を輝かせる。
「座りたかったら遠慮せずに座って、その気分を味わったらいいぞ。いつもそこを占領してるさわがし奴は、今いないからな」
「本当にいいの? 勝手に座ったら那由他にわるい気がするけど……」
「那由他なら喜んでその席を貸してくれると思うぞ。そして結月に一日社長権とか言って、オレに社長命令と言う名のむちゃぶりをさせてくる気がする。――ははは……、なんか嫌な予感がするから、オレとしては今のうちに味わっといて欲しいかな……」
もしそうなった場合那由他の性格上、結月にとんでもない事を吹き込むに決まっている。しかもレイジが断れない雰囲気を作り出すだろうから、よけいにたちがわるかった。
「一日社長か……。あはは、それはそれで面白そうかも。ね! 久遠くん」
期待に満ちたまなざしをしながら、ウィンクしてくる結月。
「――クッ、仕方ない。今なら結月のアイギス加入祝いとして特別サービス、オレにできることならなんでも聞いてやろう!」
この流れはマズイと、被害を最小限に抑え込むことにする。さすがに那由他がいなければ、結月はそう無茶なことを言ってこない気がするのでまだ安心な方だろう。それに彼女と交流を深めるためにはもってこいの状況なので、ここはあえて受けて立つことにした。
「冗談だったんだけど本当にいいの?」
「フッ、男に二言はないさ」
首をかたむけたずねてくる結月に、胸を張って応える。
「――そこまで言うなら試させてもらおうかな。それじゃあ、失礼して。わー、この椅子すごいフカフカ! それにこの景色、うん、これは本当にいい気分になるね!」
結月は座りながら、社長気分を満喫してはしゃぎだす。
見た目はしっかり者の育ちがいいお嬢様みたいな感じだが、中身は案外子供っぽいのかもしれない。
「それでは久遠くん、社長命令ね!」
そして結月は机にひじをつけながら手を組み、それっぽい雰囲気を出して告げてくる。
「なんなりとお申し付けください、結月社長」
交流もかねて喜んで期待に応えようとするが、しかし次の瞬間結月はとんでもないことを口にしてきた。
「では質問に答えてもらおうかな。ズバリ! 久遠くんと那由他は付き合ってるの?」
「ははは、この無能な社長が一体なにを言ってるのかわからないな。目が節穴にもほどがあるから、今すぐ眼科に行った方がいいぞ」
まったく予想していなかった言葉に、この場の空気を無視してつい本音をぶちまけてしまう。なにを言っているんだこの子は、みたいにあきれるような感じでだ。
さすがに結月もそこまで言われるとは思っていなかったらしく、とまどっていた。
「――ええと……、なんだかすごい言われようね……」
「ははは、冗談にもほどがあるだろ。よりによってオレが那由他と付き合うなんてまずないから。誰があんな騒がしすぎる奴と、一緒になるかって話だ」
「えー、そこまでおかしくないと思うけど? だって久遠くんと那由他の距離って、なんだかすごい近く感じたもの。お互い遠慮がないというのかな。受け入れてくれるのをわかってるからこそ、ありのままの自分をぶつけられる。そんなステキな関係みたいにね」
結月はアゴに指を当て、首をかしげながらどこかうらやましそうに主張する。
確かに那由他との関係はそういう感じなのかもしれない。かつてのアリスとは少し違った、パートナーという関係。なんやかんだ言いながらも、レイジは彼女との関係を心地よく思っていた。しかしそれイコール、恋愛関係になるとはまったくの別問題。パートナーとしてならこれほど組みたい相手はいないが、付き合うとなるとさすがに遠慮させてもらいたかった。今の状態ではあのテンションの高さに、到底身が持たないのだから。
「――まあ……、そこは当たってるかもしれないが、それ以上の関係になるのはないな。そんなことになったらオレがどれだけ苦労するか、考えるだけで恐ろしいよ……、ははは……」
「あはは……。そこまで言っちゃうほどなんだ……。――でも、そっか……。二人は付き合ってないのね……」
レイジの憂鬱そうな雰囲気を察してくれたのか、結月は納得してくれたようだ。
「――ねえ、久遠くん。もう一つだけ聞いていい?」
それから結月は少し間をあけ、レイジを見つめながら真剣な雰囲気でたずねてくる。
「遠慮せずにいくらでも聞いてくれていいぞ」
「じゃあ、お言葉に甘えて。――久遠くんは私について、どこまで聞かされてるの?」
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる