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閑話・マオ視点 3
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セウンは再び驚きつつも、誉めてくれ、頭を撫でてくれる。だけどすぐに、手を引っ込めてしまった。
そして、すぐ謝ってくる。儂は、名残おしつつも、
「べ… 別にいいのじゃ…」
そう返す。
セウンは、気になった事を尋ねてきたので、それに、答えると、
「そうなんだ… なぁ、さっき上げた首飾りつけてから、もう1回してくれるか?」
セウンは、先程くれた首飾りをつけるように言ってきた。すぐ、理解した儂は、
「!? 分かったのじゃ」
首飾りを取り出す。女王じだいは、こういう物を身に付けていたのじゃが、服と同じ侍女任せじゃったし、今は、あまりこういう物を身に付けない儂は、首飾りをつけるのに苦戦してしまう。
すると、それを見兼ねたのか、
「俺が付けるよ。貸して?」
そう言ってくれる。
少し躊躇ったが、
「お… お願いするのじゃ…」
セウンに、首飾りを渡す。儂は、後ろをむいて、首飾りを付けて貰う。正面は流石に、無理じゃった… 気持ち的に…
「はい、付いたよ」
「あ… ありがとうなのじゃ…」
後ろからつけて貰ったのじゃが、顔が赤くなるのが分かる。
「いいよ。それじゃあ、もう1回見せて貰えるか?」
振り返ると、顔が赤いのがバレてしまうと思い、儂は、振り返らず、首を縦に振り、集中する。
普通なら、無理な距離までテレポートしようとすると、テレポートじたいキャンセルされるのだが、今から、先程より遠い距離までいけそうな感じがする。
「テレポート!!」
思った通り先程よりも、遠い距離を移動出来た。
セウンに貰った、首飾りのおかげじゃ。
儂は、再度集中し、セウンのもとへ戻る。
改めて、セウンにお礼を述べ、帰ろうと歩き出した所で、体がふらついてしまい、転びそうになる。
まずいと思った所で、セウンに支えられてしまう。更に、儂の体を心配してくれたセウンが背を貸してくれるというので、申し訳ない気持ちもあったが… 儂は、誘惑に負けてしまい、セウンに背負われ、街まで戻った。
◆
儂らは、街に戻ってきた。街へ入る前から、周りの視線が儂らに注がれる。街の中に入っても、それは変わらなかった。今は、儂の家へとむかっていた。
「せ… セウン」
「どうした、マオ?」
「も… もう、大丈夫だから、下ろしてもほしいのじゃが…」
その視線に耐えられず、何度か下ろして貰おうとするが、
「ダメだぞ。戻ってくる時にも言ったが、ちゃんと、家まで送るよ。だから、家につくまで我慢してくれ」
「わ… 分かったのじゃ…」
先程から、このやり取りの繰り返しで、結局、家まで背負われたままじゃった。
そして、すぐ謝ってくる。儂は、名残おしつつも、
「べ… 別にいいのじゃ…」
そう返す。
セウンは、気になった事を尋ねてきたので、それに、答えると、
「そうなんだ… なぁ、さっき上げた首飾りつけてから、もう1回してくれるか?」
セウンは、先程くれた首飾りをつけるように言ってきた。すぐ、理解した儂は、
「!? 分かったのじゃ」
首飾りを取り出す。女王じだいは、こういう物を身に付けていたのじゃが、服と同じ侍女任せじゃったし、今は、あまりこういう物を身に付けない儂は、首飾りをつけるのに苦戦してしまう。
すると、それを見兼ねたのか、
「俺が付けるよ。貸して?」
そう言ってくれる。
少し躊躇ったが、
「お… お願いするのじゃ…」
セウンに、首飾りを渡す。儂は、後ろをむいて、首飾りを付けて貰う。正面は流石に、無理じゃった… 気持ち的に…
「はい、付いたよ」
「あ… ありがとうなのじゃ…」
後ろからつけて貰ったのじゃが、顔が赤くなるのが分かる。
「いいよ。それじゃあ、もう1回見せて貰えるか?」
振り返ると、顔が赤いのがバレてしまうと思い、儂は、振り返らず、首を縦に振り、集中する。
普通なら、無理な距離までテレポートしようとすると、テレポートじたいキャンセルされるのだが、今から、先程より遠い距離までいけそうな感じがする。
「テレポート!!」
思った通り先程よりも、遠い距離を移動出来た。
セウンに貰った、首飾りのおかげじゃ。
儂は、再度集中し、セウンのもとへ戻る。
改めて、セウンにお礼を述べ、帰ろうと歩き出した所で、体がふらついてしまい、転びそうになる。
まずいと思った所で、セウンに支えられてしまう。更に、儂の体を心配してくれたセウンが背を貸してくれるというので、申し訳ない気持ちもあったが… 儂は、誘惑に負けてしまい、セウンに背負われ、街まで戻った。
◆
儂らは、街に戻ってきた。街へ入る前から、周りの視線が儂らに注がれる。街の中に入っても、それは変わらなかった。今は、儂の家へとむかっていた。
「せ… セウン」
「どうした、マオ?」
「も… もう、大丈夫だから、下ろしてもほしいのじゃが…」
その視線に耐えられず、何度か下ろして貰おうとするが、
「ダメだぞ。戻ってくる時にも言ったが、ちゃんと、家まで送るよ。だから、家につくまで我慢してくれ」
「わ… 分かったのじゃ…」
先程から、このやり取りの繰り返しで、結局、家まで背負われたままじゃった。
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