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第七章 王都
第四百二十一話 ユキちゃん大活躍!
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シシーさんはこの後お仕事があるそうなので、僕たちは個室から退室しました。
冒険者ギルドの中は、まだまだ受付をする人が沢山いてガヤガヤとしていますね。
今日は何も依頼を受けないので、足早に冒険者ギルドを立ち去ろうとしました。
すると、酔っぱらいの冒険者が僕たちに絡んできました。
「ああ? ここはガキが来るところじゃねーぞ!」
「ガキのくせして、綺麗なねーちゃんを連れているぞ」
「へへ、ねーちゃんを置いていきな。俺たちが可愛がってやるぞ」
どうもこの酔っぱらい冒険者は、僕と一緒にいるジェシカさんに興味を持ったみたいです。
気持ち悪い笑みを浮かべて近づいてくるので、僕もシロちゃんもプンプンです。
でも、一番プンプンしていたのはこの一匹でした。
「ねーちゃん、へへ、俺たちときて……」
ひゅん、バシッ!
「うがあーーー!」
バタリ。
一番怒っていたのは、なんとユキちゃんでした。
ニタニタとした笑みを浮かべた男は背の小さいユキちゃんに全く気づいておらず、ユキちゃんの強烈な一撃に気づかずに悶絶しながら倒れました。
ユキちゃん、股間に思いっきりパンチするのは流石にキツイと思うよ。
シャキン。
すると、残りの二人が懐からナイフを抜きました。
酔っぱらっている上に、完全に頭にきていますね。
「このちび犬が!」
「何しやがる!」
ひゅん、ひゅん、ひゅん。
酔っぱらいは頭にきてユキちゃんに何回もナイフを振り回すけど、動きが悪いしシロちゃんとの手合わせの方が圧倒的に早いね。
ユキちゃんはナイフを簡単に避けていて、隙をついて一気に男に近づきました。
バキン、ボカン。
「「うがあー!」」
「アオン」
バタリ。
だから、ユキちゃんも男の股間を前脚で思いっきりぶち抜かないの。
二人とも、口から泡を吐きながら倒れちゃったじゃない。
つまらなそうに一鳴きしてから、ユキちゃんは僕たちのところに戻ってきました。
念の為に、僕とシロちゃんもいつでも飛び出せる準備をしていたけどね。
「その馬鹿どもを牢にぶち込め。一般人に対する脅迫と、ギルド内でナイフを抜いた現行犯だ」
「「「はっ」」」
受付で様子を見ていたシシーさんが、すぐさま屈強な職員に指示を出します。
といっても、三人とも完全に伸びているので、担架に乗せられて運ばれました。
ちなみに、ジェシカさんは冒険者登録していないので、フランソワーズ公爵家に勤めている一般人です。
冒険者が一般人にちょっかいを出すのは、とっても駄目なことですね。
「シシーさん、僕たちも残りますか?」
「レオ君たちは残らなくて良い。全てこの目で見ていたからね」
シシーさんも、フフッと不敵にニヤリとしていました。
あの冒険者は、暫くして復活したら厳しい取り調べが待ってるね。
若干冒険者ギルド内がざわざわとしているけど、僕たちは全く気にせずに冒険者ギルドを出て馬車に乗り込みました。
「皆さま、助けて頂き本当にありがとうございます」
馬車の中で、ジェシカさんが深々とお礼をしてきました。
でも、大した相手じゃないし、酔っぱらい冒険者を倒したのはユキちゃんだもんね。
「ユキちゃんが、とっても頑張ってくれましたから」
「アオン!」
「ふふ、そうですわね。ユキちゃん、ありがとうございます」
ユキちゃんも、ジェシカさんに気持ちいいところを撫でられてご機嫌です。
それに、僕もシロちゃんもあんな冒険者には慣れてるし、ユキちゃんにとっては良い機会だったのかも。
こうして、フランソワーズ公爵家に一時間もかからずに戻ってきました。
ちなみに、フランソワーズ公爵家から冒険者ギルドまでの道順もバッチリ覚えました。
「あら、レオ君お帰りなさい。早かったわね」
「冒険者ギルドで手続きするだけですので。指名依頼の話もありました」
「流石はレオ君ね、中に入って」
モニカさんが僕を出迎えてくれたけど、クリスちゃんたちの姿が見当たりません。
どうしてかなと思ったら、その理由を教えてくれました。
「みんな勉強をしているのよ。今日は王城に行くから、早めにやっているのよ」
「えーっと、僕も勉強をやった方が良いですか?」
「うーん、一緒にいてくれると他の子のモチベーションも高くなるんだよね」
ちょっと考える素振りをモニカさんがしたので、せっかくなので勉強している部屋に行きました。
すると、そこには疲れ果てている三人の姿が。
「「「ふしゅ……」」」
三人とも、机に突っ伏しています。
まるで、頭から煙が出ているみたいですよ。
ターニャさんがいたので、何があったかを教えてもらいました。
「うーん、ちょっと難しい問題を出しただけなのよ」
「「「難しすぎ!」」」
三人が苦笑しているターニャさんにブーブーと文句を言っているけど、大変な勉強だったんだ。
せっかくなので、僕も一緒に勉強する事になりました。
シロちゃんがユキちゃんに勉強を教えるみたいだけど、シロはとっても頭が良いもんね。
こうして、もう一時間みんなで勉強を頑張る事になりました。
冒険者ギルドの中は、まだまだ受付をする人が沢山いてガヤガヤとしていますね。
今日は何も依頼を受けないので、足早に冒険者ギルドを立ち去ろうとしました。
すると、酔っぱらいの冒険者が僕たちに絡んできました。
「ああ? ここはガキが来るところじゃねーぞ!」
「ガキのくせして、綺麗なねーちゃんを連れているぞ」
「へへ、ねーちゃんを置いていきな。俺たちが可愛がってやるぞ」
どうもこの酔っぱらい冒険者は、僕と一緒にいるジェシカさんに興味を持ったみたいです。
気持ち悪い笑みを浮かべて近づいてくるので、僕もシロちゃんもプンプンです。
でも、一番プンプンしていたのはこの一匹でした。
「ねーちゃん、へへ、俺たちときて……」
ひゅん、バシッ!
