275 / 585
第六章 バーボルド伯爵領
第三百七十話 久々の再会です
しおりを挟む
バーボルド伯爵領への旅も、早くも三日目に入りました。
今日も朝早く起きて、軽く訓練をしてから旅の支度をします。
「シロちゃん、今日はどんな街に行くのかな? 何だか楽しみだね」
早ければ明日にはバーボルド伯爵領に着くけど、やっぱり旅の途中で行く街もどんなところなのかとっても楽しみです。
僕とシロちゃんは、ちょっとワクワクしながら朝食のパンを食べていました。
パカパカパカ。
「うーん、今日もお空に雲がいっぱいだね。もしかしたら、雪が降ってきちゃうかもしれない」
僕達を乗せた馬車は、定刻通りに男爵領の馬車乗り場を出発しました。
今日も、沢山の人が馬車に乗っているよ。
僕がお空を見ながらシロちゃんと話をしたけど、シロちゃんは雪と聞いてテンションが上がっていました。
シロちゃんもサンダーランド辺境伯領で何回か雪を見ていたけど、その度にテンションが上がっていたっけ。
雪に喜ぶスライムってのも、何だか可愛いよね。
でも、外は寒いのでシロちゃんは今日も僕の服の中に入ってぬくぬくしています。
ちらちらちら。
「あっ、ちょっとだけ雪が降ってきたよ」
僕が空から降ってきた雪を見つけたら、シロちゃんがぴょんと服の中から僕の頭にとびのりました。
そして、僕の頭の上で雪を見てぷよぷよと嬉しそうに震えていました。
「わあ、スライムが踊っているよ!」
「このスライムはね、雪を見て喜んでいるんだよ」
「そーなんだ!」
馬車に同乗していた僕よりも小さな女の子が、僕の頭の上でくねくねしているシロちゃんを見て喜んでいました。
確かに、今のシロちゃんは僕の頭の上で踊っている様に見えるね。
シロちゃんは、ひとしきり雪を堪能したら再び僕の服の中に入ってきました。
降っている雪も少しだけだったし、シロちゃんも寒くなっちゃったみたいです。
パカパカパカ。
その後も馬車は問題なく街道を進んでいき、無事に目的地の子爵領に到着しました。
今日は雪も降るくらい寒かったから、動物も魔物もぬくぬくとしていたのかもしれないね。
僕とシロちゃんは、馬車乗り場から移動して今夜泊まる宿を探しに街を歩きました。
「えーっと、今日はどんな宿に泊まろうかな? シロちゃん、良い宿ってありそう?」
僕とシロちゃんは、辺りをキョロキョロと見回しながら宿を探していました。
王都に近くなったからなのか、色々な種類の宿が建っています。
迷った時はシロちゃんの勘に頼る事にしているので、僕はシロちゃんが選んだ感じの良い宿に入りました。
「すみません、一泊お願いします」
「あら、可愛い坊やね。いま鍵を準備するから、ちょっと待っていて」
宿に入ると、若いおかみさんが僕とシロちゃんを出迎えてくれました。
部屋は一階にある一室で、二段ベッドが置いてある簡易的な部屋です。
部屋の確認を終えたら、おかみさんに夕食の事を聞いてみました。
「うちの宿の隣に、とても良い食堂があるわよ。冒険者も多く利用しているから、レオ君にも合うかもね」
という事で、さっそくお勧めしてくれた宿のお隣の食堂に向かいました。
酒場にもなっていて、とっても活気のある食堂です。
僕とシロちゃんは、カウンター席に座りました。
「いらっしゃい、可愛いお客さんだね」
「えーっと、お肉定食を半分のサイズでできますか? あと、ジュースもお願いします」
「直ぐに準備をするから、ちょっとまってな」
食堂のおじさんが、僕の注文を聞いたらあっという間に料理を始めました。
物凄く手際が良くて、如何にも職人さんって感じだよ。
ドン。
「あいよ、いっぱい食べろよ」
少しして出てきたお肉定食を、僕はシロちゃんと一緒に頬張ります。
うーん、お肉の旨みに加えてかかっているタレもとっても美味しいよ。
シロちゃんと一緒にお肉定食を完食したら、何だかテーブル席の方が何だかざわざわしているよ。
ジュースを飲みながら何だろうと、騒ぎを起こしているテーブルの方に視線を向けました。
「何だと! 俺があの黒髪の魔術師と依頼を受けたってのは嘘だっていうのかよ!」
「嘘に決まっているだろうが。レオは指名依頼ばっかりだから、他の冒険者と行動する事は殆どないぞ」
「そうだな。下手な嘘をついたら、レオのバックについている大貴族が黙っていないだろうな」
あれ?
