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8の扉 デヴァイ 再々
シラス もの
しおりを挟む私は。
私の 治す 場で 在りたいと思うが
それは 私が 私自身であるからだろう。
ひとは。
「自分以外」を 信じるのは難しい生きものだからだ。
私が 「他」にとって
心地良くないこと を しないとは 限らない。
だが しかし。
「自分であること」を 認める
それだけは 真実である。
「何色をも 侵さぬ 侵されぬ せかい」
私が在りたいのは そこだから。
「何色をも それ自身」で在れぬならば
私自身も。
そう 在れぬ からだ。
それに 私は 知っている。
どんな 「もの」でもひとは必ず
摂取し過ぎれば 飽くる日が訪れ
どんな 高尚な「教え」でも
「自分以外」から 出たものは長く続かない。
何処かで必ず 途切れるのだ。
「自分」以外は。
ひと とは。
「自分へ 戻ること」
それ以外を 真摯にやり続ける事は
できない 生きものなのである。
そうして成り立つ
「それぞれの色が ありのまま 在れる 場」
そこに ただ ある。
そんなものに 私はなりたい。
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