「うがあーーー!」
バタリ。
一番怒っていたのは、なんとユキちゃんでした。
ニタニタとした笑みを浮かべた男は背の小さいユキちゃんに全く気づいておらず、ユキちゃんの強烈な一撃に気づかずに悶絶しながら倒れました。
ユキちゃん、股間に思いっきりパンチするのは流石にキツイと思うよ。
シャキン。
すると、残りの二人が懐からナイフを抜きました。
酔っぱらっている上に、完全に頭にきていますね。
「このちび犬が!」
「何しやがる!」
ひゅん、ひゅん、ひゅん。
酔っぱらいは頭にきてユキちゃんに何回もナイフを振り回すけど、動きが悪いしシロちゃんとの手合わせの方が圧倒的に早いね。
ユキちゃんはナイフを簡単に避けていて、隙をついて一気に男に近づきました。
バキン、ボカン。
「「うがあー!」」
「アオン」
バタリ。
だから、ユキちゃんも男の股間を前脚で思いっきりぶち抜かないの。
二人とも、口から泡を吐きながら倒れちゃったじゃない。
つまらなそうに一鳴きしてから、ユキちゃんは僕たちのところに戻ってきました。
念の為に、僕とシロちゃんもいつでも飛び出せる準備をしていたけどね。
「その馬鹿どもを牢にぶち込め。一般人に対する脅迫と、ギルド内でナイフを抜いた現行犯だ」
「「「はっ」」」
受付で様子を見ていたシシーさんが、すぐさま屈強な職員に指示を出します。
といっても、三人とも完全に伸びているので、担架に乗せられて運ばれました。
ちなみに、ジェシカさんは冒険者登録していないので、フランソワーズ公爵家に勤めている一般人です。
冒険者が一般人にちょっかいを出すのは、とっても駄目なことですね。
「シシーさん、僕たちも残りますか?」
「レオ君たちは残らなくて良い。全てこの目で見ていたからね」
シシーさんも、フフッと不敵にニヤリとしていました。
あの冒険者は、暫くして復活したら厳しい取り調べが待ってるね。
若干冒険者ギルド内がざわざわとしているけど、僕たちは全く気にせずに冒険者ギルドを出て馬車に乗り込みました。
「皆さま、助けて頂き本当にありがとうございます」
馬車の中で、ジェシカさんが深々とお礼をしてきました。
でも、大した相手じゃないし、酔っぱらい冒険者を倒したのはユキちゃんだもんね。
「ユキちゃんが、とっても頑張ってくれましたから」
「アオン!」
「ふふ、そうですわね。ユキちゃん、ありがとうございます」
ユキちゃんも、ジェシカさんに気持ちいいところを撫でられてご機嫌です。
それに、僕もシロちゃんもあんな冒険者には慣れてるし、ユキちゃんにとっては良い機会だったのかも。
こうして、フランソワーズ公爵家に一時間もかからずに戻ってきました。
ちなみに、フランソワーズ公爵家から冒険者ギルドまでの道順もバッチリ覚えました。
「あら、レオ君お帰りなさい。早かったわね」
「冒険者ギルドで手続きするだけですので。指名依頼の話もありました」
「流石はレオ君ね、中に入って」
モニカさんが僕を出迎えてくれたけど、クリスちゃんたちの姿が見当たりません。
どうしてかなと思ったら、その理由を教えてくれました。
「みんな勉強をしているのよ。今日は王城に行くから、早めにやっているのよ」
「えーっと、僕も勉強をやった方が良いですか?」
「うーん、一緒にいてくれると他の子のモチベーションも高くなるんだよね」
ちょっと考える素振りをモニカさんがしたので、せっかくなので勉強している部屋に行きました。
すると、そこには疲れ果てている三人の姿が。
「「「ふしゅ……」」」
三人とも、机に突っ伏しています。
まるで、頭から煙が出ているみたいですよ。
ターニャさんがいたので、何があったかを教えてもらいました。
「うーん、ちょっと難しい問題を出しただけなのよ」
「「「難しすぎ!」」」
三人が苦笑しているターニャさんにブーブーと文句を言っているけど、大変な勉強だったんだ。
せっかくなので、僕も一緒に勉強する事になりました。
シロちゃんがユキちゃんに勉強を教えるみたいだけど、シロはとっても頭が良いもんね。
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