前にも何回かあった僕と一緒に冒険をしたという嘘を言っている冒険者の件だけど、嘘をついている冒険者に同席している冒険者が的確な指摘をしている。
そして、僕とシロちゃんはそのテーブルの方に歩いて行きました。
「あっ、おじさん久しぶりです!」
「おお、レオか。大きくなったな」
「ははは、期せずして本物が目の前に現れたな」
「はっ?」
的確な指摘をしていた冒険者は、アマード子爵領からコバルトブルー直轄領までユリアさんとイリアさんと一緒に旅をした冒険者でした。
懐かしい人に会えて、僕もシロちゃんもとっても嬉しくなっちゃいました。
一方で、嘘をついていた冒険者は何が何だか分からない表情をしていました。
「レオの噂は良く聞いていたぞ。俺らは、王都や周辺の領地に拠点を移して活動していたんだ」
「実はな、レオの知り合いって事で俺らにもすり寄ってくる馬鹿な冒険者が増えたんだよ。だから、思い切って拠点を変更したんだ。まあ、馬鹿をした冒険者は別件で捕まっていたけどな」
何故ここで出会ったのかを教えてくれたけど、コバルトブルーレイク直轄領で馬鹿をした冒険者が他にもいたんだ。
本当に悪い冒険者っているんだね。
ここで、嘘をついていた冒険者が僕の正体に気が付いたみたいです。
「えっ、えっ、もしかして本物の黒髪の魔術師?」
「えーっと、周りからそう言われています。これが証拠の冒険者カードです」
「ほ、本物だ……」
嘘をついていた冒険者は、僕の冒険者カードを見て思わず固まってしまいました。
そして、それ以降は黙り込んでしまいました。
逃げようとしても、逃げられない状況になってしまったからです。
「レオ、今まで何があったか教えてくれ。きっとレオの事だから、とんでもない事をしたんだろうな」
「ぼ、僕はそんなに凄い事はしていませんよ」
「ははは、レオの普通は普通じゃないからな」
僕とシロちゃんもテーブル席に座ると、沢山の冒険者が僕達の周囲に集まってきました。
そして、僕がどうしていたかを話す事になりました。
因みに、僕とシロちゃんが食べたお肉定食は他の冒険者が話を聞かせてくれたお礼として払ってくれました。
そして嘘をついていた冒険者は所持金が殆どなくて、食い逃げ犯として子爵領の守備隊の人に連行されました。
今日も朝早く起きて、軽く訓練をしてから旅の支度をします。
「シロちゃん、今日はどんな街に行くのかな? 何だか楽しみだね」
早ければ明日にはバーボルド伯爵領に着くけど、やっぱり旅の途中で行く街もどんなところなのかとっても楽しみです。
僕とシロちゃんは、ちょっとワクワクしながら朝食のパンを食べていました。
パカパカパカ。
「うーん、今日もお空に雲がいっぱいだね。もしかしたら、雪が降ってきちゃうかもしれない」
僕達を乗せた馬車は、定刻通りに男爵領の馬車乗り場を出発しました。
今日も、沢山の人が馬車に乗っているよ。
僕がお空を見ながらシロちゃんと話をしたけど、シロちゃんは雪と聞いてテンションが上がっていました。
シロちゃんもサンダーランド辺境伯領で何回か雪を見ていたけど、その度にテンションが上がっていたっけ。
雪に喜ぶスライムってのも、何だか可愛いよね。
でも、外は寒いのでシロちゃんは今日も僕の服の中に入ってぬくぬくしています。
ちらちらちら。
「あっ、ちょっとだけ雪が降ってきたよ」
僕が空から降ってきた雪を見つけたら、シロちゃんがぴょんと服の中から僕の頭にとびのりました。
そして、僕の頭の上で雪を見てぷよぷよと嬉しそうに震えていました。
「わあ、スライムが踊っているよ!」
「このスライムはね、雪を見て喜んでいるんだよ」
「そーなんだ!」
馬車に同乗していた僕よりも小さな女の子が、僕の頭の上でくねくねしているシロちゃんを見て喜んでいました。
確かに、今のシロちゃんは僕の頭の上で踊っている様に見えるね。
シロちゃんは、ひとしきり雪を堪能したら再び僕の服の中に入ってきました。
降っている雪も少しだけだったし、シロちゃんも寒くなっちゃったみたいです。
パカパカパカ。
その後も馬車は問題なく街道を進んでいき、無事に目的地の子爵領に到着しました。
今日は雪も降るくらい寒かったから、動物も魔物もぬくぬくとしていたのかもしれないね。
僕とシロちゃんは、馬車乗り場から移動して今夜泊まる宿を探しに街を歩きました。
「えーっと、今日はどんな宿に泊まろうかな? シロちゃん、良い宿ってありそう?」
僕とシロちゃんは、辺りをキョロキョロと見回しながら宿を探していました。
王都に近くなったからなのか、色々な種類の宿が建っています。
迷った時はシロちゃんの勘に頼る事にしているので、僕はシロちゃんが選んだ感じの良い宿に入りました。
「すみません、一泊お願いします」
「あら、可愛い坊やね。いま鍵を準備するから、ちょっと待っていて」
宿に入ると、若いおかみさんが僕とシロちゃんを出迎えてくれました。
部屋は一階にある一室で、二段ベッドが置いてある簡易的な部屋です。
部屋の確認を終えたら、おかみさんに夕食の事を聞いてみました。
「うちの宿の隣に、とても良い食堂があるわよ。冒険者も多く利用しているから、レオ君にも合うかもね」
