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閑話・マレン(過去編) 12
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「なんで裸なんですか?」
と私は、少女金蜘蛛さんに、聞いてみる。
少女金蜘蛛さんは、果物を齧りながら、首を傾げ、丸々1つ果物を食べ終えた所で、
「あぁ、服ね。ちょっと待って…」
少女金蜘蛛さんが、自分にむかって手を翳すと、手から無数の糸が延び体に巻き付いたかと思うと、一瞬で、真っ白なワンピースに変化した。
「これでどう?」
一瞬の出来事だったので、私は率直に、
「いいと思います!!」
少し声を荒げながら答える。
「そ… そうか、それは良かったよ。それよりもほら、もっと食べないとお腹いっぱいにならないよ。」
少女金蜘蛛さんは、そう言って新しくもいだ果物を投げ渡してくる。
私は、それを落とさないようにキャッチする。
「ありがとうございます。」
「お礼はいいよ。さぁ、食べた食べた!!」
「はい!!」
その後、バラバラゴブリンに目をむけないように、お腹いっぱい食べた。まぁ、3つ程食べた所でお腹いっぱいになったから、後は、少女金蜘蛛さんが食べ終わるまで近くの木を背に座りながら待っていた。
◆
「ふぅ… 満腹…」
途中から暇だったので、少女金蜘蛛さんが食べた果物の数を数えていたが、20個を越えていた。数えていない分も含めると軽く30個はゆうに超えているだろう。
それなのに、少女金蜘蛛さんのお腹は全く膨らんでおらず、どこに入ったのか気になりもしたが、元々の正体が金蜘蛛さんだと思い出し、そんなものなのかなと納得する。
「待たせて悪かったね。それじゃあ行こうか。」
「!? はい!!」
ワンピースを破りながら、金蜘蛛さんに戻ったので、少しビックリしたが、なんとか返事を返す。
その後は、また金蜘蛛さんの背に乗せて貰い、話をしながら森の外まで送って貰った。
『ここまでで、大丈夫?』
「はい、後は街まで歩いて帰るだけなんで大丈夫です。ここまで、お世話になりました。」
私は、今出来る範囲ギリギリまで、頭を下げる
『別にいいよ。私も、久しぶりに楽しかったからね』
「私も楽しかったです!! だ… だから、また会いに来てもいいですか?」
『私にかい? それは、別に構わないが、あの洞窟までこれるのかい?』
「う… それは…」
正直言って、無理だ。
金蜘蛛さんも、それを察したのか、
『ふふ… なら、こいつを連れていくといいよ』
金蜘蛛さんがそう言うと、足元に魔法陣が浮かび上がり、そこから、私の腰ほどの大きさの1匹の真っ黒な蜘蛛が現れた。
「こ… この蜘蛛さんは?」
『私が召喚した、シャドースパイダーだよ。影に潜る事が出来るから護衛に丁度いいだろう? それに、私との繋がりがあるから、私がどこにいるのか大まかな位置も分かるから、案内にも使えるよ』
「私なんかに、いいんですか?」
『構わないよ。それじゃあ、私は帰ってから寝る事にするよ』
「分かりました。本当に、ありがとうございました。」
金蜘蛛さんは、足を1本上げた後、森の奥へと帰っていった。
と私は、少女金蜘蛛さんに、聞いてみる。
少女金蜘蛛さんは、果物を齧りながら、首を傾げ、丸々1つ果物を食べ終えた所で、
「あぁ、服ね。ちょっと待って…」
少女金蜘蛛さんが、自分にむかって手を翳すと、手から無数の糸が延び体に巻き付いたかと思うと、一瞬で、真っ白なワンピースに変化した。
「これでどう?」
一瞬の出来事だったので、私は率直に、
「いいと思います!!」
少し声を荒げながら答える。
「そ… そうか、それは良かったよ。それよりもほら、もっと食べないとお腹いっぱいにならないよ。」
少女金蜘蛛さんは、そう言って新しくもいだ果物を投げ渡してくる。
私は、それを落とさないようにキャッチする。
「ありがとうございます。」
「お礼はいいよ。さぁ、食べた食べた!!」
「はい!!」
その後、バラバラゴブリンに目をむけないように、お腹いっぱい食べた。まぁ、3つ程食べた所でお腹いっぱいになったから、後は、少女金蜘蛛さんが食べ終わるまで近くの木を背に座りながら待っていた。
◆
「ふぅ… 満腹…」
途中から暇だったので、少女金蜘蛛さんが食べた果物の数を数えていたが、20個を越えていた。数えていない分も含めると軽く30個はゆうに超えているだろう。
それなのに、少女金蜘蛛さんのお腹は全く膨らんでおらず、どこに入ったのか気になりもしたが、元々の正体が金蜘蛛さんだと思い出し、そんなものなのかなと納得する。
「待たせて悪かったね。それじゃあ行こうか。」
「!? はい!!」
ワンピースを破りながら、金蜘蛛さんに戻ったので、少しビックリしたが、なんとか返事を返す。
その後は、また金蜘蛛さんの背に乗せて貰い、話をしながら森の外まで送って貰った。
『ここまでで、大丈夫?』
「はい、後は街まで歩いて帰るだけなんで大丈夫です。ここまで、お世話になりました。」
私は、今出来る範囲ギリギリまで、頭を下げる
『別にいいよ。私も、久しぶりに楽しかったからね』
「私も楽しかったです!! だ… だから、また会いに来てもいいですか?」
『私にかい? それは、別に構わないが、あの洞窟までこれるのかい?』
「う… それは…」
正直言って、無理だ。
金蜘蛛さんも、それを察したのか、
『ふふ… なら、こいつを連れていくといいよ』
金蜘蛛さんがそう言うと、足元に魔法陣が浮かび上がり、そこから、私の腰ほどの大きさの1匹の真っ黒な蜘蛛が現れた。
「こ… この蜘蛛さんは?」
『私が召喚した、シャドースパイダーだよ。影に潜る事が出来るから護衛に丁度いいだろう? それに、私との繋がりがあるから、私がどこにいるのか大まかな位置も分かるから、案内にも使えるよ』
「私なんかに、いいんですか?」
『構わないよ。それじゃあ、私は帰ってから寝る事にするよ』
「分かりました。本当に、ありがとうございました。」
金蜘蛛さんは、足を1本上げた後、森の奥へと帰っていった。
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