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9.新しい関係
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あの日を境に、オースティン様は同一人物ですか?と思うぐらいに変わった。
けれど、邸の皆さんは微笑ましいものを見ているような眼差しで、すでに慣れてしまっている。
今だ慣れていないのは私だけなの?
「さあ、エミリア、こっちも食べてごらん。
とても美味しいよ。」
オースティン様は食堂に、ペアシートを製作させて、二人で並んでお食事している。
もう彼に抱えられて、ご飯を食べることには慣れた。
でも、食べさせてもらうまでがセットだとは。
私はもうすべてを受け入れて、彼が差し出すフルーツを食べるために、口を開けた。
周りには、クローネやメルビンもいるけれど、もうそれは仕方がない。
どんなに恥ずかしくても、オースティン様は王が認めた婚約者様だから。
彼が望むのなら、従うわ。
それに私を見て微笑んでくれるオースティン様は、眩しいほどに美しい。
ほんの少し前までは、お話するのすら難しかった二人なのに、オースティン様が激変して、新しい関係になった。
「オースティン様、こういう感じはこれからも続くのですか?」
「もちろん。
僕の君への思いを態度で示しているだけだよ。
本当に僕は君が好きなんだ。
誤解されて、君を失うくらいなら、僕がしたいように思う存分するだけさ。」
「そうですか。」
「それに、こうしていれば、君は僕を意識してくれるだろうし、周りの目も変えることができるだろう。
君はもう僕のものなんだよ。
まずは君に理解してほしい。
君を奪うものがいたら、僕はいつだって、命をかけて戦う。
その準備はとうにできているから、エミリアは安心してていいからね。」
オースティン様は、いつの間にそんな準備をしたのだろうか?
彼は隣国と戦って勝利するほど、賢く優れた戦士であり、王から領地まで授かっている。
彼に敵う者など、この王国中を探しても一人もいないだろう。
そもそも私は、王都で結婚しようとすると、男性がこぞって逃げ出すような女なのだから、彼のその準備は必要ないのだ。
オースティン様は、戦地に行っていたけど、王自ら私の評判はすこぶる悪いと言っていたから、知っているはずだけれども。
本当はそんな必要はないのに、私を守ろうとしてくれるオースティン様、大好きです。
私は嬉さが込み上げて、思わず彼に抱きついた。
もう、こうなったら私だって、人目なんて気にしない。
そんな私を、オースティン様はそっと抱き返し、優しく頭を撫でながら囁く。
「早速だけど、この後、ドレス工房の者を呼んである。
僕と一緒にウェディングドレスと、君の新しいドレスを作ろう。
この前、舞踏会で来たドレスも似合っていたけど、これからはもっと必要になる。
これから先、僕が出席する舞踏会や食事会には、必ず君も同伴してもらうよ。」
その後、ウェディングドレスと二人の揃いの衣裳作りは10着以上に及んだ。
そして、それに合わせる宝石や小物類まで、一つ一つにオースティン様の細やかなチェックが入り、そのセンスの良さにも驚いた。
今まで私のドレスを褒めてくれたことはあっても、彼の口から私に着せたいドレスの好みなどを話しているのを初めて見た。
二人の衣裳のどこをお揃いにするかを、工房の方とオースティン様が話しているのを見ると、もう私は口出しできないほど、真剣に話し合っている。
「エミリアは首のラインが綺麗だから、他の男に見せたくないんだよ。」
「では、レースで隠す方法もありますけれども、フォーマルなイメージが強くなりすぎて、夜会では肩苦しい印象を与えるかと。
そこは、オースティン様がピッタリとそばにいらっしゃれば、誰も、エミリア様をまじまじと見つめることはできません。」
「それなら、しょうがないか。
僕がエミリアに他の男達が近づかないように、見張るしかないね。」
オースティン様、ウェディングドレスはともかく、ドレスって今そんなにいります?