という事で、さっそくお勧めしてくれた宿のお隣の食堂に向かいました。
酒場にもなっていて、とっても活気のある食堂です。
僕とシロちゃんは、カウンター席に座りました。
「いらっしゃい、可愛いお客さんだね」
「えーっと、お肉定食を半分のサイズでできますか? あと、ジュースもお願いします」
「直ぐに準備をするから、ちょっとまってな」
食堂のおじさんが、僕の注文を聞いたらあっという間に料理を始めました。
物凄く手際が良くて、如何にも職人さんって感じだよ。
ドン。
「あいよ、いっぱい食べろよ」
少しして出てきたお肉定食を、僕はシロちゃんと一緒に頬張ります。
うーん、お肉の旨みに加えてかかっているタレもとっても美味しいよ。
シロちゃんと一緒にお肉定食を完食したら、何だかテーブル席の方が何だかざわざわしているよ。
ジュースを飲みながら何だろうと、騒ぎを起こしているテーブルの方に視線を向けました。
「何だと! 俺があの黒髪の魔術師と依頼を受けたってのは嘘だっていうのかよ!」
「嘘に決まっているだろうが。レオは指名依頼ばっかりだから、他の冒険者と行動する事は殆どないぞ」
「そうだな。下手な嘘をついたら、レオのバックについている大貴族が黙っていないだろうな」
あれ?
前にも何回かあった僕と一緒に冒険をしたという嘘を言っている冒険者の件だけど、嘘をついている冒険者に同席している冒険者が的確な指摘をしている。
そして、僕とシロちゃんはそのテーブルの方に歩いて行きました。
「あっ、おじさん久しぶりです!」
「おお、レオか。大きくなったな」
「ははは、期せずして本物が目の前に現れたな」
「はっ?」
的確な指摘をしていた冒険者は、アマード子爵領からコバルトブルー直轄領までユリアさんとイリアさんと一緒に旅をした冒険者でした。
懐かしい人に会えて、僕もシロちゃんもとっても嬉しくなっちゃいました。
一方で、嘘をついていた冒険者は何が何だか分からない表情をしていました。
「レオの噂は良く聞いていたぞ。俺らは、王都や周辺の領地に拠点を移して活動していたんだ」
「実はな、レオの知り合いって事で俺らにもすり寄ってくる馬鹿な冒険者が増えたんだよ。だから、思い切って拠点を変更したんだ。まあ、馬鹿をした冒険者は別件で捕まっていたけどな」
何故ここで出会ったのかを教えてくれたけど、コバルトブルーレイク直轄領で馬鹿をした冒険者が他にもいたんだ。
本当に悪い冒険者っているんだね。
ここで、嘘をついていた冒険者が僕の正体に気が付いたみたいです。
「えっ、えっ、もしかして本物の黒髪の魔術師?」
「えーっと、周りからそう言われています。これが証拠の冒険者カードです」
「ほ、本物だ……」
嘘をついていた冒険者は、僕の冒険者カードを見て思わず固まってしまいました。
そして、それ以降は黙り込んでしまいました。
逃げようとしても、逃げられない状況になってしまったからです。
「レオ、今まで何があったか教えてくれ。きっとレオの事だから、とんでもない事をしたんだろうな」
「ぼ、僕はそんなに凄い事はしていませんよ」
「ははは、レオの普通は普通じゃないからな」
僕とシロちゃんもテーブル席に座ると、沢山の冒険者が僕達の周囲に集まってきました。
そして、僕がどうしていたかを話す事になりました。
因みに、僕とシロちゃんが食べたお肉定食は他の冒険者が話を聞かせてくれたお礼として払ってくれました。
そして嘘をついていた冒険者は所持金が殆どなくて、食い逃げ犯として子爵領の守備隊の人に連行されました。
1,906
お気に入りに追加
5,426
あなたにおすすめの小説

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います
登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」
「え? いいんですか?」
聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。
聖女となった者が皇太子の妻となる。
そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。
皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。
私の一番嫌いなタイプだった。
ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。
そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。
やった!
これで最悪な責務から解放された!
隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。
そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。

無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。