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第180話 亜人達の受け入れの相談
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年を越し、魔の森の畑では順調に生育が進んでおり、収穫も思ったよりも早くできそうなのである。やはり、温暖な気候が生育を早くしているのだろう。ただ、収穫が前倒しになる分、若干収量が少なくならないか心配である。それでも、五万人分の食料の目処がたったので、僕は街道沿いにいる亜人を受け入れることを決意した。
本来であれば、受け入れのための準備や計画を事前にしなければいけなかったのだが、今回は受け入れが出来るか分からなかったので、食料の目処が立ったからということにしていたのだ。僕はゴードンとライル、ルドを呼び出し、受け入れの計画を考えることにした。結局、雪が吹雪いていたため、集まったのは数日経ってからだった。
「ルドにライル、ゴードン集まってくれた助かった。今回集まってもらったのは、三万人の亜人の受け入れについてだ。結論から言うが、魔の森の畑は順調に生育が進んでいて、収穫は十分に見込めると判断した。僕は受け入れをしても、食料の問題はないと思っている。今回は、その受け入れのための相談をしたいのだ」
僕がそういうと、まっ先に発言をしたのは、意外にもライルだった。ライルは基本的には、聞かれたことに答えるだけで率先して意見を言うというはあまりない。
「村長さん。実はそれについて、以前から街道に砦を建設するという話があったのは覚えているか?」
もちろんだ。王国から侵攻された場合、真っ先に攻撃を受ける場所は街道に面しているラエルの街だ。公国にとってラエルの街は非常に重要な場所だ。当初は、街を防衛すれば、村全体を守ることが出来るため、利用していたが、今では、広大な農地が広がり、住民も多く住むようになった。このような場所を戦場にすることができなくなってきた。そのため、純粋に防衛拠点としての砦が必要になってきたのだ。場所については、ライルに一任していたところだ。
「砦は、ラエルの街から100キロメートルほど西に向かった街道上に作る予定だ。ラエルの街から遠すぎず、王国側の道が狭く、逆に公国側は広がっている、防衛にはうってつけの場所になるだろう。さらに言えば、元ガムド子爵領だ。あそこは、公国内の飛び地だ。直線距離だと大したことはないが、兵を動かす道が迂回路しかない。そこを抑えられてしまうと、ガムド子爵領は敵に取られたも同然となる。砦を築けば、その迂回路もこちら側で完全に確保することが出来るって訳だ。オレは、これほどの場所はなかなかないとおもうぞ」
なるほど。たしかに子爵領のことも考慮に入れなければならないのか。僕の頭の中で地図を思い浮かべて、想像してみる。王都から東にずっと街道が続いている。ラエルの街から王都まで約600キロメートル。そして、砦は、街から100キロメートルの場所。公国側に向かうと、街道は北と東に分岐する。北の街道はまっすぐガムド子爵領の領都に繋がっている。一方、東はラエルの街だ。こうやって考えると、なるほど、理にかなっているな。しかし、何もないところにぽつんと砦を築くだけでいいものなのか? それだけで王国軍からの侵攻を防ぐことは出来るのだろうか。
「ここまで、大丈夫か? 話を続けるぞ。砦の近くに、物資の集積場と兵の休憩場を兼ねた街を作ってもらいたいんだ。そのために亜人を街作りに当ててもらいたいというのがオレの意見だ」
ふむ。たしかに砦近くに街があれば、いろいろと便利だろう。さらに、農地を広げれば、それだけで兵を養っていけるようになる。さらに、砦だけではなく、ガムド子爵領との間の物流の拠点にすることもできそうだ。そうであれば、大きな街を作るというの良いかもしれない。ただ、問題は、アウーディア石の効果が及ぶかが問題だ。実験では、40キロメートル程度が限界だ。それを超えるためには、間に共鳴するための石を設置しなければならない。しかし、その性質上、管理が出来る場所でなければならない。
ライルの言う砦が街から100キロメートル離れていることを考えると、少なくとも間に二つは村なり街を作らなければならない。少なくとも三万人の亜人達で、三つの街と村を作るというの可能なのだろうか。僕は、ライルの意見に賛成をし、ルドとゴードンも賛成の意志を示した。僕は、ゴードンに街と村について話をした。
「ロッシュ村長の考え通り、街と村を三箇所作らなければ、うまく農地を広げることは難しそうですな。現状、石の影響を受けていない場所は、かなりの荒れ地と化しておりまして、十分な収穫を見込めないでしょう。ただ、亜人を分散して村や街を興させるというのは、賛成できません。まだ、彼らを十分に信頼できるほど、時間が経っておりませんから」