と言いそうになるが、グッと堪え、私は聞かれた質問に頷くのが精一杯であった。
オースティン様の新しいステージは、言葉も態度も甘すぎて、次第に私もその波にのまれていく。
けれど、邸の皆さんは微笑ましいものを見ているような眼差しで、すでに慣れてしまっている。
今だ慣れていないのは私だけなの?
「さあ、エミリア、こっちも食べてごらん。
とても美味しいよ。」
オースティン様は食堂に、ペアシートを製作させて、二人で並んでお食事している。
もう彼に抱えられて、ご飯を食べることには慣れた。
でも、食べさせてもらうまでがセットだとは。
私はもうすべてを受け入れて、彼が差し出すフルーツを食べるために、口を開けた。
周りには、クローネやメルビンもいるけれど、もうそれは仕方がない。
どんなに恥ずかしくても、オースティン様は王が認めた婚約者様だから。
彼が望むのなら、従うわ。
それに私を見て微笑んでくれるオースティン様は、眩しいほどに美しい。
ほんの少し前までは、お話するのすら難しかった二人なのに、オースティン様が激変して、新しい関係になった。
「オースティン様、こういう感じはこれからも続くのですか?」
「もちろん。
僕の君への思いを態度で示しているだけだよ。
本当に僕は君が好きなんだ。
誤解されて、君を失うくらいなら、僕がしたいように思う存分するだけさ。」
「そうですか。」
「それに、こうしていれば、君は僕を意識してくれるだろうし、周りの目も変えることができるだろう。
君はもう僕のものなんだよ。
まずは君に理解してほしい。
君を奪うものがいたら、僕はいつだって、命をかけて戦う。
その準備はとうにできているから、エミリアは安心してていいからね。」
オースティン様は、いつの間にそんな準備をしたのだろうか?
彼は隣国と戦って勝利するほど、賢く優れた戦士であり、王から領地まで授かっている。
彼に敵う者など、この王国中を探しても一人もいないだろう。
そもそも私は、王都で結婚しようとすると、男性がこぞって逃げ出すような女なのだから、彼のその準備は必要ないのだ。
オースティン様は、戦地に行っていたけど、王自ら私の評判はすこぶる悪いと言っていたから、知っているはずだけれども。
本当はそんな必要はないのに、私を守ろうとしてくれるオースティン様、大好きです。
私は嬉さが込み上げて、思わず彼に抱きついた。
もう、こうなったら私だって、人目なんて気にしない。
そんな私を、オースティン様はそっと抱き返し、優しく頭を撫でながら囁く。
「早速だけど、この後、ドレス工房の者を呼んである。
僕と一緒にウェディングドレスと、君の新しいドレスを作ろう。
この前、舞踏会で来たドレスも似合っていたけど、これからはもっと必要になる。
これから先、僕が出席する舞踏会や食事会には、必ず君も同伴してもらうよ。」
その後、ウェディングドレスと二人の揃いの衣裳作りは10着以上に及んだ。
そして、それに合わせる宝石や小物類まで、一つ一つにオースティン様の細やかなチェックが入り、そのセンスの良さにも驚いた。
今まで私のドレスを褒めてくれたことはあっても、彼の口から私に着せたいドレスの好みなどを話しているのを初めて見た。
二人の衣裳のどこをお揃いにするかを、工房の方とオースティン様が話しているのを見ると、もう私は口出しできないほど、真剣に話し合っている。
「エミリアは首のラインが綺麗だから、他の男に見せたくないんだよ。」
「では、レースで隠す方法もありますけれども、フォーマルなイメージが強くなりすぎて、夜会では肩苦しい印象を与えるかと。
そこは、オースティン様がピッタリとそばにいらっしゃれば、誰も、エミリア様をまじまじと見つめることはできません。」
「それなら、しょうがないか。
僕がエミリアに他の男達が近づかないように、見張るしかないね。」
オースティン様、ウェディングドレスはともかく、ドレスって今そんなにいります?
と言いそうになるが、グッと堪え、私は聞かれた質問に頷くのが精一杯であった。
オースティン様の新しいステージは、言葉も態度も甘すぎて、次第に私もその波にのまれていく。
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