やはり、問題はそこか。亜人との信頼関係は必ず問題になるだろう。そうであれば、信頼のある人物を送り、その者の下に亜人を付けさせるというのが今出来る限界だろう。ただ、それをやると僕が亜人達を疑っていると見られないだろうか。僕がそんな疑問をいうと、ルドが答えた。
「そんな心配は無用だろう。向こうの亜人たちだって、信頼がないのは分かっていることだろう。それに利害関係は完全に一致しているはずだ。向こうは衣食住を要求していて、こちらは街作りに協力してもらう。これだけはっきりとしていれば、問題はほとんど起こらないだろう。ただ、自警団だけは各村や街においたほうが良いだろうな。それはただの治安のためだが」
そういうものか。ならば亜人達を分散して、街や村作りをさせ、そこに住まわせるというのは問題ないのだな。とすると自警団の確保が問題か。ライルの意見を聞くと、問題ないようだ。今は、自警団は、予備軍人的な位置づけになっているため、かなりの人数を確保しているようだ。そのため、村や街に派遣しても、支障はないようだ。
ここまで、決まれば後は具体的な話になってくるな。町や村作りには、途方もない資材が必要となる。新村を作る際もかなりの資材を使ってしまったから、在庫が心配になるが。どうだ? ゴードン。
「そうですな。まだ、試算してみないことにはなんとも言えませんが。鉄、木材がやはり不足する可能性は高いですな。新村では、森があったため、木材の調達は然程難しくはなかったですが、街道沿いに森はあるのでしょうか? なければ、ラエルの街から運搬ということになるので、それだけでもかなりの時間を必要とするでしょう。鉄もやはり運搬だけが頼りですから。近くに鉱山があるといいのですが」
運搬となると時間をかなり食うのは当然だな。運搬となると砦だけで一週間以上はかかるだろう。荷車の数を考えても、十分な量を賄うことは難しいだろう。しかも、外は大雪だ。とても満足の行く状況ではないだろう。となると、建材となる木が生えている森を見つけることと鉱山の発見が何よりも重要となるか。これについては、亜人に聞くのが早いだろう。
次に考えるのは、街や村の規模だな。これは人口にだいたい比例するが、砦近くの街は、物資の集積場という目的がある以上、物流の拠点とするのがもっとも効率的だろう。一方、石を設置するためだけの村は完全に農村という位置づけだ。街道周辺に海はなく、漁村にすることも出来ない。そうなると、農村には二千人ほどいれば、十分だろう。街に二万五千人、村に各二千五百人ほどがいいだろう。これについては、特に反対が出ることはなかった。
これで、亜人達の受け入れについて、話はまとまったことになる。僕は、ライルに亜人達の代表であるロドリスと面会するための段取りを取ってもらうように頼み、解散となった。
本来であれば、受け入れのための準備や計画を事前にしなければいけなかったのだが、今回は受け入れが出来るか分からなかったので、食料の目処が立ったからということにしていたのだ。僕はゴードンとライル、ルドを呼び出し、受け入れの計画を考えることにした。結局、雪が吹雪いていたため、集まったのは数日経ってからだった。
「ルドにライル、ゴードン集まってくれた助かった。今回集まってもらったのは、三万人の亜人の受け入れについてだ。結論から言うが、魔の森の畑は順調に生育が進んでいて、収穫は十分に見込めると判断した。僕は受け入れをしても、食料の問題はないと思っている。今回は、その受け入れのための相談をしたいのだ」
僕がそういうと、まっ先に発言をしたのは、意外にもライルだった。ライルは基本的には、聞かれたことに答えるだけで率先して意見を言うというはあまりない。
「村長さん。実はそれについて、以前から街道に砦を建設するという話があったのは覚えているか?」
もちろんだ。王国から侵攻された場合、真っ先に攻撃を受ける場所は街道に面しているラエルの街だ。公国にとってラエルの街は非常に重要な場所だ。当初は、街を防衛すれば、村全体を守ることが出来るため、利用していたが、今では、広大な農地が広がり、住民も多く住むようになった。このような場所を戦場にすることができなくなってきた。そのため、純粋に防衛拠点としての砦が必要になってきたのだ。場所については、ライルに一任していたところだ。
「砦は、ラエルの街から100キロメートルほど西に向かった街道上に作る予定だ。ラエルの街から遠すぎず、王国側の道が狭く、逆に公国側は広がっている、防衛にはうってつけの場所になるだろう。さらに言えば、元ガムド子爵領だ。あそこは、公国内の飛び地だ。直線距離だと大したことはないが、兵を動かす道が迂回路しかない。そこを抑えられてしまうと、ガムド子爵領は敵に取られたも同然となる。砦を築けば、その迂回路もこちら側で完全に確保することが出来るって訳だ。オレは、これほどの場所はなかなかないとおもうぞ」
なるほど。たしかに子爵領のことも考慮に入れなければならないのか。僕の頭の中で地図を思い浮かべて、想像してみる。王都から東にずっと街道が続いている。ラエルの街から王都まで約600キロメートル。そして、砦は、街から100キロメートルの場所。公国側に向かうと、街道は北と東に分岐する。北の街道はまっすぐガムド子爵領の領都に繋がっている。一方、東はラエルの街だ。こうやって考えると、なるほど、理にかなっているな。しかし、何もないところにぽつんと砦を築くだけでいいものなのか? それだけで王国軍からの侵攻を防ぐことは出来るのだろうか。
「ここまで、大丈夫か? 話を続けるぞ。砦の近くに、物資の集積場と兵の休憩場を兼ねた街を作ってもらいたいんだ。そのために亜人を街作りに当ててもらいたいというのがオレの意見だ」
ふむ。たしかに砦近くに街があれば、いろいろと便利だろう。さらに、農地を広げれば、それだけで兵を養っていけるようになる。さらに、砦だけではなく、ガムド子爵領との間の物流の拠点にすることもできそうだ。そうであれば、大きな街を作るというの良いかもしれない。ただ、問題は、アウーディア石の効果が及ぶかが問題だ。実験では、40キロメートル程度が限界だ。それを超えるためには、間に共鳴するための石を設置しなければならない。しかし、その性質上、管理が出来る場所でなければならない。
ライルの言う砦が街から100キロメートル離れていることを考えると、少なくとも間に二つは村なり街を作らなければならない。少なくとも三万人の亜人達で、三つの街と村を作るというの可能なのだろうか。僕は、ライルの意見に賛成をし、ルドとゴードンも賛成の意志を示した。僕は、ゴードンに街と村について話をした。
「ロッシュ村長の考え通り、街と村を三箇所作らなければ、うまく農地を広げることは難しそうですな。現状、石の影響を受けていない場所は、かなりの荒れ地と化しておりまして、十分な収穫を見込めないでしょう。ただ、亜人を分散して村や街を興させるというのは、賛成できません。まだ、彼らを十分に信頼できるほど、時間が経っておりませんから」
やはり、問題はそこか。亜人との信頼関係は必ず問題になるだろう。そうであれば、信頼のある人物を送り、その者の下に亜人を付けさせるというのが今出来る限界だろう。ただ、それをやると僕が亜人達を疑っていると見られないだろうか。僕がそんな疑問をいうと、ルドが答えた。
「そんな心配は無用だろう。向こうの亜人たちだって、信頼がないのは分かっていることだろう。それに利害関係は完全に一致しているはずだ。向こうは衣食住を要求していて、こちらは街作りに協力してもらう。これだけはっきりとしていれば、問題はほとんど起こらないだろう。ただ、自警団だけは各村や街においたほうが良いだろうな。それはただの治安のためだが」
そういうものか。ならば亜人達を分散して、街や村作りをさせ、そこに住まわせるというのは問題ないのだな。とすると自警団の確保が問題か。ライルの意見を聞くと、問題ないようだ。今は、自警団は、予備軍人的な位置づけになっているため、かなりの人数を確保しているようだ。そのため、村や街に派遣しても、支障はないようだ。
ここまで、決まれば後は具体的な話になってくるな。町や村作りには、途方もない資材が必要となる。新村を作る際もかなりの資材を使ってしまったから、在庫が心配になるが。どうだ? ゴードン。
「そうですな。まだ、試算してみないことにはなんとも言えませんが。鉄、木材がやはり不足する可能性は高いですな。新村では、森があったため、木材の調達は然程難しくはなかったですが、街道沿いに森はあるのでしょうか? なければ、ラエルの街から運搬ということになるので、それだけでもかなりの時間を必要とするでしょう。鉄もやはり運搬だけが頼りですから。近くに鉱山があるといいのですが」
運搬となると時間をかなり食うのは当然だな。運搬となると砦だけで一週間以上はかかるだろう。荷車の数を考えても、十分な量を賄うことは難しいだろう。しかも、外は大雪だ。とても満足の行く状況ではないだろう。となると、建材となる木が生えている森を見つけることと鉱山の発見が何よりも重要となるか。これについては、亜人に聞くのが早いだろう。
次に考えるのは、街や村の規模だな。これは人口にだいたい比例するが、砦近くの街は、物資の集積場という目的がある以上、物流の拠点とするのがもっとも効率的だろう。一方、石を設置するためだけの村は完全に農村という位置づけだ。街道周辺に海はなく、漁村にすることも出来ない。そうなると、農村には二千人ほどいれば、十分だろう。街に二万五千人、村に各二千五百人ほどがいいだろう。これについては、特に反対が出ることはなかった。
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